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Oracle Collaboration Suiteインストレーション・ガイド
10gリリース1(10.1.1)for HP-UX PA-RISC(64-bit)
B25362-01
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8 Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションのインストール

この章の内容は次のとおりです。

8.1 Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションおよびOracle Collaboration Suite 10gインフラストラクチャ

Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション(アプリケーション層とも呼ぶ)では、Oracle Collaboration Suite 10gインフラストラクチャ・インスタンスが要求されます。これは、アプリケーションのコンポーネントが、インフラストラクチャの一部としてインストールされているOracle Collaboration Suite 10gデータベース内のスキーマにアクセスする必要があるためです。また、アプリケーションのコンポーネントは、Oracle Internet DirectoryおよびOracle Application Server Single Sign-Onに対して認証される必要があります。

8.2 Oracle Collaboration Suiteアプリケーションのコンポーネント

表8-1に、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの一部としてインストールされるコンポーネントを示します。

表8-1 Oracle Collaboration Suiteアプリケーションのコンポーネント

コンポーネント 説明

Oracle Calendar

エンタープライズ・ワイドなスケジュール・サーバーを提供します。

Oracle Calendar Webクライアント

エンタープライズ・ワイドなスケジュール・サーバーのクラインアント・フレームワークを提供します。

Oracle Collaboration Suite Search

高度な構成が可能な、Oracle Collaboration Suiteアプリケーション全体のオールインワン検索ソリューションを提供します。

Oracle Collaboration Suite Web Access

メールや連絡先への、充実したWebベース・インタフェースを提供します。

Oracle Content Services

ファイルの格納と共有に使用するコンテンツ管理アプリケーションです。

Oracle Discussions

オンライン・フォーラムおよびスレッド化されたディスカッション・サービスを提供します。

Oracle Mail

標準ベース電子メール・メッセージの配信および検索の機能を提供します。

Oracle Mobile Collaboration

モバイル機器および音声ゲートウェイによるコンテンツへのアクセスを提供します。

Oracle Collaborative Portlets

Oracle Collaboration Suiteのすべてのコンポーネントおよびサービスへの、充実したポータル・インタフェースを提供します。

Oracle Real-Time Collaboration

Web会議およびインスタント・メッセージ・サービスを提供します。

Oracle Workspaces

共同作業を構成できるフレームワークを提供します。


8.3 必要なコンポーネント

アプリケーションは、アプリケーション・インスタンスにデプロイします。使用するコンポーネントがわかっている場合は、インストール時にこれらのコンポーネントを選択できます。たとえば、電子メール、コンテンツ管理およびリアルタイム・コラボレーション機能が必要な場合は、Oracle Mail、Oracle Content ServicesおよびOracle Real-Time Collaborationを選択します。Oracle Collaboration Suiteコンポーネントへのインタフェースを準備する必要がある場合は、Oracle Collaborative Portletsも選択できます。

8.4 依存コンポーネント

この項の内容は次のとおりです。


注意:

Oracle Web Accessクライアントは、スタンドアロン製品としてインストールできません。

8.4.1 Oracle Mailの依存コンポーネント

Oracle Discussionsを選択する場合は、Oracle Mailを選択済であることを確認してください。これは、Oracle DiscussionsがOracle Mailデータベースのスキーマに依存するためです。

Oracle Mailを選択せずにOracle Discussionsを選択すると、インストール時に警告のダイアログ・ボックスが表示されます。このコンポーネントを正常にインストールおよび構成するために、「構成するコンポーネントの選択」画面に戻って「Oracle Mail」を選択する必要があります。

すでにOracle Mailインスタンスが構成されている既存のインフラストラクチャに対してOracle DiscussionsをインストールするときにOracle Mailを選択しなかった場合は、構成済のOracle Mailドメインのリストが表示されます。適切なドメインを選択し、インストールを続行します。

Oracle Content Services、Oracle Real-time Collaboration、Oracle Voicemail & FaxおよびOracle Workspacesは、直接的にはOracle Mailに依存しません。ただし、これらのコンポーネントはOracle Mailと同じSMTPサーバーを使用します。そのため、Oracle Mailを選択せずにこれらのアプリケーション・コンポーネントのいずれかを選択した場合、インストール時に追加の画面が表示されます。SMTPサーバーのホストとポートを指定してからインストールを続行する必要があります。

8.4.2 OracleAS PortalおよびOracle Collaborative Portletsの既存インスタンスの依存コンポーネント

アプリケーション層のインストール時には、OracleAS Metadata RepositoryでOracleAS PortalとOracle Collaborative Portletsの両方のスキーマが確認されます。

