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Oracle Collaboration Suiteリリース・ノート
10gリリース1(10.1.2) for Solaris Operating System(SPARC)
B25675-05
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5 Oracle Calendarリリース・ノート

この章では、Oracle Calendarのコンポーネント関連のリリース・ノートの問題が、次の項にまとめられています。


注意:

このドキュメントは2007年2月23日に更新されました。追加の更新および新しい情報については、http://metalink.oracle.comでNote 415183.1を参照してください。

5.1 Oracle Calendar Server

この項では、Oracle Calendar 10gリリース1(10.1.1以上)の管理機能の変更点について説明します。

5.1.1 Oracle Calendar Serverの新機能

この項では、Oracle Calendar 10gリリース1の新機能について説明します。


注意:

その他の新しい機能は、Oracle Calendar Server 10.1.2.x累積パッチを適用すると使用できます。これらの新機能は、2.2「Oracle Calendar Server累積パッチ」に記載されています。

  • 自動ユーザー・プロビジョニング

    Oracle Calendarへのユーザーのプロビジョニング方法を構成および制御します。

  • ユーザーのプロビジョニング解除

    uniuserユーティリティを使用してユーザーをOracle Calendarからプロビジョニング解除します。

  • 構成可能な自動ログ・ローテーション

    Oracle Calendarログ・ファイルの自動ローテーションを構成します。

  • サービス・レジストリおよび検出

    他のOracle Collaboration Suiteコンポーネントのサービス・レジストリおよび検出をサーバー起動時に自動的に行います。

  • Oracle Process Manager and Notification Serverの統合

    Oracle Process Manager and Notification Serverを使用してOracle Calendarを停止および起動します。

  • Oracle Enterprise Managerの統合

    Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendarを構成します。

  • Oracle Contacts

    ユーザーは、Oracle Calendarクライアントや他のOracle Collaboration Suiteコンポーネントのクライアントから同じ連絡先にアクセスできます。

  • DoS攻撃に対する防御

    DoS攻撃に対して警告を発し、防御できるようにOracle Calendarを構成します。

  • メモリー情報ユーティリティ

    unimemユーティリティを使用して、メモリー使用量に関する情報を表示します。

  • ユーティリティ・パスワード・オプションの排除

    SYSOPパスワードは、Oracle Calendar Serverユーティリティの実行後、要求された場合にのみ入力します。

Oracle Calendar 10gリリース1(10.1.2)の新機能の詳細は、『Oracle Calendar管理者ガイド』の第1章のリリース1の新機能に関する項を参照してください。

5.1.2 Oracle Calendar Serverの解決済の問題

表5-1に、Oracle Calendar Serverの解決済の問題を示します。

表5-1 Oracle Calendar Serverの解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

Oracle Connector for Outlookを使用したWeb会議の作成時に、件名がシングルバイト文字で75文字より長い場合、Oracle Web Conferencingの通知には、崩れたテキストが含まれていました。

10.1.2

4084521

Oracle Calendarの通知では多数言語のデータが正しく表示されませんでした。

関連バグ: 3127410、3598093、4297334

10.1.2

4323889

特定の状況において、Oracle Calendar Webクライアントを使用して添付ファイル付きの繰返しイベントを作成した場合、リモート・ノードの参加者は添付ファイルにアクセスできませんでした。

10.1.2

4352947

Oracle Connector for Outlookを使用してOracle Web会議に関連する会議を更新すると、Oracle Web会議のIDが保留された場合にはエラー・メッセージが生成されていました。

10.1.2

4408779

ワークスペース・メンバーが別のメンバーのイベントへの招待を制限している場合、Oracle Workspacesユーザーはワークスペース内にイベントを作成できませんでした。

10.1.2

4490195

BYMONTHDAYを使用せずにPocketPCデバイスで作成されたiCalendarの繰返しルールは、週ごとに繰返すルールとしてOracle Calendarに記述されていました。

10.1.2

4531341

Oracle Calendar SDKを使用してワークスペース会議のインスタンスの優先度を変更しても、Oracle Calendar Serverに優先度を格納することはできませんでした。

10.1.2

4475632

SNCデーモンに接続できなかった場合、Oracle Calendar Serverでは、$ORACLE_HOME/ocal/log/eng.logに継続的にエラー・コード0x11910が記録されていました。

10.1.2

4534466

IP転送が使用されている環境では、Oracle Calendar Serverのホストの別名ダイアログが原因でインストールできませんでした。

10.1.2

4518254

Oracle Process Management and Notification(OPMN)によってOracle Calendar Serverのunistopユーティリティが初期化された場合、ハングされた子プロセスは終了されませんでした。

10.1.2

4594342

Oracle Calendar Serverでログ・ローテーション機能が有効化されている場合、ログ情報は短期間保存されませんでした。

10.1.2.

4594874

Calendarユーザー用のOracle Collaboration Suiteプロビジョニング・コンソールを使用して、別の電子メール・アドレスのフィールドの消去を試行すると、「プラグイン後エラー。」というエラー・メッセージが表示されて失敗していました。

10.1.2

4592884

Oracle Calendar Serverでuniuserユーティリティを-delオプション付きで実行すると、確認のプロンプトでitsがit'sと認識されるエラーが含まれていました。

10.1.2

4599274

Oracle Connector for Outlookユーザーは、unirestoreユーティリティを使用して自分のユーザー・アカウントがリストアされた場合、連絡先エントリを表示できませんでした。

10.1.2

4282382

unimvuserユーティリティを使用したノード間でのユーザーの移動は、グループ・レプリケーションの問題のため、特定の状況において失敗しました。

10.1.2

4357047

Oracle Calendar Syncクライアント・ユーザーは、unirestoreユーティリティを使用して自分のアカウントをリストアした後、エントリを同期化できませんでした。

10.1.2

4370072

Oracle Calendar Serverでは、特定の状況において、タイト・ループ内で$ORACLE_HOME/ocal/log/eng.logにエラーが生成されました。

10.1.2

4425837

Oracle Connector for Outlookを使用して作成された定期的なイベントに対する修正済の例外が、Oracle Mobile Data Syncを使用して、PocketPCデバイスと同期化されませんでした。

10.1.2

4466622

$ORACLE_HOME/ocal/logディレクトリに圧縮ファイルが含まれる場合、unisnapshotユーティリティでコマンドラインに対して崩れたテキストが返されました。

10.1.2

4474970

Oracle Calendar Administratorを使用してノードを起動する際に「ホスト名」テキスト・ボックスにENGポートが含まれていると、エラー・メッセージが返され、不正なポート番号の結果として起動が失敗しました。

10.1.2

4478457

-nオプションをallに設定してunidbfixユーティリティを実行すると、正確でない情報が返されることがありました。

10.1.2

4481182

特定の状況において、パイプ・エラーのために、opmnctlを使用してOracle Calendar Serverを起動できませんでした。

10.1.2

4481592

-hオプションを使用してunidbfixユーティリティを実行する際、-kpオプションが間違って記述されます。

10.1.2

4486004

大きなイベントに対する多数のレプリケーション・リクエストがキュー内に同時に存在する場合、Oracle Calendar ServerのCWSキュー処理速度が遅くなりました。

10.1.2

4489137

Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendar Serverを構成しているとき、Oracle Calendarの2つのインスタンスが使用可能である場合、「次へ」ボタンを選択した後、誤ったエラー・メッセージが返されました。

