5 既知の問題と回避策
Oracle Formsの問題点と回避策
この項では、Oracle Formsに関連する問題の詳細およびその回避策について説明します。
表5-1 Oracle Formsの問題点と回避策
問題 | オペレーティング・システム | 説明 |
---|---|---|
Forms JDAPI、Forms Application Deployment Services (FADS)またはForms XML Converterを使用すると、JVMがクラッシュする | Microsoft Windows |
Oracleホームで使用されるJDKをバージョン8U261以上に更新した後、JDAPI、FADSまたはXML Converterを使用しようとすると、JVMがクラッシュする可能性があります。次のようになります:
この問題は、以前のバージョンのJDKでは発生しませんでした。 解決策: パッチ32460115を適用します。 |
JAWSで動作しないショートカット・キー |
Microsoft Windows |
Forms BuilderをJAWSと組み合せて使用すると、アイテムを作成するために[Ctrl]を押しながら[Insert]を押すキーボード・ショートカットは、機能しません。 この問題を回避するには、メニューのニーモニック・キーを使用します。[Alt]を押しながら[E]を押すと、「編集」メニューが開き、次に[R]を押すと「作成」を選択してアイテムを作成できます。 |
WLS_FORMSを停止して再起動する前に停止する必要のあるdejvm |
Microsoft Windows |
Oracle WebLogic管理対象サーバーを再起動する前に、そのサーバーにより起動されたすべてのJVMコントローラ・プロセス( |
クリアでないテキストおよびイメージのレンダリング |
Microsoft Windows |
ディスプレイの拡大縮小の値が100%以外の値に設定されているデスクトップで、Java 11をFormsスタンドアロン・ランチャで使用すると、歪みが見られることがあります。https://bugs.openjdk.java.net/browse/JDK-8194165 回避策としては、Windowsのディスプレイの拡大縮小設定を100%に変更します。変更を反映して完全に適切にレンダリングされるようにするには、現在のWindowsセッションからログアウトして再度ログインする必要がある場合があります。 |
シグナル・チェーン機能に必要なLD_PRELOAD設定 |
Linux/UNIX |
JVMバージョン1.5以上でシグナル・チェーン機能が動作するには、 |
一部の |
Linux/UNIX |
問題を回避するには、 |
Forms Builderが起動しない |
Linux 7 (OELおよびRedHat)およびSLES 12 SP1 |
Forms Builderは、Linux OEL7、RedHat7、SUSE Linux Enterprise Server 12 SP1、またはより新しいオペレーティング・システムで起動されません。次のエラーが表示されます。 共有ライブラリlibXm.so.3をロードしようとしてエラーが発生しました。共有オブジェクト・ファイルを開けません。ファイルまたはディレクトリがありません。 これは、Forms BuilderがlibXm.so.3を見つけようとしているためです。このバージョンは、新しいLinuxのバージョンには存在しません。問題を回避するには、ソフト・リンクを作成します。
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Oracle Forms Compilerのランタイム・エラー |
Solaris |
Oracle FormsコンパイラおよびForms Builderを実行中で、かつNLS_LANGを設定している場合に、コンパイラが終了時にクラッシュする問題を解決するには、ユーザーはさらに環境変数LC_ALLを設定する必要があります。 export LC_ALL=C |
Oracle Forms Builderの「フォームの実行」ボタンが失敗する |
すべて |
Forms builderで「フォームの実行」ボタンを使用しようとすると、先にフォームがFORMS_PATHに含まれるディレクトリに保存されていない場合は失敗します。かわりに、作業ディレクトリをFORMS_PATHに追加します。これは通常MIDDLEWARE_HOME \binディレクトリです。これは意図的な動作上の変更で、ディレクトリ・パスがURLに追加されるのを防ぎます。推奨はされませんが、FORMS_MODULE_PATHエントリ全体をdefault.envから削除(コメント化)すると、以前のバージョンの動作に戻すことができます。 |
WLS_FORMSがプロキシの後ろにある場合Web Startが機能しない |
すべて |
WLS_FORMSがプロキシ・サーバーの後ろにある場合、Web Startを使用してFormsアプリケーションを起動しようとすると失敗します。この問題を修正するには、formsweb.cfgのWEBSTART_CODEBASEを外部サーバーからの表示のようなCODEBASEの完全修飾パスに設定します。たとえば、http://OHShost:OHSport/forms/javaです。 |
項目内に入力できる文字数に影響を与える変更とその回避策 |
すべて |
問題
回避策 前述の説明に含まれる動作の変更は、DATE項目のAuto-Skipプロパティを設定したユーザーに影響を与える場合があります。このリリースでは、エンド・ユーザーがより多くの文字を特定のDATE項目に入力できる場合があります。この場合、自動スキップは11gR1より前とは異なり発生しません。自動スキップを確実に発生させるには、項目に使用する書式マスクに、
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ORA-01031エラー |
すべて |
ATP-S(共有)への接続時に、Forms Builderによって「ORA-01031: 権限が不足しています」というエラーがスローされます。このエラーは無視しても問題ありません。ただし、この状態の結果として、リモート依存性モードはTIMESTAMPに設定されます。 |
Forms Application Deployment Service (FADS)は、一部のアプリケーションのデプロイに失敗します。 |
すべて |
ATP (共有および専用)に接続しようとすると、SQLスクリプトを含むデプロイメントは失敗します。デプロイメント詳細に次のエラーが表示されます: IOエラー: 読取りコールからマイナス1を取得しました。データベースとの接続の確立中にエラーが発生しました。 ノート: SQLスクリプトのデプロイメントは、IBM AIXではサポートされていません。解決策: パッチ32645990を適用します。 |