Oracle Collaborative PortletsとOracleAS Portalの両方がOracleAS Metadata Repositoryで検出されなかった場合、インストール時の「構成するコンポーネントの選択」画面に「Oracle Collaborative Portlets」オプションが表示されます。Oracle Collaborative PortletsとOracleAS PortalがMetadata Repositoryで検出されるのは、別のアプリケーション層でこれらのコンポーネントがインストール済の場合のみです。

Oracle Collaborative Portletsを構成することを選択しない場合、OracleAS PortalとOracle Collaborative Portletsのどちらも構成されません。Oracle Collaboration Suiteのインストールでは、Oracle Collaborative Portletsを構成せずにOracleAS Portalを構成することはできません。

Oracle Collaborative Portletsを構成することを選択した場合、次のようになります。

  • OracleAS Metadata RepositoryでOracleAS Portalが検出された場合は、古いインスタンスを上書きして新しいOracleAS Portalを作成するか、既存のOracleAS Portalを使用できます。このような状況になるのは、OracleAS PortalのOracle Collaboration Suite以外のインスタンスを前にインストールしている場合です。

  • OracleAS Metadata RepositoryでOracleAS Portalインストールが検出されなかった場合は、そのアプリケーション層で、Oracle Collaborative PortletsとOracleAS Portalの両方がインストーラによって構成されます。

OracleAS Metadata RepositoryでOracleAS PortalとOracle Collaborative Portletsの両方が検出された場合は、構成可能なコンポーネントのパネルにOracle Collaborative Portletsが含まれません。


注意:

OracleAS Portalと異なるアプリケーション層のOracle Collaborative Portletsのホスト・インスタンスを選択した場合(たとえば、OracleAS Portalがappstier1で構成され、Oracle Collaborative Portletsがappstier2で構成された場合)、Oracle Collaborative Portlets内のイメージが無効になります。

これは、同じシステム上でOracleAS PortalがOracle Collaborative Portletsのイメージを検出できるという前提で、関連するパス名を使用してイメージが格納されるためです。

この問題を修正するには、次の手順を実行します。

  • イメージが無効なOracleAS Portalインスタンスをホスティングするアプリケーション層Oracleホームにあるocsprovs.propertiesファイルを編集します。

    [ORACLE_HOME]/ocsprovs/classes/oracle/webdb/install/resource/
    ocsprovs.properties
    
    
  • 各イメージ・パスを変更し、Oracle Collaborative Portletsをホスティングするアプリケーション層のURLを指すようにします。

  • OracleAS Portalの構成ページから、Oracle Collaboration Suiteロゴを修正します。つまり、相対URLを、Oracle Collaborative Portletsをホスティングするアプリケーション層の絶対URLに変更します。


8.4.3 分散Identity ManagementアーキテクチャのインストールでのOracleAS PortalのOracle Knowledge Baseに対するコンポーネント依存性

Oracle Database 10gリリース1(10.1.0.2.0)をインストールし、分散Identity Managementアーキテクチャのインストールでのメタデータ・リポジトリとして使用できるように、Oracle Database 10gリリース1(10.1.0.4.2)パッチセットを適用する場合、メタデータ・リポジトリ・コンフィギュレーション・アシスタント(MRCA)を実行する前に、そのデータベースにOracle Knowledge Baseコンポーネントをインストールしておく必要があります。Oracle Knowledge Baseは、Database Companion CDに収録されています。これは、Oracle Collaboration Suiteの一部であるOracleAS Portalが正しく機能するにはOracle Knowledge Baseが必要になるためです。


関連項目:

  • 分散Identity Managementアーキテクチャの詳細は、10.1.2.3項を参照してください。

  • 分散Identity Managementアーキテクチャのインストールの詳細は、第13章を参照してください。


8.5 コンポーネントによって使用されるポート番号を確認する方法

インストール中に、特定のコンポーネントによって使用されるポート番号が必要になる場合があります。たとえば、アプリケーションをインストールするときには、インストーラによってOracle Internet Directoryのポートを入力するように要求されます。

次の方法でポート番号のリストを取得できます。

8.6 アップグレードされたOracle Internet DirectoryへのOracle Collaboration Suiteアプリケーションのインストール

以前のバージョンからアップグレードされたOracle Internet Directoryにアプリケーションをインストールする場合は、必ず『Oracle Collaboration Suiteアップグレード・ガイド』に記載されているOracle Internet Directoryのアップグレードに関する手順に従います。