10.1.2

4508613

コンテナがOracle Internet Directoryのデフォルトの場所にないとき、共通アドレス帳の同期化に失敗しました。

10.1.2

4510464

Calendar Serverデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントが、意図する推奨値ではなく、オプション値に設定されました。

10.1.2

4511892

Oracle Calendar Serverの構成後、Oracle Enterprise Managerの確認ページに、Oracle Internet DirectoryのSSLポートではなく、非SSLポートが表示されました。

10.1.2

4514721

特定の状況において、Calendarコンフィギュレーション・アシスタントが失敗してもOracle Calendar Serverが停止しませんでした。

10.1.2

4515562

Oracle Calendar Serverのアップグレード後、Oracle Calendar Serverに対してプロビジョニングされたことのないユーザーについて、Oracle Internet Directoryのプロビジョニング・ステータス属性がUPGRADE_IN_PROGRESSに設定されました。

10.1.2

4520378

-charsetオプションの使用時、uniicalユーティリティが失敗しました。

10.1.2

4525516

特定の状況において、サービスが使用できない結果として、CWSデーモンによりコア・ファイルが生成されました。

10.1.2

4531184

CWSアクティビティ・ロギングが有効なとき、特定の状況において、生成される$ORACLE_HOME/ocal/log/cws.logに、ソースノードと宛先ノードの番号に関して不正な情報が含まれていました。

10.1.2

4536790

$ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.iniファイルの[CWS] alert_urlパラメータに適切でない値が指定されていると、CWSデーモンでは、失敗後にアラートの再送信を試みるのではなく、リクエストが削除されました。

10.1.2

4538754

OCAL構成解除ツールで、Oracle Calendar Administratorに関連付けられたエントリが削除されませんでした。

10.1.2

4540263

接続文字列が239文字を超えていたためOracle Calendar Serverの構成を試みて、Oracle Universal Installerによりエラー・メッセージが生成されました。

10.1.2

4540312

AIXでは、メモリー制限のため、unidbconvユーティリティの実行時にOracle Calendar ServerのocalUpg.shスクリプトが失敗することがありました。

10.1.2

4554113

特定の状況において、-absyncオプションを使用してunidssyncユーティリティで共通アドレス帳を強制的に移行した場合、CWSデーモンによりコア・ファイルが生成されました。

10.1.2

4569315

-transferオプション付きでuniuserユーティリティを使用すると、Oracle Calendar Serverのレスポンス時間が遅くなりました。

10.1.2

4589987


5.1.3 Oracle Calendar Serverの既知の制限および回避策

次の項では、Oracle Calendar Serverの既知の制限および回避策について説明します。

5.1.3.1 同じインフラストラクチャ層を使用した複数のOracle Calendar Serverのインストール

Oracle Calendar Serverのインストール時に、以前のOracle Calendar Serverのインストールで構成したインフラストラクチャ層を指定する場合は、新規インストールを開始する前にすべてのOracle Calendar Serverを実行しておく必要があります。

5.1.3.2 SSL環境ではSMS通知が配信されない

Oracle Calendarの通知のリスナーURLが正しく登録されていないため、SSL環境ではユーザーはSMS通知を受信できません。SSL環境でOracle Calendar ServerからSMS通知が配信されない場合のみ、関連する回避策を適用します。

回避策:

  1. $ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.iniファイルのバックアップ・コピーを作成します。

  2. $ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.iniファイルを開きます。

  3. ファイルの[NOTIFY]セクションを探し、該当するパラメータを次の値に変更します。

    alert_url = x-oracle-calendarNotificationListener://<ApplicationsTierHost>:<WirelessNotificationEngPort>?protocolVersion=2
    alert_sms = TRUE
    alert_sms_auto = FALSE
    alert_url_auto = FALSE
    
    

    注意:

    <WirelessNotificationEngPort>の値は、アプリケーション層の$ORACLE_HOME/install/portlist.ini構成ファイルでPIM通知ディスパッチャ・ポートを探すと見つかります。

  4. Oracle Calendar Serverを再起動します。Oracle Calendar Serverの再起動の詳細は、『Oracle Calendar管理者ガイド』の第5章のCalendar Serverの起動および停止に関する項を参照してください。

5.1.3.3 Oracle Calendar Serverに同梱されなくなったaut_saslプラグイン

10gリリース1(10.1.1以上)のOracle Calendar Serverでは、Kerberos 4またはKerberos 5認証用のACEプラグインであるaut_saslの使用はサポートされなくなりました。

回避策:

Kerberos 5は、認証用のaut_gssapi ACEプラグインとともに使用します。Oracle Calendar ServerをKerberos 5認証用に構成する方法の詳細は、『Oracle Collaboration Suiteセキュリティ・ガイド』の第2章のOracle CalendarでのKerberos 5認証に関する項を参照してください。

5.1.3.4 Oracle WorkspacesとWeb会議

Oracle WorkspacesでのCalendar関連の問題については、12.3「Oracle Workspacesの既知の制限および回避策」を参照してください。

5.1.3.5 Oracle Mobile Collaborationで構成可能なOracle Calendarのワイヤレス・アラーム

Oracle Calendarのワイヤレス・アラームは、アプリケーション層の$ORACLE_HOME/ocal/etc/reminderディレクトリからは構成できなくなりました。Oracle Calendarのワイヤレス・アラームは、現在Oracle Mobile Collaborationから構成できます。

Oracle Calendarのワイヤレス・アラームの構成の詳細は、『Oracle Mobile Collaboration管理者ガイド』の第2章の通知用メッセージング・サーバーの構成に関する項を参照してください。

5.1.3.6 アップグレード後のアドレス帳エントリの重複

Oracle Calendar Server 10gリリース1をアップグレードし、ユーザーのアドレス帳が共通アドレス帳に移行されると、アドレス帳のエントリの一部が重複することがあります。これは、Oracle Collaboration Suiteのデプロイにのみ当てはまります。

Oracle Calendarアドレス帳を共通アドレス帳と一致させるとき、Oracle Calendar Serverでは、Oracle Calendarアドレス帳と共通アドレス帳の両方で、姓と名に基づいて既存の連絡先を問い合せます。一致するものが見つかると、両方のアドレス帳のエントリにある属性が比較されます。すべての属性値が等しい場合、Oracle Calendar Serverにより2つのエントリはマージされます。逆に属性値が異なる場合、データ損失を防ぐために、新規の連絡先が作成され、その結果、重複するエントリが作成されます。


注意:

アップグレード後、Oracle Calendarのアドレス帳が共通アドレス帳に移行されるのは一度のみです。したがって、アドレス帳の移行によるエントリの重複は、一度しか発生しません。

共通アドレス帳の詳細は、『Oracle Calendar管理者ガイド』の第6章の共通アドレス帳(CAB)に関する項を参照してください。

5.1.3.7 アラビア語のOracle Calendar

Oracle Calendarではアラビア語はサポートされていません。

5.1.3.8 Oracle Calendarのワイヤレス通知

Oracle Calendarのワイヤレス通知は、デフォルトでは有効になっていません。XMSセンターでは次の回避策が必要です。

回避策:

