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Oracle VM Managerユーザーズ・ガイド
リリース2.2
B57074-01
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7 ユーザーおよびグループの管理

この章では、Administratorとしてユーザーおよびグループを管理する方法について説明します。 ここでは次の内容について説明します。


注意:

  • この章に記載されている機能を使用できるのは、Administratorsのみです。

  • Administratorによる小さなミスが、Oracle VM Manager環境全体に重大な損害を与える場合があります。 アカウントを作成する際は、管理者の数を最小限に抑えてください。


7.1 デフォルトのアカウント

Oracle VM Managerには、デフォルトのアカウントがあります。 デフォルトのユーザー名はadmin(小文字)です。 パスワードはOracle VM Managerのインストール時に設定されます。

7.2 ユーザーの管理

新しいユーザーの作成、使用しないユーザーの削除、ユーザー・ロールの変更およびユーザー・パスワードの再設定を実行できます。 この項の内容は、次のとおりです。

ユーザーを検索するには、「検索の表示」をクリックして、検索基準を入力します。

7.2.1 ユーザーの作成

ユーザーを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「管理」ページで、「ユーザー」タブをクリックし、「作成」ボタンをクリックします。

  2. 次のユーザー情報を入力します。

    • ユーザー名: ユーザーのアカウント名。 ユーザー名にmanagerまたはuserを使用することはできません。

      アカウント名は英数字で構成されている必要があります。また、アカウント名にアンダースコア(_)およびハイフン(-)以外の特殊文字または空白を含めることはできません。 名前の最大長は100文字です。

    • パスワード: ユーザーがOracle VM Managerのログインに使用するパスワード。

    • パスワードの再入力: ユーザーのパスワード。

    • 名: ユーザーの名前。

    • 姓: ユーザーの姓。

    • 電子メール: ユーザーの電子メール・アドレス。 ユーザーがパスワードを忘れた場合、新しいパスワードがこの電子メールに送信されます。

    • ステータス: アカウント・ステータスを選択します。 「ロック」または「ロック解除」を選択できます。 ステータスが「ロック解除」の場合のみ、アカウントを使用できます。 このアカウントをロックするには、「ロック」を選択します。

    • ロール: ユーザーに3つのロール(UserManager、またはAdministrator)のいずれかを付与します。 ロールの詳細は、第1.5項「Oracle VM Managerのロール」を参照してください。

  3. ユーザーのサーバー・プールを選択します。

  4. ユーザーのグループを選択します。 1人のユーザーが複数のグループに参加できます。

  5. 「確認」をクリックします。

ユーザーが作成されます。

7.2.2 詳細の表示

ユーザーの詳細情報を表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「ユーザー」ページの「ユーザー」タブをクリックします。

  2. 「ユーザー」表の「表示」リンクをクリックすると、ユーザーが使用できるサーバー・プールとユーザーが属するグループを表示できます。

    図7-1 ユーザーの詳細

    図7-1の説明が続きます。
    「図7-1 ユーザーの詳細」の説明

7.2.3 ユーザーの編集

次の操作を実行する場合は、ユーザー情報を編集します。

  • 電子メール・アドレスなどのユーザー情報の変更

  • アカウントのロックまたはアンロックのためのアカウント・ステータスの変更

  • ロールの変更

  • グループまたはサーバー・プールへのユーザーの追加

  • グループまたはサーバー・プールからのユーザーの削除

ユーザーを編集するには、次の手順を実行します。

  1. 「管理」ページで、編集するユーザーを検索および選択して、「編集」ボタンをクリックします。

  2. 「編集」ページで、ユーザー情報の更新、ユーザー・ロールの変更、グループまたはサーバー・プールへのユーザーの追加、グループまたはサーバー・プールからのユーザーの削除を実行できます。

    アカウント・ステータスに「ロック」または「ロック解除」を選択できます。 デフォルトのステータスは、「ロック解除」です。 アカウントをロックすると、ユーザーはこのアカウントを使用できなくなります。

