7 Oracle GoldenGate Classic for PostgreSQL
- PostgreSQLプラットフォームのためのOracle GoldenGate Classic Architectureのデプロイ
- Oracle Cloud Marketplace内でのOracle GoldenGate for Non-Oracle (PostgreSQL)の検索
- Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)の起動
- Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)計算ノードへの接続
- Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)の操作
PostgreSQLプラットフォームのためのOracle GoldenGate Classic Architectureのデプロイ
Marketplace上でOracle GoldenGate Classic Architectureを使用して、単一の場所からデプロイメントをデプロイおよび管理できます。
デプロイメント前に必要な前提条件は次のとおりです。
- Oracle Cloudアカウント
- Oracle Cloudテナント内の計算ノード・リソースへのアクセス
Oracle Cloud Marketplace内でのOracle GoldenGate for Non-Oracle (PostgreSQL)の検索
- Oracle Cloud Marketplaceにログインします。
- Oracle Cloud Marketplaceホーム・ページから、「アプリケーション」の下の検索ボックスを使用し、GoldenGateというキーワードで検索します。
- 検索結果から、「Oracle GoldenGate for Non-Oracle」を選択します。
Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)の起動
Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)計算ノードへの接続
- Oracle Cloudコンソールにログインします。
- 「Compute」 -> 「Instances」を選択します。
- 計算ノードのハイパーリンク名を選択します。パブリックIPアドレスは、「Primary VNIC Information」の下にリストされます。
- Oracle GoldenGateが実行されている計算ノードにアクセスするには、SSHを使用して
opc
アカウントとして接続します。opc
アカウントを使用してノードにアクセスする方法の詳細は、インスタンスへの接続を参照してください。
ssh -i <private-key-filename> opc@<public-id-address>
Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)の操作
Oracle Cloud MarketplaceにOracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)をデプロイすると、Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)の最新リリースにアクセスできます。
Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)の使用開始前に、いくつかのタスクを実行して、対象の環境がデータをレプリケートするための準備を完全に整えていることを確認する必要があります。データ・レプリケーションを開始する前に、次のタスクを実行する必要があります。
トピック:
- 接続の確立
- Oracle GoldenGate for PostgreSQLの要件
データのレプリケートを開始する前に、PostgreSQLデータベースについて、インスタンス、データベース、LD_LIBRARY_PATH
およびユーザーの要件を確認します。 - データベース・ユーザーとスキーマの作成
- odbc.iniファイルの設定および構成
- GGSCIの起動
Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)を使用すると、GoldenGate Serviceコマンド・インタフェース(GGCSI
)にすぐにアクセスできます。また、Managerプロセスが実行されている状態で事前定義されています。計算ノードにログインすると、GGCSI
がpostgres
ディレクトリ(/home/opc/postgres)
にあることが確認できます。 - レプリケーション・スロットの登録
Oracle GoldenGateで、Extractをデータベース・レプリケーション・スロットに登録する必要があります。 - ソースPostgreSQLデータベースのサプリメンタル・ロギングの有効化
- PostgreSQLのためのリモートExtractの構成および作成
ソースPostgreSQLデータベースからトランザクション・データを取得するには、Extractと呼ばれるキャプチャ・プロセスを構成する必要があります。Extractを作成するには、Oracle GoldenGate for Non-Oracleで次のステップを実行します。 - PostgreSQLのためのリモートReplicatの構成および作成
接続の確立
Oracle Cloud MarketplaceのOracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)計算ノードは、ソースおよびターゲットのPostgreSQLデータベースへの接続を管理できるハブとして機能します。Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)計算ノードからオンプレミスのPostgreSQLデータベースへの接続を確立するには、次のオプションを使用します。
- IPSec VPN
- FastConnect
OCIとのIPSec VPNを設定する場合は、IPSec VPNのドキュメントを参照してください。FastConnect接続の確立については、FastConnectのドキュメントを参照してください。
Oracle GoldenGate for PostgreSQLの要件
データのレプリケートを開始する前に、PostgreSQLデータベースについて、インスタンス、データベース、LD_LIBRARY_PATH
およびユーザーの要件を確認します。
- Oracle GoldenGate for PostgreSQLでは、データをレプリケートするために特定のPostgreSQLクライアント・ライブラリが必要であるため、最小限のPostgreSQLクライアント・ライブラリをインストールする必要があります。Oracle GoldenGateのインストール・ガイドのPostgreSQLのインストールおよび異種データベースのためのOracle GoldenGateの使用のOracle GoldenGate for PostgreSQLの使用の章を参照してください。該当する項には、データベースの要件とサポートされる機能に関する重要な情報が記載されています。
- PostgreSQLクライアントをインストールするには、
sudo yum install postgresql-client
を実行します。ノート:
PostgreSQLクライアントまたはプラグインのインストール時に、PostgreSQLデータベース・バージョンがPostgreSQLクライアントおよびプラグインと一致していることを確認します。- データベース・バージョンがPostgreSQL 11の場合は、
sudo yum install postgresql11-contrib
です。 - データベース・バージョンがPostgreSQL 10の場合は、
sudo yum install postgresql10-contrib
です。
- データベース・バージョンがPostgreSQL 11の場合は、
- PostgreSQLクライアントをインストールするには、
- PostgreSQLクライアント・ライブラリ(
LIBPQ
)が存在するかどうかを確認します。 - インストールが完了したら、
LD_LIBRARY_PATH
を追加します。PostgreSQLクライアント・ライブラリ・パスが-/opt/pg/lib
で、Oracle GoldenGateホーム・ディレクトリ・パスが/opt/ogg/postgresql
の場合は、LD_LIBRARY_PATH
をexport LD_LIBRARY_PATH= /opt/pg/lib:/opt/ogg/postgresql/lib:$LD_LIBRARY_PATH
として設定します。
データベース・ユーザーとスキーマの作成
- データベース・ユーザー
ogg1
をパスワードogg1
で作成します。PostgreSQL 12のドキュメント - ユーザーの作成を参照してください。 - スキーマを作成します。PostgreSQL 12のドキュメント - スキーマの作成を参照してください。
- データベースを作成します。PostgreSQL 12のドキュメント - データベースの作成を参照してください。
- より多くの権限を持つロール権限をユーザーに付与します。PostgreSQL12のドキュメント - ロールの付与を参照してください。
create user ogg1 with password 'ogg1';
CREATE SCHEMA dbo;
CREATE DATABASE qadb;
GRANT replication ON DATABASE qadb TO ogg1;
GGSCIの起動
Oracle GoldenGate Classic for Non-Oracle (PostgreSQL)を使用すると、GoldenGate Serviceコマンド・インタフェース(GGCSI
)にすぐにアクセスできます。また、Managerプロセスが実行されている状態で事前定義されています。計算ノードにログインすると、GGCSI
がpostgres
ディレクトリ(/home/opc/postgres)
にあることが確認できます。
レプリケーション・スロットの登録
Oracle GoldenGateで、Extractをデータベース・レプリケーション・スロットに登録する必要があります。
extr
の場合、GGSCIから次のコマンドを実行してExtractを登録します。GGSCI> register extract extr with <dbname>
ソースPostgreSQLデータベースのサプリメンタル・ロギングの有効化
ソースPostgreSQLのサプリメンタル・ロギングを有効にするには、次の手順を実行します。
PostgreSQLのためのリモートExtractの構成および作成
ソースPostgreSQLデータベースからトランザクション・データをキャプチャするには、Extractと呼ばれるキャプチャ・プロセスを構成する必要があります。Extractを作成するには、Oracle GoldenGate for Non-Oracleで次のステップを実行します。