インストール ガイド

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コンソール モードでのインストール プログラムの実行

以下の節では、コンソール モードでインストール プログラムを実行する方法について説明します。

 


コンソール モード インストールの実行

インストール プログラムの起動」の説明に従って、コンソール モードでインストール プログラムを起動します。

コンソール モード インストール プロセスでは、各セクションでのプロンプトに対し、選択肢の番号を入力するか、〔Enter〕を押してデフォルトを受け入れます。インストール プロセスを終了するには、任意のプロンプトに exit (または省略形の x) と入力します。選択内容を確認または変更する場合は、プロンプトに previous (または省略形の p) と入力します。次のウィンドウに進むには、next (または省略形の n) と入力します。

注意 : この節のサンプルのコンソール テキストとディレクトリ パス名では、Windows の規則 (パス名のバックスラッシュなど) を使用しています (C:\bea\wlserver_<version> など)。UNIX システムでパス名を入力する場合は、UNIX の規則を使用します。たとえば、/home/bea/wlserver_<version> のようにパス名にフォワード スラッシュを使用します。

インストール プログラムの起動」の説明に従って、コンソール モードでインストール プログラムを起動した後で、次の手順に従います。

  1. [Welcome] プロンプトで next (または省略形の n) と入力するか、〔Enter〕を押して、インストール プロセスを続行します。
  2. [BEA ホーム ディレクトリの選択] プロンプトが表示されます。

  3. 対象システム上にインストールされたすべての WebLogic Products の中央サポート ディレクトリとして機能するホーム ディレクトリを指定します。ホーム ディレクトリの詳細については、「ホーム ディレクトリの選択」を参照してください。
  4. 次のいずれかがシステムに表示されます。

    • システム上に既存のホーム ディレクトリがある場合は、ディレクトリのリストが表示されます。
    • 既存のホーム ディレクトリを使用するには、目的のホーム ディレクトリの番号を入力します。

      新しいホーム ディレクトリを作成する場合は、1 と入力するか、〔Enter〕を押します。

    • システムにホーム ディレクトリが存在しない場合、または、[Create a new BEA Home] を選択した場合、以下のいずれかを実行します。
    • デフォルトのホーム ディレクトリを使用するには、next (または省略形の n) と入力するか、〔Enter〕を押します。

      新しいホーム ディレクトリを作成する場合は、ホーム ディレクトリの絶対パスを入力します (C:\BEA_HOME など)。指定したディレクトリが存在しない場合は、自動的に作成される。

      インストール プログラムでは、指定したホーム ディレクトリが表示されます。

      コマンドラインで、〔Enter〕を押して、選択内容を確認します。選択内容を変更する場合は、1 または 2 と入力して、[BEA ホーム ディレクトリの選択] パネルに戻ります。

      ホーム ディレクトリを選択し、選択内容を確認したら、Next と入力するか〔Enter〕を押します。

      [Specify Download Options] プロンプトが表示されます。

  5. ソフトウェアをダウンロードするためのプリファレンスを指定します。インストール プログラムでは、特定のオプションからの選択が求められます。
  6. 注意 : WebLogic Server がすでにインストールされていて、インストール時に保存先ディレクトリが指定された場合、そのディレクトリの絶対パス名がデフォルトで表示されます。保存先ディレクトリが指定されなかった場合、インストーラによってデフォルトでシステムの一時ディレクトリが指定されます。一時ディレクトリに、アーカイブ ファイルとインストール プログラムのための十分なスペースがあることを確認します。インストール プログラムに必要な一時スペースの詳細については、「一時ディスク スペースの要件」を参照してください。

    デフォルトをそのまま使用するには、next (または省略形の n) と入力して〔Enter〕を押します。以前のインストールにおいてダウンロードの保存先ディレクトリを指定しておらず、ダウンロードするファイルを保存する場合には、インストールを続行する前に保存先ディレクトリを指定する必要があります。

