Oracle Application Server Standard Edition One インストレーションおよびスタート・ガイド 10g リリース2(10.1.2) for Microsoft Windows(32 Bit) B19167-01 |
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この章の内容は次のとおりです。
インストール後、構成したコンポーネントが起動されます。
ブラウザに「ようこそ」ページおよび「Application Server Control」ページが表示されます。これらのページのURLは、インストーラの最後の画面に示されます。最後の画面の内容は、ORACLE_HOME
¥install¥setupinfo.txt
ファイルで確認できます。
Oracle Application Serverの一部のコンポーネントは、Windowsサービスとして実行されます。これらのコンポーネントは、「サービス」ダイアログ・ボックスで確認できます。「サービス」ダイアログ・ボックスを表示するには、次の手順を実行します。
Windows 2000の場合: 「スタート」→「プログラム」→「管理ツール」→「サービス」を選択します。
Windows 2003の場合: 「スタート」→「管理ツール」→「サービス」を選択します。
Windows XPの場合: 「スタート」→「すべてのプログラム」→「管理ツール」→「サービス」を選択します。
Oracle Application Serverインスタンスを起動および停止するには、スクリプトまたはOracle Enterprise Manager Application Server Controlを使用します。 詳細は、第9章または『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
インストール後にコンピュータを再起動する場合は、再起動時にすべてのコンポーネントが起動されるわけではありません。サービスのみが自動的に開始されます。サービスを使用していないコンポーネント(OracleAS Portal、Oracle Internet Directoryなど)は、手動で起動しないかぎりは停止したままです。 プロセスの起動方法の手順と起動順序については、第9章または『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
デフォルトでは、OracleAS Metadata Repositoryスキーマ・パスワードを除いて、Oracle Application Server Standard Edition Oneコンポーネントのすべてのパスワードが、Oracle Application Server Standard Edition Oneインスタンス・パスワード(ias_admin
パスワード)と同じに設定されます。セキュリティ上の理由から、様々なコンポーネントのパスワードを異なる値に変更する必要があります。
インストールしたコンポーネントのパスワードを変更する方法の詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』およびコンポーネントのマニュアルを参照してください。
インストール後というのは、ファイルのバックアップを開始し、バックアップおよびリカバリの計画を立てるのによいタイミングです。 バックアップおよびリカバリの詳細は、第14章または『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
ほとんどのコンポーネントは、デフォルトではSSLを使用するように構成されていません。 SSLを有効にするには、第13章または『Oracle Application Server管理者ガイド』のSSLに関する項を参照してください。
アカウントの言語設定がシステムのデフォルト言語と一致することを確認します。NLS_LANG
パラメータは、言語設定に基づいてWindowsレジストリに自動的に定義されます。
インストール後、システムのデフォルト言語は変更しないでください。変更すると、NLS_LANG
パラメータと言語設定で一貫性がなくなります。
言語およびロケールの設定の詳細は、1.4.6項を参照してください。
デフォルトでは、Oracle Application Server Standard Edition Oneのインストール中に構成されないコンポーネントがあります。インストールの完了後に、これらのコンポーネントを構成できます。
Oracle Delegated Administration Servicesは、Oracle Enterprise Manager Application Server Controlを使用して構成できます。
Oracle Delegated Administration ServicesにはOracle Application Server Single Sign-Onおよびmod_osso
が必要です。mod_osso
は、Single Sign-On serverと通信するOracle HTTP Serverモジュールです。mod_osso
が構成されていない場合は、それを構成してから、Oracle Delegated Administration Servicesを構成する必要があります。次の手順を実行します。
ORACLE_HOME
でmod_osso
が構成されているかどうか確認します。ORACLE_HOME
¥Apache¥Apache¥conf¥httpd.conf
ファイル内の次の行を調べます。ORACLE_HOME
は、Oracle Delegated Administration Servicesを構成するディレクトリを指しています。
include "ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf¥mod_osso.conf"
その行が#
で始まっている場合、その行はコメント・アウトされているため、mod_osso
はこのインストールでは構成されていません。手順3を実行してmod_osso
を構成します。
その行がコメント・アウトされていない場合、mod_osso
は構成済です。先に進み、Application Server Controlを使用してOracle Delegated Administration Servicesを構成できます。手順5に進みます。
mod_osso
を手動で構成するには、次の手順を実行します。
ORACLE_HOME
にOracle Delegated Administration Servicesが構成されるディレクトリのフルパスを設定します。
PATH
に%ORACLE_HOME%¥lib
が含まれるように設定します。
-classpath
パラメータでは、セミコロン(;
)の後に空白文字を入力しないでください(<no spaces>で示します)。
prompt> %ORACLE_HOME%¥jdk¥bin¥java -classpath .;%ORACLE_HOME%¥sso¥lib¥ossoreg.jar;<no spaces> %ORACLE_HOME%¥jlib¥ojmisc.jar;<no spaces> %ORACLE_HOME%¥jlib¥repository.jar;<no spaces> %ORACLE_HOME%¥j2ee¥home¥jazn.jar;<no spaces> %ORACLE_HOME%¥jdk¥lib¥dt.jar;<no spaces> %ORACLE_HOME%¥jdk¥lib¥tools.jar;%ORACLE_HOME%¥jlib¥infratool.jar oracle.ias.configtool.UseInfrastructure i -f %ORACLE_HOME%¥config¥infratool_mod_osso.properties -h OIDhost -p OIDport -u OIDadminName -w OIDclearTextPassword -o ORACLE_HOME -m ASinstanceName -infra infraGlobalDBName -mh host -sso true -sslp sslPort -sslf false
表6-1に、値を指定する必要があるパラメータを示します。
opmnctl
コマンドを使用します。
C:¥
> %ORACLE_HOME%¥opmn¥bin¥opmnctl restartproc ias-component=OC4J C:¥
> %ORACLE_HOME%¥opmn¥bin¥opmnctl restartproc ias-component=HTTP_Server
mod_osso
が構成されたら、Application Server Controlを使用してOracle Delegated Administration Servicesを構成できます。 詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』を参照してください。
Oracle Application Server Standard Edition OneでOracle Ultra Searchを使用する予定の場合は、インストール後(Oracle Ultra Searchを使用する前)に、このコンポーネントに固有のいくつかの手順を実行する必要があります。 詳細は、『Oracle Ultra Search管理者ガイド』を参照してください。
Oracle Application Server Standard Edition Oneをインストールした後で、第II部および『Oracle Application Server管理者ガイド』を読む必要があります。 特に、第II部と『Oracle Application Server管理者ガイド』の両方の「始めに行うこと」という章を読む必要があります。
また、Oracle Application Server Standard Edition Oneのインストール後に環境の完全なバックアップを行う必要があります。これにより、万一何か異常が発生した場合に作業環境をリストアできます。 環境の完全なバックアップの方法の詳細は、第14章または『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
環境の完全なバックアップは、パッチセットのアップグレードが正常に行われた後や構成変更が正常に行われた後にも実行する必要があります。
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