AquaLogic Service Bus Console の使い方

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プロキシ サービス プロバイダ

この節の内容は以下のとおりです。

プロキシ サービス プロバイダの概要

プロキシ サービス プロバイダには、プロキシ サービスが着信 SOAP メッセージの暗号化解除、発信認証およびデジタル署名に使用する PKI (公開鍵インフラストラクチャ) 資格情報が含まれます。PKI 資格情報とは、デジタル署名や暗号化 (Web サービス セキュリティ)、および発信 SSL 認証に使用できる証明書とペアになったプライベート キーです。この証明書には、プライベート キーに対応する公開鍵が含まれています。

注意 : プロキシ サービス プロバイダを使用するには、PKI 資格マッピング プロバイダをコンフィグレーションする必要があります。AquaLogic Service Bus のセキュリティ ガイドの「AquaLogic Service Bus セキュリティについて」にある「WebLogic Security フレームワークのコンフィグレーション : 主な手順」を参照してください。

1 つのプロキシ サービス プロバイダに対して、以下の PKI 資格情報をすべて含めることができます。

同じプロキシ サービス プロバイダを複数のプロキシ サービスに使用することができます。

以下の表は [リソース ブラウザ] モジュールと [プロジェクト エクスプローラ] モジュールでアクセスできるプロキシ サービス プロバイダのページをまとめたものです。各ページに関連するタスクとヘルプ トピックを確認できます。

ページ
関連タスク
ヘルプ トピック
プロキシ サービス プロバイダの概要
プロキシ サービス プロバイダのリストの表示
リストのフィルタ
プロキシ サービス プロバイダの削除
新しいプロキシ サービス プロバイダの作成
プロキシ サービス プロバイダの追加
プロキシ サービス プロバイダの詳細
指定したプロキシ サービス プロバイダの詳細の表示
指定したプロキシ サービス プロバイダの詳細の更新

プロキシ サービス プロバイダの表示と検索

[プロキシ サービス プロバイダの概要] ページでは、プロキシ サービス プロバイダのリストを表示できます。プロキシ サービス プロバイダには、プロキシ サービスが発信認証に使用する PKI (公開鍵インフラストラクチャ) 資格情報が含まれます。詳細については、「プロキシ サービス プロバイダの概要」を参照してください。

プロキシ サービス プロバイダを表示および検索するには
  1. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース ブラウザ] を選択します。
  2. 左側のナビゲーション ペインの [セキュリティ] で、[プロキシ サービス プロバイダ] を選択します。
  3. [プロキシ サービス プロバイダの概要] が表示され、プロキシ サービス プロバイダごとに以下の情報が表示されます。

    プロパティ
    説明
    名前
    ユニークなプロキシ サービス プロバイダ名。
    名前をクリックすると、[プロキシ サービス プロバイダの詳細] ページが表示される。詳細については、「プロキシ サービス プロバイダの詳細の表示と変更」を参照。
    パス
    プロジェクト名と、サービス アカウントが格納されているフォルダの名前。
    名前をクリックすると、このリソースを含むプロジェクト、またはフォルダが表示される。詳細については、「プロジェクトの詳細の表示」または「フォルダの詳細の表示」を参照。
    オプション
    [削除] アイコンを含む。プロキシ サービスがプロキシ サービス プロバイダを使用するようにコンフィグレーションしている場合、[削除] アイコンに赤い X が付いているときは、そのプロキシ サービス プロバイダを削除することはできない。
    詳細については、「プロキシ サービス プロバイダの削除」を参照。

  4. プロキシ サービス プロバイダを検索するには、[名前] フィールドにプロバイダ名の一部、または全部を入力します。[パス] フィールドにプロバイダのプロジェクト名およびフォルダの一部、または全部を入力することもできます。[検索] をクリックします。
  5. 検索結果をクリアし、すべてのプロキシ サービス プロバイダを表示するには、[すべて表示] をクリックします。

関連トピック

プロキシ サービス プロバイダの追加

プロキシ サービス プロバイダの追加

[新しいプロキシ サービス プロバイダの作成] ページでは、新しいプロキシ サービス プロバイダを追加できます。プロキシ サービス プロバイダには、プロキシ サービスが発信認証に使用する PKI (公開鍵インフラストラクチャ) 資格情報が含まれます。詳細については、「プロキシ サービス プロバイダの概要」を参照してください。