    オプションを変更するには、以下を実行します。

    • ソフトウェア コンポーネントをダウンロードする保存先ディレクトリを指定するには、1 を入力します。要求されたら、目的のディレクトリの絶対パス名を入力します。ディレクトリが存在しない場合、インストール プログラムにより作成されます。
    • インストールの完了後にダウンロードしたファイルを削除するには、2 を入力します。そうすることでダウンロードのオプションが再び表示され、[Modify Remove download files after installation] オプションが [No] に設定されます。デフォルトのオプション [Yes] をそのまま使用すると、ダウンロードしたファイルは、指定された保存先ディレクトリから削除されます。
    • 以下に示すように、ホストの変更およびポートの変更オプションに値を入力して、ダウンロードするために HTTP プロキシ サーバを使用するかどうかを指定します。
    • ホストを指定するには、3 を入力します。プロンプトで、プロキシ サーバの名前または IP アドレスを入力します。

      ポートを指定するには、4 を入力します。プロンプトで、プロキシ サーバのポート番号を入力します。

    • 必要に応じて、以下に示すように HTTP プロキシ サーバで必要なユーザ名とパスワードを指定します。
    • ユーザ名を指定するには、5 を入力します。プロンプトで、プロキシ サーバの有効なユーザ名を入力します。

      パスワードを指定するには、6 を入力します。プロンプトで、ユーザの有効なパスワードを入力します。

      ソフトウェアのダウンロードの詳細については、「製品の配布」を参照してください。

      ソフトウェアのダウンロードのプリファレンスを指定して、〔Enter〕を押します。次のいずれかが表示されます。

    • 既存のインストールにコンポーネントを追加する場合、[インストールするコンポーネントの選択] パネルが表示される。手順 5 に進む。
    • 初めてインストールを実行する場合は、[インストール タイプを選択] プロンプトが表示される。
  7. インストール タイプの番号を入力して実行するインストールのタイプを指定します。
    • 完全インストールを選択するには、1 を入力します。または〔Enter〕を押して手順 7 に進みます。
    • カスタム インストールを選択するには、2 を入力します。[Choose Products and Components to install] プロンプトが表示されます。
    • 完全インストールとカスタム インストールの詳細については、「インストール タイプの選択」を参照してください。

  8. インストールするコンポーネントを選択します。
  9. 現在の BEA_HOME ディレクトリにすでにインストールされているコンポーネントについては、括弧内に [Installed] という単語が表示されます。

    注意 : 選択したコンポーネントのインストールの予測サイズが表示されます。

    インストールするコンポーネントを選択または選択解除すると、インストール プログラムによりコンポーネント間の依存関係がチェックされ、選択されたコンポーネントのリストが自動的に修正されます。例えば、WebLogic Server を選択解除すると、WebLogic Server を必要とするコンポーネントも選択解除されます。

    必要なコンポーネントを選択して、〔Enter〕を押すか、または n を入力して〔Enter〕を押します。

    [JDK の選択] プロンプトが表示されます。

  10. JDK を選択します。
    • ローカル JDK を追加するには、1 を入力して JDK の場所を指定します。
    • 既存の JDK の選択を切り替えるには、適切な数字 (2 以上) を入力します。
    • 現在の選択をそのままにしてインストールを続行するには、〔Enter〕を押します。
    • インストーラによって必要なアーカイブ ファイルが検索されます。ここでは、ユーザ対話が必要ではありません。

      JDK を選択すると、指定した保存先ディレクトリにファイルのダウンロードが開始されます。ダウンロードが完了したら、インストール プログラムで、コンポーネントのアーカイブ ファイルが正常にダウンロードされたことが確認されます。ダウンロードの完全性が検証できない場合、インストール プログラムではエラー メッセージが表示されます。

      検証が完了したら、[Install Eclipse Options] プロンプトが表示されます。

  11. Eclipse をインストールするかまたは既存の Eclipse を使用するかを指定します。
  12. 注意 : このプロンプトは、Workshop がインストールするコンポーネントの 1 つとして選択した場合のみ表示されます。

    〔Enter〕を押して次の手順に進みます。

    注意 : 既存の Eclipse インストールを使用するための前提条件の詳細については、「次に行う作業」を参照してください。
  13. ソフトウェアをインストールするディレクトリを指定します。デフォルトの製品ディレクトリ (BEA_HOME\wlserver_<version>) を受け入れるか、または新しい製品ディレクトリを作成します。
  14. 注意 : 既存のインストールにコンポーネントを追加する場合、製品インストール ディレクトリの確認を求められます。

