3 Enterprise Data Qualityのインストール

この章では、Enterprise Data Qualityのインストール・プログラムをグラフィック・モードで起動する方法について説明します。インストール・プロセスで表示される画面の順序についても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

インストール・プログラムの起動

EDQインストール・プログラムは、すべてのサポートされるオペレーティング・システムのインストールに使用される、一般的なJava Archive (JAR)ファイルで提供されます。

インストール・プログラムを起動するには、次のステップを実行します。

  1. EDQインストール・ユーザーとしてターゲット・システムにログインします。このユーザーは、管理者としてコマンド・プロンプトを実行できる必要があります。
  2. インストール・プログラムがダウンロードされて解凍されたディレクトリに移動します。
  3. 次のように、システム上のJDKインストール・ディレクトリ(JDK_HOME)からjava -jarを呼び出して、インストール・プログラムを起動します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    JDK_HOME/bin/java -jar edq_generic.jar
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    JDK_HOME\bin\java -jar edq_generic.jar
    

UNIXおよびWindowsオペレーティング・システムの前述のコマンドで、edq_generic.jarはinstallation jarファイルの実際の名前の汎用プレースホルダです。インストール・プログラムが表示されたら、インストールの準備は完了です。EDQインストール・プログラムの各画面の説明は、 「インストール画面への移動」 を参照してください。

EDQインストール画面のナビゲート

インストール・プログラムでは画面が連続して表示されます。インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、インストール中にインストール画面で「ヘルプ」をクリックします。表3-1の手順を使用して、インストールを完了します。

表3-1 インストール・プログラムの実行

画面 実行するアクション

インストール・インベントリの設定

UNIXオペレーティング・システムでは、このホストにOracle製品を初めてインストールする場合に、この画面が開きます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名には、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のOracle中央インベントリの理解に関する項を参照してください。

Windowsオペレーティング・システムでは、この画面は表示されません。

ようこそ

「次へ」をクリックし、インストールを続行します。

「取消」をクリックすると、いつでもインストールを取り消すことができます。

自動更新

この画面で、My Oracle Supportアカウントを使用して、重要なセキュリティ更新を含む最新のソフトウェア更新を検索します。

インストールの場所

一度インストールしているEDQを含む、ミドルウェアのインストール・ディレクトリ(FMW_HOME)を指定します。「EDQディレクトリ要件」を参照してください

「次へ」をクリックして、続行します。

「表示」をクリックして、インストールの場所を確認できます。

インストール・タイプ

この画面を使用してインストールのタイプと、それに従ってインストールされる製品および機能を選択します。

前提条件チェック

この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。

「次へ」をクリックして、続行します。

「正常なタスクの表示」をクリックして、確認するタスクのリストを表示できます。

「ログを表示」をクリックして、ログの詳細を表示できます。

インストール・サマリー

この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を指定します。レスポンス・ファイルは、今後、サイレント・インストールを実行する場合に使用できます。

インストール」をクリックして続行します。

インストールの進行状況

この画面では、インストールの進行状況を参照できます。

インストール・プログラムの進行状況が100%になったら、「終了」をクリックしてインストーラを閉じるか、「次へ」をクリックしてサマリーを表示します。

インストール完了

インストールが完了すると、この画面が表示されます。

「終了」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

インストールの確認

インストールが完了したら、一連のタスクを適切に完了することにより、それを確認します。

インストール・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、何も問題が発生していないことを確認します。デフォルトでは、インストーラはログ・ファイルをOracle_Inventory_Location/logs (UNIXオペレーティング・システムの場合)またはOracle_Inventory_Location\logs (Windowsオペレーティング・システムの場合)ディレクトリに書き込みます。

ログ・ファイルとその場所の詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のインストール・ログ・ファイルに関する項を参照してください。

ディレクトリ・サービスの確認

インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

インストール後のディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの理解』のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項を参照してください。

Oracleホームの内容の表示

viewInventoryスクリプトを使用すると、Oracleホームの内容を表示することもできます。詳細は、 『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のOracleホームの内容の表示に関する項を参照してください。