プロキシ サービス プロバイダを追加するには
  1. セッションの作成または編集をまだ行っていない場合は、[Change Center] で [作成] をクリックして新しいセッションを作成するか、[編集] をクリックして既存のセッションに入ります。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. 左側のナビゲーション ペインで、[プロジェクト エクスプローラ] を選択します。[プロジェクト ビュー] ページが表示されます。
  3. プロキシ サービス プロバイダの追加先となるプロジェクトを選択します。プロキシ サービス プロバイダは、プロジェクトに直接追加するか、またはプロジェクト内の選択したフォルダに追加できます。
  4. 注意 : フォルダを選択するには、フォルダ名をクリックします。[フォルダ ビュー] ページが表示されます。
  5. [プロジェクト ビュー] ページまたは [フォルダ ビュー] ページの [リソースの作成] フィールドで、[プロキシ サービス プロバイダ] を選択します。[新しいプロキシ サービス プロバイダの作成] ページが表示されます。
  6. [プロキシ サービス プロバイダ名] フィールドに、ユニークなプロキシ サービス プロバイダ名を入力します。
  7. (省略可能) [説明] フィールドに、プロキシ サービス プロバイダの説明を入力します。
  8. 以下のいずれかの操作を行います。
    キーペアを追加する対象
    手順
    デジタル暗号化
    1. [暗号化キー] の横にある [参照] ボタンをクリックする。
    2. [暗号化キーのエリアスの選択] ウィンドウに、レルムの PKI 資格マッパーが使用しているキーストアに含まれるキーのエリアスが表示される。

    3. [暗号化キーのエリアスの選択] ウィンドウで、キーストアへの安全なアクセスに使用するパスワードを入力する (パスワードはキーストアの作成時に設定する)。
    4. X.509 証明書にマップして暗号化をサポートするキー エリアスを選択する。
    5. [送信] ボタンをクリックする。
    このプロキシ サービス プロバイダとプロキシ サービスを関連付ける際に、AquaLogic Service Bus により X.509 証明書がプロキシ サービスの WSDL に組み込まれる。その後、プロキシ サービスはこの証明書を使用してエンドポイントに送信するメッセージを暗号化する。プロキシ サービスは、PKI 資格情報に含まれるプライベート キーを使用して、エンドポイントから受信したメッセージの暗号化を解除する。
    デジタル署名
    1. [デジタル署名キー] の横にある [参照] ボタンをクリックする。
    2. [デジタル署名キーのエリアスの選択] ウィンドウに、レルムの PKI 資格マッパーが使用しているキーストアに含まれるキーのエリアスが表示される。

    3. [デジタル署名キーのエリアスの選択] ウィンドウで、キーストアへの安全なアクセスに使用するパスワードを入力する (パスワードはキーストアの作成時に設定する)。
    4. キー エリアスを選択する。
    5. [送信] ボタンをクリックする。
    SSL クライアント認証 (双方向 SSL)
    1. [SSL クライアント認証キー ] の横にある [参照] ボタンをクリックする。
    2. [SSL クライアント認証キーのエリアスの選択] ウィンドウに、レルムの PKI 資格マッパーが使用しているキーストアに含まれるキーのエリアスが表示される。

    3. [SSL クライアント認証キーのエリアスの選択] ウィンドウで、キーストアへの安全なアクセスに使用するパスワードを入力する (パスワードはキーストアの作成時に設定する)。
    4. キー エリアスを選択する。
    5. [送信] ボタンをクリックする。
  9. 以下のいずれか 1 つを実行します。
    • [保存] をクリックして、プロキシ サービス プロバイダを保存する。
    • [プロジェクト ビュー] ページまたは [フォルダ ビュー] ページに、新しいプロキシ サービス プロバイダが表示されます。

    • [取り消し] をクリックして、変更を取り消す。
注意 : 新しいプロキシ サービス プロバイダは現在のセッションに保存されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがランタイムにデプロイされます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

プロキシ サービス プロバイダの表示と検索

プロキシ サービス プロバイダの詳細の表示と変更

プロキシ サービス プロバイダの削除

プロキシ サービス プロバイダの詳細の表示と変更

[プロキシ サービス プロバイダの詳細] ページでは、個々のプロキシ サービス プロバイダの詳細を表示したり、変更したりできます。プロキシ サービス プロバイダには、プロキシ サービスが発信認証に使用する PKI (公開鍵インフラストラクチャ) 資格情報が含まれます。詳細については、「プロキシ サービス プロバイダの概要」を参照してください。