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

  2. アプリケーション層リンクをクリックします。

  3. 「ワイヤレス」リンクをクリックします。

  4. 「サイト管理」タブをクリックします。「コンポーネント構成」セクションが開かれていない場合は、プラス記号をクリックして開きます。

  5. 「XMS構成」をクリックします。

  6. 「XMSセンター」の下で、「XMSCの有効化」が選択されていることを確認します。

  7. 「EM」「ワイヤレス」に移動します。

  8. 「通知エンジン」を選択します。

  9. ワイヤレス・コンポーネントを再起動します。

5.1.3.9 Oracle Calendar Server 9.0.3.1からのアップグレード後にSMS通知が配信されない

Oracle Calendar Server 9.0.3.1からのアップグレード後、以前はSMS通知を受信していたユーザーがモバイル機器でSMS通知を受信できなくなります。

回避策:

SMS通知を受信できなくなったすべてのユーザーは、次の手順に従う必要があります。

  1. 次のURLにアクセスし、影響を受けたユーザー・アカウントでOracle Mobile Collaborationの「プリファレンス」ページにログインします。

    http://<ApplicationsTier>:<port>/ocsmobile/welcome.uix


    注意:

    デプロイの適切なアプリケーション層およびポートを指定してください。

  2. 「モバイル・アクセス・アカウントID」フィールドに正しい情報が表示されていることを確認します。情報が正しくない場合は、フィールドを適切な情報で変更します。

    「適用」をクリックします。

  3. 「詳細」ボタンをクリックします。「連絡ルール」表にあるルールのリストから、「外出中」ラジオ・ボタンが選択されていることを確認します。選択されていない場合は、「外出中」ラジオ・ボタンを選択し、「適用」ボタンをクリックします。

  4. 「外出中」ラジオ・ボタンが選択されている状態で、「連絡ルール」表の上部にある「編集」ボタンをクリックします。

    「メッセージ」ドロップダウン・リストから「携帯電話番号」が選択されていること、および「通知チャネル」ドロップダウン・リストから「メッセージ」が選択されていることを確認します。

    これらのオプションのいずれか、または両方が正しく構成されていない場合は、該当するドロップダウン・リストの適切なオプションを修正します。

    「OK」ボタンをクリックします。

  5. 「通信デバイス」表から「携帯電話番号」ラジオ・ボタンを選択し、表の上部にある「編集」ボタンをクリックします。

    「携帯電話番号」フィールドに正しい情報が表示されていることを確認します。電話番号の前にプラス記号(+)が表示されます。フィールドの情報が正しくない場合は、適切な情報に更新します。

    「OK」ボタンをクリックします。

  6. ブラウザの右上にある「ログアウト」をクリックします。

  7. 次のURLにアクセスし、影響を受けた同じユーザー・アカウントでOracle Calendar Webクライアントにログインします。

    http://<ApplicationsTier>:<port>/ocas-bin/ocas.fcgi?sub=web


    注意:

    デプロイの適切なアプリケーション層およびポートを指定してください。

  8. ブラウザの右上隅にある「プリファレンス」をクリックしてから、「ワイヤレス」タブをクリックします。

  9. 「ワイヤレス・サービスの有効化」および「エントリの作成時または変更時に自動で通知」チェック・ボックスを選択解除します。

  10. 「OK」ボタンをクリックします。

  11. ブラウザの右上隅にある「プリファレンス」を再度クリックし、「ワイヤレス」タブをクリックします。

  12. 「ワイヤレス・サービスの有効化」および「エントリの作成時または変更時に自動で通知」チェック・ボックスを選択します。

  13. 「OK」ボタンをクリックします。

これで、SMS通知が配信されます。

5.1.3.10 スタンドアロン・モードのOracle Calendar Serverをアップグレードする際にUNISON.INI構成ファイルから削除される情報

スタンドアロン・モードのOracle Calendar Server 9.0.4.2.Xをアップグレードすると、$ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.ini構成ファイルの[DOMAIN]セクションにコメント記号(#)が含まれている場合、アップグレード処理中に[DOMAIN]セクションが削除されます。


注意:

unison.iniファイルからセクションおよび関連パラメータが削除されても、明らかな機能の欠落はありません。

回避策:

Oracle Calendar Serverをアップグレードする前に、次を実行します。

  1. $ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.ini構成ファイルを開きます。

  2. [DOMAIN]セクションからコメント記号(#)をすべて削除します。

  3. アップグレードを実行します。

  4. Oracle Calendar Serverを起動する前に、手順2で削除したコメント記号(#)を元に戻します。

5.1.4 Oracle Calendar Serverの既知の問題

次の表に、Oracle Calendar Serverの既知の問題を示します。


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

表5-2 Oracle Calendar Serverの既知の問題

説明 操作 バグ番号

Oracle Workspaces Webクライアントの使用時に、Oracle Calendar Serverノード間でユーザーを移動した後、既存の会議を更新しようとすると、「カレンダ操作{CAPI_STAT_DATA_ICAL_NOTANATTENDEE}の実行中に例外が発生しました。」というエラーが表示されます。変更は行われますが、そのユーザーが宛先ノードに移動される前に作成した会議を変更するたびにエラー・メッセージが表示され続けます。

なし。

4460500

unimvuserユーティリティを使用してイベント所有者をノード間で移動すると、Oracle Connector for Outlookで作成した定期的なイベントの例外の変更済テキスト詳細が、一連の繰返しのテキスト詳細で上書きされます。

ユーザーを別のOracle Calendar Serverノードに移動する前に、Oracle Connector for Outlookで、ローカル・デスクトップにある変更済の例外のテキスト詳細を保存します。

4435117

$ORACLE_HOME環境変数のパスが122文字(UNIX)または74文字(Windows)より長い場合、Oracle Calendar Serverが起動しないことがあります。

$ORACLE_HOME環境変数で表されるパスを、UNIXでは122文字以下、Windowsでは74文字以下にすることをお薦めします。

4260717


5.1.5 Oracle Calendar Serverのグローバリゼーション関連の問題

次の表に、Oracle Calendar Serverのグローバリゼーション関連の問題を示します。


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

表5-3 Oracle Calendar Serverのグローバリゼーション関連の問題

説明 操作 バグ番号

日本語環境では、Oracle Calendarの電子メール通知で、姓名の順番が間違って表示されます。

なし。

4633300

日本語環境では、Microsoft Outlook ExpressでOracle Calendarの電子メールを表示すると、送信者と受信者の名前が判読できない場合があります。

なし。

4453661


5.1.6 Oracle Calendar Serverのドキュメント関連の問題

このコンポーネントには既知のドキュメント関連の問題はありません。

5.2 Oracle Calendar Administrator

Oracle Calendar Administratorでは、英語のみがサポートされています。

(これ以上このアプリケーションについてのリリース・ノート情報はありません。)

5.3 Oracle Calendar SDK

次の項では、Oracle Calendar SDKのリリース・ノート情報について説明します。

5.3.1 Oracle Calendar SDKの新機能

この項では、Oracle Calendar SDKの新機能について説明します。

  • ATTACHプロパティがサポートされるようになりました。

  • 次の構成設定が追加されるか、使用可能になりました。

    • apitime

    • connect_on_startup

    • host

    • log_debug

    • log_filename

    • log_modulenames

    • log_state

    • log_trace

    • min_caldomain

    • min_masternode

    • min_sysop

    • min_user

    • server

    • tmpDirectoryPath

  • vCard CLASSプロパティがサポートされるようになりました。

  • CSDK_FLAG_FETCH_RESOURCES_WITHOUT_ADDRESSESフラグおよびCSDK_FLAG_FETCH_USERS_WITHOUT_ADDRESSESフラグが、イベントのフェッチ用に追加されました。

