デプロイメント用のISOイメージの作成

Image BuilderのCLIを使用してISOイメージを作成する方法について説明します。

イメージに必要な仕様が含まれている、有効なブループリントが必要です。このブループリントを、Image Builderにプッシュまたはインポートする必要があります。これらの要件を満たすには、「ブループリントの作成」または「ブループリントの編集」を参照してください。

ベア・メタル・システムにOSをインストールするISOイメージを作成するには、この手順を実行します。この手順の最後に、次の内容を含む.isoファイルが作成されます:

  • 標準のAnacondaインストーラISO

  • 埋込みOracle Linuxシステムtarファイル

  • 最小のデフォルト要件でコミットをインストールするKickstartファイル

このインストーラISOには、ベア・メタル・システムへのインストールに使用できる事前構成済のシステム・イメージが含まれています。

  1. (オプション)そのISOイメージ用のブループリントがImage Builder内にあることを確認します。
    sudo composer-cli blueprints show myblueprint
  2. ISOイメージを作成します。
    sudo composer-cli compose start myblueprint image-installer

    プロセスがバックグラウンドで実行されている間は、コンポーザ・イメージのUUIDが表示されます。

  3. イメージのステータスを確認します。
    sudo composer-cli compose info image-uuid

    Image Builderで作成処理が完了したら、ステータスがFINISHEDになるまで、このチェックを繰り返します。

  4. ISOイメージ・ファイルをダウンロードします。
    sudo composer-cli compose image image-uuid

    ISOイメージ・ファイルには、システムにインストールされるOSイメージである*.tarファイルが含まれています。

  5. (オプション)ダウンロードしたイメージをマウントし、内容を展開します。
    1. ダウンロードしたイメージをマウントします。
      sudo mount -o ro iso-image /mnt

      iso-imageには、ISOイメージ・ファイルのフルパスおよび名前が含まれています。

      /mnt/マウント・ポイントには、liveimag.tar.gzファイルが含まれています。

    2. *.tarファイルの内容を展開します
      tar xvf /mnt/liveimg.tar.gz
  6. OSをインストールするための適切な方法を選択します。
    たとえば、そのイメージをハードディスクに自動的にロードする場所から、システムをブートするときに、インストーラとしてそのISOイメージを使用できます。それ以外の場合は、説明に従ってイメージ・ファイルを展開し、このファイルを使用してイメージをターゲット環境(クラウド環境、仮想マシンなど)に手動でデプロイできます。
    Oracle Linux 8のインストールの詳細は、『Oracle Linux 8 Oracle Linuxのインストール』を参照してください。