Oracleソフトウェアへの正常な接続のためのWindowsファイアウォール例外の構成
Windowsファイアウォールの例外の構成について説明します。
使用するシステムが次の条件をすべて満たす場合は、Windowsファイアウォールに例外を構成する必要があります。
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Oracleサーバー側のコンポーネントはWindows Serverオペレーティング・システムにインストールされます。コンポーネントのリストには、Oracle Database、Oracle Grid Infrastructure、ネットワーク・リスナー、WebサーバーまたはWebサービスが含まれます。
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対象のWindowsシステムが、ネットワークを介して他のマシンからの接続を受け入れる。OracleソフトウェアにアクセスするためにWindowsシステムに接続しているマシンがない場合は、インストール後構成は一切不要で、Oracleソフトウェアは期待どおりに動作します。
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対象のWindowsシステムがWindowsファイアウォールを実行するように構成されている。Windowsファイアウォールが有効になっていない場合は、インストール後構成は一切不要です。
すべての条件が満たされている場合は、Oracleソフトウェアに対して正常に受信接続できるようにWindowsファイアウォールを構成する必要があります。Oracleソフトウェアが接続要求を受け入れることを可能にするには、ファイアウォールの特定の静的TCPポートを開くか、または選択したポートへの接続要求を受信できるように特定の実行可能ファイルの例外を作成して、Windowsファイアウォールを構成する必要があります。このファイアウォールの構成は、次のいずれかの方法で実行できます。
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「スタート」メニューから次の操作を実行します。
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「ファイル名を指定して実行」をクリックし、firewall.cplと入力します。これにより「Windows ファイアウォール コントロール パネル」アプレットが開きます。
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次のいずれかのオペレーティング・システム別のステップを実行し、プログラムがWindowsファイアウォールを通過できるようにします。
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Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012またはWindows Server 2012 R2 x6で、「Windows ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリックします。「設定の変更」をクリックします。
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Windows 7またはWindows Server 2008 R2で、「Windows ファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する」をクリックします。「設定の変更」、「別のプログラムの許可」をクリックします。
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Windows Server 2008で、「Windows ファイアウォールによるプログラムの許可」をクリックします。
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「例外」タブで、「プログラムの追加」をクリックして、Oracleソフトウェアの例外を作成します。
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コマンド・プロンプトから
netsh
firewall add...
コマンドを使用します。
Windowsからフォアグラウンド・アプリケーションがポートをリスニングしようとしていると通知され、その実行可能ファイルの例外を作成できる場合、この方法で例外を作成することを選択すると、前述の「コントロール パネル」またはコマンドラインで実行可能ファイルの例外を作成した場合と同じ結果になります。