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インストール ガイド
ALDSP 2.5 から ALDSP 3.0 へのアップグレード
ALDSP 2.5 アプリケーションは WebLogic Workshop 8.x 環境で作成され、WebLogic Server 8.1 にデプロイされます。ALDSP 3.0 アプリケーションは Eclipse フレームワーク内に作成して WebLogic Server 9.2 にデプロイされます。ALDSP 2.5 アプリケーションを 3.0 にアップグレードする場合、データ サービス アプリケーション内のデータ サービス プロジェクトが単一のデータスペース プロジェクトにアップグレードされます。データスペース プロジェクトには、WebLogic Server 9.2 にデプロイする必要がある該当アーティファクトとともにすべてのデータ サービスが含まれます。
この章では、ALDSP 2.5 アプリケーションを ALDSP 3.0 データスペースにアップグレードする手順について説明します。この章の内容は以下のとおりです。
アップグレードの前提条件
ALDSP 2.5 データ サービス アプリケーションを 3.0 にアップグレードする前に、Workshop 8.1 環境で [ビルド|アプリケーションのクリーンアップ] を実行する必要があります。これにより、アプリケーションのアップグレードが成功したことを確認し、後でファイルを手動でクリーンアップする必要はありません。
ALDSP 2.5 アーティファクトの ALDSP 3.0 へのアップグレード
ALDSP ソース アップグレードでは、ALDSP 2.5 データ サービス プロジェクトをアップグレードすることができ、データスペース プロジェクトとして 3.0 Eclipse 作業領域に取り込むことができます。データ サービスに関連するアーティファクト (スキーマ、モデル ダイアグラム、.java ファイルおよび WSDL ファイルなど) もアップグレードします。
この節では、以下のアーティファクトの ALDSP 2.5 から ALDSP 3.0 へのアップグレードについて説明します。
アプリケーション
プロジェクト
スキーマ
ALDSP プロジェクト内の Java ファイル
JAR データ サービス プロジェクト
シュレッダー ベースのアーティファクト
他のアーティファクト
Eclipse WTP で Portal および Java web サービスのような非データのサービス プロジェクトをアップグレードするには、Data Services Studio を使用することができません。非データのサービス プロジェクトをアップグレードするには、『Workshop for WebLogic Platform プログラマのガイド』の章「WebLogic Workshop 8.1 アプリケーションのアップグレード」を参照してください。
データ サービス プロジェクトが依存する Java プロジェクトとスキーマ プロジェクトをデータ サービス プロジェクトとともにアップグレードできます。
ALDSP 2.5 アプリケーションのアップグレード
Eclipse IDE を使用してアップグレードするには、次の手順に従います。
Eclipse IDE を開きます。
[プロジェクト エクスプローラ] で右クリックします。
[インポート] を選択します。これにより、図 6-1 に示すように、[インポート] ダイアログ ボックスが表示されます。
![[インポート] ダイアログ ボックス](wwimages/importdlg.gif)
[その他] オプションを展開し、[Workshop 8.1 アプリケーション] を選択します。
[次へ] をクリックします。Workshop 8.1 アプリケーション アップグレード : [アプリケーション インポート] ダイアログ ボックスが表示されます。
図 6-2 に示すように、[アプリケーション インポート] ダイアログ ボックスからアップグレードする 2.5 アプリケーションを選択します。
注意 : |
依存スキーマと Java プロジェクトとともに 2.5 アプリケーション内のすべてのプロジェクトが 3.0 内の同じデータスペースにアップグレードされます。Java プロジェクトやスキーマ プロジェクトなど依存するすべてのデータ サービス プロジェクトがあれば選択します。アプリケーション内のすべてのプロジェクトを同じデータスペースにアップグレードしたくない場合、アップグレードするプロジェクトのみ選択してください。 |
![[Workshop 8.1 アプリケーション アップグレード] ダイアログ ボックス](wwimages/wrkshpappupgradedlg.gif)
アップグレードするプロジェクトにプレフィックスを指定したい場合、[プロジェクト名にプレフィックスを追加] オプションを選択します。
注意 : |
ALDSP 2.5 からアップグレードしたすべてのプロジェクト ファイルにはデータ サービス プロジェクトから作成した Java とスキーマ プロジェクトに対するプレフィックスも含まれます。デプロイメント名のプロパティにもプレフィックスがあります。ただし、データスペース名内の ALDSP 2.5 データ サービス プロジェクト フォルダはプレフィックスを持ちません。そのため、LD ネームスペースの URI を変更する必要がありません。 |
