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Oracle Collaboration Suite高可用性構成
リリース2(9.0.4)for UNIX Systems
部品番号: B15729-01
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はじめに

ここでは、次の内容について説明します。

対象読者

このドキュメントは、Oracle Collaboration Suiteの管理者を対象としています。 このドキュメントでは、Oracle Collaboration Suiteの高可用性ソリューションをインストールし、構成する手順について説明します。 ただし、このドキュメントでは、この製品について可能なすべての構成方法を説明しているわけではありません。 必要に応じて、Oracle Collaboration Suiteを構成する別の方法を示します。

このドキュメントに示す手順は、SunCluster 3.1を使用するSun Solaris 2.8環境でテストされています。 特に指定されていない限り、ここで示す手順は、Solarisオペレーティング環境に固有です。 その他のUNIXプラットフォームおよびLinuxの場合は、ポートに固有の要件がある場合があります。

このドキュメントでは、次のURLにあるOracle Collaboration Suiteのドキュメントを補足します。

http://otn.oracle.co.jp/document/products/cs/index.html

このマニュアルの構成

このマニュアルでは、次の内容について説明します。

第1章「Oracle Collaboration Suiteの概要」

この章では、Oracle Collaboration Suiteのコンポーネントの概要について説明します。

第2章「高可用性構成の概要」

この章では、Oracle Collaboration Suiteの配置における高可用性構成の概要について説明します。

第3章「高可用性用のインストールと構成」

この章では、Oracle Collaboration Suiteを高可用性用にインストールおよび構成する手順について説明します。

第4章「9.0.4.2パッチ・セットの適用」

この章では、9.0.4.2パッチ・セットの適用に関するreadmeファイルの説明を補足します。

第5章「9.0.1.5パッチ・セットの適用」

この章では、9.0.1.5パッチ・セットの適用に関するreadmeファイルの説明を補足します。

第6章「3620912パッチの適用」

この章では、3620912パッチを適用する手順について説明します。

付録A「コンポーネントの起動および停止スクリプト」

この付録では、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントを起動するスクリプトと停止するスクリプトについて説明します。

付録B「Information Storageおよびソフトウェアのバックアップ」

この付録では、Information Storageおよびソフトウェアのバックアップを実行する手順について説明します。

付録C「Information Storage表領域の作成」

この付録では、Information Storage表領域の作成について説明し、スクリプトを示します。

付録D「ストレージおよびバックアップの計画表」

この付録では、Oracle Collaboration Suite層のストレージおよびバックアップ要件について説明します。

付録E「インストール・チェックリスト」

この付録では、高可用性用のOracle Collaboration Suiteをインストールし、構成する手順のチェックリストを示します。

付録F「参照」

この付録では、Oracle Collaboration Suiteの高可用性について記載されているドキュメントおよびMetaLinkの情報を示します。

表記規則

この項では、このマニュアルの本文およびコード例で使用される表記規則について説明します。 この項の内容は次のとおりです。

本文の表記規則

本文では、特定の項目が一目でわかるように、次の表記規則を使用します。 次の表に、その規則と使用例を示します。

規則 意味
太字 太字は、本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 この句を指定すると、索引構成表が作成されます。
固定幅フォントの大文字 固定幅フォントの大文字は、システム指定の要素を示します。 このような要素には、パラメータ、権限、データ型、Recovery Managerキーワード、SQLキーワード、SQL*Plusまたはユーティリティ・コマンド、パッケージおよびメソッドがあります。また、システム指定の列名、データベース・オブジェクト、データベース構造、ユーザー名およびロールも含まれます。 NUMBER列に対してのみ、この句を指定できます。

BACKUPコマンドを使用して、データベースのバックアップを作成できます。

USER_TABLESデータ・ディクショナリ・ビュー内のTABLE_NAME列を問い合せます。

DBMS_STATS.GENERATE_STATSプロシージャを使用します。

固定幅フォントの小文字 固定幅フォントの小文字は、実行可能ファイル、ファイル名、ディレクトリ名およびユーザーが指定する要素のサンプルを示します。 このような要素には、コンピュータ名およびデータベース名、ネット・サービス名および接続識別子があります。また、ユーザーが指定するデータベース・オブジェクトとデータベース構造、列名、パッケージとクラス、ユーザー名とロール、プログラム・ユニットおよびパラメータ値も含まれます。















