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Oracle Identity Managerグローバリゼーション・ガイド
リリース9.1.0.1
B53899-01
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2 インストール前のグローバリゼーションについての考慮事項

グローバリゼーションを実装するには、Oracle Identity Managerアプリケーション・コンポーネントをインストールする前に、ロケールの構成とデータベースの設定を行います。

この章の内容は次のとおりです。

2.1 ロケール設定の構成

インストール前に、アプリケーション・サーバーでロケールの地域言語設定を構成する必要があります。必ず適切な言語バージョンのオペレーティング・システムをインストールし、その他の必要な言語設定を行ってください。

マルチバイト言語用のUTF-8ロケールとLinuxオペレーティング・システムの組合せは、Oracle Identity Managerのインストーラではサポートされていません。マルチバイト言語用のUTF-8ロケールに設定したLinuxコンピュータでOracle Identity Managerを稼働するには、Oracle Identity Managerのインストール時のみUTF-8以外のロケールを使用し、インストール後に必要なUTF-8ロケールに切り替えてください。

デンマーク語のロケールに設定されたコンピュータでOracle Identity Managerインストーラを実行した場合、インストール用言語の選択リストには、デンマーク語を示すオプションがdanskとして表示されます。

ポルトガル語(ブラジル)のロケールとIBM WebSphere Application Serverの組合せはサポートされていません。詳細は、次のWebページを参照してください。

http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=3068&context=SSNVBF&dc=DB550&uid=swg1IZ01077&loc=en_US&cs=UTF-8%3C=en&rss=ct3068websphere

2.2 データベースの設定

このリリースでは、Oracle Identity ManagerはOracle Databaseでのグローバリゼーションのみをサポートしています。

Oracle Identity Managerのグローバリゼーション・サポートでは、Unicodeでデータベースを構成することをお薦めします。Oracle Databaseに対してUnicodeサポートを構成するには、次の設定を使用してください。


注意:

AL32UTF8キャラクタ・セットを選択し、NLS_LENGTH_SEMANTICS初期化パラメータをCHARに設定する必要があるかどうかを確認するには、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。

サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)を使用する場合に、初期化パラメータNLS_LENGTH_SEMANTICSCHARに設定するには、次のようにします。

  1. SYSDBAとしてSQL*PLUSに接続します。

  2. SQL*PLUSで次のコマンドを実行します。

    ALTER SYSTEM SET NLS_LENGTH_SEMANTICS=CHAR SCOPE=BOTH
    

init.oraパラメータ・ファイル(PFILE)を使用する場合に、初期化パラメータNLS_LENGTH_SEMANTICSCHARに設定するには、次のようにします。

  1. SYSDBAとしてSQL*PLUSに接続します。

  2. SQL*PLUSで次のコマンドを実行します。

    ALTER SYSTEM SET NLS_LENGTH_SEMANTICS=CHAR
    

    このコマンドはすぐに反映され、データベースが停止するまで持続します。

  3. init.oraパラメータ・ファイルを変更してNLS_LENGTH_SEMANTICS=CHARを追加します。

    このステップにより、データベースを再起動した場合にNLS_LENGTH_SEMANTICSが必ず設定されるようになります。