2 Oracle Traffic Directorのインストール
ノート:
12.2.1.4.0で、Oracle Traffic Directorは非推奨になりました。
将来、同等の機能を実現するには、Oracle HTTP Server、Microsoft IIS Web ServerまたはApache HTTP Serverプラグインか、TraefikなどのネイティブKubernetesロード・バランサを使用してください。
この項では、次の項目について説明します。
- Oracle Traffic Directorをインストールするための前提条件
Oracle Traffic Directorのインストールに必要な必須の構成とパッケージがあります。 - インストール手順
コロケートとスタンドアロンの2つのタイプのインストールがあります。組織の要件に応じて、Oracle Traffic Directorをスタンドアロン・モードまたはWebLogic Serverとのコロケート・ドメインでインストールできます。また、グラフィカル・ユーザー・インタフェースまたはサイレント・モードを使用してインストールを完了することもできます。 - インストールの問題のトラブルシューティング
インストール中に起きる可能性がある既知の問題を理解しておく必要があります。それを修正するには、トラブルシューティングの手順に従ってください。
Oracle Traffic Directorのインストールの前提条件
Oracle Traffic Directorのインストールに必要な必須の構成とパッケージがあります。
次の表に、様々なプラットフォームにOracle Traffic Directorをインストールする場合の前提条件を示します。
表2-1 OTDをインストールするための前提条件
プラットフォーム | 前提条件 |
---|---|
Exalogic用のOracle Linux 6 |
OTDインストール用の前提条件パッケージは次のとおりです。
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その他のハードウェア用のOracle Linux 6または7 |
OTDインストール用の前提条件パッケージは次のとおりです。
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Windows |
OTDをインストールする前にMicrosoft Visual C++ 12ランタイム・ライブラリを個別にインストールする必要があります。次のリンクをクリックすると、Visual Studio 2013用のVisual C++再頒布可能パッケージをダウンロードできます。 https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40784 |
AIX |
次のAPARが必要です。
|
コロケート・ドメインでのOracle Traffic Directorインストールの前提条件
Oracle WebLogic Serverとのコロケート・ドメインにOracle Traffic Directorをインストールするには、次の追加の前提条件が必要です。Oracle Traffic Directorは、Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドの使用のいずれかにより管理できます。この構成において、Oracle Traffic DirectorはFusion Middleware Controlを介して管理されます。
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Oracle WebLogic Server (Oracle Traffic Director 12.2.1.4.0の場合、
fmw_12.2.1.4.0_infrastructure.jar
) -
Java SE Development Kit 8 (JDK 1.8.0_211+)
ノート:
Oracle WebLogic Serverのインストールの詳細は、Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成を参照してください。管理タスクの実行の詳細は、「Oracle WebLogic Serverの管理」および「Oracle Traffic Directorの管理」を参照してください。カスタムOracle Traffic Director WLSTコマンドの一覧は、「Oracle Traffic Director WLSTコマンド・リファレンス」を参照してください。
コロケート・ドメインの推奨される構成は、制限されたJRFテンプレートを使用し、データベースは必要としない構成です。完全JRFテンプレートをかわりに使用する場合、次に示す要件が追加になります。
-
Oracle Database (制限されたJRFテンプレートがない場合、インストールを正常に実行するには、Oracle Traffic Directorドメインの作成において、稼働しているOracleデータベースが必要です。)
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ドメイン・リポジトリ
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Exalogicでは、ORACLE_HOMEに指定するパスは、計算ノード内にローカル・マウントされたNFS共有である必要があります。
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エンジニアド・システムにOracle Traffic Directorをインストールするには、最初に「エンジニアド・システムにOracle Traffic Directorをインストールするための要件」で説明されている手順を実行します。
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インストール手順
コロケートとスタンドアロンの2つのタイプのインストールがあります。組織の要件に応じて、Oracle Traffic Directorをスタンドアロン・モードまたはWebLogic Serverとのコロケート・ドメインでインストールできます。また、グラフィカル・ユーザー・インタフェースまたはサイレント・モードを使用してインストールを完了することもできます。
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Linux: fmw_12.2.1.4.0_otd_linux64.bin
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Windows: setup_fmw_12.2.1.4.0_otd_win64.exe
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AIX: fmw_12.2.1.4.0_otd_aix_ppc64.bin
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Solaris Sparc: fmw_12.2.1.4.0_otd_solaris_sparc64.bin
-
Solaris x64: fmw_12.2.1.4.0_otd_intelsolaris.bin
グラフィカル・モードでのスタンドアロンまたはコロケートのOracle Traffic Directorのインストール
スタンドアロンおよびコロケートのOTDはいずれもグラフィカル・モードでインストールできます。
ノート:
- コロケートOTDをインストールするには、まずWebLogic Server (fmw_12.2.1.4.0_infrastructure.jar)をインストールする必要があります。Oracle WebLogic Serverのインストールの詳細は、Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成を参照してください。カスタムOracle Traffic Director WLSTコマンドの一覧は、「Oracle Traffic Director WLSTコマンド・リファレンス」を参照してください。
- Weblogicサーバーのインストールにより、共通のインフラストラクチャがOTDで利用できるようになったため、コロケート・モードでのFMW制御またはWLSTコマンドの使用によるOTDの管理が可能になります。これらの管理オプションは、スタンドアロン・モードのインストールでは使用できません。
グラフィカル・モードでOracle Traffic Directorをインストールするには、次のステップを実行します。
親トピック: インストールの手順
サイレント・モードでのコロケートまたはスタンドアロンのOracle Traffic Directorのインストール
この項では、コマンドラインでインストール・オプションを指定して、サイレント・モードでコロケートまたはスタンドアロンのOracle Traffic Directorをインストールする方法を説明します。
Oracle Traffic Directorをインストールするホストで、中央インベントリ・ディレクトリがまだ使用可能でない場合は、サイレント・インストールを始める前にoraInst.loc
ファイルを作成する必要があります。詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のUNIXオペレーティング・システムでのOracle中央インベントリの場所に関する項を参照してください。
ExaLogicでは、ORACLE_HOME
に指定するパスは、計算ノード内にローカル・マウントされたNFS共有である必要があります。
ノート:
Oracle Traffic Directorでサイレント・インストールを実行する間は、ignoreSysPrereqs
オプションを使用するとインストールが失敗するため、使用しないでください。
親トピック: インストールの手順
インストールの問題のトラブルシューティング
インストール中に起きる可能性がある既知の問題を理解しておく必要があります。それを修正するには、トラブルシューティングの手順に従ってください。
Oracle Traffic Directorのインストール中にエラーが発生した場合は、次の作業を実行します。
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システムが「Oracle Traffic Directorをインストールするための前提条件」で指定されている要件を満たしていることを確認します
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インストール・ウィザードの使用中に、いずれかのインストール画面で誤った情報を入力した場合は、「戻る」をクリックしてその画面まで戻り、正しい情報を入力してインストールを続行します
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インストーラによるファイルのコピーまたはリンク中にエラーが発生した場合は、次の手順を実行してください。
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エラーを記録し、インストール・ログ・ファイルを確認します。詳細は、「インストール・ログの確認」を参照してください。
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次のコマンドを入力して、失敗したインストールを削除します。ORACLE_HOME/oui/bin/deinstall.sh
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エラーの原因となった問題を修正します。
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インストール処理を再開します。
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