1 ダウンロード、インストールおよび構成ReadMe
このドキュメントには、Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)のダウンロード、インストールおよび構成を開始する際に役立つ重要な情報が記載されています。
Oracle Fusion Middleware製品の最新の12cリリースの詳細は、Oracle Fusion Middlewareダウンロード、インストール、構成のReadmeファイルを参照してください。
このドキュメントの内容は次のとおりです。
- 動作保証、システム要件および相互運用性の情報の確認
- 汎用ディストリビューションとプラットフォーム固有ディストリビューションの違いの理解
- Oracle Fusion Middlewareソフトウェア・ダウンロード・サイトの選択
- Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)前提条件ソフトウェアのダウンロード
- OTNおよびOSDCからのOracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)製品ディストリビューションのダウンロード
- My Oracle Supportからの最新のOracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)ソフトウェアのダウンロード
- Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)開発ディストリビューションのダウンロード
- インストールおよび構成に関するドキュメントでの次のステップの参照
動作保証、システム要件および相互運用性の情報の確認
次のドキュメントを参照して、ダウンロードするOracle Fusion Middlewareソフトウェアが既存のソフトウェアおよびハードウェアでサポートされていることを確認してください。
ノート:
動作保証、システム要件および相互運用性情報を確認する場合、特に32ビットまたは64ビットのシステム要件を確認するようにしてください。
-
Oracle Fusion Middlewareがご使用のハードウェアおよびソフトウェア・プラットフォームで動作保証されていることを確認するには、Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成を参照してください。
Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)の動作保証に関するドキュメントは、Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)のシステム要件およびサポートされているプラットフォームと呼ばれます。
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十分な物理メモリー、ディスク領域およびその他のコンピューティング・リソースを確保するために、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様に関するドキュメントを参照してください。
-
インストールされている可能性のある既存のOracle製品とOracle Fusion Middleware製品の相互運用性および互換性を確認しておくために、『相互運用性および互換性の理解』を確認してください。
親トピック: ダウンロード、インストールおよび構成ReadMe
汎用ディストリビューションとプラットフォーム固有ディストリビューションの違いの理解
ほとんどのFusion Middleware製品は、.jar
ファイル形式のプラットフォーム汎用ディストリビューションとして入手できます。これらのディストリビューションにJDKは含まれていません。.jar
ディストリビューションのインストーラを実行するには、動作保証されたJDKがあらかじめシステムにインストールされている必要があります。
一部の製品(たとえば、Oracle HTTP ServerやOracle JDeveloper)はプラットフォーム固有のディストリビューションとして入手できます。プラットフォーム固有のディストリビューションでは、.bin
形式(UNIXオペレーティング・システムの場合)または.exe
形式(Windowsオペレーティング・システムの場合)のインストーラが用意されています。これらの場合、プラットフォーム固有のJDKもディストリビューションに含まれているので、JDKを別途インストールする必要はありません。
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Oracle Fusion Middlewareソフトウェア・ダウンロード・サイトの選択
Oracleでは、Oracle Fusion Middlewareとこれが必要とするソフトウェアをダウンロードするために、複数の場所を提供しています。
表1-1では、最新のOracle Fusion Middlewareソフトウェアのダウンロードが可能なOracle Webサイトについて説明します。
表1-1 Oracle Fusion Middlewareのダウンロードが可能なサイト
Oracle Webサイト | 用途および場所 |
---|---|
Oracle Technology Network |
開発者の場合は、Oracle Technology Networkにアクセスして、開発者ライセンスの条件に基づいてOracleソフトウェアをダウンロードしてください。 http://www.oracle.com/middleware/technologies/fusionmiddleware-downloads.html ご使用の製品の特定のダウンロード・ページへのリンクについては、「Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)前提条件ソフトウェアのダウンロード」を参照してください。 ノート: Oracle Technology Networkには無償の登録が必要です。 |
Oracleソフトウェア・ライセンスを購入しているお客様がそのライセンスの条項に従ってソフトウェアをダウンロードする場合、またはOracle Electronic Deliveryの試用ライセンスの条項に従ってOracleソフトウェアをダウンロードする場合は、Oracle Software Delivery Cloudにアクセスしてください。 Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)ソフトウェアは、Oracle Fusion Middleware 12cメディア・パックに含まれています。 ノート: 便宜上、このドキュメントで指定されるリンクのほとんどはOTNダウンロード・ページへのリンクとなっていますが、ライセンスを購入した場合は、Oracle Software Delivery Cloudに登録し、購入したソフトウェアの主な取得場所にSoftware Delivery Cloudを使用することをお薦めします。 |
|
My Oracle Support |
ライセンスをすでに持っていて、My Oracle Supportへの登録も完了している場合は、「My Oracle Supportからの最新のOracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)ソフトウェアのダウンロード」のパッチ番号を使用して、My Oracle Supportから最新の12c (12.2.1.4.0)ソフトウェアをダウンロードできます。 |
親トピック: ダウンロード、インストールおよび構成ReadMe
Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)前提条件ソフトウェアのダウンロード
必要なソフトウェアのダウンロード手順については、次の各項を参照してください:
必要なデータベース・ソフトウェアのダウンロード
ほとんどのOracle Fusion Middleware製品では、それがスタンドアロン製品でないかぎり、Fusion Middlewareインフラストラクチャが必要です。すべてのFMWインフラストラクチャ製品には、必要なスキーマを格納できるデータベースが必要です。スキーマは全体として、Oracle Fusion Middlewareメタデータ・リポジトリと呼ばれます。
Oracle Fusion Middlewareの使用で動作が保証されているデータベースの完全なリストと、サポートされている各データベース・バージョンに適用する必要がある必須パッチのリストについては、Oracle Fusion Middlewareのサポートされている構成のOracle Fusion Middlewareのサポートされている構成を参照してください。一部のOracle Fusion Middleware製品では、Oracleデータベース・ソフトウェアと同様にサード・パーティのデータベース・ソフトウェアがサポートされています。
サポートされているデータベースには、Oracle Fusion Middlewareで使用する前に追加のパッチを適用する必要があるものもあります。詳細は、「システム要件と仕様」を参照してください。
サポートされているJava Development Kit (JDK)のダウンロード
