A アウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードの実行
アウトオブプレース・アップグレードを完了するには、次のタスクを実行します。
- アウトオブプレースでのドメイン・ディレクトリ・アップグレードについて
標準のFusion Middlewareのアップグレードはインプレースで実行され、既存のドメインを更新および上書きします。既存のドメインを維持する場合は、アウトオブプレースのドメイン・ディレクトリ・アップグレードを実行することができますが、その場合もスキーマはインプレースでアップグレードされます。 - 同じホストでのアウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードの実行
同じホストでのアウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードの実行手順について説明します。 - 別のホストでのアウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードの実行
異なるホストでのアウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードの実行手順について説明します。 - 11gアプリケーションのアンインストール(オプション)
11gアプリケーションとドメイン設定をアンインストールするための手順です。
アウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードについて
標準のFusion Middlewareのアップグレードはインプレースで実行され、既存のドメインを更新および上書きします。既存のドメインを維持する場合は、アウトオブプレースのドメイン・ディレクトリ・アップグレードを実行することができますが、その場合もスキーマはインプレースでアップグレードされます。
Oracle Fusion Middleware 11gまたは以前の12cリリースから12c (12.2.1.4.0)にアップグレードすると、アップグレード時に、スキーマおよびドメイン・ディレクトリのアップグレードが既存の11gまたは12cドメインを更新するインプレースで実行されます。
既存のドメイン・ディレクトリを変更しないようにするには、この章で説明するステップを使用して、同一または別のホスト上の新しいドメイン・ディレクトリを使用する、アウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードを実行できます。
注意:
アウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードを実行すると、既存の11gまたは12c (12.1.3.0.0, 12.2.1.0.0, 12.2.1.1.0および12.2.1.2.0)スキーマはインプレースでアップグレードされる点に注意することが重要です。アウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレード・プロセス中は、アップグレード前の環境を停止させる必要があります。
同じホストでのアウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードの実行
同じホストでのアウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードの実行手順について説明します。
同じホスト上の既存のドメインでアウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードを完了するには、次のタスクを実行します。
ノート:
別のホストにあるドメインをアップグレードしている場合は、「別のホストでのアウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードの実行」を参照してください。
ノート:
Fusion Middleware 12c動作保証マトリックスには、12.1データベースのみが含まれています。そのため、これらの手順で「11」と説明する場合、それはFusion Middleware 11gスキーマを指し、Oracle 11gデータベース・バージョンではありません。
管理サーバー、管理対象サーバー、ノード・マネージャなどすべてのプロセスの停止
管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャを含め、すべてのプロセスを停止する必要があります。
アップグレードの開始前に、データベースを停止しないでください。
- サーバーとプロセスの停止
Upgrade Assistantを実行してスキーマおよび構成をアップグレードする前に、すべてのアップグレード前のプロセス、および管理サーバーや管理対象サーバーを含めたすべてのサーバーを停止する必要があります。
サーバーとプロセスの停止
Upgrade Assistantを実行してスキーマおよび構成をアップグレードする前に、すべてのアップグレード前プロセスと管理サーバーや管理対象サーバーを含めたすべてのサーバーを停止する必要があります。
Oracle Fusion Middleware環境は、1つのOracle WebLogic Serverドメイン、1つの管理サーバー、複数の管理対象サーバー、Javaコンポーネント、システム・コンポーネント(Identity Managementのコンポーネントなど)およびメタデータのリポジトリとして使用する1つのデータベースで構成できます。コンポーネントは相互に依存していることがあるため、適切な順序で停止する必要があります。
ノート:
