14 RSSの管理

WebCenter PortalのRSS機能を構成および管理します。

ノート:

Oracle WebCenter Portalでは、Jive機能(お知らせおよびディスカッション)のサポートが非推奨となりました。リリース12c (12.2.1.4.0)より前のリリースからアップグレードした場合、アップグレードしたインスタンスでJive機能は使用可能なままですが、これらの機能にOracleサポートは提供されません。次のリリースでは、アップグレードしたインスタンスでもJive機能は使用できなくなります。

権限:

この章のタスクを実行するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールでWebLogic ServerのAdminロール、WebCenter Portal管理を使用して付与されるAdministratorロールが付与されている必要があります。

ロールと権限の詳細は、「管理操作、ロールおよびツールの理解」を参照してください。

トピック:

RSSについて

RSS機能には、RSSビューアと、様々なWebCenter Portalツールおよびサービスからのニュース・フィードを表示するRSSサービスが含まれます。RSSビューアを使用すれば、複数の異なるWebサイトからの外部ニュース・フィードをWebCenter Portal内で表示できます。RSSは、ディスカッション、リストおよびお知らせを含む様々なポータル・リソースからコンテンツ更新情報を配信します。

RSSの前提条件

RSS機能はバックエンド・サーバーを必要としません。これを使用するために接続を設定する必要はありません。ただし、ネットワーク構成によっては、WebCenter Portalが外部RSSニュース・フィードのコンテンツを表示できるように、プロキシ・サーバーの設定が必要になる場合があります。

プロキシ・サーバーの設定

WebCenter Portalのアクティビティ・ストリームのタスク・フローで外部RSSニュース・フィードおよび外部リンクを有効化するには、プロキシ・サーバーが必要になります。RSSサービスおよびアクティビティ・ストリーム・サービスは、同じプロキシ・サーバー設定を共有します。

プロキシ・サーバーは、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して設定できます。

この項では、次の内容について説明します。

外部RSSニュース・フィードのためのプロキシ・サーバーの設定

WebCenter Portalで外部RSSニュース・フィードを使用できるようにするには、プロキシ・サーバーを設定する必要があります。

アクティビティ・ストリーム・タスク・フローで外部リンクを表示する場合は、プロキシ・サーバーも必要です。RSSとアクティビティ・ストリームは、同じプロキシ・サーバー設定を共有します。

Fusion Middleware ControlまたはWLSTのいずれかを使用して、プロキシ・サーバーを構成できます。

Fusion Middleware Controlを使用したプロキシ・サーバーの設定

Fusion Middleware Controlを使用してプロキシ・サーバーを設定するには:

  1. Fusion Middleware Controlにログオンし、WebCenter Portalのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから、「設定」「アプリケーション構成」を選択します。
  3. 「プロキシ・サーバー」セクションに、プロキシ・サーバーのホスト名とポート番号を入力します。詳細は、表14-1を参照してください。

    表14-1 RSSプロキシ・サーバーの詳細

    フィールド 説明

    プロキシ・ホスト

    プロキシ・サーバーのホスト名を入力します。

    プロキシ・ポート

    プロキシ・サーバーが実行されているポート番号を入力します。

  4. 「適用」をクリックして、この接続を保存します。
  5. アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動します。

WLSTを使用したプロキシ・サーバーの設定

WLSTコマンドsetWebCenterProxyConfigを使用して、RSSニュース・フィードおよびアクティビティ・ストリーム・タスク・フローによって使用される、プロキシ・ホストおよびポート番号を指定します。たとえば:

setWebCenterProxyConfig(appName='webcenter', proxyHost='www-proxy.example.com', proxyPort='80')

コマンドの構文と例は、『WebCenter WLSTコマンド・リファレンス』setWebCenterProxyConfigに関する項を参照してください。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

ノート:

新しいプロキシ詳細を使用して起動するには、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。

getWebCenterProxyConfigコマンドを使用して、RSSおよびアクティビティ・ストリーム・タスク・フローによって使用されている現在のプロキシ・ホストおよびポートを検出します。たとえば:

getWebCenterProxyConfig(appName='webcenter')

プロキシ・ホストおよびポートの現在の設定を削除する場合、unsetWebCenterProxyConfigコマンドを使用します。たとえば:

unsetWebCenterProxyConfig(appName='webcenter')

外部RSSニュース・フィード接続のテスト

プロキシ・サーバーをRSSビューア用に設定したら、接続をテストして、外部RSSフィードにアクセスできることを確認します。RSS接続をテストするには、RSSタスク・フローをポータル・ページに追加して、URLを外部RSSフィードに設定する必要があります。RSSフィードが正しく表示されれば、プロキシの構成は適切に設定されています。RSSタスク・フローの追加およびURLの編集の詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』RSSニュース・フィードのポータルへの追加に関する項を参照してください。