インストール ガイド

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グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行

以下の節では、グラフィカル モードでインストール プログラムを実行する方法を説明します。

 


インストール プログラムの実行

インストール プログラムの起動」の説明に従って、インストール プログラムを起動します。

システムおよびコンフィグレーションに関する特定の情報を入力するよう指示されます。インストール中のプロンプトでの指定方法については、次の表を参照してください。

ウィンドウ
実行するアクション
ようこそ
[次へ] をクリックしてインストールを続行する。[終了] をクリックすると、いつでもインストールを取り消すことができる。
BEA ライセンス契約
BEA ソフトウェア ライセンス契約を読み、条件を受け入れる場合は、[はい] を選択する。インストールを続行するには、ライセンス契約の条件を受け入れ、[次へ] をクリックする必要がある。
BEA ホーム ディレクトリの選択
対象システム上にインストールされたすべての BEA Products の中央サポート ディレクトリとして機能する BEA ホーム ディレクトリを指定する。システムにすでに BEA ホーム ディレクトリがある場合は、そのディレクトリを選択できる (推奨)。新しい BEA ホーム ディレクトリを作成することもできる。[BEA ホーム ディレクトリ] フィールドに新しいディレクトリ名を入力することにより新しいディレクトリを作成する場合は、インストール プログラムによりディレクトリが自動的に作成される。[参照] をクリックして、[BEA ホーム ディレクトリの選択] ウィンドウからディレクトリを選択することもできる。BEA ホーム ディレクトリの詳細については、「BEA ホーム ディレクトリの選択」を参照。
インストール タイプの選択
このウィンドウは、初回のインストールでのみ表示される。
実行するインストールのタイプのオプション ボタンを選択する。
  • [完全] - WebLogic Server プラグインを除くインストール プログラムに含まれるすべてのソフトウェア コンポーネントがシステム上にインストールされる。サンプル ドメインはインストール時に PointBase データベースで使用するためにあらかじめコンフィグレーションされ、インストールが完了すると、サンプルを実行できる。
  • [カスタム] - インストールするソフトウェア コンポーネントを選択する。Windows システムでは、WebLogic Server ノード マネージャを Windows サービスとしてインストールするかどうかも選択できる。

注意 : WebLogic Server プラグインをインストールするには、カスタム インストールを選択する必要がある。

詳細については、「インストール タイプの選択」を参照。
コンポーネントを選択
このウィンドウは、次の条件でのみ表示される。
  • [インストール タイプの選択] ウィンドウで [カスタム] を選択した場合。
  • 既存のインストールにコンポーネントを追加する場合。
適切なチェック ボックスをチェックするか、またはチェックをはずし、インストールするコンポーネントを指定する。
このウィンドウには、インストール可能なすべてのコンポーネントのツリービューが表示される。

注意 : 初回のインストールでは、Web Server プラグインだけが選択されてない。デフォルトでは、その他すべてのコンポーネントが選択されている。システムにプラグインをインストールする場合は、[Web サーバ プラグイン] チェック ボックスを選択する必要がある。

コンポーネントをフォルダ レベルで選択または選択解除すると、そのすべてのサブコンポーネントも同様に選択または選択解除される。
システムにすでにインストールされているコンポーネントがあれば、そのチェック ボックスは灰色で表示される。

注意 : インストールするコンポーネントを選択または選択解除すると、インストール プログラムによりコンポーネント間の依存関係がチェックされ、選択されたコンポーネントのリストが自動的に修正される。たとえば、WebLogic Server コンポーネントのチェック ボックスのチェックを外すと、残りのコンポーネントのチェックも外される。これらその他のコンポーネントの実行には WebLogic Server が必要なためである。