  • リモート代理がサポートされるようになりました。

  • 次の明示的な終了メソッドがOracle Calendar SDK Java APIに追加され、アプリケーションでSession、RequestResult、HandleおよびQueryの各クラスのインスタンスにより保持されるネイティブ・リソースを破棄できるようになりました。これらのクラスのファイナライザがすぐに実行されるという保証がないからです。

    次のメソッドが、リリース2(9.0.4)のみならず、このリリースのOracle Calendar SDKにも追加されました。

    • Session.dispose()

    • RequestResult.dispose()

    • Handle.dispose()

    • Query.dispose()

5.3.2 Oracle Calendar SDKの解決済の問題

表5-4に、Oracle Calendar SDKの解決済の問題を示します。

表5-4 Oracle Calendar SDKの解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

異なる予定表でfetchEventsByRangeを連続してコールすると、Oracle Calendar SDKでイベントの可視性が失われました。

10.1.2

4274876


5.3.3 Oracle Calendar SDKの既知の問題

次の表に、Oracle Calendar SDKの既知の問題を示します。

表5-5 Oracle Calendar SDKの既知の問題

説明 操作 バグ番号

vCard CLASSプロパティの値としてPRIVATEとPUBLICのみがサポートされています。vCardの値CONFIDENTIALは、PRIVATEにマップされます。

CONFIDENTIALのかわりにPRIVATEを使用します。

次のリストは、vCard CLASSプロパティの可能な値と、それらがマップされるOracle Calendar Serverの値を示しています。

  • <vCard CLASSプロパティの値>、<Oracle Calendar Serverの値>

  • PUBLIC、PUBLIC

  • PRIVATE、PRIVATE

  • CONFIDENTIAL、PRIVATE

3760865


5.4 Oracle Calendarアプリケーション・システム

この項では、リリース・ノートのOracle Calendarアプリケーション・システムとそのコンポーネント関連の問題がまとめられています。

5.4.1 Oracle Calendarアプリケーション・システム共通のリリース・ノート情報

次の項では、Oracle Calendarアプリケーション・システムのすべてのコンポーネントに共通のリリース・ノート情報について説明します。

5.4.1.1 Oracle Calendarアプリケーション・システムの解決済の問題

表5-6に、Oracle Calendarアプリケーション・システム全体に共通の解決済の問題を示します。

表5-6 Oracle Calendarアプリケーション・システムの解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

ocas.fcgiで使用しているスワップ領域が大きすぎました。

10.1.2

4448254

ocas.fcgiでコア・ダンプが生成されました。

10.1.2

4594595


5.4.1.2 Oracle Calendarアプリケーション・システムの既知の制限および回避策

次の項では、Oracle Calendarアプリケーション・システムの既知の制限および回避策について説明します。

5.4.1.2.1 アラビア語はサポートされていない

Oracle Calendarアプリケーション・システムではアラビア語はサポートされていません。

5.4.1.2.2 Oracle Calendar Serverが構成されていないシステムでのコンポーネントの構成

すべてのコンポーネントと同様に、Oracle Calendar ServerとOracle Calendarアプリケーション・システムは、構成することを選択しなくても、インストール時に$ORACLE_HOMEにコピーされます。その後、Oracle Calendar Serverが構成されていないシステム上で、Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendarアプリケーション・システム・コンポーネントを構成した場合、操作はエラーなしで完了し、Oracle Calendarアプリケーション・システムが起動されます。ただし、ユーザーはこのインスタンスにログオンできず、Oracle Calendarアプリケーション・システムはOracle Calendar Serverに接続できません。(4466400)

Oracle Calendar Serverグループ・コンフィギュレーション・アシスタントを使用して、問題を修正します。コンフィギュレーション・アシスタントを実行する前に、次のようにシステムに環境変数を設定します。

LD_LIBRARY_PATH$ORACLE_HOME/ocal/lib;$ORACLE_HOME/lib32に設定します。

環境変数を設定した後、次のコマンドを1行で入力します。

$ORACLE_HOME/jdk/bin/java -classpath $ORACLE_HOME/ocal/jlib/ocal_clnt.jar:$ORACLE_HOME/jlib/ojmisc.jar:$ORACLE_HOME /lib/xmlparserv2.jar:$ORACLE_HOME/jlib/ldapjclnt10.jar oracle.calendar.server.configuration.OCalGConf -path $ORACLE_HOME -DSmgrp Password_of_DSmgrdn -DSmgrdn cn=orcladmin

5.4.1.3 Oracle Calendarアプリケーション・システムの既知の問題

次の表に、Oracle Calendarアプリケーション・システム全体に共通の既知の問題を示します。


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

表5-7 Oracle Calendarアプリケーション・システムの既知の問題

説明 操作 バグ番号

Oracle Calendarアプリケーション・システムを停止、起動または再起動すると、そのステータスがOracle Enterprise Managerで更新されるまでに3分から5分かかります。

Oracle Enterprise Managerに最新情報が反映されていないように思われる場合は、コマンドラインを使用して、Oracle Calendarアプリケーション・システムのステータスを確認してください。

4347435

Oracle Calendar Serverが構成されていないシステムでOracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendarアプリケーション・システム・コンポーネントを構成すると、問題の原因になります。

問題と回避策の詳細な説明は、5.4.1.2.2「Oracle Calendar Serverが構成されていないシステムでのコンポーネントの構成」を参照してください。

4466400

管理者がログアウトすると、すべてのocas.fcgiプロセスが停止します。

なし。

4752849


5.4.2 Oracle Calendar Webクライアント

次の項では、Oracle Calendar Webクライアントのリリース・ノート情報について説明します。

5.4.2.1 Oracle Calendar Webクライアントの新機能

検索

  • 検索機能が改善されました。また、新しい拡張検索機能を使用すると、より正確かつ厳密な検索が可能になります。

プリファレンス

  • より多くの詳細が予定表ビューに表示されます。また、印刷および表示の詳細レベルをカスタマイズできます。

  • 「プリファレンス」で、エントリを詳細な表形式で出力する印刷設定が行えるようになりました。

  • 「プリファレンス」で、デフォルトのカレンダ・ビューを選択できるようになりました。

  • 「プリファレンス」で、タスクのデフォルト開始時間および終了予定時間を設定できます。

スケジューリング

  • スケジューラに様々な改善が加えられています。ツールチップが改善されました。スケジューラ・グリッドに最新のリソース検索結果を自動的に挿入できるようになりました。ユーザーおよびリソースの名前をクリックすると、詳細情報を表示できます。時間帯をクリックすると、その時間帯のエントリを表示できます。

  • アイコンをクリックすると、エントリの詳細の表示やイベントの返信ステータスの変更ができるようになりました。

  • 「リスト表示(日)」および「時間割表示(日)」は、「日表示」の「リスト・モード」および「プランナ・モード」という名称に変わりました。「リスト表示(週)」および「時間割表示(週)」の名称も同様に変わりました。

  • 日付制御バーに今日の日付へのリンクが組み込まれました。

  • 複数日にわたる終日イベントおよびメモを作成できます。


    注意:

