3 インストール後の作業
ノート:
12.2.1.4.0で、Oracle Traffic Directorは非推奨になりました。
将来、同等の機能を実現するには、Oracle HTTP Server、Microsoft IIS Web ServerまたはApache HTTP Serverプラグインか、TraefikなどのネイティブKubernetesロード・バランサを使用してください。
この項では、次の項目について説明します。
- インストールの確認
問題があった場合、ログ・ファイルを調べて追跡でき、viewInventoryスクリプトを実行してインストールが正しく完了しているかどうかを検証できます。 - Oracle Traffic Directorドメインの構成
Oracle Traffic Directorのインストール後に、ドメインを構成する必要があります。
インストールの確認
問題があった場合、ログ・ファイルを調べて追跡でき、viewInventoryスクリプトを実行してインストールが正しく完了しているかどうかを検証できます。
インストールの検証およびトラブルシューティングの詳細は、「Oracle Universal Installerのインストールの検証およびトラブルシューティング」を参照してください。
親トピック: インストール後の作業
インストール・ログの確認
インストーラによってログ・ファイルが、Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogs
サブディレクトリに作成されます。
ノート:
Oracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、ORACLE_HOME
/oraInst.loc
ファイルでそのディレクトリへのパスを確認できます。
logs
ディレクトリには次の表のファイルが含まれます。
Logsディレクトリ | 説明 |
---|---|
install date-time-stamp .log |
これはメインのログ・ファイルです。 |
install date-time-stamp .out |
このログ・ファイルには、インストール時の出力ストリームやエラー・ストリームが記載されます。 |
launcher-time-stamp .log |
このファイルには、ランチャが起動された日時が含まれています。 |
installProfile date-time-stamp .log |
このログ・ファイルには、インストールの完了に要した時間、構成、メモリー、CPUの詳細など、全般的な統計が含まれています。 |
oraInstall date-time-stamp .log |
このログ・ファイルには、コピー・セッションの出力ストリームが記載されます。 |
timeTaken date-time-stamp .log |
このファイルは、-printtimeオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、画面間の移動にかかった時間に関する情報が記載されます(GUIインストールの場合のみ)。 |
time date-time-stamp .log |
このファイルは、-printtimeオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、コピー・セッションの時間情報が含まれます。 |
memory date-time-stamp .log |
このファイルは、-printmemoryオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、コピー・セッションのメモリー使用情報が含まれます。 |
親トピック: インストールの確認
インベントリの表示
Oracle Traffic Directorをインストールし、インストール後ステップを実行した後、viewInventory
スクリプトを実行して、Oracleホーム・ディレクトリに必要なディレクトリが含まれていることを検証します。正常なインストール後にこのスクリプトを実行すると、次の例のような結果出力が得られます。
<ora_home>/oui/bin/viewInventory.sh | grep -i otd
(For Windows it would be: <ora_home>/oui/bin/viewInventory.bat)
Oracle Home: /oracle/Middleware
FeatureSet: fmw_install_otd 12.2.1.4.0
Component: oracle.as.install.otd.prerequisite 12.2.1.4.0
Component: oracle.as.install.otd 12.2.1.4.0
FeatureSet: otd 12.2.1.4.0
FeatureSet: em_fmcOtdPlugin 12.2.1.4.0
Component: oracle.sysman.fmw.plugin.webtier.otd 12.2.1.4.0
FeatureSet: webgate_otd 12.2.1.4.0
Component: oracle.oamclient.webgate.otd 12.2.1.4.0
viewInventory
スクリプトの詳細は、「viewInventoryスクリプトの理解」を参照してください。
親トピック: インストールの確認
Oracle Traffic Directorドメインの構成
Oracle Traffic Directorのインストール後に、ドメインを構成する必要があります。
コロケート・インストールの場合、WLSがすでにインストールされていることを確認します。詳細は、Oracle Traffic Directorの管理の管理対象ドメインの作成に関する項を参照してください。
親トピック: インストール後の作業