注意: プログラム要素には、大文字と小文字を組み合せて使用するものもあります。 これらの要素は、記載されているとおりに入力してください。

sqlplusを入力して、SQL*Plusを開きます。

パスワードは、orapwdファイルに指定されています。

データファイルおよび制御ファイルを/disk1/oracle/dbsディレクトリにバックアップします。

department_iddepartment_nameおよびlocation_id列は、hr.departments表にあります。

QUERY_REWRITE_ENABLED初期化パラメータをtrueに設定します。

oeユーザーで接続します。

JRepUtilクラスは、これらのメソッドを実装します。

固定幅フォントの小文字のイタリック 固定幅フォントの小文字のイタリックは、プレースホルダまたは変数を示します。 parallel_clauseを指定できます。

Uold_release.SQLを実行します。ここで、old_release とアップグレード前にインストールしたリリースを示します。


コード例の表記規則

コード例は、SQL、PL/SQL、SQL*Plusまたは他のコマンドライン文の例です。 次のように固定幅フォントで表示され、通常のテキストと区別されます。

SELECT username FROM dba_users WHERE username = 'MIGRATE';

次の表に、コード例で使用される表記規則とその使用例を示します。

規則 意味
[ ] 大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。 大カッコは、入力しないでください。 DECIMAL (digits [ , precision ])
{ } 中カッコは、カッコ内の項目のうち、1つが必須であることを表します。 中カッコは、入力しないでください。 {ENABLE | DISABLE}
|
縦線は、大カッコまたは中カッコ内の複数の選択項目の区切りに使用します。 項目のうちの1つを入力します。 縦線は、入力しないでください。 {ENABLE | DISABLE}

[COMPRESS | NOCOMPRESS]

... 水平の省略記号は、次のいずれかを示します。
  • 例に直接関連しないコードの一部が省略されている。

  • コードの一部を繰り返すことができる。

CREATE TABLE ... AS subquery;

SELECT col1, col2, ... , coln FROM employees;

.
.
.
垂直の省略記号は、例に直接関連しない複数の行が省略されていることを示します。
その他の記号 大カッコ、中カッコ、縦線および省略記号以外の記号は、記載されているとおりに入力する必要があります。 acctbal NUMBER(11,2);

acct CONSTANT NUMBER(4) := 3;

イタリック体 イタリック体は、特定の値を指定する必要があるプレースホルダや変数を示します。 CONNECT SYSTEM/system_password

DB_NAME = database_name

大文字 大文字は、システム指定の要素を示します。 これらの要素は、ユーザー定義の要素と区別するために大文字で示されます。 大カッコ内にないかぎり、表示されているとおりの順序および綴りで入力します。 ただし、大/小文字が区別されないため、小文字でも入力できます。 SELECT last_name, employee_id FROM employees;

SELECT * FROM USER_TABLES;

DROP TABLE hr.employees;

小文字 小文字は、ユーザー指定のプログラム要素を示します。 たとえば、表名、列名またはファイル名などです。




注意: プログラム要素には、大文字と小文字を組み合せて使用するものもあります。 これらの要素は、記載されているとおりに入力してください。

SELECT last_name, employee_id FROM employees;

sqlplus hr/hr

CREATE USER mjones IDENTIFIED BY ty3MU9;


Microsoft Windowsオペレーティング・システム環境での表記規則

次の表に、Microsoft Windowsオペレーティング・システム環境での表記規則とその使用例を示します。

規則 意味
ファイル名およびディレクトリ名 ファイル名およびディレクトリ名は大/小文字が区別されません。 特殊文字の左山カッコ(<)、右山カッコ(>)、コロン(:)、二重引用符(")、スラッシュ(/)、縦線(|)およびハイフン(-)は使用できません。 円記号(\)は、引用符で囲まれている場合でも、要素のセパレータとして処理されます。 Windowsでは、ファイル名が\\で始まる場合、汎用命名規則が使用されていると解釈されます。 c:\winnt"\"system32は、C:\WINNT\SYSTEM32と同じです。
Windowsコマンド・プロンプト Windowsコマンド・プロンプトには、カレント・ディレクトリが表示されます。 このマニュアルでは、コマンド・プロンプトと呼びます。コマンド・プロンプトのエスケープ文字はカレット(^)です。 C:\oracle\oradata>
特殊文字
Windowsコマンド・プロンプトで二重引用符(")のエスケープ文字として円記号(\)が必要な場合があります。 丸カッコおよび一重引用符(')にはエスケープ文字は必要ありません。 エスケープ文字および特殊文字の詳細は、Windowsオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。 C:\>exp scott/tiger TABLES=emp QUERY=\"WHERE job='SALESMAN' and sal<1600\"

C:\>exp scott/tiger TABLES=emp QUERY=\"WHERE job='SALESMAN' and sal<1600\"

HOME_NAME Oracleホームの名前を表します。 ホーム名には、英数字で16文字まで使用できます。 ホーム名に使用可能な特殊文字は、アンダースコアのみです。 C:\> net start OracleHOME_NAMETNSListener