ヘッダーをスキップ

Oracle Application Serverインストレーション・ガイド
10g リリース3(10.1.3.2.0) for Linux x86

E05049-01
目次
目次
索引
索引

戻る 次へ

D 削除および再インストール

この付録では、Oracle Application Serverの削除および再インストールのプロセスについて説明します。

D.1 削除手順: 概要

次の手順に従って、Oracle Application Serverを削除します(詳細は、後述の項で説明します)。

  1. インストーラを実行し、「製品の削除」ボタンをクリックします。

  2. 残りのすべてのファイルをクリーンアップします。

削除またはクリーンアップするアイテム

Oracle Application Serverインスタンスを削除するには、表D-1に示すアイテムをクリーンアップする必要があります。この手順は、この付録の後半で説明します。

表D-1    削除するアイテム 
クリーンアップするアイテム  使用するツール 

Oracleホーム・ディレクトリのファイル 

インストーラ

インストーラによってすべてのファイルが削除されない場合は、rmコマンドを使用して残りのファイルを削除できます。 

インベントリ・ディレクトリ内の削除済インスタンスのエントリ 

インストーラ 

ファーム・ページのインスタンス名 

インストーラ 

/etcディレクトリ内の削除済インスタンスのエントリ 

これらのエントリは手動で削除する必要があります。手順6を参照してください。 

インストーラでは、個々のコンポーネントをカスタムで削除することはできません。

D.2 削除手順

  1. 削除するインスタンスをインストールしたオペレーティング・システム・ユーザーとしてログインします。

  2. 削除するインスタンスに関連付けられているプロセスをすべて停止します。

    プロセスの停止方法の詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

  3. インストーラを起動します。

    prompt> $ORACLE_HOME/oui/bin/runInstaller
    
    
  4. インストーラで次の手順に従います。

    1. 「ようこそ」画面: 「製品の削除」をクリックします。

    2. 「インベントリ」画面: 削除するインスタンスを選択して、「削除」をクリックします。

    3. 「確認」画面: 削除対象として選択したコンポーネントを確認します。「はい」をクリックして、続行します。

    4. 「削除の進行状況」画面: 削除の進行状況を監視します。

    5. 削除が完了したら、インストーラを終了します。

  5. 削除済インスタンスのOracleホーム・ディレクトリの残りのファイルをすべて削除します。

    prompt> rm -rf $ORACLE_HOME
    
    
  6. 削除したインスタンスの行を/etc/oratabファイルから削除します。

    ファイルの終わりにかけて、Oracleホーム・ディレクトリを指定する行を確認する必要があります。削除したOracleホームを表す行を削除します。たとえば、Oracleホームが/private1/j2eeである場合は、次のような行を確認できます。

    *:/private1/j2ee:N
    
    
  7. Oracle Content DBを削除する場合は、D.3項「Oracle Content DBを削除する場合の追加手順」に記載されている手順を実行します。

D.3 Oracle Content DBを削除する場合の追加手順

この項では、Oracle Content DBを削除する場合の追加手順について説明します。複数の中間層が存在する場合は、最後のOracle Content DB中間層を削除した後に次の3つの手順を実行します。

  1. データベース・コンピュータで、データベースのOracleホームに移動します。

  2. データベース・ユーザーSYSとして、SYSDBAオプションを指定してSQL*Plusに接続します。

  3. 次のコマンドを実行して、Oracle Content DBスキーマ(CONTENTおよび CONTENT$CM)、Oracle Workflowスキーマ(OWF_MGR)およびOracle Content DB表領域を削除します。最初のコマンドが実行されるまで数分かかる場合があります。

    drop user CONTENT cascade;
    drop user CONTENT$CM cascade;
    drop user OWF_MGR cascade;
    drop tablespace CONTENT_IFS_MAIN including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_LOB_N including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_LOB_I including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_LOB_M including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_CTX_K including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_CTX_I including contents;
    drop tablespace CONTENT_IFS_CTX_X including contents;
    drop tablespace WORKFLOW_IFS_MAIN including contents;
    

D.4 Oracle Application Serverプロセスのクリーンアップ

インストールを開始する前にOracle Application Serverプロセスのシャットダウンを忘れた場合は、これらのプロセスのファイルが削除されるため、プロセスを停止する必要があります。実行中のプロセスがあるかどうか確認するには、psコマンドを実行します。

prompt> ps -ef

プロセスを停止するには、killコマンドを使用します。

prompt> kill -9 process_id

psコマンドによって、process_idを確認できます。

D.5 再インストール

インストーラでは、すでにOracle Application Serverインスタンスが含まれているディレクトリにOracle Application Serverインスタンスを再インストールすることはできません。同じディレクトリにOracle Application Serverを再インストールするには、そのディレクトリを一度削除してから、インストールする必要があります。


戻る 次へ
Oracle
Copyright © 2007 Oracle Corporation.

All Rights Reserved.
目次
目次
索引
索引