ランタイム環境が BEA WebLogic Server v9.2 に設定されていることを確認します。
[次へ] をクリックします。図 6-3 に示すように、Workshop 8.1 アプリケーション アップグレード : [ソース アップグレード] ダイアログ ボックスが表示されます。
![[Workshop 8.1 アプリケーション アップグレード] : [ソース アップグレード] ダイアログ ボックス](wwimages/srcupgrade.gif)
[ソース アップグレード] ダイアログ ボックスでは、次の手順に従います。
以下の要素を含む、[エラー処理] オプションを選択します。
エラーを記録してアップグレードを続けます。
エラーを記録してアップグレードを中止します。
エラーのダイアログを表示します。
リストから [メッセージの冗長] オプションを選択します。このオプションは以下の要素を含めます。
情報コメントを含める
警告コメントを含める
エラー コメントを含める
データスペース名のサフィックスを変更するには、[データスペース名のサフィックスの変更] オプションを選択します。デフォルトでは、データスペースのプロジェクト名は <application_name>_DS であり、変更することもできます。データスペースのスキーマからスキーマ プロジェクトの作成を選択してスキーマ プロジェクトを作成することができます。このオプションでは、データスペース プロジェクト内の <Application_Name>_Schema 名のあるすべてのスキーマを使用してスキーマ プロジェクトを作成します。これらのスキーマから作成したスキーマまたは Xmlbeans をプロジェクト外に使用する場合、このオプションを使用して別のスキーマ プロジェクトを作成します。
[次へ] をクリックします。Workshop 8.1 アプリケーション アップグレード : [DSP 依存関係選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
![[Workshop 8.1 アプリケーション アップグレード] : [DSP 依存関係選択] ダイアログ ボックス](wwimages/dspdependencyselecn.gif)
このダイアログ ボックスでは、カタログ サービス プロジェクトを含むプロジェクトの JAR とともにアップグレード用に選択したデータ サービス プロジェクトを示します (利用可能な場合)。デフォルトでは、データ サービス JAR プロジェクトがアップグレード用に選択されています。アップグレードしたくない場合は、確認して選択解除にする必要があります。データ サービス プロジェクトがすでに選択されているため、ユーザがここで選択を編集することができないからです。
このダイアログ ボックスはデータスペース依存関係 (スキーマ、Java プロジェクトとライブラリ JAR など) も示します。Java プロジェクト、スキーマ プロジェクトまたは任意のライブラリ JAR がアップグレードする 1 つまたは複数のデータ サービス プロジェクトによって使用されている場合、それらを選択する必要があります。ただし、内部 Jar ファイル、ldclient.jar
および ld-server-app.jar
はリストされていません。
[次へ] をクリックします。これによって、アップグレード プロセスが完了し図 6-5 に示すように、アップグレード プレビューにアップグレードしたファイルの概要が表示されます。

アップグレード プレビューでは、以下の詳細が表示されます。
アップグレード中に実行されていたアクションのリスト
追加および削除したファイルのリスト
アップグレードの必要がないファイルのリスト
[完了] をクリックします。インポートされたデータスペースが図 6-6 に示すように、[プロジェクト エクスプローラ] で表示されます。

注意 : |
アップグレードを完了した後、空 EAR プロジェクト フォルダも作成されます。この EAR プロジェクトはアップグレードしたデータスペースに関係なく、後で使用する予定がない場合は削除できます。 |
ALDSP 2.5 から 3.0 への ALDSP コントロールのアップグレード
Workshop for WebLogic 8.x 内の ALDSP 2.5 コントロールを Workshop for WebLogic 9.2 にアップグレードする必要があります。この節では、2.5 LD コントロール (.jcx) でプロジェクトをアップグレードする手順について説明します。
アップグレード後、すべての古いアノテーションが新しいアノテーションにアップグレードされます。アップグレードした ALDSP コントロールは Workshop for WebLogic 9.2 に利用できます。
アップグレード プロセスを開始する前に、コントロールのプラグインおよびコントロールのアップグレード プラグインをインストールする必要があります。
以下の場所から com.bea.dsp.ide.control.feature.link
ファイルをコピーします。
<bea_home>\weblogic92\aldsp_3.0\eclipse-plugins\workshop9
<bea_home>
