WebLogic のアプリケーション環境のアップグレード
WebLogic ドメインのアップグレード
WebLogic Server 6.1、7.0、または 8.1 と互換性のある WebLogic ドメインが作成されている場合、WebLogic アップグレード ウィザードを使用して、ドメインを WebLogic Server 9.0 のアプリケーション環境で使用できるようアップグレードすることができます。
次の節では、WebLogic アップグレード ウィザードを使用して WebLogic ドメインをアップグレードする方法について説明します。
WebLogic ドメインのアップグレードの仕組み
WebLogic ドメインのアップグレードでは、アップグレードするドメインを指定し、いくつかのプロンプトに応答します。WebLogic アップグレード ウィザードは次のタスクを実行します。
必要に応じて、元のドメイン ディレクトリのバックアップを行います。
バックアップが要求された場合、ウィザードはドメイン ディレクトリのみをバックアップするため、ファイル パーミッションは維持されません。「手順 2 : アプリケーション環境のバックアップの作成」で説明されているように、ドメイン、外部アプリケーション、およびアプリケーション データベース リソースをそれぞれ独立したプロセスでバックアップすることをお勧めします。
注意 : ウィザードにより作成されるバックアップ ファイルは、機密情報を含んでいる可能性があるため、ユーザにより保護されなければなりません。
起動スクリプトは停止スクリプトなどのスクリプトを再作成し、元のスクリプトの名前を orig-scriptname
.bak
(orig-scriptname
は元のスクリプトの名前で、.bak は拡張子) に変更します。
注意 : 元の起動スクリプトに対して行われたカスタマイズの内容は新しいスクリプトにコピーされません。たとえば、元のスクリプトで JAVA_OPTIONS
環境変数にデフォルト以外の値が指定されている場合、指定されている値は新しいスクリプトでは保持されません。
元のドメインをリストラクチャして、新しいディレクトリ構造を作成し、ドメインのコンポーネントを新しい場所に移動します。
リストラクチャにおいて、必要なディレクトリがすでに存在する場合は、そのディレクトリとその中にあるファイルおよびサブディレクトリがそのまま維持されます。
既存のサーバ ログ ファイルがドメイン内の servers/
server_name
/logs/pre-90-logs
ディレクトリ (server_name
はサーバの名前) にコピーされます。
ドメイン ディレクトリ構造に対する変更を確認するには、「WebLogic ドメイン ディレクトリ構造の強化」を参照してください。
コンフィグレーション ファイル (config.xml
) に保存されている永続化されたコンフィグレーションに関する情報を config
ディレクトリにアップグレードします。
ウィザードでコンフィグレーション ファイル (config.xml
) のアップグレード中にリソースの重複が検出されたら、進行状況を表すウィンドウにメッセージが表示されます。この場合、最後に検出されたリソース定義が変換中に使用されます。
JMS ファイル ストア、JMS JDBC ストア、トランザクション ストアなどの永続データをアップグレードします。
注意 : JMS JDBC ストアがドメインで使用される場合は、「手順 5 : 環境の設定」を参照してください。
JMS JDBC ストアがアップグレードされたら、元の JMS JDBC ストアは削除されます。キャパシティ プランニングを行うときは、この点を考慮に入れてください。元の JMS JDBC ストア テーブルは、アップグレードが正常に完了したら、削除することができます。.元の JMS JDBC ストア テーブルには PrefixName
JMSSTORE
および PrefixName
JMSSTATE
(PrefixName
は JMS JDBC ストアの Prefix Name
属性の値) という名前が付けられます。
保持されている JMS メッセージをアップグレードしない場合は、アップグレードを実行する前に JMS ファイル ストアまたは JMS JDBC ストア テーブルを削除します。この場合、コンフィグレーションは変更されず、JMS メッセージのみが削除されます。JDBC ストア テーブルの管理については、『WebLogic Server 環境のコンフィグレーション』の「JDBC ストア テーブルの管理」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs90/config_wls/store.html#managing_jdbc_store_tables
) を参照してください。
アップグレードが実行済みであることが検出されると、JMS JDBC またはファイル ストアはアップグレードされません。テスト シナリオなど、同一の永続ストアを使用してドメインのアップグレードを複数回実行する必要がある場合は、以下のようにアップグレードを実行するたびに JMS データを元に戻す必要があります。
JMS JDBC ストアの場合、アップグレード プロセスにより PrefixName
WLSTORE
(PrefixName
は JMS JDBC ストアの Prefix Name
属性の値) という名前の新しいテーブルが作成される (JMS JDBC ストアを使用するドメインのアップグレード プロセスを再実行する前に、このテーブルを削除する)
アップグレードを再実行する必要がある場合、必ず最初にバックアップ バージョンの JMS ファイル ストアを復元する
注意 : リモートの管理対象サーバをアップグレードするとき、コンフィグレーション情報は保持されません。
さらなる検討を要するドメインのアップグレードに関する問題があれば、報告します。
ドメインのアップグレードに関する重要な注意事項