    この機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。

  • リソースを予約する際、会議の「場所」フィールドにリソース名を自動的に入力できます。

インスタンスごとの機能

  • エントリ内、または繰返しエントリの選択したインスタンス内に、個人メモ(自分または代理のみが参照できる情報)を作成できます。

  • 繰返しイベントのインスタンスにファイルを添付できます。


注意:

これらの機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。

その他の機能

  • リソース、イベント・タイトルおよび場所に従来よりも長い名前を付けることができます。

  • 管理者は、リモート・ユーザーをインジケータ(アルファベットのRなど)で強調表示するかどうかを構成できます。

  • Microsoft Powerpoint(PPT)およびAdobe Acrobat(PDF)の添付ファイルのダウンロードがサポートされるようになりました。


注意:


5.4.2.2 Oracle Calendar Webクライアントの解決済の問題

表5-8に、Oracle Calendar Webクライアントの解決済の問題を示します。

表5-8 Oracle Calendar Webクライアントの解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

簡体字中国語の添付ファイル名は、ダウンロード中に判読できませんでした。

10.1.2

4680104

添付ファイル名のマルチバイト文字が判読できませんでした。

10.1.2

3535598、4080694

ダウンロードの際、英語以外のASCIIの添付ファイルが破損しました。

10.1.2

4158325

Internet Explorerのみ: UTF-8の英語以外の添付ファイル名が判読できませんでした。

10.1.2

4290725

マルチバイトのファイル名を持つ添付ファイルをアップロードできませんでした。

10.1.2

4293139

デスクトップ・クライアントで特定のタイムゾーンが設定されていると、Oracle Calendar Webクライアントにサインインできませんでした。

10.1.2

4447677

リスト・モードでは、メモおよび終日イベントの添付ファイル・アイコンが正しく表示されませんでした。

10.1.2

4452439

重要ではない繰返し期限のエラー・メッセージが表示されました。

10.1.2

4460917

スタンドアロン・システムで、サインインの最大試行数を超えると内部サーバー・エラーが発生しました。

10.1.2

4477892

「日付と時間の提案」機能で、複数の終日イベントとメモをブロッキングとして処理していました。

10.1.2

4539299

PPTおよびPDFファイルのダウンロードがサポートされるようになりました。

10.1.2

4623955、4514575

HTTPDエラー・ログ・ファイルに次のエラーが記録されていました。

OH$/OCS1011/ocas/htdocs/ocas//stylesheet/swcada.css
14  0.02% File does not exist:

10.1.2

4554138

月ごとの印刷可能なページでは長いタイトルが正しく表示されませんでした。

10.1.2

4444212

Oracle Calendarによって送信される電子メール通知では、連絡先名ではなく、送信者の電子メール・アドレスのみが表示されていました。

10.1.2

2819777

配信リストの電子メール・アドレスを含む会議を参加者として変更すると、配信リストの電子メール・アドレスからドメインが削除されていました。

10.1.2

4619925

Oracle Connector for Outlookで作成された定期的な会議には、添付ファイルのアイコンが表示されませんでした。

10.1.2

4587606

Oracle Calendarアプリケーション・システムおよびocheckletのポート番号が、Enterprise Managerコンソールに正しく報告されていませんでした。

10.1.2

4524511

デスクトップ・クライアントで作成された繰返しイベントの詳細を、Oracle Calendar Webクライアントで削除できませんでした(ただし、変更は可能でした)。この状況は、1つまたはすべてのインスタンスを更新した場合に発生しました。

10.1.2

4355667

Oracle Calendar Serverでサポートされているリソース名の完全な長さが、Oracle Calendar Webクライアントでもサポートされています。

10.1.2

3413063

グローバリゼーション: トルコ語のOracle Calendar Webクライアントでは、標準版のオンライン・ヘルプへのリンクは、実際にはアクセス可能なバージョンのヘルプにリンクしていました。

10.1.2

4391625

グローバリゼーション: トルコ語のオンライン・ヘルプでは、不適切に太字になっている部分がありました。

10.1.2

4359292

グローバリゼーション: 韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語およびロシア語のオンライン・ヘルプでは、著作権の期間が間違っていました。

10.1.2

4359056


5.4.2.3 Oracle Calendar Webクライアントの既知の制限および回避策

Oracle Calendar Webクライアントの一部のセキュアな構成では、(セキュリティおよびプライバシ上の理由で)添付ファイルがクライアントのディスクでキャッシュされない場合があります。Internet Explorerの不具合のため、ブラウザを使用して添付ファイルをインラインで開くことができません。たとえば、エントリからテキストの添付ファイルを開くことはできません(デフォルトのテキスト・エディタ・アプリケーションは起動しますが、ファイルが見つからないというエラーが生成されます)。(4704943)

SSLをデプロイしている場合、添付ファイルをディスクにダウンロードしようとしても失敗します。

Microsoft Internet Explorerの不具合の詳細に関する次のドキュメントは、Microsoft社のナレッジ・ベース記事の中にあります。

この問題の回避策は2つあります。1つは別のブラウザを使用すること、もう1つはキャッシュの設定を緩やかにすることです。キャッシュの設定を緩やかにする方法の詳細は、『Oracle Collaboration Suiteセキュリティ・ガイド』の第2章の「Microsoft Internet Explorerに関するセキュリティの問題」を参照してください。

5.4.2.4 Oracle Calendar Webクライアントの既知の問題

次の表に、Oracle Calendar Webクライアントの既知の問題を示します。


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

表5-9 Oracle Calendar Webクライアントの既知の問題

説明 操作 バグ番号

「アラームと通知の配信」チェック・ボックスを選択していて、配信間隔の開始と終了を午前12:00に設定していると、ワイヤレス・アラームが配信されません。

この問題には、次の2つの回避策があります。

回避策1:

配信間隔の開始と終了を午前12:00に設定しているときに、ワイヤレス・アラームを有効にするには、「アラームと通知の配信」チェック・ボックスの選択を解除します。

回避策2:

「アラームと通知の配信」チェック・ボックスを選択しているときに、ワイヤレス・アラームを有効にするには、配信間隔を別の値に設定します。たとえば、配信間隔の開始を午前12:00に、終了を午後11:59に設定します。

4561312

Netscape 7.1およびMozilla 1.6では、添付ファイルを右クリックしてディスクに保存することはできません。

添付ファイルを左クリックし、直接開きます。

3793972

添付ファイルの削除を選択した後、「取消」をクリックしても、添付ファイルは削除されます。

なし。

4475371

標準の繰返し会議を繰返しのWeb会議に変更すると、エラーが発生することがあります。特に、変更対象が外部参加者のいる会議であり、管理者がWeb会議に外部ユーザーを招待できないようにしている場合は、エラーが発生します。

会議から外部参加者を削除し、会議を更新します。その後、Web会議になるよう会議を変更します。

4307391

イベントの個人情報(アラームや個人メモなど)を変更すると、電子メール通知がイベントの全参加者に送信されることがあります。(これらの通知には、個人情報は含まれません。)