8.7 追加のアプリケーション層コンポーネントをインストールした後の構成

Oracle Collaboration Suiteアプリケーションをインストールした後、インストール時に選択しなかったコンポーネントが必要になる場合があります。たとえば、Oracle Mail、Oracle Content ServicesおよびOracle Calendarを選択したものの、後でOracle Collaboration Suite Searchも必要なことに気付いたとします。

インストーラでは、選択したコンポーネントに関係なく、すべてのコンポーネントがインストールされます。ただし、インストール時に選択したコンポーネントのみが構成されます。

Oracle Collaboration Suite Controlを使用すると、インストール時に構成されなかったコンポーネントを構成できます。

8.8 Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションを同時にアップグレードおよび拡張する方法

Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションのアップグレードと拡張を同時に行うには、2つの手順を実行する必要があります。

  1. Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションをアップグレードします。この手順は、『Oracle Collaboration Suiteアップグレード・ガイド』に記載されています。

  2. Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションを拡張します。詳細は、8.7項を参照してください。

8.9 特定のOracle Calendar ServerノードIDをインストール時に使用する方法

この項の内容は次のとおりです。

8.9.1 ノードIDの選択

アプリケーション層のインストール時にノードが構成される際、Oracle Calendar ServerノードIDが自動的に選択されます。ただし、新しいOracle Calendar Serverの構成時に、特定のノードIDを使用することも可能です。


注意:

この操作は、予備知識や経験があるユーザーのみが行うことをお薦めします。

構成時に特定のOracle Calendar Serverノード番号を指定するには、次のコマンドを使用してインストールを開始します。

./runInstaller oracle.cal.server:s_nodeID="1234"

8.9.2 ノード接続の無効化

新しいOracle Calendar Serverの構成中は、すべてのスレーブ・ノードが自動的にそれぞれのノード・ネットワークに接続されます。次のコマンドを使用して、この機能を無効にします。

./runInstaller oracle.cal.server:s_override="-noconnectnodes"

8.10 Oracle Collaboration Suiteアプリケーションのインストール

この項では、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションのインストール・プロセスの画面について説明します。

この項の内容は次のとおりです。

8.10.1 インストール前のタスク

次の項で説明するインストール前のタスクを実行する必要があります。

8.10.1.1 sendmailに関連するタスク

次のコマンドを使用して、sendmailが実行されていることを確認します。

prompt> ps -elf | grep sendmail

sendmailが実行されている場合は、次のように停止します。

prompt> service sendmail stop

次のコマンドを使用して、sendmailを使用不可にします。

prompt> /sbin/init.d/sendmail stop

8.10.1.2 Oracle Collaboration Suite Searchに関連するタスク

Oracle Collaboration Suite Searchをアプリケーション層の一部として構成している場合は、Oracle Collaboration Suiteデータベースのインストールで指定したのと同じOracle Internet Directoryの資格証明を指定する必要があります。

関連するOracle Collaboration Suiteデータベースのインストールに使用したOracle Internet Directoryの資格証明がない場合は、次の手順を実行します。

  1. oidadminツールを使用してOracle Collaboration Suite Searchストアにナビゲートします。

    Oracle Collaboration Suite Searchバックエンドへのパスは次のとおりです。

    Entry Management, your_realm, cn=Products, cn=Portal, cn=UltraSearch, cn=Database Instances, cn=orclApplicationCommonName=your_Search_Store

  2. Oracle Internet DirectoryユーザーをOracle Collaboration Suite Searchストアのcn=Component Ownersノードの一意のメンバーとして追加します。

この手順を実行すると、アプリケーション層のインストール時に、このOracle Internet Directoryユーザーに対してOracle Collaboration Suite Searchストアが使用可能なデータベースとして表示されるようになります。

8.10.2 インストールの最初の数画面

図8-1に、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションをインストールするための画面の順序の概要を示します。

図8-1 Oracle Collaboration Suiteアプリケーションのインストール画面の順序

図8-1の説明は次を参照
「図8-1 Oracle Collaboration Suiteアプリケーションのインストール画面の順序」の説明


注意:

Oracle Universal Installerでは、/etc/hostsファイルを使用してホスト名を判断します。hostsファイルに指定するホスト名は、完全修飾されているものでも、完全修飾されていないものでもかまいません。ただし、完全修飾されていないホスト名は、ドメイン外部では使用できません。

たとえば、サーバーの完全修飾ドメイン名がmyserver.acme.ukで、hostsファイルにmyserverという名前のみ登録されている場合、acme.co.ukドメインのクライアントではこのホストとの通信に問題はありません。一方、acme.co.deドメインのユーザーによる接続は失敗することがあります。

また、完全修飾されているかどうかにかかわらず、指定するホスト名が実際のホスト名と完全に一致していることを確認してください。


表8-2に、インストールの最初の数画面を示します。

表8-2 インストールの最初の数画面

手順 画面 操作

1.

