5 Oracle GoldenGate Classic for Big Data
ビッグ・データおよびクラウド・プラットフォームのためのOracle GoldenGate Classic Architectureのデプロイ
Marketplace上でOracle GoldenGate Classic Architectureを使用して、単一の場所からデプロイメントをデプロイおよび管理できます。
デプロイメント前に必要な前提条件は次のとおりです。
- Oracle Cloudアカウント
- Oracle Cloudテナント内の計算ノード・リソースへのアクセス
Oracle Cloud Marketplace内でのOracle GoldenGate for Big Dataの検索
- Oracle Cloud Marketplaceにログインします。
- Oracle Cloud Marketplaceホーム・ページから、「アプリケーション」の下の検索ボックスを使用し、GoldenGateというキーワードで検索します。
- 検索結果から、「Oracle GoldenGate for Big Data」を選択します。
Oracle GoldenGate Classic for Big Dataの起動
Oracle GoldenGate Classic for Big Data計算ノードのスタート・ガイド
Oracle GoldenGate Classic for Big Dataをデプロイした後、計算ノードにログインし、Oracle GoldenGate Software Command Interface (GGSCI)にアクセスします。そのためには、Oracle GoldenGate Classic for Big Dataが実行されている計算ノードのパブリックIPアドレスを識別する必要があります。そのパブリックIPアドレスを識別するためのステップを次に示します。
- Oracle Cloudコンソールにログインします。
- Comupute -> Instancesに移動します。
- 計算ノードのハイパーリンク名を選択します。パブリックIPアドレスは、「Primary VNIC Information」の下にリストされます。
- Oracle GoldenGateが実行されている計算ノードにアクセスするには、SSHを使用して
opc
アカウントとして接続します。opc
アカウントを使用してノードにアクセスする方法の詳細は、インスタンスへの接続を参照してください。
ssh -i <private-key-filename> opc@<public-id-address>
サード・パーティ・ドライバまたはライブラリのインストール
たとえば、kafka接続を作成する前に、Kafkaバージョンに応じてKafka Mavenリポジトリからすべての依存ライブラリをダウンロードする必要があります。Kafkaの各バージョンの依存ライブラリのリストは、『Oracle GoldenGate for Big Dataの使用』ガイドのKafkaのセクションにリストされています。
依存ライブラリの詳細は、『Oracle GoldenGate for Big Dataの使用』ガイドを参照してください。
GGSCIの実行
home -> bigdata
ディレクトリ(/home/opc/bigdata
)でGGCSI
を確認できます。ここから、GGSCIを実行できます。
GGSCIを開始するには、次のコマンドを実行します。
$ cd bigdata
$ export LD_LIBRARY_PATH=/home/opc/java/jre/lib/amd64/server
$ ./ggsci
Oracle GoldenGate Classic for Big Dataの操作
Oracle Cloud MarketplaceにOracle GoldenGate Classic for Big Dataをデプロイした後、Oracle GoldenGate Classic for Big Dataの最新リリースにアクセスできます。
Oracle GoldenGate Classic for Big Dataの使用を開始する前に、ご使用の環境が完全でありデータをレプリケートする準備が整っていることを確認するためにいくつかのタスクを実行する必要があります。データ・レプリケーションを開始する前に、次のタスクを実行する必要があります。
トピック:
レプリケーション用のソース・データ・システムおよびターゲット・データ・システムの構成
データのレプリケートを開始する前に、Oracle GoldenGateをサポートするようにソース・データベースまたはターゲット・データベースを準備する必要があります。データベースを準備するには、Oracle GoldenGate for Big Dataのインストールおよびアップグレード・ガイドのOracle GoldenGate for Big Dataのインストールに示されているステップに従ってください。ビッグ・データ・システムおよびクラウド・システムのデータの取得またはそれらへのデータの適用(あるいはその両方)については、Oracle GoldenGateの汎用ビルドの使用を参照してください。
