インストール ガイド

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インストール後の情報

この節の内容は以下のとおりです。

 


QuickStart の使用

グラフィカル モード インストールで製品のインストールが完了すると、デフォルトでは QuickStart アプリケーションが自動的に起動します。インストール プロセス完了時の QuickStart の実行を望まない場合は、[インストール完了] ウィンドウの [Quickstart を実行] チェック ボックスをクリアできます。QuickStart は、コンソール モード インストールやサイレント モード インストールの後には自動的に実行されません。

QuickStart は、初心者による BEA Products ソフトウェアの評価、習得、使用を支援するために設計されています。完全インストールでソフトウェアをインストールする場合、またはカスタム インストールでサンプルをインストールする場合、インストールされるサンプル ドメインは、WebLogic Server と共にインストールされる PointBase データベースを使用するように自動的にコンフィグレーションされます。QuickStart を使用すると、サンプル ドメイン、アップグレード情報、オンライン ドキュメントに簡単にアクセスできます。

インストール後、QuickStart を以下のように起動できます。

 


別のデータベースの使用

WebLogic Platform をインストールすると、サンプル ドメインはすべて、PointBase データベースを使用するようにコンフィグレーションされています。ただし、Oracle など、サポート対象の別のデータベースを使用することもできます。ドメインで PointBase 以外のデータベースを使用するには、新しいドメインをコンフィグレーションし、新しいデータベースを初期化する必要があります。別のデータベースを使用するためにドメインをコンフィグレーションする方法の詳細については、次の URL にある『コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成』の「別のデータベースを使用した AquaLogic Service Bus ドメインの作成」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/common/docs92/confgwiz/howdoi.html

各プラットフォームでサポートされているデータベースと、関連する制限事項については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/suppconfigs/configs92/92_over/supported_db.html にある『WebLogic Server、WebLogic Portal、Workshop for WebLogic Platform - バージョン 9.2 でサポート対象のコンフィグレーション』の「サポート対象のデータベース コンフィグレーション」を参照してください。

 


使用中の JDK バージョンの確認

使用中の JDK のバージョンを確認するには、以下のようにコマンドを実行します。

  1. 該当するディレクトリに移動します。
    • Windows のコマンド プロンプト
    • WL_HOME\server\bin
    • UNIX 端末
    • WL_HOME/server/bin

      どちらのパス名の WL_HOME も、BEA ソフトウェアをインストールしたディレクトリを示します。

  2. 環境の設定が正しいことを確認するために、プロンプトで以下のコマンドを入力します。
    • Windows では、次のコマンドを実行します。
    • setWLSenv.cmd
      setWLSenv.sh 
  3. プロンプトで以下のコマンドを入力します。
  4. java -version

    BEA JRockit を使用中の場合は、出力に BEA JRockit® と表示されます。

 


Windows ショートカットについて

Windows システムに BEA Products をインストールすると、インストール プログラムによりショートカット エントリが自動的に [スタート] メニューに作成されます。

インストールを行うユーザが管理者特権を持つ場合、ショートカット エントリは、[All Users] フォルダ内の [スタート メニュー] フォルダか、ユーザのローカルの [スタート メニュー] フォルダに作成できます。詳細については、「管理者特権」を参照してください。

[スタート] メニューのオプションは、どのコンポーネントをインストールするかによって異なります。

BEA Products フォルダ ([スタート|プログラム|BEA Products) には、以下の図に示すショートカット ファイルがあります。

図 7-1 BEA Products のスタート メニュー

BEA Products のスタート メニュー

 


製品のディレクトリ構造について

製品のインストール中に、BEA ホーム ディレクトリと製品のインストール ディレクトリの選択または作成を要求されます。BEA ホーム ディレクトリについては、「BEA ホーム ディレクトリの選択」を参照してください。完全インストールの場合、インストール プログラムにより、BEA Products 専用のディレクトリ構造が作成されます。この製品ディレクトリは、BEA ホーム ディレクトリの内部または外部のどちらにも作成できます。 図 7-2 は、製品の完全インストールを行った場合のディレクトリ ツリー構造を示します。

図 7-2 製品のディレクトリ構造

製品のディレクトリ構造

表 7-1 に、各ディレクトリの内容を示します。

インストール プログラムでは、インストールされないコンポーネントのディレクトリは作成されません。たとえば、BEA WebLogic Server 対応の BEA Products インストール プログラムを使用して完全インストールを実行した場合、integration ディレクトリと servicebus ディレクトリは作成されません。

表 7-1 製品のディレクトリ構造
ディレクトリ
内容
weblogic92
すべての製品コンポーネントで共有されるファイルのフォルダ。
beehive
Apache Beehive プログラム ファイル。サンプルとユーザ ドキュメントも含まれる。
common
製品コンポーネントで共有されるファイル。マシンで実行中のすべての WebLogic ドメインに共通する環境属性を設定するためのスクリプト、Configuration Wizard および WLST Offline でドメイン作成時に使用されるテンプレート JAR ファイル、サードパーティ ベンダ製の評価ソフトウェアが含まれる。
integration
AquaLogic Service Bus で必要な WebLogic Integration プログラム ファイル。AquaLogic Service Bus のモニタ フレームワークおよびレポート フレームワークをサポートする Format Builder のツールおよびデータベースのスクリプトが含まれる。AquaLogic Service Bus に必要な Eclipse プラグイン ファイルも含まれる。
javelin
100% Java/JSP コンパイラ。開発ツールで生成された .java やその他のソース ファイルをコンパイルするためにコンポーネント製品で使用される。
samples
製品ソフトウェアを使用したアプリケーションの開発方法を習得するために設計されたサンプル コード、リソース、コンフィグレーション済みのサンプル ドメイン。サンプル ドメインは、システムにインストールされたコンポーネントごとにまとめられている。たとえば、server フォルダには、サンプルのソース コードと Medrec というサンプル アプリケーションがある。
server
WebLogic Server のプログラム ファイル。
servicebus
AquaLogic Service Bus のプログラム ファイル。
uninstall
BEA Products ソフトウェアをアンインストールするために必要なコード。


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