アップグレード プロセスには以下の重要な注意事項があります。
ドメイン ディレクトリには、少なくとも以下のファイルが含まれていなければなりません。
config.xml
セキュリティ関連のファイル (SerializedSystemIni.dat
、DefaultAuthenticatorInit.ldift
、DefaultAuthorizerInit.ldift
、DefaultRoleMapperInit.ldift
)
セキュリティ関連のファイルがないと、サーバは起動されず、認証エラー メッセージがログに記録されます。
ドメイン内にあるトランザクション ログ ファイル (.tlog
) (詳細については、『Programming WebLogic JTA』の「Transaction Log Files」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs90/jta/trxcon.html#tlog
) を参照)
対象のマシン上のドメイン ディレクトリに含まれるすべての内容がこのプロセスにおいて更新されます。
アプリケーション環境内のすべてのマシンのドメインをアップグレードする必要があります。
WebLogic Server 6.1 のドメインをアップグレードするときは、次の点に注意してください。
WL_HOME
\config
ディレクトリに含められるドメインは 1 つのみである (複数のドメインを含めると、アップグレードは正常に実行されない)
ドメインに単一モジュールのアプリケーション (.war
、.jar
) が含まれており、ドメインに対して application.xml
ファイルが定義されていない場合は、アプリケーションのパス名にモジュールの URL が含まれていないことを確認する必要がある。たとえば、パスが c:\bea\wlserver6.1\config\petstore\applications\tour.war
に指定されている場合は、アップグレードを開始する前に tour.war
ファイル名を削除する必要がある。削除しなければ、アップグレード プロセスにおいてパスが無効であることを示すエラー メッセージが返されます。
アップグレード プロセス中にエラーが発生し、アプリケーション モジュールがデプロイされない場合、サーバが開発モードで実行されている限り、モジュールは自動デプロイされます。自動デプロイされない場合は、WebLogic 管理ツールを使用してアプリケーション モジュールをデプロイする必要があります。
WebLogic ドメインのアップグレードにおいては、アプリケーションはアップグレードされません。ほとんどの WebLogic Server アプリケーションは、WebLogic Server 9.0 のアプリケーション環境に修正を加えることなく実行可能です。機能の変更により、使用している環境内のアプリケーションに影響が及ぶかどうかについては、「旧リリースとの互換性」の互換性情報を確認してください。アプリケーションで非推奨になった API または削除された API が使用されている場合は、実行時に警告または例外が発生するおそれがあります。
9.0 からは、.wlnotdelete
ディレクトリは WebLogic Server 環境では使用されなくなりました。
アップグレード プロセスでは、ファイル パーミッションは保持されません。デフォルト以外のファイル パーミッションを確認し、リセットする必要があります。
UNIX システムでは、アップグレード プロセス中に作成される新しいファイルの所有権とパーミッションは、アップグレードを実行するユーザに割り当てられます。たとえば、アップグレードが root により実行される場合、新しいファイルの所有権は root に割り当てられます。このため、後でドメイン内のこれらのファイルを更新するユーザには root 権限 が必要となります。したがって、アップグレード プロセス中に作成されたファイルに設定されているパーミッションを確認し、必要に応じて修正することをお勧めします。
WebLogic Server 9.0 では、場合によっては、サーバを起動するときにユーザ名とパスワードを指定する必要があります。他のバージョンでは、以下のように動作が異なります。
リモートの管理対象サーバのドメインをアップグレードするとき、参照されているアプリケーション パスがシステムにないことを通知する次のようなメッセージが表示される場合があります。
<Aug 1, 2005 6:42:06 PM EDT> <INFO> <Upgrade> <BEA-800000> <An invalid
path, 'C:\bea\weblogic81\user_projects\mydomain\medrecEar.ear', was
specified for application, 'medrecEar'.>
このメッセージは無視してかまいません。
Solaris マシン上 (のみ) で Avitek Medical Record アプリケーションを 8.1 から 9.0 にアップグレードした場合は、サーバを起動する前に、setDomainEnv.sh
ファイルの起動コマンドから -Xverify:none
を削除します。これを行うには、次の行の後で JAVA_OPTIONS=""
を設定します。
. ${WL_HOME}/common/bin/commEnv.sh
これを行わなければ、JVM エラーが発生し、サーバは起動されません。
ドメインのアップグレード
ウィザードでは、次のどちらかのモードでアップグレードを行うことができます。
グラフィカル : グラフィカル ユーザ インタフェースを使用して対話形式でドメインをアップグレードする場合に使用します。
サイレント : アップグレード要件をファイルで指定してバックグラウンドでドメインをアップグレードする場合に使用します。
注意 : 暗黙モードを使用して、管理サーバの起動時に自動的にドメインをアップグレードすることもできます。詳細については、「管理サーバ起動時におけるドメインのアップグレード (暗黙モード)」を参照してください。