  3. 「適用」をクリックします。

7.2.4 ロールの変更

ユーザー・ロールが変更される場合(たとえば、通常のユーザーがAdministratorとして割り当てられる場合)、Oracle VM Managerでユーザー・ロールを変更する必要があります。

ロールの詳細は、第1.5項「Oracle VM Managerのロール」を参照してください。

ユーザー・ロールを変更するには、次の手順を実行します。

  1. 「管理」ページで、対象ユーザーを選択し、「編集」ボタンをクリックします。

  2. ロールを適宜選択し、「適用」ボタンをクリックします。

7.2.5 ユーザーの削除

ユーザーを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「管理」ページで、削除するユーザーを検索および選択します。 「削除」ボタンをクリックします。

  2. 削除するユーザーを確認します。

7.3 グループの管理

Oracle VM Managerシステムには多くのユーザーが存在するので、各ユーザーに個別に権限を割り当てるには時間がかかります。 グループ機能を使用すると、特定のユーザーをグループに追加できます。 権限をグループに割り当てると、このグループのすべてのメンバーがグループ権限を持ちます。 これによって、管理が容易になります。

この項の内容は、次のとおりです。

グループを検索するには、「検索の表示」をクリックして、検索基準を入力します。

7.3.1 デフォルトのグループ

デフォルトのグループには、Public GroupおよびMy Workspaceの2つがあります。

  • Public Groupには、すべてのパブリック仮想マシンが含まれます。 すべてのユーザーは、Public Groupの仮想マシンを配置および参照できます。

  • My Workspaceグループには、プライベート仮想マシンのみが含まれます。 仮想マシン所有者のみがMy Workspaceの仮想マシンを管理できます。

7.3.2 グループの作成

多くのユーザーが存在する場合、特定のユーザーを単一のグループまたは複数のグループに結合できます。 たとえば、同じサーバー・プールに属するユーザーを単一のグループに結合できます。

グループを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「管理」ページの「グループ」タブをクリックします。

  2. 「作成」ボタンをクリックし、グループの名前および説明を入力します。

  3. グループのユーザーを選択します。 「使用可能なユーザー」列のユーザー名をダブルクリックし、「選択したユーザー」列に追加します。

  4. 「確認」をクリックします。

7.3.3 グループへのユーザーの追加

新しいグループにユーザーを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「ユーザー」ページの「ユーザー」タブをクリックします。

  2. グループに追加するユーザーを検索および選択して、「編集」をクリックします。

  3. 「グループ」領域で、「使用可能なグループ」列のグループをダブルクリックして、「選択したグループ」列に移動します。

  4. 「グループ」セクションを確認します。 選択したグループが「選択したグループ」列に表示されていることを確認します。

  5. 「適用」をクリックします。

7.3.4 グループの編集

グループを編集するには、更新するグループを選択し、「編集」ボタンをクリックしてグループ情報を更新します。 また、ユーザーをグループに追加したり、グループからユーザーを削除できます。

7.3.5 グループの削除

グループを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「管理」ページで、削除するグループを選択し、「削除」ボタンをクリックします。

  2. 削除するグループを確認します。

グループを削除した後も、このグループのすべてのユーザーがシステムに残っています。 グループとともにユーザーを削除する場合は、第7.2.5項「ユーザーの削除」を参照してください。

7.4 ログの表示

各オブジェクト(仮想マシンやサーバー・プールなど)のログ・ページに移動するのではなく、Oracle VM Managerのすべてのログを一度に表示できます。 このログには、次のメッセージ・ログが含まれています。

ログを表示するには、「管理」ページに移動して「ログ」タブをクリックします。 ログ情報には次のものが含まれます。

「リフレッシュ間隔」フィールドを使用して、ログ結果のリフレッシュ間隔を選択できます。 ログは手動でリフレッシュするか、あるいは10秒または30秒ごとにリフレッシュすることができます。

ログを検索するには、「検索の表示」をクリックして、検索基準を入力します。