は BEA 製品インストールのホーム ディレクトリです。例えば、c:\bea
。
以下の場所にこのファイルを貼り付けます。
<bea_home>\workshop92\eclipse\links
コントロールをアップグレードするには、以下の手順に従います。
Workshop for WebLogic 9.2 を起動します。
[パッケージ エクスプローラ] で右クリックして、[インポート] を選択します。
図 6-7 に示すように、[インポート] ダイアログ ボックスから [Workshop 8.1 アプリケーション] オプションを選択します。
![[インポート] ダイアログ ボックス : [Workshop 8.1 アプリケーション] オプションの選択](wwimages/wrkshp_importdlg.gif)
[次へ] をクリックします。図 6-8 に示すように、Workshop 8.1 アプリケーション アップグレード : [アプリケーション インポート] ダイアログ ボックスが表示されます。
![[Workshop 8.1 アプリケーション アップグレード] : [アプリケーション インポート] ダイアログ ボックス](wwimages/wrkshp_appimport.gif)
アプリケーション インポート ボックスでは、次の手順に従います。
参照して、アップグレードするアプリケーションを入力します。
プロジェクトにプレフィックスを入力したい場合、[プロジェクト名にプレフィックスを追加] オプションを選択して、プレフィックスを入力します。
[次へ] をクリックします。図 6-9 に示すように、Workshop 8.1 アプリケーション アップグレード : [ソース アップグレード] ダイアログ ボックスが表示されます。
![[Workshop 8.1 アプリケーション アップグレード] : [ソース アップグレード] ダイアログ ボックス](wwimages/wrkshp_srcupgrade.gif)
[ソース アップグレード] ダイアログ ボックスでは、次の手順に従います。
[エラー処理] オプションを選択します。オプションは「ALDSP 2.5 アプリケーションのアップグレード」の手順 a に前述したオプションと同じです。
[メッセージの冗長] オプションを選択します。オプションは「ALDSP 2.5 アプリケーションのアップグレード」の手順 b に前述したオプションと同じです。
プロジェクト間のランタイム JAR ファイルの重複を避けるため、[WebLogic J2EE 共有ライブラリの使用] オプションを選択します。
JSP ページで必要のない .properties
ファイルを削除するには、[Web コンテンツ フォルダからコピーしたリソース バンドル ファイルを削除] オプションを選択します。
XQuery を XQ2002 から XQ2004 にアップグレードするには、[JPD ドキュメント アップグレーダ オプション] セクションから [XQ2002 の XQ2004 へのアップグレード] オプションを選択します。
9.2 サーバ ランタイムと互換性のある NetUI 互換性タグを Apache Beehive プロジェクト タグにアップグレードするには、[BEA NetUI タグを Apache Beehive タグで置き換える] オプションを選択します。
[次へ] をクリックします。これによって、プロジェクト フォルダのためのコンフィグレーション インポートおよびアップグレードするファイルのレポート生成のプロセスが開始されます。
レポートが生成された後、図 6-10 に示すように、[アップグレード プレビュー] ダイアログ ボックスが表示されます。

コントロール customer.jcx
がリストされ、アップグレード ユーティリティによって関連付けられるファイルで実行されるアクションが表示されます。
[完了] をクリックします。アップグレード プロセスを完了します。図 6-11 に示すように、[プロジェクト エクスプローラ] に Workshop for WebLogic 9.2 内の新しいコントロールが表示されます。アップグレードの後、コントロールは .java
ファイルに変換されます。

注意 : |
コントロールの戻り値型が複合である場合、アップグレードしたコントロールの WebContent\WEB-INF\lib フォルダには、関連するスキーマ JAR または XMLBeans JAR があることを確認します。コントロール用に XMLBeans JAR ファイルの詳細については、WebLogic Workshop 9.2 ドキュメントの「WebLogic Workshop 8.1 ユーザに対する主な相違点」を参照してください。 |
ALDSP 2.5 コンフィグレーションの 3.0 へのインポート
ALDSP 2.5 アプリケーションを 3.0 にアップグレードした後、古い管理コンフィグレーションを新しい ALDSP 環境にインポートしなければならない場合もあります。ALDSP 2.5 プロジェクト コンフィグレーションを使用する場合、ALDSP 3.0 で ALDSP Administration Console を使用して 2.5 コンフィグレーション ファイルをインポートすることができます。ALDSP 2.5 コンフィグレーション ファイルは以下の場所にあります。