ドメイン内のすべてのマシンのドメインをアップグレードする必要があります。リモートの管理対象サーバのドメイン ディレクトリの準備については、「手順 4 : リモートの管理対象サーバのドメイン ディレクトリの準備」を参照してください。
以下の節では、両方のモードでのアップグレード方法について説明します。
ドメインのグラフィカル モードでのアップグレード
以下の節では、グラフィカル モードで WebLogic アップグレード ウィザードを使用して WebLogic ドメインをアップグレードする方法について説明します。
注意 : グラフィカル モードでアップグレード ウィザードを実行するのに使用するコンソールでは、Java ベースの GUI がサポートされていなければなりません。グラフィカル表示をサポートしていないシステム上でアップグレード ウィザードをグラフィカル モードで起動しようとすると、エラー メッセージが表示されます。
ドメインをアップグレードするためグラフィカル モードで WebLogic アップグレード ウィザードを起動する方法
Windows プラットフォーム上で WebLogic アップグレード ウィザードをグラフィカル モードで開始して WebLogic ドメインをアップグレードするには、Windows の [スタート] メニューの BEA プログラム グループを選択し、[Domain Upgrade Wizard] オプションを選択します。
スタート|プログラム|BEA Products|Tools|Domain Upgrade Wizard
注意 : 「手順 5 : 環境の設定」の手順 3 で説明されているように、JDBC ドライバ クラスを指定するため環境をカスタマイズする必要がない場合に限り、このオプションを使用することができます。
Windows コマンド プロンプトから、または UNIX プラットフォーム上で WebLogic アップグレード ウィザードをグラフィカルモードで開始して WebLogic ドメインをアップグレードするには、次の手順に従います。
注意 : WebLogic アップグレード ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。また、「ドメインのアップグレードに関する重要な注意事項」で説明されている重要な注意事項を確認してください。
WebLogic ドメインが稼動していないことを確認します。
MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウ (Windows) またはコマンド シェル (UNIX) を開き、「手順 5 : 環境の設定」の説明に従って環境を設定します。
コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力します。
java weblogic.Upgrade [-type domain] [-out
file]
-type 引数と -out 引数は省略可能です。この 2 つの引数は、次の設定のデフォルト値をオーバーライドする場合に含めます。
実行するアップグレードのタイプ。-type
引数でタイプを指定しなければ、ドメインのアップグレードが実行されます。
すべての標準出力 (stdout
) とエラー メッセージが書き込まれる出力ファイル。-out
引数でファイルを指定しなければ、これらのメッセージはコマンドウィンドウに書き込まれ、アップグレード プロセスの終了時にそのサマリが表示されます。
-out
引数は省略可能です。これにより、すべての標準出力 (stdout
) とエラー メッセージが書き込まれるファイルを指定することができます。デフォルトでは、これらのメッセージはコマンド ウィンドウに書き込まれ、アップグレード プロセスの終了時にそのサマリが表示されます。
このコマンドを実行すると、次の図のように WebLogic アップグレード ウィザードが起動されます。
JMS JDBC ストアがドメインで使用される場合は、対応するデータベースを起動する必要があります。
[次へ] をクリックして、次のウィンドウに進みます。
WebLogic ドメインをアップグレードする手順
次の表に、WebLogic アップグレード ウィザードを使用してドメインをアップグレードする手順の概要を示します。
表 5-1 WebLogic ドメインをアップグレードする手順
手順
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実行する操作
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WebLogic バージョンの選択
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次の例に示すように、アップグレードする WebLogic ドメインのバージョンを選択する。
注意 : WebLogic Server 6.1 のドメインをアップグレードする場合、WL_HOME \config ディレクトリに含められるドメインは 1 つのみである。複数のドメインを含めると、アップグレードは正常に実行されない。
[次へ] をクリックして、次のウィンドウに進む。
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アップグレードするドメインの選択
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次の例に示すように、ローカルのディレクトリ階層を移動して、アップグレードする WebLogic ドメインが格納されているディレクトリを選択する。