汎用インストーラを使用してOracle Fusion Middleware製品をインストールするには、インストーラを実行する前に、サポートされているJDKをシステムにダウンロードしてインストールする必要があります。java -jar
コマンドを使用して、インストーラJARファイルを実行できます。
このドキュメントが公開された時点では、Oracle Fusion Middleware製品にはJDK 8.0 Update 211以降が必要です。ただし必ず、「動作保証、システム要件および相互運用性の確認」の説明に従って動作保証情報を参照して、必要なJDKバージョンを確認する必要があります。
必要なJDKをダウンロードするには、My Oracle SupportのドキュメントID 1506916.1を参照してください。
OTNおよびOSDCからのOracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)製品ディストリビューションのダウンロード
表1-2に、Oracle Fusion Middlewareの新規インストールを本番環境にインストールするときにダウンロードする必要があるソフトウェアへのリンクを示します。
表1-2 新規Oracle Fusion Middleware 12cインストールのダウンロード
Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)製品ディストリビューション | OTNおよびOSDCから手順のダウンロード |
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Oracle B2B and Healthcare |
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Oracle Business Intelligence |
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Oracle Data Integrator |
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Oracle Stream Analytics |
Oracle Software Delivery CloudからOSAディストリビューションをダウンロードします。Oracle Stream Analyticsインストール・ガイドの手順に従います。 |
Oracle Forms and Reports |
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Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャ |
Oracle WebLogic Serverのダウンロード・ページからOracle Fusion Middleware Infrastructureディストリビューションをダウンロードします。 「アプリケーション開発ランタイム」ドロップダウン・メニューから、ZIPファイルのダウンロードに必要なバージョン番号を選択します。ZIPファイルを解凍して、汎用インストーラjarファイルを見つけます。 このディストリビューションには、Oracle WebLogic ServerおよびOracle JRF Infrastructureのコンポーネントが含まれています。Oracle Fusion Middleware InfrastructureはOracle ADFアプリケーションをデプロイするためのプラットフォームとして使用できるため、Oracle WebLogic Serverのダウンロード・ページから入手できます。 『相互運用性および互換性の理解』のコンポーネントおよびインフラストラクチャの情報の収集に関する項を参照してください。 |
Oracle HTTP Server |
Oracle HTTP Serverのダウンロード・ページからプラットフォーム固有のインストーラをダウンロードします。 ノート: Oracle WebLogic ServerドメインでOracle WebLogic Serverインスタンスを構成する場合は、最初にOracle Fusion Middleware Infrastructureディストリビューションをダウンロードしてインストールする必要があります。 「Oracle HTTP Serverの管理」の「Oracle HTTP Serverのトポロジ」を参照してください。 |
Oracle JDeveloper |
Oracle JDeveloperのダウンロード・ページからダウンロードします。 Oracle JDeveloper Studioディストリビューションでは、プラットフォーム汎用インストーラまたはWindowsおよびLinuxプラットフォーム用のプラットフォーム固有のインストーラをダウンロードできます。ライセンス契約に同意し、必要なインストール・ファイルをダウンロードします。 追加のJava Editionディストリビューションは、Oracle JDeveloperのダウンロード・ページでも入手できます。 |
Oracle Managed File Transfer。 |
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Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Management |
本番インストールの場合:
開発または評価ディストリビューション、あるいはOracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementについては、「Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)開発ディストリビューションのダウンロード」を参照してください。 |
Oracle Service Bus |
本番環境の場合:
開発または評価のディストリビューションについては、「Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)開発ディストリビューションのダウンロード」の説明に従って、Oracle SOA Suite Quick Start for Developersをダウンロードします。 |
Oracle Traffic Director |
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Oracle WebCenter Content |
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Oracle WebCenter Portal |
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Oracle WebCenter Sites |
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Oracle WebLogic ServerおよびCoherence |
Oracle WebLogic Serverのダウンロード・ページからOracle WebLogic ServerおよびCoherenceのディストリビューションをダウンロードします。 「汎用」リンクを選択して、Oracle WebLogic ServerおよびCoherence汎用jarファイルをダウンロードします。 Java JDKを含むプラットフォーム固有のインストーラ、および開発者向けのZIPインストーラをダウンロードすることもできます。 |
親トピック: ダウンロード、インストールおよび構成ReadMe
My Oracle Supportからの最新のOracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)ソフトウェアのダウンロード
ライセンスをすでに持っていて、My Oracle Supportへの登録も完了している場合は、表1-3のパッチ番号を使用して、My Oracle Supportから最新の12c (12.2.1.4.0)ソフトウェアをダウンロードできます。
12c (12.2.1.4.0)ソフトウェアをインストールするための固有の手順が用意されています。「インストールおよび構成に関するドキュメントでの次のステップの参照」を参照してください。
表1-3 My Oracle Supportから最新のOracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)ソフトウェアへのダウンロード
Oracle Fusion Middleware製品 | My Oracle Supportのパッチ番号 |
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Oracle WebLogic ServerおよびCoherence |
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Oracle WebLogic Serverスリム・インストーラ |
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Oracle Coherence |
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Oracle WebLogic Serverプラグイン |
