Oracle Identity Managerはグローバリゼーションをサポートしているため、サポートされている様々な言語や国のロケールを使用してOracle Identity Managerをデプロイすることが可能です。ソフトウェア・アプリケーションのグローバリゼーションは、次の各項で説明する国際化とローカライゼーションの2つの側面から構成されます。
国際化とは、異なる言語、国および文化で使用するために製品を適応させるプロセスを指します。ソフトウェア・アプリケーションの国際化には、次のタスクが含まれます。
アプリケーション・コードからのリソース(文字列、イメージなど)の分離
適切なコード・ページ(キャラクタ・セット)の選択およびコード・ページ変換の定義
選択したコード・ページを認識するためのすべてのテキスト操作アルゴリズムの変更
日付、時刻、通貨、数値などを処理するアルゴリズムのロジックの変更
照合アルゴリズムおよびソート・アルゴリズムで使用されるロジックの変更
イメージ中のテキスト文字列の分離
ローカライゼーションとは、特定の市場に向けて国際化されたソフトウェア・アプリケーションを準備するプロセスを指し、これには次のタスクが含まれます。
ターゲット言語が使用されるロケールの特性を考慮した、ターゲット言語へのリソース文字列の翻訳
ローカライズ不能なリソースの特定および削除(必要な場合)
Oracle Identity Managerは次の言語にローカライズされています。
中国語(簡体字)
中国語(繁体字)
デンマーク語
英語
フランス語
ドイツ語
イタリア語
日本語
韓国語
ポルトガル語(ブラジル)
スペイン語
Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールを使用する際、ブラウザのロケールがサポート対象言語のいずれかに設定されていれば、コンソール上のテキストはその言語で表示されます。つまり、組織内の各ユーザーは、自分のブラウザのロケール設定に応じて、それぞれ適切な言語でコンソール画面を見ることができます。たとえば、ブラウザのロケールをフランス語に設定したユーザーには、コンソールにフランス語でテキストが表示され、ブラウザのロケールをドイツ語に設定したユーザーには、コンソールにドイツ語でテキストが表示されます。
注意: Oracle Identity Manager Design Consoleでのローカライズされたテキストの表示はサポートされていません。 |
インストール時には、使用する言語を、サポート対象言語のリストから選択します。ここでの選択は、Oracle Identity Managerのインストール全体を通じ、次の2つの場面で適用されます。
Oracle Identity Managerインストーラのテキストが、選択した言語で表示されます。
Oracle Identity Managerから送信する電子メールに、選択した言語が使用されます。
詳細は、「電子メール通知メッセージのローカライズ」を参照してください。