10 マッピング

Oracle Data Integratorのマッピングおよびその作成方法について学習します。

マッピングとは

Oracle Data Integratorでマッピングを確認します。

Oracle Data Integrator (ODI)におけるマッピングは、データ・ソース、ターゲット、およびソースからターゲットにデータが流れる変換の論理および物理編成です。マッピングにより、結合、フィルタ、集計、設定、分割などのコンポーネントのフローを介してソースがターゲットに接続されます。また、マッピングは、統合プロセスの生成に使用されるナレッジ・モジュール(コード・テンプレート)も参照します。ソースおよびターゲットは、それぞれデータストアによって表されます。ビジネス・ルールは、ソースからターゲットへのデータ処理の進行方法と、その方法に従って発生する操作を定義します。ビジネス・ルールは自然言語で定義し、ODIを使用してSQLに変換します。マッピングを再使用可能マッピングとして保存し、別のマッピングで再度使用できます。

マッピングは、いくつかの部分、データストア、データセット、再使用可能マッピング、コネクタ、ナレッジ・モジュール、変数、順序、ユーザー関数およびその他のコンポーネントで構成されます。オプションで、ステージング・スキーマを指定できます。

マッピングを作成および管理するには、マッピングを開くたびに開かれるマッピング・エディタを使用します。マッピングは、デザイナ・ナビゲータの「プロジェクト」の下にあり、個々のプロジェクトの下のフォルダに編成されます。

『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』マッピングの概要に関する項を参照してください。

『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』再使用可能マッピングに関する項を参照してください。

マッピングの作成

Oracle Data Integratorでマッピングを作成する方法について学習します。

新しいマッピングを作成するには:
  1. デザイナ・ナビゲータに移動し、マッピングを作成するプロジェクトおよびフォルダを展開して、「マッピング」ノードを選択します。
  2. (オプション)新しいマッピングに新しい空のデータセットを含める場合は、「空のデータセットを作成します」を選択します。
  3. マッピング・エディタの論理ダイアグラムにコンポーネントをドラッグして、マッピングを作成します。
  4. コンポーネント間での接続のドラッグ、これらの接続間での属性のドラッグ、およびプロパティ・インスペクタを使用したコンポーネントのプロパティの変更により、コンポーネントを接続および構成します。
  5. 物理ダイアグラムを使用して、物理インフラストラクチャ上での統合プロセスの実行場所および実行方法を定義します。
  6. マッピングを実行します。

『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』マッピングの作成に関する項を参照してください。

『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』再使用可能マッピングの作成に関する項を参照してください。