システムにインストール可能なコンポーネントの詳細については、「インストール可能な製品コンポーネント」を参照。
オプション ツール
このウィンドウは、BEA JRockit のサポート対象プラットフォームでのみ表示される。
Mercury プロファイリング ツールをインストールするかどうかを指定する。ツールをインストールしない場合は、このオプションのチェック ボックスのチェックをはずす。
Mercury プロファイリング ツールの詳細については、「BEA JRockit JDK」を参照。
Mercury ツール ライセンス契約
このウィンドウは、Mercury プロファイリング ツールをインストールすることを [オプション ツール] ウィンドウで選択した場合のみ表示される。
Mercury ツール ライセンス契約を読み、条件を受け入れる場合は、[はい] を選択する。インストールを続行するには、ライセンス契約の条件を受け入れ、[次へ] をクリックする必要がある。
ライセンス契約の条件に同意せず、ツールをインストールしない場合は、[前へ] をクリックして [オプション ツール] ウィンドウに戻り、Mercury プロファイリング ツールのチェック ボックスをはずす。
製品インストール ディレクトリの選択
このウィンドウは、既存のインストールにコンポーネントを追加する場合には表示されない。代わりに、製品インストール ディレクトリの確認が要求される。この場合、選択したコンポーネントは、初回インストール時に指定した製品ディレクトリにインストールされる。
ソフトウェアをインストールするディレクトリを指定し、[次へ] をクリックする。デフォルトの製品ディレクトリ (weblogic92) を受け入れるか、または新しい製品ディレクトリを作成する。
詳細については、「製品インストール ディレクトリの選択」を参照。
新しいディレクトリを作成する場合は、インストール プログラムによりディレクトリが自動的に作成される。
[BEA ホーム ディレクトリの選択] ウィンドウに戻って BEA ホームの選択を変更する場合は、ホーム ディレクトリに加える変更のタイプに基づいて以下の変更が発生する。
    • [製品インストール ディレクトリの選択] ウィンドウでデフォルトの製品インストール ディレクトリを受け入れた場合、[BEA ホーム ディレクトリの選択] ウィンドウでは元のインストール ディレクトリが保持される。
    • [製品インストール ディレクトリの選択] ウィンドウで新しい製品インストール ディレクトリを入力した場合、[BEA ホーム ディレクトリの選択] ウィンドウではディレクトリ名がこの新しい名前に変更される。
    • [製品インストール ディレクトリの選択] ウィンドウでインストール ディレクトリを指定した場合で、そのディレクトリが古い BEA ホーム以外の場所にある場合や、BEA ホーム以外の場所にあったインストール ディレクトリの値が指定された場合、インストール ディレクトリは元の値を保持する。
Windows サービスのインストール
このウィンドウは、次の条件でのみ表示される。
  • ユーザに管理者権限がある場合。
  • 初回のインストールを実行する場合。
  • Windows プラットフォームにインストールする場合。
  • [インストール タイプの選択] ウィンドウで [カスタム] を選択した場合。
表示された Windows サービス、特に WebLogic Server ノード マネージャ サービスをインストールするかどうかを選択する。ノード マネージャは、ドメイン内のサーバ インスタンスをモニタ、起動、停止するために使用する。
[はい] を選択する場合は、該当するフィールドにノード マネージャのリスン ポートを入力する。デフォルトは、5556

注意 : 指定したリスン ポートが現在実行中のアプリケーションによって使用中の場合は、インストール プログラムで別のノード マネージャ リスン ポート番号を入力するよう求められます。

ショートカットの場所の選択
このウィンドウは、次の条件でのみ表示される。
  • ユーザに管理者権限がある場合。
  • 初回のインストールを実行する場合。
  • Windows プラットフォームにインストールする場合。
[スタート] メニューのショートカットを作成する [スタート メニュー] フォルダを指定する。次のオプションから選択できる。
  • All Users の [スタート メニュー] フォルダ
  • このオプションを選択することによって、マシン上に登録されているすべてのユーザがインストールされたソフトウェアにアクセスできるようになる。ただし、管理者権限を持つユーザだけが [All Users] フォルダにショートカットを作成することができる。そのため、管理者権限を持たないユーザがコンフィグレーション ウィザードを使用してドメインを作成しても、そのドメインへの [スタート] メニューのショートカットは作成されない。この場合は、必要に応じて、ローカルの [スタート] メニューに手動でショートカットを作成することができる。All Users のスタート メニューを選択するには、キーボードの〔Alt〕+〔Y〕を押す。

  • ローカル ユーザの [スタート メニュー] フォルダ
  • このオプションを選択すると、そのマシンに登録されているその他のユーザはそのインストールの [スタート] メニューのエントリにアクセスできない。ローカル ユーザのスタート メニューを選択するには、キーボードの〔Alt〕+〔N〕を押す。