<domain_dir>\liquiddata\<applicationname>config.xml
<domain_dir>
は通常 <bea_home>\weblogic81\samples\domains\
にあります。
注意 : |
ALDSP 2.5 の [デフォルトの匿名アクセスを許可] オプションは 3.0 にインポートされません。ALDSP 3.0 におけるデフォルト匿名アクセスの設定の詳細については、「ALDSP リソースの保護」の「匿名アクセスの許可」セクションを参照してください。 |
ALDSP コンフィグレーション インポートは 2.5 データ サービス プロジェクトを 3.0 データスペース プロジェクトにアップグレードする必要があり、ALDSP 3.0 ランタイム環境でデプロイする必要があります。
2.5 コンフィグレーションをインポートするには、次の手順に従います。
以下の URL を使用して ALDSP Administration Console を起動して、ログインしてください。
http://localhost:7001/dspconsole
[アップグレードしたデータスペース プロジェクト] を選択します。
[システム管理] カテゴリを選択し、[インポート] タブをクリックします。
ロックを取得するには [ロックして編集] をクリックします。
図 6-12 に示すように、[2.5 コンフィグレーションのインポート] リンクをクリックします。
![[インポート] タブ](wwimages/import-25config.gif)
図 6-13 に示すように、[2.5 コンフィグレーションのインポート] セクションを参照して 2.5 コンフィグレーション ファイルがあるパスを指定します。

コンフィグレーション ファイルのアップグレードを完了するには、[保存|変更のアクティブ化] をクリックします。
ALDSP 3.0 内のアップグレード後のアーティファクト マッピング
この章では、ALDSP 2.5 から 3.0 へのアップグレードの結果が強調表示され、2.5 と 3.0 の間のマッピング アップグレードの情報が提供されます。
注意 : |
アップグレードの後、3.0 サーバと通信するには 2.5 静的なクライアントを使用することができます。アップグレードしたデータスペースを 2.5 クライアントを使用するように変更するには、元の 2.5 アプリケーションに変更を適用し、2.5 静的なクライアントを生成してそのクライアントを ALDSP 3.0 に使用する必要があります。 |
表 6-1 では、ALDSP 3.0 にアップグレードした後のアップグレードとアーティファクトのマッピングの詳細を示します。
表 6-1 更新機能およびアーティファクト マッピング
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データスペース名は _DS サフィックスがある 2.5 アプリケーション名。例えば、RTLApp_DS。アップグレード プロセス中にサフィックスを変更することができる。詳細については、「 ALDSP 2.5 アプリケーションのアップグレード」の 手順 c を参照。
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アップグレードしたデータスペース内のデータスペース プロジェクト。
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複数のデータ サービス プロジェクトが単一のデータスペースにアップグレードされる。データ サービス プロジェクトはデータスペース内のフォルダになる。
プロジェクトはデータ サービスおよびスキーマに対する URI を保持する。
データスペース プロジェクトは、ALDSP 2.5 Mediator API のアップグレードしたアプリケーションへのアクセスを許可するために、アプリケーション名 (EAR プロジェクト名) を使用する。
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JAR ファイル、スキーマ プロジェクトおよび Java プロジェクト
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依存プロジェクトとしてマークしたスキーマ プロジェクトがデータスペース内でコピーされる。プロジェクト依存関係のマーキングまたは選択の詳細については、「ALDSP 2.5 アプリケーションのアップグレード」内の手順 11 を参照。
依存としてマークされているライブラリ ファイルはデータスペース プロジェクトの DSP-INF\lib フォルダにコピーされる。
データスペース プロジェクトは作成した Java プロジェクトおよび依存の Java プロジェクトに基づく。すべての作成した Java プロジェクトおよび依存の Java プロジェクトはスキーマ プロジェクト (作成している場合) に基づく。
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アップグレードしたデータスペース内のプロジェクトから個別の index.xml ファイルが削除される。代わりに、プロジェクトをビルドする場合、データスペース全体に対して単一の index.xml ファイルが作成される。
