事前作成済のOracle VM仮想マシンがある場合は、それらをOracle VM Managerにインポートして、仮想マシンまたはテンプレートとして使用できます。
仮想マシンをインポートする前に、Oracle VM Serverを使用して、必要に応じたOracle VM Serverの正しいディレクトリに仮想マシンのファイルを格納する必要があります。 Oracle VM Agentは、仮想マシンのインポート時にvm.cfgのディレクトリ情報を自動的に更新します。
Oracle VM Serverについては、第1.4項「Oracle VM Managerの構成」および第3.2項「サーバー・プールの作成」を参照してください。
事前作成済の仮想マシンをテンプレートとしてインポートする場合は、その仮想マシンのファイルをOracle VM Serverの次のディレクトリにコピーします。
/OVS/seed_pool/vm_name/
事前作成済の仮想マシンを(他のユーザーと共有しない)プライベート仮想マシンとしてインポートする場合は、その仮想マシンのファイルをOracle VM Serverの次のディレクトリにコピーします。
/OVS/running_pool/vm_name/
インポートに適した場所に仮想マシンを移動するには、次の手順を実行します。
Oracle VM Serverにログインします。
必要に応じた正しいディレクトリに仮想マシンをダウンロードまたはコピーします。 たとえば、仮想マシンXEN_EL4U5_X86_HVMをhttp://example.com/seeds/からテンプレートとしてダウンロードするには、次の手順を実行します。
仮想マシンが圧縮されている場合、次のようにwget
コマンドを実行してダウンロードします。
# cd /OVS/seed_pool # wget http://example.com/seeds/XEN_EL4U5_X86_HVM.tgz
仮想マシンを解凍します。
# cd /OVS/seed_pool # tar -xzvf XEN_EL4U5_X86_HVM.tgz
仮想マシンが圧縮されていない場合は、次のように wget -r
コマンドを実行してダウンロードします。
# cd /OVS/seed_pool # wget -r http://example.com/seeds/XEN_EL4U5_X86_HVM/
XEN_EL4U5_X86_HVMというディレクトリが/OVS/seed_pool/ディレクトリの下に作成され、仮想マシンのファイルが抽出されてOracle VM Managerのテンプレートとしてインポートできるようになります。