ステータス
BEA の製品およびサービスに関して表示される情報を読む。指定したファイルがシステムにコピーされたら、[次へ] をクリックする。
インストール完了
QuickStart アプリケーションを実行するかどうかを指定する。QuickStart は、初心者が WebLogic Platform を評価、習得、使用しやすいように設計されたプログラムである。これを使用すると、WebLogic Platform ツアーや、他のサンプル、開発ツール、オンライン ドキュメントに簡単にアクセスできる。QuickStart を起動しない場合は、このオプションのチェック ボックスのチェックをはずす。

 


グラフィカル モードでのアップグレード インストーラの使用

UNIX および Windows システムでグラフィカル モードでアップグレード インストールを行うには、次の手順を実行します。

  1. WL_HOME で作成したファイルまたはアプリケーションのバックアップ コピーを作成します (アップグレード手順の一環として、このディレクトリで作成したファイルはアプリケーションも含めてすべてインストール プログラムによって自動的に上書きされます。WL_HOME ディレクトリの説明については、「製品インストール ディレクトリの選択」を参照してください。
注意 : 注意 : サービス パックで config.xml ファイルが変更されている場合があります。後でアップグレード インストールをロールバックまたはアンインストールする場合に備えて、ユーザが作成したドメインにある config.xml ファイルのバックアップ コピーも作成しておきます。
  1. BEA カスタマ サポート Web サイト (http://www.beasys.co.jp/service/support/index.html) から、プラットフォームに対応するアップグレード インストーラをダウンロードします。
  2. 注意 : 更新をダウンロードするには、eSupport のユーザ名とパスワードを使用してログインする必要があります。eSupport アカウントがない場合は、BEA カスタマ サポート Web サイトで登録することができます。
  3. 実行中のすべてのサーバをシャットダウンします。
  4. 次の表に従って、アップグレード インストーラを起動します。
  5. アップグレード インストーラを起動するプラットフォーム
    手順
    Windows
    1. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動し、<filename.exe> をダブルクリックする。filename.exe は BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたインストール ファイルの名前 (platformXXX_upgrade_win32.exe など)。このファイル名で、XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号を表す。
    インストール プログラムによって、アップグレードのインストールが開始される。
    2. 手順 5 に進む。
    UNIX
    ファイル名が .bin で終わるインストーラの場合 :
    1. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール手順を呼び出す。
    chmod a+x filename.bin
    ./filename.bin
    <filename.bin> は BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストール プログラムの名前 (platformXXX_upgrade_solaris.bin など)。このファイル名で、XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号を表す。
    インストール プログラムによって、アップグレードのインストールが開始される。
    1. 手順 5 に進む。
    ファイル名が .jar で終わるインストーラの場合 :
    1. 対象システムの PATH 変数定義の先頭に、該当する Java 2 SDK の bin ディレクトリを追加する。例は以下のとおり。
    PATH=JAVA_HOME/bin:$PATH
    export PATH
    JAVA_HOME は、Java 2 SDK ディレクトリの絶対パス。
    1. インストール ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール手順を呼び出す。
    java -jar filename.jar
    filename.jar は BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストール プログラムの名前 (pj_platformXXX_upgrade_generic.jar など)。このファイル名で、XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号を表す。
    インストール プログラムによって、アップグレードのインストールが開始される。
    1. 手順 5 に進む。

  6. [ようこそ] ウィンドウのテキストを確認して [次へ] をクリックします。
    [BEA ホーム ディレクトリの選択] ウィンドウが表示されます。
  7. アップグレードする WebLogic Platform のリリースが格納されている BEA ホーム ディレクトリを選択し、[次へ] をクリックします。
    [製品ディレクトリの確認] ウィンドウが表示されます。BEA ホーム ディレクトリのパスと、WebLogic Platform ソフトウェアが更新される製品ディレクトリが示されます。
  8. [次へ] をクリックします。
    アップグレードのインストール中は進行状況を表すウィンドウが表示されます。インストールが終了すると、[インストール完了] ウィンドウが表示されます。
  9. [インストール完了] ウィンドウで [完了] をクリックし、インストール プログラムを終了します。

 


次に行う作業

デフォルトでは、BEA ソフトウェアは BEA ホーム ディレクトリにインストールされている開発ライセンス ファイルを使用するため、すぐに製品を使用開始できます。QuickStart アプリケーションを実行して、ソフトウェアに慣れ親しみ、付属のサンプルを実行することをお勧めします。詳細については、「インストール後の情報」を参照してください。

ソフトウェア リリース固有の情報については、該当のリリース ノートを参照してください。


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