接続の確立
Oracle Cloud Marketplace計算ノード上のOracle GoldenGate Classic for Big Dataは、ソースまたはターゲットのビッグ・データ・システム、あるいはその両方への接続を管理できるハブとして機能します。これを行うには、OCI計算ノードとソースまたはターゲットのビッグ・データ・システムとの間のネットワーク接続を確立します。このために、必要なサード・パーティ接続ライブラリをOCI計算ノードにインストールする必要があります。
このことについて詳しくは、『Oracle GoldenGate for Big Dataのインストールおよびアップグレード』ガイドの「Oracle GoldenGate for Big Dataのインストール」を参照してください。
取得サポートの構成
Cassandraソース用のリモートExtractをインストールする前に、『Oracle GoldenGate for Big Dataの使用』ガイドの「Cassandraチェンジ・データ・キャプチャの設定」を参照し、レプリケーションを実行するためにCassandraプラットフォームで実行する必要があるステップについて確認してください。JMSリモート・キャプチャの設定の詳細は、『Oracle GoldenGate for Big Dataの管理』ガイドの「メッセージ取得の構成」の項を参照してください。
リモートExtractを作成するには、Oracle GoldenGate for Non-Oracle内で次のステップを実行します。
ノート:
extract_name
パラメータは、最大8文字の長さのプロセス名で置換できます。証跡識別子(id)
は、最大2文字とすることができます。
データ・リソースへの接続
ビッグ・データ・システムへの接続
Oracle Cloud Marketplace上でOracle GoldenGate Classic for Big Dataを使用して、オンプレミスのビッグ・データ・データベースやOracle Cloudプラットフォーム全体でデータをリモートで取得し、適用できます。これにより、スケーラブルな方法でクラウド・サービス間のレプリケーションを有効にし、クラウド・サービス間のレプリケーション・プロセスを一元的に管理できます。サポートされているビッグ・データ・システムおよびそのバージョンの詳細は、GoldenGate for Big Data 19.1 Certification Matrixを参照してください。
レプリケーションのユースケース
次のユースケースで、Oracle GoldenGate Classic for Big Dataを使用してデータ・リソース間でデータをレプリケートできます。
- データ移行
- データ分散
- リアルタイム・データ・ウェアハウス
- 運用レポート
- Data Lakeの構築
- ストリーミング分析
前提条件
レプリケーションを開始する前に、次のものが設定されていることを確認してください。
- Oracle GoldenGate Classic for Big Data
- GoldenGate for Big Dataでサポートされる任意のソースおよびターゲット
オンプレミスからクラウドに、またはオンプレミスからオンプレミスにデータを移動するには、次のセクションにリストされているタスクを実行します。
レプリケーション用のビッグ・データ・システムの構成
レプリケーション用のビッグ・データ・システムを準備するには、『Oracle GoldenGate for Big Dataのインストールおよびアップグレード』ガイドの「Oracle GoldenGate for Big Dataのインストール」に概要が示されているタスクを実行してください。
ソースまたはターゲットが他のデータ・ソースであり、Oracle Golden Gateでサポートされている様々なデータ・ソースについて把握するには、Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateの使用ガイドおよび『異種データベースのためのOracle GoldenGateの使用』ガイドを参照してください。
親トピック: ビッグ・データ・システムへの接続
Oracle GoldenGate Classic for Big Data計算ノードの構成
Oracle GoldenGate Classic for Big Data計算ノードからオンプレミス・データ・システムまたはサード・パーティのクラウド・システムへの接続を確立するには、OCIとオンプレミス・データ・システム間の接続を確立する必要があります。これを行うには、次のオプションを使用できます。
- IPSec VPN
- FastConnect
OCIとのIPSec VPNを設定する場合は、IPSec VPNのドキュメントを参照してください。FastConnect接続の確立については、FastConnectのドキュメントを参照してください。
親トピック: ビッグ・データ・システムへの接続