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Oracle Infrastructure |
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Oracle HTTP Server |
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Oracle Traffic Director |
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Oracle MapViewer |
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Oracle JDeveloper Studio |
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Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process |
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Oracle B2B Healthcare |
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Oracle SOA Quick Start |
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Oracle Business Process Management Quick Start |
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Oracle Service Bus |
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Oracle Managed File Transfer。 |
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Oracle Data Integrator |
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Oracle Enterprise Data Quality |
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Oracle GoldenGate Studio |
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Oracle GoldenGate Studio Veridata |
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Oracle Forms and Reports |
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Oracle WebCenter Portal |
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Oracle WebCenter Content |
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Oracle WebCenter Sites |
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Oracle Unified Directory |
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Oracle Internet Directory |
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Identity and Access Management |
親トピック: ダウンロード、インストールおよび構成ReadMe
Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)開発ディストリビューションのダウンロード
表1-2にリストされているOracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)製品ディストリビューションに加えて、すべてのプラットフォームで使用される開発者向けのQuick Startインストーラも提供しています。単一のホスト・コンピュータで、開発環境または評価環境をすばやくインストールできます。
表1-4に、アプリケーション開発者を対象としたOracle Fusion Middlewareのディストリビューションを示します。
Quick Startのディストリビューションには、Oracle JDeveloperと、Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteアプリケーションの開発に必要な追加ソフトウェアがすべて含まれています。詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール』を参照してください。
Oracle CoherenceおよびOracle TopLinkは、Oracle JDeveloper、Oracle WebLogic ServerおよびCoherence、およびOracle Fusion Middleware Infrastructureディストリビューションの一部として使用できます。表1-4に示すダウンロードは、製品インストーラを含まないZIPファイル・ディストリビューションです。また、これらは対応するドキュメントで説明されているように、特定のユース・ケースにのみ必要です。
表1-4 開発者専用の追加のダウンロード
製品ディストリビューション | 詳細 | ダウンロード場所 |
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Oracle Business Process Management Quick Start for Developers |
Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール |
Oracle Software Delivery Cloudでソフトウェアを見つけます |
Oracle Coherence |
『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のOracle Coherence for Javaのインストール |
|
Oracle Identity and Access Management Quick Start for Developers |
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Oracle JDeveloper |
Oracle JDeveloper Studioディストリビューションでは、プラットフォーム汎用インストーラまたはWindowsおよびLinuxプラットフォーム用のプラットフォーム固有のインストーラをダウンロードできます。ライセンス契約に同意し、必要なインストール・ファイルをダウンロードします。 追加のJava Editionディストリビューションは、Oracle JDeveloperのダウンロード・ページでも入手できます。 詳細は、『Oracle JDeveloperのインストール』を参照してください。 |
Oracle JDeveloperのダウンロード・ページまたはOracle Software Delivery Cloudから。 |
Oracle SOA Suite Quick Start for Developers |
Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール |
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Oracle TopLink |
『Oracle TopLinkソリューション・ガイド』のOracle TopLinkのインストール |
親トピック: ダウンロード、インストールおよび構成ReadMe
インストールおよび構成に関するドキュメントでの次のステップの参照
必要なソフトウェアをすべてダウンロードした後、ソフトウェアのインストールおよび構成に進むことができます。
インストール手順の概要は、Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)のドキュメントを参照してください。
アップグレード手順の詳細は、Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.4.0)のドキュメントを参照してください。
将来のメンテナンスに関する考慮事項を含む、このリリースの追加情報は、My Oracle SupportのドキュメントID 2067900.1、Oracle Fusion Middleware 12cリリース2 (12.2)のお知らせを参照してください。
親トピック: ダウンロード、インストールおよび構成ReadMe