データスペース内の異なるプロジェクトの場合は、sdo.xsdconfig.xml ファイルをルート レベルで削除する。
個々のプロジェクト用の xquery-types.xsd ファイルを削除し、データスペース用の 1 つのファイルを作成する。
データスペース内の各プロジェクトの SQL インデックス ファイルが結合され、データスペース用の DSP-INF/sql/sql-index.xml に格納される。
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3.0 では、データスペース プロジェクトでは Java ファイルを保存することができない。したがって、2.5 データ サービス プロジェクトのアップグレード時、これらのファイルは各データ サービス プロジェクト用の新しい Java プロジェクトに移動される。このプロジェクトは <dataservice_project_name>_java という名前になる。
データ サービス プロジェクトから作成した Java プロジェクトの場合、依存関係をデータスペース レベルで設定する。
データスペース プロジェクトをビルドする時に、依存 JAR またはバイナリ ファイルが DSP-INF/lib フォルダにコピーされる。
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フォルダ構造およびスキーマの名はアップグレード後にも変更されない。
別のスキーマ プロジェクトの作成を選択すると、選択した異なるデータ サービス プロジェクトからのすべてのスキーマ ファイルが別のスキーマ プロジェクトに < dataspace_name>_Schema という名前で格納される。別のスキーマ プロジェクトの選択の詳細については、「 ALDSP 2.5 アプリケーションのアップグレード」内の 手順 c を参照。
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データスペース プロジェクト内で _catalogservices フォルダとして開く。
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ALDSP 2.5 の APP-INF/lib 内のカタログ サービス JAR がデータスペース内に展開された形式でアップグレードされる。
すべてのカタログ サービスは他のデータ サービスと同様にアップグレードされる。
すべてのクラス ファイルはフィルタされ、アップグレードの後に削除されます。新しい catalogservicelib.jar が DSP-INF/lib フォルダに追加される。
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表 6-2 に表示されている、データ サービス、xfl および Java ファイル、スキーマ、および WSDL ファイルのような他のアーティファクトもあります。
表 6-2 アップグレード後のマッピングおよび他のアーティファクトの機能
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.ds ファイルは .ds 拡張子を付けてエンティティ データ サービスとしてアップグレードされる。
データ サービス ネームスペースは変更されない。
バージョン番号があるプラグマ情報は 3.0 スタンプを含むように変更される。
すべての読み取り関数は visibility=public,kind=retrieve でアップグレードされる。
すべてのナビゲーション関数は visibility=public, kind=navigate に保持される。
すべてのプロシージャ (副作用関数) には、visibility=public, kind=library がある。また、
外部の関数に対して、関数宣言では以下を使用する。
外部の関数の場合、procedure declare procedure
外部の関数ではなく、本文を持つ場合、関数宣言では以下を使用する。
function (declare function)
注意 : |
アップグレード後に、libraryProcedure からの関数である場合は副作用関数に対して kind を CUD としてマークします。 |
すべての関数は、新しい検証ルールで primary = false としてマークされる。
重要な要素はデータ サービス プラグマに存在する場合、キー スキーマ ファイルが作成され、追加される。このキー スキーマは TargetTypeSchemaName_KEY 。対象タイプ スキーマ (XML または他の戻り値型スキーマなど) と同じネームスペースを共有する。
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これらのファイルを他の Java プロジェクトに移動する。
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WSDL ファイルは自動的にアップグレードされる。ただし、場合によっては、WSDL を手動でアップグレードする必要がある。
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アップグレードの後、これらのファイルは変更されない。