なし

インストーラを起動します。3.4「Oracle Universal Installerの起動」を参照してください。

2.

インストール方法の選択

「拡張インストール」を選択します。

注意: 基本インストールおよび拡張インストールの詳細は、1.7.1項を参照してください。

「次へ」をクリックします。

3.

インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定

(拡張インストールのみ)

この画面は、コンピュータに最初にOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。

インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インストーラのファイルのディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。

例: /private/oracle/oraInventory

「OK」をクリックします。

4.

UNIXグループ名

(拡張インストールのみ)

この画面は、コンピュータに最初にOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。

インベントリ・ディレクトリの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを入力します。

例: dba

「次へ」をクリックします。

5.

orainstRoot.shの実行

(拡張インストールのみ)

この画面は、コンピュータに最初にOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。

別のシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、oraInventoryディレクトリにあります。

「続行」をクリックします。

6.

ファイルの場所の指定

(拡張インストールのみ)

必要に応じて、ソース・ディレクトリのフルパスを「ソース」の「パス」フィールドに入力します。

名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。名前は最大16文字で、空白を使用することはできません。

例: OH_apptier_10_1_1

インストール先パス: インストール先のディレクトリのフルパスを入力します。これがOracleホームです。ディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。ディレクトリをあらかじめ作成する場合は、oracleユーザーとして作成します。rootユーザーとして作成しないでください。

例: /private/oracle/OH_apptier_10_1_1

「次へ」をクリックします。

7.

ハードウェアのクラスタ・インストール・モードの指定

(拡張インストールのみ)

この画面は、コンピュータがハードウェア・クラスタの一部である場合にのみ表示されます。

アプリケーションをインストールする場合は、「ローカル・インストール」を選択します。これは、アプリケーションのハードウェア・クラスタがサポートされていないためです。

「次へ」をクリックします。

8.

インストールする製品の選択

(拡張インストールのみ)

「Oracle Collaboration Suiteアプリケーション」を選択して、アプリケーションをインストールします。

追加の言語をインストールする必要がある場合は、「製品の言語」をクリックします。詳細は、1.8「追加言語のサポートのインストール」を参照してください。

「次へ」をクリックします。

9.

言語の選択

(拡張インストールのみ)

この画面では、Oracle Collaboration Suiteコンポーネントを実行する言語を選択できます。

「使用可能な言語」リストから必要な言語を選択して「選択された言語」リストに追加します。

「次へ」をクリックします。



関連項目:

基本インストールの詳細は、1.7.1項を参照してください。

8.10.3 コンポーネントのインストール画面

表8-3に、インストーラのコンポーネントのインストール画面を示します。

表8-3 コンポーネントのインストール画面

手順 画面 操作

1.

構成するコンポーネントの選択

(拡張インストールのみ)

インストール時に構成するコンポーネントを選択します。インストールの最後に選択したコンポーネントが自動的に起動されます。

注意: Oracle Discussionsを選択する場合は、Oracle Mailを選択済であることを確認してください。これは、Oracle DiscussionsがOracle Mailデータベースのスキーマに依存するためです。Oracle Mailを選択せずにこのコンポーネントを選択すると、インストール時に警告が表示されます。インストールは続行できます。ただし、このコンポーネントが正常に機能するように、後でOracle Mailをインストールする必要があります。

注意: インストール後でも、任意のコンポーネントを構成できます。8.7項を参照してください。

「次へ」をクリックします。

2.

Oracle Internet Directoryへの登録

(拡張インストールのみ)

ホスト: Oracle Internet Directoryが実行されるコンピュータの名前を入力します。

ポート: Oracle Internet Directoryがリスニングするポート番号を入力します。ポート番号が不明な場合は、8.5項を参照してください。

SSLを使用してOracle Internet Directoryに接続: Oracle Collaboration SuiteのコンポーネントでSSLのみを使用してOracle Internet Directoryに接続する場合は、このオプションを選択します。

「次へ」をクリックします。

3.

Oracle Internet Directoryのユーザー名およびパスワードの指定

(拡張インストールのみ)

ユーザー名: Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名を入力します。

パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。

「次へ」をクリックします。

注意: Oracle Internet Directoryスーパーユーザーの場合は、ユーザー名にcn=orcladminを使用します。

4.

OracleAS Metadata Repository

(拡張インストールのみ)

データベース接続文字列: このアプリケーション層インスタンスに使用するOracleAS Metadata Repositoryを選択します。インストーラによって、選択したOracleAS Metadata Repositoryにこのインスタンスが登録されます。

「次へ」をクリックします。

5.