この項の手順では、WLSTコマンドライン・ユーティリティまたはスクリプトを使用して既存のアップグレード前のサーバーとプロセスを停止する方法について説明します。また、Oracle Fusion Middleware ControlとOracle WebLogic Server管理コンソールを使用することもできます。「管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャの起動と停止」を参照してください。アップグレード前のFusion Middleware環境を停止するには、アップグレード前のドメインに移動し、次のステップに従います。
ステップ1: システム・コンポーネントを停止する
Oracle HTTP Serverなどのシステム・コンポーネントを停止するには、stopComponent
スクリプトを使用します。
-
(UNIX)
EXISTING_DOMAIN_HOME/bin/stopComponent.sh component_name
-
(Windows)
EXISTING_DOMAIN_HOME\bin\stopComponent.cmd component_name
システム・コンポーネントは任意の順序で停止できます。
ステップ2: 管理対象サーバーを停止する
WebLogic Server管理対象サーバーを停止するには、stopManagedWebLogic
スクリプトを使用します。
-
(UNIX)
EXISTING_DOMAIN_HOME/bin/stopManagedWebLogic.sh managed_server_name admin_url
-
(Windows)
EXISTING_DOMAIN_HOME\bin\stopManagedWebLogic.cmd managed_server_name admin_url
プロンプトが表示されたらユーザー名とパスワードを入力します。
ステップ3: Oracle Identity Managementのコンポーネントを停止する
Oracle Identity Managementのコンポーネント(Oracle Internet Directoryなど)を停止します。-
(UNIX)
EXISTING_DOMAIN_HOME/bin/stopComponent.sh component_name
-
(Windows)
EXISTING_DOMAIN_HOME\bin\stopComponent.cmd component_name
ステップ4: 管理サーバーを停止する
管理サーバーを停止するときに、管理サーバーで稼働しているプロセス(WebLogic Server管理コンソールやFusion Middleware Controlなど)も停止します。
管理サーバーを停止するには、stopWebLogic
スクリプトを使用します。
-
(UNIX)
EXISTING_DOMAIN_HOME/bin/stopWebLogic.sh
-
(Windows)
EXISTING_DOMAIN_HOME\bin\stopWebLogic.cmd
プロンプトが表示されたら、管理サーバーのユーザー名とパスワード、およびURLを入力します。
ステップ5: ノード・マネージャを停止する
ノード・マネージャを停止するには、それが実行されているコマンド・シェルを閉じます。
またはnodemanager.properties
のQuitEnabled
の属性をtrue
に設定した後(デフォルトはfalse
です)、WLSTを使用して、ノード・マネージャに接続して停止できます。『WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンス』のstopNodeManagerに関する項を参照してください。
既存ドメインからすべてのファイルの完全なバックアップを作成する
アップグレード前のデプロイメント全体の完全バックアップを作成したことを確認してから、アップグレード・プロセスを開始する必要があります。移行中に問題が発生した場合、これらのファイルを使用してプロセスを再度開始する必要があります。
ファイルのバックアップの詳細は、『Oracle® Fusion Middleware管理者ガイド』の「環境のバックアップ」を参照してください。
アップグレード時には、バックアップ記憶域のファイルに対する読取りアクセス権が必要です。
-
11gまたは以前の12cドメイン・ホーム
-
MW_HOME/wlserver_10.3/common/
にある/nodemanager
ディレクトリ
詳細は、『Oracle® Fusion Middleware管理者ガイド』の「環境のバックアップ」を参照してください。
ノート:
完全バックアップを作成するまでアップグレードを続行しないでください。
ドメインのバックアップ・ファイルを新しい場所にリストアする。
「既存ドメインからすべてのファイルの完全なバックアップを作成する」でバックアップしたファイルを新しい場所にコピーします。
この場所は、「標準的なアップグレード手順を使用してクローン環境をアップグレードする。」で使用します
新しいOracleホームに12c (12.2.1.4.0)ディストリビューションをインストールする。
アップグレードするコンポーネント用の12c (12.2.1.4.0)製品ディストリビューションを取得し、インストールする必要があります。ただし、12c (12.2.1.4.0)ドメインを構成する必要はありません。
詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』およびインストールするコンポーネントのコンポーネント固有のインストレーション・ガイドを参照してください。
標準的なアップグレード手順を使用してクローン環境をアップグレードする。
「ドメインのバックアップ・ファイルを新しい場所にリストアする。」で作成したドメインでアップグレードを実行します。
各コンポーネントには、Oracle Fusion Middleware 11gまたは以前の12cインフラストラクチャ・トポロジから新しい12c (12.2.1.4.0)トポロジへのアップグレードに必要な手順を記載した、アップグレード・ガイドが用意されています。ガイドは、Oracle Fusion Middlewareオンライン・ライブラリの「アップグレード」タブにあります。
