Oracle Application Server インストレーション・ガイド 10gリリース2(10.1.2)for Linux x86 B25088-03 |
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内容は次のとおりです。
インストール後は、構成したコンポーネントが起動されます(1024よりも小さいポートを使用するようにそれらを構成しなかった場合。1024よりも小さいポートを使用するように構成した場合は、それらを手動で起動する必要があります)。
ブラウザに「ようこそ」ページおよび「Application Server Control」ページが表示されます。これらのページのURLは、インストーラの最後の画面に示されます。最後の画面の内容は、ORACLE_HOME/install/setupinfo.txt
ファイルで確認できます。
Oracle Application Serverインスタンスを起動および停止するには、スクリプトまたはOracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlを使用します。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
デフォルトでは、OracleAS Metadata Repositoryスキーマ・パスワードを除いて、Oracle Application ServerコンポーネントのすべてのパスワードがOracle Application Serverインスタンス・パスワードと同じに設定されます。セキュリティ上の理由から、様々なコンポーネントのパスワードを異なる値に変更する必要があります。
インストールしたコンポーネントのパスワードを変更する方法の詳細は、Oracle Application Serverドキュメント・ライブラリの『Oracle Application Server管理者ガイド』およびコンポーネントのマニュアルを参照してください。
Oracle Application ServerをNFSディスクにインストールした場合は、ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf
ファイルに格納されているLockFile
ディレクティブがローカル・ディスクを指すように編集する必要があります。このファイルは、Oracle HTTP Serverコンポーネントによって使用されます。
詳細は、『Oracle HTTP Server管理者ガイド』を参照してください。
ファイルベース・リポジトリを使用して管理されるOracleAS Clusterを設定する場合は、『Oracle Application Server高可用性ガイド』に示す手順を実行する必要があります。
dcmctl joinFarm
コマンドを実行すると、すべてのコンポーネントを停止させるopmnctl stopall
が起動されるので注意してください。dcmctl joinFarm
コマンドが完了した後で、opmnctl startall
を実行して、それらのコンポーネントを再起動する必要があります。
インストール後というのは、ファイルのバックアップを開始し、バックアップおよびリカバリの計画を立てるのによいタイミングです。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
デフォルトでは、ほとんどのコンポーネントがSSLに対応するように構成されていません。SSLに対応させるには、『Oracle Application Server管理者ガイド』のSSLに関する項を参照してください。
Oracle Application Serverを英語以外の言語環境でインストールした場合は、次の項で説明する設定を確認してください。
デフォルトのロケールが適切に設定されていることを確認するには、環境変数LC_ALLまたはLANGが適切な値に設定されていることを確認します。現在の設定を確認するには、locale
コマンドを実行します。
prompt> locale
NLS_LANG設定を確認するには、次の手順を実行します。
ORACLE_HOME/opmn/conf/opmn.xml
ファイルのNLS_LANG設定が環境変数NLS_LANGと一致することを確認します。例: opmn.xml
ファイルのNLS_LANG設定は次のようになります。
<environment> <variable id="TMP" value="/tmp"/> <variable id="NLS_LANG" value="JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS"/> </environment>
インストール時にコンポーネントを構成しなかった(つまり、「構成オプションの選択」画面でコンポーネントを選択しなかった)場合は、インストール後に一部のコンポーネントを構成できます。コンポーネントの中には、それを構成する前に依存関係を設定しておく必要があるものがあります。第16.8.1項「mod_ossoの構成(Oracle Delegated Administration Servicesに必要)」では、Oracle Delegated Administration Servicesを構成する前に行う必要があるmod_ossoの構成方法について説明します。
インストール中にOracle Delegated Administration Servicesを構成しなかった場合は、インストール後にOracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlを使用してそれを構成できます。
Oracle Delegated Administration ServicesにはOracleAS Single Sign-Onおよびmod_ossoが必要です。mod_ossoは、Single Sign-On serverと通信するOracle HTTP Serverモジュールです。mod_ossoが構成されていない場合は、それを構成してから、Oracle Delegated Administration Servicesを構成する必要があります。次の手順を実行します。
ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf
ファイル内の次の行を調べます。ORACLE_HOMEは、Oracle Delegated Administration Servicesを構成するディレクトリを指しています。
include "ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/mod_osso.conf"
その行が#
で始まっている場合、その行はコメント・アウトされているため、mod_ossoはこのインストールでは構成されていません。手順3を実行してmod_ossoを構成します。
その行がコメント・アウトされていない場合、mod_ossoは構成済です。先に進み、Application Server Controlを使用してOracle Delegated Administration Servicesを構成できます。手順5に進みます。
$ORACLE_HOME/lib32
および$ORACLE_HOME/network/lib
が含まれるように設定します。
ORACLE_HOME/lib
が含まれるように設定します。
-classpath
パラメータでは、コロン(:
)の後に空白文字を入力しないでください(<no spaces>で示します)。
prompt> $ORACLE_HOME/jdk/bin/java -classpath .:$ORACLE_HOME/sso/lib/ossoreg.jar:<no spaces> $ORACLE_HOME/jlib/ojmisc.jar:<no spaces> $ORACLE_HOME/jlib/repository.jar:<no spaces> $ORACLE_HOME/j2ee/home/jazn.jar:$ORACLE_HOME/jdk/lib/dt.jar:<no spaces> $ORACLE_HOME/jdk/lib/tools.jar:$ORACLE_HOME/jlib/infratool.jar oracle.ias.configtool.UseInfrastructure i -f $ORACLE_HOME/config/infratool_mod_osso.properties -h OIDhost -p OIDport -u OIDadminName -w OIDclearTextPassword -o ORACLE_HOME -m ASinstanceName -infra infraGlobalDBName -mh host -sso true -sslp sslPort -sslf false
表16-1に、値を指定する必要があるパラメータを示します。
opmnctl
コマンドを使用します。
prompt> $ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl restartproc ias-component=OC4J prompt> $ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl restartproc ias-component=HTTP_Server
表16-2に示すコンポーネントのいずれかを使用する予定の場合は、インストール後(コンポーネントを使用する前)に、コンポーネントに固有のいくつかの手順を実行する必要があります。表16-2に、それらの手順が説明されているコンポーネントのマニュアルを示します。
Oracle Application Serverをインストールした後で、『Oracle Application Server管理者ガイド』を読む必要があります。特に、「Oracle Application Serverのインストール後に始めに行うこと」という章を読む必要があります。
また、Oracle Application Serverのインストール後にOracle Application Server環境の完全なバックアップを行う必要があります。これにより、万一何か異常が発生した場合に作業環境をリストアできます。Oracle Application Server環境の完全なバックアップの方法の詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
Oracle Application Server環境の完全なバックアップは、パッチセットのアップグレードが正常に行われた後や構成変更が正常に行われた後にも実行する必要があります。
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