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モデル ダイアグラムはそのままでアップグレードされる。
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注意 : |
ALDSP2.5 では、ALDSP Administration Console を使用して [アプリケーションごとの最大スレッド] プロパティをコンフィグレーションした場合、このコンフィグレーションは 3.0 にアップグレードされません。 |
Java Web サービス用のアップグレード後のタスク
Java Web サービス (JWS) のアップグレードを完了した後、動的 JWS クライアントから値を取得するには、以下の手順に従います。
JWS に対する WSDL ファイルをローカルに保存して、オペレーション タグから parameterOrder
属性を削除します。
サービスを作成するには、保存した WSDL を使用するようにクライアント コードを変更します。ALDSP 2.5 コンフィグレーションの例と変更したバージョンをコード リスト 6-1 およびコード リスト 6-2 に示します。
コード リスト 6-1 ALDSP 2.5 クライアント
コード リスト 6-2 変更した ALDSP 2.5 クライアント
注意 : |
クライアントを変更する時、ポート名が移動した JWS のポート名と一致することを確認します。 |
再コンパイルして ALDSP 2.5 クラスパスでクライアントを実行します。これによって、JWS を正常に実行することができます。
ALDSP 2.5 のアップグレード : 確認済みの問題点と回避策
表 6-3 は、さまざまなコンポーネントを ALDSP 2.5 環境から 3.0 にアップグレードした後のいくつかの確認済みの問題点を示します。
表 6-3 確認済みの問題点と回避策
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カスタム Java 関数からシュレッダーした読み取り関数を呼び出す時に、XQueryTypeException が発生します。
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XMLBeans v2 および以下のコマンドを使用して、スキーマ (.xsd) ファイルを再コンパイルする必要があります。
${WL_HOME}/common/lib/javax.xml.stream_1.0.0.0.jar;${WL_HOME}/server/lib/xbean.jar
com.bea.xbean.tool.SchemaCompiler *.xsd -d testbin -src testsrc -out <jarfilename>.jar
<WL_HOME> はルート ディレクトリであり、WebLogic Platform 9.2 インストールが含まれます。このディレクトリ通常以下の場所にあります。
<jarfilename> はスキーマ JAR ファイルの名前です。
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Data Service Studio のプロパティ ビューでは、ALDSP 2.5 更新プロパティが表示されません。例えば、DS プラグマ要素が表示されていません。
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SDO を JWS でエクスポーズすると、ALDSP 2.5 コントロールを実行できますが、アップグレードした 2.5 アプリケーションでは JWS による SDO のエクスポーズがサポートされていません。
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ALDSP 2.5 内の [アプリケーションごとの最大スレッド] プロパティが 3.0 コンフィグレーションにインポートされません。
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データスペース WorkManager のコンフィグレーションによって同一の結果を取得することができます。ただし、スレッドのプールは async/timeout の発生したスレッドおよび最上位レベルの EJB スレッド間で共有されているので、値は同じではありません。
さらに、WorkManager は自己調整であるため、データスペース レベルで指定する代わりに最小スレッド数および最大スレッド数のみ指定することをお勧めします。
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ライブラリ フォルダ内の JAR 形式のみに存在するスキーマ プロジェクトがデータスペース プロジェクトでスキーマを作成するようにアップグレードされていません。
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元の展開されているスキーマ プロジェクトを取得して、アップグレードを開始する前にアプリケーションに含めます。
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