- Upgrade Assistantを実行するための非SYSDBAユーザーの作成
Upgrade Assistantを実行するには、FMW
と呼ばれる非SYSDBAユーザーを作成することをお薦めします。このユーザーには、スキーマを変更するために必要な権限を付与しますが、完全な管理者権限は付与しません。 - Upgrade Assistantを使用したアップグレード前の準備状況チェックの実行
ほとんどのコンポーネントでは、アップグレード・アシスタントを-readinessモードで実行すると、読取り専用のアップグレード前チェックをドメインで実行できます。問題が検出された場合は、実際にアップグレードを開始する前にそれらを修正できます。
Upgrade Assistantを実行するための非SYSDBAユーザーの作成
Upgrade Assistantを実行するために、FMW
という非SYSDBAユーザーを作成することをお薦めします。このユーザーには、スキーマを変更するために必要な権限を付与しますが、完全な管理者権限は付与しません。
ノート:
SYSDBAではないユーザーFMWは、アップグレード・アシスタントを実行するためにのみ作成されます。このステップが完了したら、このFMWユーザーを削除してください。アップグレード・アシスタントを実行するために必要な権限は、リリースごとに異なる可能性があります。v$xatrans$
表は存在しません。ユーザーを作成する前に、XAVIEW.SQL
スクリプトを実行して、この表を作成する必要があります。さらに、v$xatrans$
表のgrant select
権限は、Oracle Identity Governanceでのみ必要です。構成にOracle Identity Governanceが必要ない場合、またはv$xatrans$
表が存在しない場合は、次の行をスクリプトから削除します。 grant select on v$xatrans$ to FMW with grant option;
password
はFMWユーザーに対して設定されたパスワードです。権限を付与する際は、必ず実際のパスワードを指定してください。create user FMW identified by password;
grant dba to FMW;
grant execute on DBMS_LOB to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_OUTPUT to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_STATS to FMW with grant option;
grant execute on sys.dbms_aqadm to FMW with grant option;
grant execute on sys.dbms_aqin to FMW with grant option;
grant execute on sys.dbms_aqjms to FMW with grant option;
grant execute on sys.dbms_aq to FMW with grant option;
grant execute on utl_file to FMW with grant option;
grant execute on dbms_lock to FMW with grant option;
grant select on sys.V_$INSTANCE to FMW with grant option;
grant select on sys.GV_$INSTANCE to FMW with grant option;
grant select on sys.V_$SESSION to FMW with grant option;
grant select on sys.GV_$SESSION to FMW with grant option;
grant select on dba_scheduler_jobs to FMW with grant option;
grant select on dba_scheduler_job_run_details to FMW with grant option;
grant select on dba_scheduler_running_jobs to FMW with grant option;
grant select on dba_aq_agents to FMW with grant option;
grant execute on sys.DBMS_SHARED_POOL to FMW with grant option;
grant select on dba_2pc_pending to FMW with grant option;
grant select on dba_pending_transactions to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_FLASHBACK to FMW with grant option;
grant execute on dbms_crypto to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_REPUTIL to FMW with grant option;
grant execute on dbms_job to FMW with grant option;
grant select on pending_trans$ to FMW with grant option;
grant select on dba_scheduler_job_classes to FMW with grant option;
grant select on sys.DBA_TABLESPACE_USAGE_METRICS to FMW with grant option;
grant select on SYS.DBA_DATA_FILES to FMW with grant option;