注意 : WebLogic Server 6.1 のドメインをアップグレードする場合は、config ディレクトリを含むディレクトリを選択する必要がある。たとえば、ドメインが c:/bea/user_projects/config/mydomain にある場合は、WebLogic ドメインのディレクトリとして c:/bea/user_projects を選択する必要がある。別のディレクトリ (c:/bea/user_projects/config/mydomain など) を選択すると、予期しない結果が生じる。
[次へ] をクリックして、次のウィンドウに進む。
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ドメインの調査
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ウィザードによるドメインの調査の進行状況を確認する。次の例に示すように、進行状況を通知するメッセージがウィンドウに表示される。
カスタム セキュリティ プロバイダが使用されているドメインをアップグレードする場合、最初にカスタム セキュリティ プロバイダをアップグレードすることなくドメインをアップグレードしようとすると、エラー メッセージが表示され、ウィザードが終了する。表示されるエラー メッセージは次のとおり。
このエラー メッセージが表示された場合は、「セキュリティ プロバイダのアップグレード」の説明に従ってセキュリティ プロバイダをアップグレードしてから、ドメインのアップグレードをやり直す。
調査が完了したら (そしてエラーが検出されなければ)、次のウィンドウが自動的に表示されます。
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管理サーバの選択
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次の例に示すように、新しいドメインで管理サーバとして機能するサーバを選択する。
注意 : ドメインで定義されているサーバが 1 つしかない場合、このウィンドウは表示されない。
[次へ] をクリックして、次のウィンドウに進む。
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ノード マネージャ資格の入力
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次の例に示すように、ノード マネージャの認可に使用するユーザ名とパスワードを入力する (およびパスワードを確認のため再入力する) 。
WebLogic Server 9.0 の場合、ドメインごとにノード マネージャのユーザ名とパスワードを指定する必要がある。デフォルトでは、ユーザ名とパスワードは weblogic に設定されている。ノード マネージャを使用しない場合は、デフォルト値を変更せずにそのままにしておく。
[次へ] をクリックして、次のウィンドウに進む。
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アップグレード オプションの選択
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以下のアップグレード オプションを 1 つまたは複数選択する。
注意 : ウィザードはドメイン ディレクトリのみをアーカイブするため、ファイル パーミッションは維持されない。「手順 2 : アプリケーション環境のバックアップの作成」で説明されているように、ドメイン、外部アプリケーション、およびアプリケーション データベース リソースをそれぞれ独立したプロセスでバックアップすることを勧める。
[次へ] をクリックして、次のウィンドウに進む。
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ディレクトリ選択の解析と任意のタスク
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ウィザードによるドメイン情報とオプション設定の処理の進行状況を確認する。次の例に示すように、進行状況を通知するメッセージがウィンドウに表示される。
処理が完了したら、次のウィンドウが自動的に表示される。
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ドメインのバックアップ
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ウィザードによるドメインのバックアップの準備状況を確認する。次の例に示すように、進行状況を通知するメッセージがウィンドウに表示される。
注意 : 次の図のように、この手順に関連しないメッセージは淡色表示される。
準備が完了したら、次のウィンドウが自動的に表示される。
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ドメインのバックアップ ディレクトリの選択
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注意 : 「アップグレード オプションの選択」で [現在のドメインのバックアップ] オプションを選択しなかった場合は、「ドメイン ディレクトリのリストラクチャ」に進む。
このウィンドウで、次の値を設定する。
次の例では、これらの値の設定方法を示す。
[次へ] をクリックして、次のウィンドウに進む。
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ドメインのバックアップ
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ウィザードによるドメインのバックアップの進行状況を確認する。次の例に示すように、バックアップ プロセスの進行状況をパーセント単位で表すバーと進行状況を通知するメッセージがウィンドウに表示される。
注意 : 次の図のように、この手順に関連しないメッセージは淡色表示される。
注意 : ウィザードにより作成されるバックアップ ファイルは、機密情報を含んでいる可能性があるため、ユーザにより保護されなければならない。
