1 Oracle Traffic Directorのインストールについて

Oracle Traffic Directorは、バックエンド・サーバーにHTTP/SおよびTCPトラフィックをルーティングするソフトウェア・ロード・バランサです。バックエンド・サーバーは、Oracle Traffic Director内でオリジン・サーバーとみなされており、アプリケーション・サーバー、Webサーバー、LDAPサーバーなどがあります。

ノート:

12.2.1.4.0で、Oracle Traffic Directorは非推奨になりました。

将来、同等の機能を実現するには、Oracle HTTP Server、Microsoft IIS Web ServerまたはApache HTTP Serverプラグインか、TraefikなどのネイティブKubernetesロード・バランサを使用してください。

12cリリース1以降、エンジニアド・システム(Oracle LinuxまたはOracle Solarisのいずれかを実行しているOracle ExalogicおよびOracle Solarisを実行しているOracle SuperCluster)とともに使用できるようになったことに加えて、Oracle Traffic DirectorはOracle WebLogic Server MultitenantまたはOracle WebLogic Server Continuous Availabilityアドオン・オプションを使用するお客様が使用できるようになりました。

ノート:

WebLogic Server Multitenantドメイン・パーティション、リソース・グループ、リソース・グループ・テンプレート、仮想ターゲットおよびリソース消費管理は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になり、次のリリースで削除されます。

ノート:

Oracle Traffic Directorのインストールを開始する前に、その機能、関連用語、インストール・トポロジなどについて基本的に理解しておくことをお薦めします。詳細は、『Oracle Traffic Directorの管理』Oracle Traffic Directorのスタート・ガイドに関する項を参照してください。

この章に含まれる項は、次のとおりです。

インストール、アンインストールおよび再インストール

表1-1では、Oracle Traffic Directorをインストールするために実行する必要があるタスクについて説明します。

表1-1 インストール、アンインストールおよび再インストール

タスク 手順

Oracle Traffic Directorのインストール

インストールの詳細は、「インストール手順」を参照してください。

検証手順

検証、アンインストールおよび再インストールの詳細は、「インストールの検証」を参照してください。