「プリファレンス」の「電子メールを参加者に送信」の下にある「エントリの編集時」オプションを選択解除します。

4378484

12時間制(午前/午後)の時間形式を使用している場合、スケジューラで会議の開始時間として午前12:30を選択できないことがあります。

24時間制の時間形式を使用します。

4334695

「グループの管理」では、結果を1つしか返さない検索の後にも、不要な2つ目の情報のボタンが表示されます。このボタンを選択するとエラーが表示されます。

なし。

4680304


5.4.2.5 Oracle Calendar Webクライアントのグローバリゼーション関連の問題

次の表に、Oracle Calendar Webクライアントのグローバリゼーション関連の問題を示します。


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

表5-10 Oracle Calendar Webクライアントのグローバリゼーション関連の問題

説明 操作 バグ番号

会議を作成して「電子メールを参加者に送信」を選択した場合、メールの送信時にマルチバイトの表示名が正しく表示されません。

$ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.iniCWSセクションで次のキーワードを設定します。

mimecontentcharset_force = UTF8

4659913、3321244、4323889

異なるロケールのシステムにダウンロードすると、ASCII以外の添付ファイル名が判読できなくなることがあります。

なし。

5160775

Oracle Calendar Webクライアントによって送信されたマルチバイト文字のICSおよびVCS添付ファイルが破損することがあります。

なし。

3481521、4275399

ハンガリー語のオンライン・ヘルプでは、用語集および索引がアルファベット順にソートされません。

なし。

4359263

トルコ語、簡体字中国語、韓国語、日本語、ハンガリー語およびギリシャ語では、タイムゾーン表がソートされません。

なし。

4359370

簡体字中国語の添付ファイル名は、ダウンロード中に判読できません。

なし。

4680104

Internet Explorerで文字コード5cを含む日本語の添付ファイルのダウンロード中は、ファイル名を判読できません。

添付ファイルのダウンロードにはMozilla Firefoxを使用してください。

4713762


5.4.2.6 Oracle Calendar Webクライアントのドキュメント関連の問題

ローカライズ版のOracle Calendar Webクライアントのヘルプに、Web会議キーはクライアントが指定しなければ自動的に生成されるという記述がありません。(4367351)

5.4.3 Oracle Calendar Webサービス

次の項では、Oracle Calendar Webサービスのリリース・ノート情報について説明します。

5.4.3.1 Oracle Calendar Webサービスの新機能

この項では、Oracle Calendar Webサービスの新機能について説明します。

  • プロキシ認証が完全に文書化されました。

  • Summary SOAP操作が追加されました。

  • Search SOAP操作にUltra Search機能が追加されました。

  • Search SOAP操作に次のオプション・プロパティが追加されました。

    • x-oracle-limitattendees

    • x-oracle-overlap

  • CalendarデータのXMLデータ形式にOracle Real-Time CollaborationのxCalプロパティが追加されました。たとえば、Web会議を作成できるようになりました。

  • 追加のモジュールおよびエラー・コードが加わりました。

5.4.3.2 Oracle Calendar Webサービスの解決済の問題

現時点で、Oracle Calendar Webサービスに関して文書化された解決済の問題はありません。更新については、http://www.oracle.com/pls/cs101/installでOracle Collaboration Suiteの最新版のリリース・ノートをチェックしてください。

5.4.3.3 Oracle Calendar Webサービスの既知の問題

次の表に、Oracle Calendar Webサービスの既知の問題を示します。


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

表5-11 Oracle Calendar Webサービスの既知の問題

説明 操作 バグ番号

Oracle Calendar Webサービスでは、一部の特殊文字の組合せが疑問符(?)として表示されることがあります。特に、会議タイトルの文字列は?と表示されることがあります。

2つの隣り合ったユーロ文字を切り離します。

3764247


5.4.4 Oracle Mobile Data Sync

次の項では、Oracle Mobile Data Syncのリリース・ノート情報について説明します。

5.4.4.1 Oracle Mobile Data Syncの新機能

この項では、Oracle Mobile Data Syncの新機能について説明します。


注意:

その他の新しい機能は、Oracle Calendar Server 10.1.2.x累積パッチを適用すると使用できます。これらの新機能は、2.2「Oracle Calendar Server累積パッチ」に記載されています。

新しいデバイス認証

  • Nokia 6020、6021、6230i、6260、6680、6822、7260、7270、7610、9300

  • Siemens C65、CX65、S65、S66、SX1

  • Sony Ericsson K700i、K750i、S700i、S710a、Z600、Z500、Z800i

  • Blackberry 6200、7200

インスタンスごとの詳細および個人メモのサポート

Oracle Mobile Data Syncに、インスタンスごとの会議詳細を追加できる機能が加わりました。定期的な会議を作成する際、会議の予定表などの詳細をインスタンスごとにカスタマイズできます。また、自分が所有していない会議に個人メモを追加できます。追加した個人メモは、次回Oracle Calendar Serverと同期化したときにも、自分のデバイスに保持されます。

複数日にわたるイベントを複数のOracle Calendarクライアントに一貫して表示

Oracle Connector for Outlookでスケジュールされた複数日にわたるイベントが、すべてのOracle Calendarクライアントに正しく表示されるようになりました。したがって、参加者の予定表の時間がイベントでふさがっているように見えることはありません。この機能はデバイスの機能に基づいたものですので注意してください。

新しい認証方法

以前のバージョンのOracle Mobile Data Sync(旧Oracle Sync Server)では、ユーザーの認証にSingle Sign-Onパスワードが使用されていました。Oracle Mobile Data Sync 10gでは、Oracle Mobile Collaborationのワイヤレスの数値PINを使用した認証がサポートされています。ユーザーは、Oracle Mobile Collaborationの「ワイヤレス: プリファレンス」ページでこのPINを作成できます。

Oracle Collaboration Suite 10gリリース1へのアップグレード時、Single Sign-On認証は有効なままです。新しいOracle Collaboration Suite 10gリリース1インストールでは、デフォルトでPIN認証が使用されます。管理者は、Oracle Calendar Serverのunison.iniファイルのsyncml_authcredlabelパラメータを編集することで、2つの認証方法を切り替えできます。syncml_authcredlabelパラメータの詳細は、『Oracle Calendarリファレンス・マニュアル』のサーバーの動作の制御に関する項を参照してください。


注意:

(Oracle Calendarアプリケーション・システムの一部としての)スタンドアロン・インストールのOracle Mobile Data Syncでは、PIN認証を使用しません。ユーザーは、Oracle Calendar Serverのパスワードを使用してサインインする必要があります。

5.4.4.2 Oracle Mobile Data Syncの解決済の問題

表5-12に、Oracle Mobile Data Syncの解決済の問題を示します。

表5-12 Oracle Mobile Data Syncの解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

すべてのデバイス

Oracle Mobile Data Syncの安定性が増しました。

10.1.2

4655698、4654968、4630413

すべてのデバイス

どのデバイスでも、繰返し会議のインスタンスを別のインスタンスとして同じ日時に移動しても、Mobile Data Syncサーバーではイベントは移動されていないと認識され、すべてのインスタンスが破損されずに維持されました。ただし、同期後も、デバイスではイベントは移動中と表示されました。

10.1.2

4546814

すべてのデバイス

すべてのデバイスで、間違ったパスワードを使用して同期化しようとすると、エラーが発生し、アカウントがロックされることがありました。

10.1.2

4473869

すべてのデバイス

すべてのデバイスで、タイムゾーンがUTCに対してプラスの場合(たとえば、オーストラリアのシドニーのタイムゾーンは、7月中はUTC + 10時間)、定期的な終日イベントは重複することがありました。