grant select on SYS.V_$ASM_DISKGROUP to FMW with grant option;
grant select on v$xatrans$ to FMW with grant option;
grant execute on sys.dbms_system to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_SCHEDULER to FMW with grant option;
grant select on dba_data_files to FMW with grant option;
grant execute on UTL_RAW to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_XMLDOM to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_APPLICATION_INFO to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_UTILITY to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_SESSION to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_METADATA to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_XMLGEN to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_DATAPUMP to FMW with grant option;
grant execute on DBMS_MVIEW to FMW with grant option;
grant select on ALL_ENCRYPTED_COLUMNS to FMW with grant option;
grant select on dba_queue_subscribers to FMW with grant option;
grant execute on SYS.DBMS_ASSERT to FMW with grant option;
grant select on dba_subscr_registrations to FMW with grant option;
grant manage scheduler to FMW;
Oracle Identity Manager (OIM)スキーマをアップグレードする場合は、FMWユーザーに次の追加の権限が付与されていることを確認します。
grant execute on SYS.DBMS_FLASHBACK to fmw with grant option;
grant execute on sys.DBMS_SHARED_POOL to fmw with grant option;
grant execute on SYS.DBMS_XMLGEN to FMW with grant option;
grant execute on SYS.DBMS_DB_VERSION to FMW with grant option;
grant execute on SYS.DBMS_SCHEDULER to FMW with grant option;
grant execute on SYS.DBMS_SQL to FMW with grant option;
grant execute on SYS.DBMS_UTILITY to FMW with grant option;
grant ctxapp to FMW with admin option;
grant execute on SYS.DBMS_FLASHBACK TO FMW with grant option;
grant create MATERIALIZED VIEW to FMW with admin option;
grant all on SCHEMA_VERSION_REGISTRY TO FMW with grant option;
grant create SYNONYM to FMW with admin option;
grant execute on CTXSYS.CTX_ADM to FMW with grant option;
grant execute on CTXSYS.CTX_CLS TO FMW with grant option;
grant execute on CTXSYS.CTX_DDL TO FMW with grant option;
grant execute on CTXSYS.CTX_DOC TO FMW with grant option;
grant execute on CTXSYS.CTX_OUTPUT TO FMW with grant option;
grant execute on CTXSYS.CTX_QUERY TO FMW with grant option;
grant execute on CTXSYS.CTX_REPORT TO FMW with grant option;
grant execute on CTXSYS.CTX_THES TO FMW with grant option;
grant execute on CTXSYS.CTX_ULEXER TO FMW with grant option;
grant create JOB to FMW with admin option;
Upgrade Assistantを使用したアップグレード前の準備状況チェックの実行
ほとんどのコンポーネントでは、アップグレード・アシスタントを-readinessモードで実行すると、読取り専用のアップグレード前チェックをドメインで実行できます。問題が検出された場合は、実際にアップグレードを開始する前にそれらを修正できます。