    新しいディレクトリを指定すると、そのディレクトリが自動的に作成されます。以下のいずれかを実行します。

    • 〔Enter〕を押すか、next (または省略形の n) と入力して現在の選択内容を受け入れる。
    • ソフトウェアをインストールするディレクトリの絶対パスを入力し、〔Enter〕を押します。[ノード マネージャを Windows のサービスとしてインストール] プロンプトが表示されます。
    • 以下の場合に、指定したコンポーネントのシステムへのコピーが開始される。

    • Windows プラットフォームへの完全インストールを実行する場合
    • 管理者権限がないユーザが Windows プラットフォームへのインストールを実行する場合
    • UNIX プラットフォームへのインストールを実行する場合
    • または既存のインストールにコンポーネントを追加する場合
  15. ノード マネージャを Windows サービスとしてインストールするかどうかを指定します。
  16. 以下のいずれかを実行します。

    • ノード マネージャを Windows サービスとしてインストールするには、1 を入力する。プロンプトで、ノード マネージャのリスン ポートを入力するか、〔Enter〕を押してデフォルト値 (5556) をそのまま使用します。指定したリスン ポートが実行中のアプリケーションによって使用中の場合は、インストール プログラムで別のノード マネージャ リスン ポート番号を入力するよう求められる。選択内容を確認するよう求められる。
    • ノード マネージャを Windows サービスとしてインストールしない場合は、2 を入力する。
    • [ショートカットの場所の選択] プロンプトが表示されます。

  17. [スタート] メニューのショートカットを作成するフォルダを指定します。
  18. 以下のいずれかを実行します。

    • 1 または、〔Enter〕を押して [All Users] フォルダに [スタート] メニューのショートカットを作成する。この操作によって、マシン上に登録されているすべてのユーザがインストールされたソフトウェアにアクセスできるようになる。ただし、管理者権限を持つユーザだけが [All Users] フォルダにショートカットを作成することができる。そのため、管理者権限を持たないユーザがコンフィグレーション ウィザードを使用してドメインを作成しても、そのドメインへの [スタート] メニューのショートカットは作成されない。この場合は、必要に応じて、ローカルの [スタート メニュー] フォルダに手動でショートカットを作成することができる。
    • 2 を入力して、ローカル ユーザの [スタート] メニューにショートカットを作成する。その場合、そのマシンに登録されているその他のユーザはこのインストールの [スタート] メニューのエントリにアクセスできない。
    • 選択内容を確認するよう求められる。

  19. エントリが正しいことを確認し、1 と入力するか、〔Enter〕を押してインストールを続行します。または、2 と入力して前のパネルに戻り、エントリを修正します。
  20. 選択内容を確定したら、インストールする製品コンポーネントおよび JDK のリストが表示されます。また、表示されたコンポーネントのインストールの予測サイズが表示されます。

  21. 〔Enter〕を押して続行します。インストール プログラムによって指定されたコンポーネントのシステムへのコピーが開始されます。
  22. 注意 : インストール プログラムが、かなり長時間停止しているように見える場合がありますが、異常ではありません。これは特にインストールの最後に起こります。このような場合でも、インストール プログラムは動作しています。

    インストールが完了すると、次のメッセージが表示されます。

    Installation Complete
    Congratulations! Installation is complete.
    Press[Enter]to continue or type [Exit]>

 


次に行う作業

QuickStart アプリケーションを実行して、ソフトウェアに慣れ親しみ、付属のサンプルを実行することをお勧めします。QuickStart の詳細については、「インストール後の情報」を参照してください。

注意 : QuickStart は、コンソール モード インストールやサイレント モード インストールでは、自動的には起動されません。QuickStart は、[スタート] メニュー (Windows) またはコマンドライン (Windows および UNIX) から起動できます。詳細については、「QuickStart の使用」を参照してください。

ソフトウェア リリースの固有の情報については、該当のリリース ノートを参照してください。


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