10.1.2

4376222

すべてのデバイス

連絡先の名前で特定の句読点を使用すると、同期化エラーとパフォーマンスの問題が発生することがありました。

10.1.2

4602595

すべてのデバイス

デバイスからサーバーに対して同期化すると、月次の定期的な会議が週次になりました。

10.1.2

4491907

すべてのデバイス

改行文字(rr\nなど)が複数行のアドレス・フィールドに出現することがありました。

10.1.2

4528730

Blackberry

Consilient社のBlackberry 7200および6200シリーズのクライアントが動作保証されました。

10.1.2

4301300

Blackberry

ocst.confのメインlinkdbtimeoutパラメータを0に設定しないかぎり、Blackberryデバイスを同期化できませんでした。

10.1.2

4460983

Blackberry

Calendar Administratorで作成した休日はBlackberryデバイスと同期化されませんでした。

10.1.2

4463213

Blackberry

Blackberryデバイスで、syncrangebackより1日前の終日イベントが同期化されました。

10.1.2

4583044

Blackberry

Blackberryデバイスで、デスクトップ・クライアントを使用して繰返し会議や終日イベントのインスタンスを変更すると、前に変更した他のインスタンスが元の設定に戻りました。これにより、同期化エラーも発生しました。

10.1.2

4536977

Blackberry

Blackberryデバイスで、同期化の範囲外で作成された定期的なインスタンスを移行すると、同期化されませんでした。

10.1.2

4583211

Blackberry

Blackberryデバイスで、デスクトップ・クライアントを使用して繰返しの終日イベントのインスタンスを変更すると、そのインスタンスが複数出現しました。

10.1.2

4574500

Pocket PC

会議のすべてのインスタンスをサーバーから削除し、1つのインスタンスをPocket PCデバイスから削除して同期化を実行すると、サーバーが優先され、すべてのインスタンスがデバイスから削除されますが、デバイスが同期化直前のままでした。

10.1.2

4596661

Pocket PC

カレンダ・イベントとSynthesis Pocket PCデバイスの同期化が不完全なことがありました。

10.1.2

4579962

Pocket PC

連絡先WebサイトのURLはPocket PCデバイスからサーバーに対して同期化されませんでした。

10.1.2

4425611

Nokia

Nokia 6021が動作保証されました。

10.1.2

4432816

Nokia 3650(ファームウェア3.16)

Nokia 3650(ファームウェア3.16)では、改行が予期しない文字に変換されていました。

10.1.2

4605268

Nokia 6021

Nokia 6021デバイスでは、同期化に時間がかかるために、名、ミドル・ネームおよび姓からなる連絡先が重複しました。重複した連絡先の姓は、元の連絡先のミドル・ネームと姓を組み合せたものでした。

10.1.2

4453077

Nokia

Nokia 6021では、週次の定期的な会議をデバイスからサーバーに対して同期化できませんでした。

10.1.2

4447530

すべてのデバイス

デバイスからサーバーに対する年次の定期的な会議の同期化に問題がありました。

10.1.2

4473728

Nokia 7250

誕生日がデバイスからサーバーへ2日間のイベントとして同期されていました。

10.1.2

4596578

Nokia 9500

Nokia 9500のタイムゾーン・サポートが最新のデバイス・ファームウェアに合せて調整されました。

10.1.2

4552200

Synthesisを使用するデバイス

バージョン2.5.0.46のSynthesis SyncML Clientが動作保証されました。

10.1.2

4542060

Synthesisを使用するデバイス

連絡先のプライベート・プロパティが同期されませんでした。

10.1.2

3750155

Nokia 40シリーズ(6020、6021、6800、6810、6820、7250、7260、7650)

定期的なイベントのインスタンスがNokia 40シリーズのデバイスで変更されると、インスタンスのステータスが同期後に「仮予約」に変わりました。

10.1.2

4463694

Blackberry

繰返しの終日イベントのインスタンスがBlackberryデバイスで移動(シフト)されると、そのシフトがその他すべてのインスタンスに適用されました。

10.1.2

4480309

Blackberry

繰返し会議のインスタンスがBlackberryデバイスで変更されると、その変更は同期化されず、インスタンスは前の状態に戻りました。

10.1.2

4536431


5.4.4.3 Oracle Mobile Data Syncの既知の問題

次の表にOracle Mobile Data Syncの既知の問題を示します。


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

表5-13 Oracle Mobile Data Syncの既知の問題

説明 操作 バグ番号

すべてのデバイス

すべてのデバイスで、タスクになんらかの変更を加えてから同期化すると、サーバーの完了率が0にリセットされることがあります。

なし。

4447063

Blackberry

Blackberryデバイスで作成されたイベントは、Oracle Calendarクライアントを使用して変更し、デバイスを使用すると、重複することがあります。

なし。

4417008

Nokia 9300

定期的なイベントのインスタンスをサーバーから削除したとき、Nokia 9300デバイスでは同期後にその一部がまだ表示されています。これはデバイスの問題です。

なし。

4325073

Nokia 9300

Nokia 9300デバイスでは、連絡先がサーバーで変更され、デバイスに対して同期化された場合、デバイスで重複した電子メール・アドレスが作成されます。これはデバイスの問題です。

なし。

4340937

Palm

Palmデバイスでは、同期化に時間がかかるために、24時間会議が重複します。

なし。

4316054

Palm

Treo650などの最近のPalmデバイスでは「場所」フィールドをサポートしていますが、Palm用のSynthesis同期クライアントはサポートしていません。

なし。

4438224

Pocket PC 2002

Synthesis SyncML Clientのバージョン2.1を使用するPocket PC 2002デバイスでは、同期化を試みると、Synthesisクライアントが応答しなくなることがあります。これはSynthesisの問題です。

Synthesis SyncML Clientのバージョン2.5を使用します。これが不可能な場合は、手動でインターネットに接続し(たとえば、GPRSを使用)、もう一度同期化を試みます。同期化は成功します。