-readiness
モードでアップグレード・アシスタントを起動します。
新しくアップグレードされたドメインが想定どおりに機能することを確認する。
新しいドメインで通常の管理タスクを実施し、コンポーネントが想定どおりに機能することを確認します。
11gのOracleホームを廃止する必要はありませんが、削除が必要な場合は「11gアプリケーションの削除(オプション)」を参照してください。
別のホストでのアウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードの実行
異なるホスト上でアウトオブプレース・アップグレードを実行する手順について説明します。
異なるホストでのアウトオブプレース・アップグレードを完了するには、次のステップを実行します。
Fusion Middleware 12c動作保証マトリックスには、12.1データベースが含まれているため、この章で「11」と説明する場合、それはFusion Middleware 11gスキーマを指し、Oracle 11gデータベース・バージョンではありません。
管理サーバー、管理対象サーバー、ノード・マネージャなどすべてのプロセスの停止(ホストA)
管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャがホスト上で起動している場合はこれらも含めて、すべてのプロセスを停止する必要があります。この時点ではデータベースを停止しないでください。
たとえば、管理サーバーを停止するには、次のように指定します。
DOMAIN_HOME/bin/stopWebLogic.sh username password [admin_url]
ホスト・マシンからすべてのファイルの完全なバックアップを作成する。(ホストA)
アップグレード前のデプロイメント全体の完全バックアップを作成したことを確認してから、アップグレード・プロセスを開始する必要があります。移行中に問題が発生した場合、これらのファイルを使用してプロセスを再度開始する必要があります。
『Oracle® Fusion Middleware管理者ガイド』の「環境のバックアップ」を参照してください。
アップグレード時には、バックアップ記憶域のファイルに対する読取りアクセス権が必要です。
-
アップグレード前ドメイン・ホーム
-
MW_HOME/wlserver_10.3/common/
にある/nodemanager
ディレクトリ
ホストAと同じホスト名およびIPアドレスを使用してターゲット・マシン・ホストBを構成する。
ターゲット・マシン(ホストB)のホスト名およびIPアドレスはソース・ホスト(ホストA)と同一にする必要があります。そのため、ソース・マシンのIPアドレスおよび名前を変更するか、ソース・マシンを停止してネットワークの干渉を回避する必要があります。
IPアドレスおよびホスト名を変更するプロセスは、オペレーティング・システムによって異なります。詳細は、オペレーティング・システムの管理ドキュメントを参照してください。
アップグレード前のドメインをホストAからホストBにリストアする。
アップグレード前環境で使用したものと同じディレクトリ構造を使用して、「ホスト・マシンからすべてのファイルの完全なバックアップを作成する。(ホストA)」でバックアップしたファイルをリストアします。ホストBのディレクトリ構造は、ホストAで使用した構造と同一にする必要があります。
ターゲット・マシンにファイルをリストアする方法の詳細は、『Oracle® Fusion Middleware管理者ガイド』の「環境のリカバリ」を参照してください。
新しいOracleホームに製品ディストリビューションをインストールする。(ホストB)
アップグレードするコンポーネントの製品ディストリビューションを取得し、インストールして構成する必要があります。
『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』およびインストールするコンポーネントのコンポーネント固有のインストレーション・ガイドを参照してください。
標準アップグレード・プロシージャを使用してアップグレードを実行する。(ホストB)
各コンポーネントまたはコンポーネントの各スイートにはアップグレード・ガイドがあり、インフラストラクチャ・トポロジを最新のトポロジにアップグレードするのに必要なプロシージャについて説明します。ガイドは、Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1)オンライン・ライブラリのアップグレードのランディング・ページにあります。
ノード・マネージャ・アップグレード手順では、元のノード・マネージャ・ファイルにアクセスする必要があります。サポートされている11gリリースからアップグレードしている場合、「ホストAと同じホスト名およびIPアドレスを使用してターゲット・マシン・ホストBを構成する。」の一部としてソース・マシンからバックアップされた11gノード・マネージャ・ファイルを使用します。
新しくアップグレードされたドメインが想定どおりに機能することを確認する。
新しいドメインで通常の管理タスクを実施し、コンポーネントが想定どおりに機能することを確認します。
既存のOracleホームを廃止する必要はありませんが、削除が必要な場合は「11gアプリケーションの削除(オプション)」を参照してください。
11gアプリケーションのアンインストール(オプション)
11gのアプリケーションとドメイン設定をアンインストールする手順です。
必須ではありませんが、アップグレードの後、これらのステップに従って11gのアプリケーションおよびドメイン設定をアンインストールできます。アップグレードされていないコンポーネントが参照しているドメインをアンインストールしないでください。確実でない場合は、ドメインを変更しないでください。
ノート:
この項に記載されているコマンドは、削除しようとしている11g Oracleホームから実行する必要があり、12cへのアップグレード・プロセスの一環として作成された新しいホームからではありません。