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以下の節では、AquaLogic Service Bus から BEA Tuxedo サービスを使用する方法を説明します。これは発信と呼ばれます。
1 つのローカル アクセス ポイントおよび 1 つのリモート アクセス ポイントを含むように WTC サーバをコンフィグレーションする必要があります。これにより、AquaLogic Service Bus から Tuxedo サービスへのアクセスが提供されます。WTC のコンフィグレーションについては、「Tuxedo 転送のための WebLogic Tuxedo Connector のコンフィグレーション」を参照してください。
Tuxedo サービスを AquaLogic Service Bus から利用するには、AquaLogic Service Bus Console で新しいビジネス サービスをコンフィグレーションする必要があります。ビジネス サービスの詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「ビジネス サービス」を参照してください。
AquaLogic Service Bus Console にログインします。以下の節の指示に従って、コンフィグレーション手順を順番に実行します。
図 3-1 に示すような [ビジネス サービスの編集 - 全般的なコンフィグレーション] ページが表示されます。
[サービスのタイプ] - [任意の XML サービス] を選択します (デフォルト)。
注意 : | Tuxedo 転送は、サービスのタイプとして、任意の XML サービスとメッセージング サービスのみをサポートします。 |
[次へ] をクリックして、図 3-2 に示す [ビジネス サービスの編集 - 転送コンフィグレーション] ページを表示します。
[ロード バランシング アルゴリズム] - デフォルトのままにするか、別のアルゴリズムを選択します。
[エンドポイント URI] - サービスがデプロイされたサーバ上のエンドポイント URI に対応する 1 つまたは複数のエンドポイント URI を指定します。URI 形式は tuxedo:resourcename[/remotename]
です。URI の resourcename
は WTC インポート名に対応し、remotename
はリモート Tuxedo ドメインによりエクスポートされたサービス名に対応します。URI の resourcename
は必須で remotename
は省略可能です。
複数の URI が指定されている場合、エンドポイントにはユニークなリソース名を付ける必要があります。リモート名が指定されていない場合は、その値がリソース名の値になります。リモート名が入力されていない、またはリモート名およびリソース名が同じである場合は、1 つの URI のみを使用できます。この場合、リソース名とリモート名は同じ値です。これにより、既に定義された WTC インポートでロードバランシングおよびフェイルオーバを使用できるようになります。
注意 : | 同一の URI を 2 つコンフィグレーションすると、そのサービス名がすでに存在していることを通知するエラーが表示されます。 |
Tuxedo 転送では、URI からリソース名とリモート名を使用して、WTC インポートを動的に作成します。
[フィールド テーブル クラス] - 省略可能なフィールドです。受信される FML または FML32 バッファを表すクラス名を入力します。これらは、フィールド名を要素名にマップするために、FML または FML32 から XML への変換ルーチンで使用されます。完全修飾クラス名をスペースで区切ってリストします。
[View クラス] - 省略可能なフィールドです。送受信される VIEW または VIEW32 バッファを表すクラス名を入力します。これらは、フィールド名を要素名にマップするために、VIEW から XML または VIEW32 から XML への変換ルーチンで使用されます。完全修飾クラス名をスペースで区切ってリストします。
[クラス Jar] - このエンドポイント オペレーションに必要な FML/FML32 または VIEW/VIEW32 クラスを持つ JAR ファイルを含んだ汎用リソースを選択します。
[リモート アクセス ポイント] - インポートに関連付けられたドロップダウン リストから、リモート アクセス ポイントを選択します。このドロップダウン リストには、WTC でコンフィグレーションされたリモート アクセス ポイントが含まれます。関連するリモート アクセス ポイントがない場合、ビジネス サービスは作成できません。
複数の URI を指定した場合、URI ごとに 1 つのリモート アクセス ポイントが存在し、その URI が参照用に表示されます。複数の URI が存在している場合、各 URI に異なるリモート アクセス ポイントが必要です。既存の WTC リソースに対応する URI がすでに指定されている場合、対応するリモート アクセス ポイントが表示されますが、編集することはできません。
[要求バッファ タイプ] - ドロップダウン リストから、リモート Tuxedo サービスが受信するバッファ タイプを選択します。
[要求バッファ サブタイプ] - 以前の [要求バッファ タイプ] の値が VIEW または VIEW32 である場合、このフィールドが有効になります。要求バッファに関連付けるバッファのサブタイプを入力します。
[応答が必要?] - 双方向の呼び出しを指定する場合に選択します。選択しない場合、基礎になる tpcall
が TPNOREPLY
フラグで呼び出され、null 応答が非同期的に返されます。
[トランザクションを中断] - トランザクションがある場合は、チェックボックスを選択してトランザクションを停止します。この機能は、リモート サービスがトランザクションに対応していない場合に役立ちます。
[ディスパッチ ポリシー] - ドロップダウン リストから使用可能な WLS ワーク マネージャを選択します。デフォルトのワーク マネージャは、他に WLS ワーク マネージャがない場合に表示および使用されます。このワーク マネージャを用いて、一方向の呼び出しの場合に非同期的な null 応答を返します。
[要求エンコーディング] - [要求バッファ タイプ] の値が MBSTRING である場合、このフィールドが有効になります。[要求エンコーディング] のチェックボックスを選択し、Tuxedo サービスへの送信時の MBSTRING バッファのエンコーディングをオーバーライドします。
ビジネス サービスを指定し、エンドポイント URI を定義する場合に、リソース名とは異なるリモート名を入力すると、AquaLogic Service Bus のロード バランシングおよびフェイルオーバ機能が使用できます。この場合、複数のサービス名を定義し、それらを、複数のリモート ドメインにレプリケートされたサービスに関連付けることができます。リソース名はユニークである必要がありますが、リモート名はユニークである必要はありません。
AquaLogic Service Bus を BEA Tuxedo と共に使用するようコンフィグレーションしたので、アプリケーションをテストできます。コンフィグレーションをテストする方法の 1 つに、AquaLogic Service Bus Console でテスト アイコンをクリックする方法があります。
次のタスク リストは、AquaLogic Service Bus による BEA Tuxedo の発信での使用をテストするプロセスをまとめたものです。
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