4.3.1 参照の作成

参照は、イベント・データに関するコンテキスト情報を提供する静的データのソースです。参照はストリームから到着するデータをエンリッチするために使用されます。

GGSAは、次の参照タイプをサポートしています:
  • Coherence参照: 外部システムからのデータを持ち、Coherenceクラスタで定義されている外部キャッシュへの参照です。
  • データベース参照: データベース内の指定した表への参照です。この参照にキャッシュを適用すると、静的データのアクセシビリティを強化できます。データをキャッシュにロードすると、参照はキャッシュからのみデータをフェッチします。有効期限ポリシーをNeverに設定するまで、参照表への更新は反映されません。
  • Igniteキャッシュ参照: Igniteキャッシュ・クラスタへの参照です。Ignite参照は、問合せステージでIgniteクラスタ参照データを使用してストリーム・データを充実します。Ignite参照のデータはキーと値のペアで、キーは文字列型、値はJsonオブジェクトです。GGSAの場合、参照する問合せステージでサポートされるのは単一値等価結合のみです。