この章では、Administratorとしてユーザーおよびグループを管理する方法について説明します。 ここでは次の内容について説明します。
注意:
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Oracle VM Managerには、デフォルトのアカウントがあります。 デフォルトのユーザー名はadmin(小文字)です。 パスワードはOracle VM Managerのインストール時に設定されます。
新しいユーザーの作成、使用しないユーザーの削除、ユーザー・ロールの変更およびユーザー・パスワードの再設定を実行できます。 この項の内容は、次のとおりです。
ユーザーを検索するには、「検索の表示」をクリックして、検索基準を入力します。
ユーザーを作成するには、次の手順を実行します。
「管理」ページで、「ユーザー」タブをクリックし、「作成」ボタンをクリックします。
次のユーザー情報を入力します。
ユーザー名: ユーザーのアカウント名。 ユーザー名にmanagerまたはuserを使用することはできません。
アカウント名は英数字で構成されている必要があります。また、アカウント名にアンダースコア(_)およびハイフン(-)以外の特殊文字または空白を含めることはできません。 名前の最大長は100文字です。
パスワード: ユーザーがOracle VM Managerのログインに使用するパスワード。
パスワードの再入力: ユーザーのパスワード。
名: ユーザーの名前。
姓: ユーザーの姓。
電子メール: ユーザーの電子メール・アドレス。 ユーザーがパスワードを忘れた場合、新しいパスワードがこの電子メールに送信されます。
ステータス: アカウント・ステータスを選択します。 「ロック」または「ロック解除」を選択できます。 ステータスが「ロック解除」の場合のみ、アカウントを使用できます。 このアカウントをロックするには、「ロック」を選択します。
ロール: ユーザーに3つのロール(User、Manager、またはAdministrator)のいずれかを付与します。 ロールの詳細は、第1.5項「Oracle VM Managerのロール」を参照してください。
ユーザーのサーバー・プールを選択します。
ユーザーのグループを選択します。 1人のユーザーが複数のグループに参加できます。
「確認」をクリックします。
ユーザーが作成されます。
ユーザーの詳細情報を表示するには、次の手順を実行します。
「ユーザー」ページの「ユーザー」タブをクリックします。
「ユーザー」表の「表示」リンクをクリックすると、ユーザーが使用できるサーバー・プールとユーザーが属するグループを表示できます。
次の操作を実行する場合は、ユーザー情報を編集します。
電子メール・アドレスなどのユーザー情報の変更
アカウントのロックまたはアンロックのためのアカウント・ステータスの変更
ロールの変更
グループまたはサーバー・プールへのユーザーの追加
グループまたはサーバー・プールからのユーザーの削除
ユーザーを編集するには、次の手順を実行します。
ユーザー・ロールが変更される場合(たとえば、通常のユーザーがAdministratorとして割り当てられる場合)、Oracle VM Managerでユーザー・ロールを変更する必要があります。
ロールの詳細は、第1.5項「Oracle VM Managerのロール」を参照してください。
ユーザー・ロールを変更するには、次の手順を実行します。
「管理」ページで、対象ユーザーを選択し、「編集」ボタンをクリックします。
ロールを適宜選択し、「適用」ボタンをクリックします。
Oracle VM Managerシステムには多くのユーザーが存在するので、各ユーザーに個別に権限を割り当てるには時間がかかります。 グループ機能を使用すると、特定のユーザーをグループに追加できます。 権限をグループに割り当てると、このグループのすべてのメンバーがグループ権限を持ちます。 これによって、管理が容易になります。
この項の内容は、次のとおりです。
グループを検索するには、「検索の表示」をクリックして、検索基準を入力します。
デフォルトのグループには、Public GroupおよびMy Workspaceの2つがあります。
Public Groupには、すべてのパブリック仮想マシンが含まれます。 すべてのユーザーは、Public Groupの仮想マシンを配置および参照できます。
My Workspaceグループには、プライベート仮想マシンのみが含まれます。 仮想マシン所有者のみがMy Workspaceの仮想マシンを管理できます。
多くのユーザーが存在する場合、特定のユーザーを単一のグループまたは複数のグループに結合できます。 たとえば、同じサーバー・プールに属するユーザーを単一のグループに結合できます。
グループを作成するには、次の手順を実行します。
「管理」ページの「グループ」タブをクリックします。
「作成」ボタンをクリックし、グループの名前および説明を入力します。
グループのユーザーを選択します。 「使用可能なユーザー」列のユーザー名をダブルクリックし、「選択したユーザー」列に追加します。
「確認」をクリックします。
新しいグループにユーザーを追加するには、次の手順を実行します。
「ユーザー」ページの「ユーザー」タブをクリックします。
グループに追加するユーザーを検索および選択して、「編集」をクリックします。
「グループ」領域で、「使用可能なグループ」列のグループをダブルクリックして、「選択したグループ」列に移動します。
「グループ」セクションを確認します。 選択したグループが「選択したグループ」列に表示されていることを確認します。
「適用」をクリックします。
グループを編集するには、更新するグループを選択し、「編集」ボタンをクリックしてグループ情報を更新します。 また、ユーザーをグループに追加したり、グループからユーザーを削除できます。
グループを削除するには、次の手順を実行します。
「管理」ページで、削除するグループを選択し、「削除」ボタンをクリックします。
削除するグループを確認します。
グループを削除した後も、このグループのすべてのユーザーがシステムに残っています。 グループとともにユーザーを削除する場合は、第7.2.5項「ユーザーの削除」を参照してください。
各オブジェクト(仮想マシンやサーバー・プールなど)のログ・ページに移動するのではなく、Oracle VM Managerのすべてのログを一度に表示できます。 このログには、次のメッセージ・ログが含まれています。
仮想マシン
仮想マシン・テンプレートやISOファイルなどのリソース
Oracle VM Server
サーバー・プール
管理タスク
ログを表示するには、「管理」ページに移動して「ログ」タブをクリックします。 ログ情報には次のものが含まれます。
メッセージが生成された時間。
メッセージのログ・レベル。
INFOは通常の操作メッセージを示し、情報提供のみを目的としています。
WARNINGはより重大なメッセージを示し、解決に注意を向ける必要がある場合があります。
ERRORはエラーが発生したことを示します。
ログを生成したプロセスを開始したユーザーの名前。
仮想マシンやサーバー・プールなどのターゲット・タイプ。
仮想マシン名やサーバー・プール名などのターゲット名。
メッセージを生成した操作。
メッセージ。
「リフレッシュ間隔」フィールドを使用して、ログ結果のリフレッシュ間隔を選択できます。 ログは手動でリフレッシュするか、あるいは10秒または30秒ごとにリフレッシュすることができます。
ログを検索するには、「検索の表示」をクリックして、検索基準を入力します。