コンポーネント用のデータベースの選択

(拡張インストールのみ)

この画面には、「構成するコンポーネントの選択」画面で選択した各コンポーネントに対して使用されるデータベースが表示されます。

「次へ」をクリックします。

注意: Oracle Collaboration Suiteデータベースの複数のインスタンスがOracle Internet Directoryで使用可能になっている場合は、「データベース名」列をクリックし、各コンポーネントに対して適切なデータベースをドロップダウン・リストから選択します。ただし、「次へ」をクリックして次の画面に移動すると、選択内容が保持されないことがあります。選択内容を保持するには、各コンポーネントで必要なデータベースを選択してから、「データベース名」列をもう一度クリックする必要があります。

6.

ポート構成オプションの指定

(拡張インストールのみ)

Oracle Collaboration Suite用ポートの構成方法を選択します。

「次へ」をクリックします。

注意: 手動でポートを構成する場合、ポートごとにポートの値を指定する必要があります。

7.

管理パスワードおよびインスタンス名の指定

(拡張インストールのみ)

インスタンス名: Oracle Collaboration Suite管理アカウントのOracleASインスタンスの名前を指定します。

管理パスワード: Oracle Collaboration Suite管理アカウントの初期パスワードを指定します。

パスワードの確認: パスワードを確認します。

「次へ」をクリックします。

8.

Oracle Calendar Serverホストのエイリアス

(拡張インストールのみ)

ホストまたはエイリアス: Calendar Serverインスタンスのホスト・アドレスまたは別名を指定します。

「次へ」をクリックします。

注意: 後でカレンダ・サーバー・インスタンスを移動したり、ホスト名を変更する場合は、ホスト名のかわりに別名を使用することをお薦めします。別名が構成されていない場合は、ホスト名を指定します。

9.

Oracle Mailドメイン情報の指定

(拡張インストールのみ)

ローカル・ドメイン: IMAP/SMTPのローカル・ネットワークのドメインまたはその他のメール・プロトコルを指定します。

「次へ」をクリックします。



注意:

インストール中のいずれかの時点(「インストール」をクリックする前)で、構成するアプリケーションのリストを変更する必要が生じた場合は、インストールを終了してやりなおす必要があります。

8.10.4 インストールの最後の数画面

表8-4に、インストールの残りの数画面を示します。

この章のほとんどのインストール手順では、最後にこの項の画面が表示されることに注意してください。

表8-4 インストールの残りの画面

手順 画面 操作

1.

サマリー

選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。

2.

インストールの進捗状況

この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。

3.

root.shの実行

注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、root.shスクリプトは実行しないでください。

  1. このダイアログが表示されたら、rootユーザーとして別のシェルでroot.shスクリプトを実行します。スクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。

  2. 「OK」をクリックします。

4.

コンフィギュレーション・アシスタント

この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、コンポーネントが構成されます。

注意: Oracle Searchコンフィギュレーション・アシスタントが失敗した場合は、「Oracle Searchコンフィギュレーション・アシスタントが失敗した場合」を参照し、この問題の解決方法の詳細を確認してください。

5.

インストールの終了

「終了」をクリックしてインストーラを終了します。



注意:

インストールの最後に表示される情報は、$ORACLE_HOME/install/setupinfo.txtファイルにも格納されています。このファイルには、Oracle Collaboration Suiteの概要とURLへのリンクが含まれています。

Oracle Searchコンフィギュレーション・アシスタントが失敗した場合

Oracle Internet DirectoryとOracle Collaboration SuiteデータベースのSSLモードが異なる場合(たとえば、Oracle Internet DirectoryをSSLのみのモードで使用するが、Oracle Collaboration Suiteデータベースは非SSLで構成されている場合など)、アプリケーション層のインストール中にOracle Searchコンフィギュレーション・アシスタントが失敗します。

この場合は、データベース内のOracle Internet Directoryのモード情報を次のように更新します。

  1. dbaユーザーとしてOracle Collaboration Suiteデータベースにログオンします。

  2. wk$sys_config表の次の値を新しいOracle Internet Directory設定に更新します。

    • OID_PORT: Oracle Internet Directoryの非SSLポート

    • OID_SSL_PORT: Oracle Internet DirectoryのSSLポート

    • SSL_ONLY_MODE: SSLのみのモードの場合はY、非SSLモードの場合はN

  3. Oracle Collaboration Suiteデータベースからログアウトします。

  4. Oracle Searchコンフィギュレーション・アシスタントを再起動します。