プロキシ サービス プロバイダの詳細を表示および変更するには
  1. 対象のプロキシ サービス プロバイダを検索します。詳細については、「プロキシ サービス プロバイダの表示と検索」を参照してください。
  2. プロキシ サービス プロバイダ名をクリックします。[プロキシ サービス プロバイダの詳細] ページに以下の情報が表示されます。
  3. プロパティ
    説明
    プロキシ サービス プロバイダ名
    このプロキシ サービス プロバイダの名前。
    最終変更者
    このプロキシ サービス プロバイダを作成したか、コンフィグレーションにインポートしたユーザ。
    最終変更日
    ユーザがこのプロキシ サービス プロバイダを作成したか、コンフィグレーションにインポートした日時。
    参照先
    このプロキシ サービス プロバイダが参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、リンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示される。詳細については、「参照の表示」を参照。
    参照元
    このプロキシ サービス プロバイダを参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、リンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示される。たとえば、このプロキシ サービス プロバイダを特定のプロキシ サービスのサービス プロバイダとして選択した場合、このリンクをクリックすると、そのプロキシ サービスが参照としてリストに表示される。詳細については、「参照の表示」を参照。
    説明
    このプロキシ サービス プロバイダの説明 (説明がある場合)。

  4. セッションの作成または編集をまだ行っていない場合は、[Change Center] で [作成] をクリックして新しいセッションを作成するか、[編集] をクリックして既存のセッションに入ります。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  5. [編集] をクリックして、フィールドを変更します。各フィールドの説明については、「プロキシ サービス プロバイダの追加」を参照してください。
  6. 以下のいずれか 1 つを実行します。
    • [保存] をクリックして、プロキシ サービス プロバイダを更新する。プロキシ サービス プロバイダが更新されます。
    • [プロキシ サービス プロバイダの概要] ページが表示されます。

    • [取り消し] をクリックして、変更を取り消す。
注意 : プロキシ サービス プロバイダは現在のセッションで更新されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがデプロイされます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

プロキシ サービス プロバイダの追加

プロキシ サービス プロバイダの表示と検索

プロキシ サービス プロバイダの削除

プロキシ サービス プロバイダの削除

[プロキシ サービス プロバイダの概要] ページでは、プロキシ サービス プロバイダを削除できます。プロキシ サービス プロバイダには、プロキシ サービスが発信認証に使用する PKI (公開鍵インフラストラクチャ) 資格情報が含まれます。詳細については、「プロキシ サービス プロバイダの概要」を参照してください。

プロキシ サービス プロバイダを削除すると、関連付けられているキーペア バインディングへのエイリアスも PKI 資格マッピング プロバイダから削除されます。ただし、関連付けられているキーと証明書のペアはキーストアから削除されません。

プロキシ サービス プロバイダを削除するには
  1. セッションの作成または編集をまだ行っていない場合は、[Change Center] で [作成] をクリックして新しいセッションを作成するか、[編集] をクリックして既存のセッションに入ります。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. プロキシ サービスがプロキシ サービス プロバイダを使用するようコンフィグレーションされている場合は、プロキシ サービスからプロキシ サービス プロバイダを削除します。プロキシ サービスが使用しているプロキシ サービス プロバイダを削除することはできません。
  3. プロキシ サービスの表示と変更」を参照してください。

  4. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース ブラウザ] の下にある [プロキシ サービス プロバイダ] を選択します。[プロキシ サービス プロバイダの概要] ページが表示されます。
  5. 削除するプロキシ サービス プロバイダの [オプション] フィールドにある [削除] アイコンをクリックします。
  6. そのプロキシ サービス プロバイダがリストから削除されます。

    注意 : 必要に応じて、このリソースの削除を取り消すことができます。詳細については、「タスクの取り消し」を参照してください。

    プロキシ サービス プロバイダは現在のセッション内で削除されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがデプロイされます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

プロキシ サービス プロバイダの追加

プロキシ サービス プロバイダの表示と検索

プロキシ サービス プロバイダの詳細の表示と変更


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