バックアップ プロセスが完了したら、次のウィンドウが自動的に表示される。
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ドメイン ディレクトリのリストラクチャ
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ウィザードによるドメイン ディレクトリのリストラクチャの進行状況を確認する。次の例に示すように、進行状況を通知するメッセージがウィンドウに表示される。
リストラクチャ プロセスが完了したら、次のウィンドウが自動的に表示される。
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コンフィグレーション設定のアップグレード
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ウィザードによるコンフィグレーション設定のアップグレードの進行状況を確認する。次の例に示すように、進行状況を通知するメッセージがウィンドウに表示される。
注意 : 次の図のように、この手順に関連しないメッセージは淡色表示される。
コンフィグレーション情報は、後で実行する手順まで保持されない。
コンフィグレーションのアップグレードが完了したら、次のウィンドウが自動的に表示される。
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保存されているメッセージおよびトランザクション ログ フォーマットのアップグレード
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ウィザードによるドメイン内の永続メッセージ (JMS ファイルと JDBC ストア) とトランザクション (JTA) ログのアップグレードの進行状況を確認する。次の例に示すように、進行状況をパーセント単位で表すバーと進行状況を通知するメッセージがウィンドウに表示される。
永続メッセージとトランザクション ログのアップグレード プロセスが完了したら、次のウィンドウが自動的に表示される。
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ドメイン アップグレードの最終処理
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ウィザードの進行状況 (アップグレードされたコンフィグレーションの保存やアップグレード プロセス中に作成された一時ファイルの削除) を確認する。進行状況を通知するメッセージがウィンドウに表示される。
注意 : リモートの管理対象サーバをアップグレードするとき、コンフィグレーション情報は保持されない。
次に例を示す。
注意 : 次の図のように、この手順に関連しないメッセージは淡色表示される。
このプロセスが完了したら、[次へ] をクリックして、次のウィンドウに進む。
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アップグレード完了
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次の例に示すように、アップグレードが完了したら表示されるアップグレード結果を確認する (さらなる検討を要する重要なメッセージなど)。
[完了] をクリックして WebLogic アップグレード ウィザードを閉じる。
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ドメインのサイレント モードでのアップグレード
たとえば、ドメインがリモート マシンにある場合などに、WebLogic アップグレード ウィザードをグラフィカル モードで使用するのは合理的ではありません。このような場合、ウィザードをサイレント モードで使用して、WebLogic ドメインをアップグレードすることができます。
注意 : WebLogic アップグレード ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。
サイレント モードで WebLogic アップグレード ウィザードを起動して WebLogic ドメインをアップグレードするには、次の手順に従います。
WebLogic ドメインが稼動していないことを確認します。
MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウ (Windows) またはコマンド シェル (UNIX) を開き、「手順 5 : 環境の設定」の説明に従って環境を設定します。
アップグレードする WebLogic ドメインが格納されているディレクトリに移動します。次に例を示します。
cd c:\bea\user_projects\domains\
domain
domain
はドメインの名前です。
コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力します。
java weblogic.Upgrade -mode silent -type domain [-responses
xmlfile] [-out
file]
-responses
引数と -out
引数は省略可能です。この 2 つの引数は、次の設定のデフォルト値をオーバーライドする場合に含めます。
アップグレード要件を定義する XML ファイルの場所。-responses
引数でファイルを指定しない場合、ウィザードはデフォルト値をアップグレード プロセスで使用します。XML ファイルの形式とデフォルト値の詳細については、「サイレント アップグレード用 XML スクリプト リファレンス」を参照してください。
すべての標準出力 (stdout
) とエラー メッセージが書き込まれる出力ファイル。-out
引数でファイルを指定しない場合、これらのメッセージはコマンド ウィンドウに書き込まれます。