4338100

Siemens C65

Siemens C65デバイスでは、イベント・アラームの発行後に同期化を行うと、そのイベントはUTC時間に対して重複します。これはデバイスの問題です。

なし。

4379151

Siemens C65およびS65

Siemens C65およびS65デバイスでは、終日イベントの同期化はサポートされていません。これはデバイスの問題です。

なし。

4332441、4332428、4332497

Sony Ericsson S700i

Sony Ericsson S700iデバイスでは、タスクの終了予定日がサーバーに対して同期化されません。これはデバイスの問題です。

なし。

4345002


5.5 Oracle Connector for Outlook 10.1.2

次の項では、Oracle Connector for Outlook 10.1.2のリリース・ノート情報について説明します。

5.5.1 Oracle Connector for Outlook 10.1.2の新機能

インストール

  • 24の言語でインストーラを実行できます。

  • インストール後に言語を追加できます。

  • PRFファイルを使用して、インストール後にプロファイルを追加作成できます。

  • インストールおよび構成の手順が簡略化されました。

  • より高度なシステム権限でインストールできます。

  • 修復ウィザードを使用してインストールを修復できます。

構成およびデプロイ

  • プロファイル作成ウィザード

  • PRFファイル作成ウィザード

  • Oracle Connector構成ウィザードでPRFファイルを使用してプロファイル構成を迅速化するオプション

  • ローミング・プロファイルのサポート

  • Citrix認証

  • IMAPネームスペース接頭辞

  • IMAPフォルダ・マッピング

トラブルシューティング

  • オラクル社カスタマ・サポート・センターに送信可能なログ・ファイルおよびレポートを生成できます。

  • クライアントUIを介してロギング・パラメータおよびログ・レベルを構成します。

機能

  • グローバル・アドレス一覧(GAL)における配信リストの参照をサポートします。

  • DLのメンバーシップを表示できます。

  • ユーザー、リソースおよび配信リストの名前解決が改善されました。

  • ユーザー・プロパティ・ページを使用して組織の階層をナビゲートできます。

  • リソース・プロパティ・ページに追加情報が表示されます。

  • GALの容量を64K超に増やすことができます。

  • 複数日にわたる終日イベントをサポートします。

  • イベントのインスタンスごとの詳細および個人メモをサポートします。

  • 定期的なWeb会議に関する通知が簡素化されました。

  • サーバー側ルールをインポートおよびエクスポートできます。

  • Outlook 2000および2002でメッセージ・グループ(Microsoft Outlookのグループ化機能)を使用できます(これまで使用できたのはOutlook 2003ユーザーのみでした)。

  • 連絡先を共有できます。

  • すべてのOutlookデータ・タイプ(カレンダ、タスク、電子メール・メッセージ、連絡先など)のOutlookデータ・フォルダを任意のIMAPフォルダ内に作成し、共有できます。

  • ナビゲーション・ペインで所有者別にグループ化された新しい共有フォルダ・リストにより、別のユーザーのフォルダを簡単に開けるようになりました。

  • 連絡先から短縮ダイアル・リストを作成できます。

  • 連絡先に写真を追加できます。*

  • カレンダを並べて表示できます。*

  • 電子メール送信時にOracle Connector for Outlook以外のサービス・プロバイダを選択できます。


    注意:

    *これらの機能はOutlook 2003でのみ使用可能です。

パフォーマンスの最適化

  • サイズの大きな電子メールを送信する際のUIの応答速度が改善されました。

  • GALによるRAM使用量が減少しました。

  • GALのダウンロードを取り消すことができます。

  • IMAPトラフィックが最適化されました。

5.5.2 Oracle Connector for Outlook 10.1.2の解決済の問題

表5-14に、Oracle Connector for Outlook 10.1.2の解決済の問題を示します。

表5-14 Oracle Connector for Outlook 10.1.2の解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

Outlook 2003 SP2を使用して参加者が会議を承認すると、その会議が削除されてコピーが作成されました。

10.1.2

4650084

異なるタイムゾーンで作成された休日を承認すると、エラーが表示されていました。


4486544

Oracle Connector for Outlookでボイスメールの「応答メッセージ」オプションを選択したときに、このタイプの応答メッセージが記録されていなかった場合は、予期しないエラーが発生していました。

10.1.2

4332433

日本語文字のために、電子メール本体で切捨てが発生する行がありました。

10.1.2

4347951

Oracle Connector for Outlookを使用し、別のユーザーの編集者として、他のユーザーにかわって会議に個人メモを追加し、予定表をリフレッシュすると、一定の条件の下で、会議が予定表のビューから消えることがありました。

10.1.2

4300760

ローカルに作成された配信リストにMicrosoft WordやExcelから添付ファイルを送信すると、エラーが発生しました。

10.1.2

4541598

特定のシナリオで、共有フォルダについて表示されるメール・サーバーの割当て制限の値が誤っていました。

10.1.2

4303825

Oracle Connector for OutlookをMicrosoft Outlook 2000とともに使用して「予定表」フォルダ内の項目を検索しようとした場合、検索条件の入力後に得られる結果は正しくありませんでした。テキスト文字列に一致する会議だけではなく、すべての会議が表示されました。

10.1.2

4422517

GMT +9.30(アデレード)タイムゾーンでメモまたは終日イベントを作成すると、Oracle Connector for Outlookではエントリが正しい日付で表示されませんでした。

10.1.2

4443313

代理は、日表示から共有カレンダを印刷できませんでした。

10.1.2

4551609

別のユーザーの受信フォルダを開くと、会議出席依頼が期間14日間まで表示されました。

10.1.2

4550149

特定のシナリオで、EML添付ファイルを含む電子メールを転送できませんでした。

10.1.2

4531177

特定のシナリオで、電子メールの再送信の際にメール・リストIDが追加され、電子メールが配信されませんでした。

10.1.2

4580523

Oracle Connector for Outlookの「プロファイルの設定」ダイアログ・ボックスで、「IMAP4」タブの「設定」をクリックすると「ローカル・メールボックス・キャッシュ」ダイアログ・ボックスに表示される、「フォルダ選択時にメッセージの変更および削除をチェック」オプションのデフォルト値がtrue(選択)になりました。

10.1.2

4582942

特定のシナリオで、オフラインで作成された電子メール・フォルダが、アップロードすると表示されなくなりました。

10.1.2

4594970

「ツール」メニューの「IMAP4フォルダ」サブメニューで、デフォルトの表示オプションが、「プライベート」フォルダについては「すべて表示」に、「パブリック」および「共有」フォルダについては「サブスクライブ済」に設定されていました。

10.1.2

4607563

異なるタイムゾーンで作成された定期的な会議のiCalendar通知が、適切な時間で保存されませんでした。

10.1.2

4610774

Oracle Connector for OutlookでのGnuPG暗号化ができませんでした。

10.1.2

4568350

管理者は、ユーザーのカレンダ・フォルダに使用する時間範囲を上書きできませんでした。

10.1.2

4614017

同じフォルダ階層が、ルートと受信ボックス下の2回表示されました。

10.1.2

4627895

特定の条件において、複数の添付ファイルを含む受信ボックス内の電子メールから添付ファイルを削除しようとすると、誤った添付ファイルが削除されました。

10.1.2

3450389

特定のシナリオで、Oracle Connector for Outlookをアップグレードすると、「パスワードを保存」チェック・ボックスを無効にするINI設定が失われました。

10.1.2

4630375

ワシントン大学のIMAP4サーバーに関連する特定のシナリオで、メール・サーバーにフォルダ階層を作成できませんでした。

10.1.2

4038714

特定のPC構成で、MAPISVC.INFを検出できないためにOracle Connector for Outlookインストールが失敗しました。

10.1.2

4658394


5.5.3 Oracle Connector for Outlook 10.1.2の既知の制限および回避策

この項では、Oracle Connector for Outlook 10.1.2の既知の制限および回避策について説明します。

  • GAL DLメンバーは、Oracle Calendar Serverアカウントを持っている場合にのみ表示されます。

  • 「Oracle Calendar Appointmentフォーム」の「出席者の予定」タブ、または「メッセージ受信者」リストでGAL DLを拡張できません。DLのメンバーのリストを表示するには、DLを選択し、「プロパティ」をクリックします。DLを会議に招待することもできます。会議をスケジュールした後、連絡先に追加可能な個々のメンバーを表示できます。

  • 複数のGALエントリに同じ電子メール・アドレスを割り当てると、会議をスケジューリングしたときに予期しない結果になることがあります。各GALエントリの電子メール・アドレスが一意であることを確認してください。

  • すべてのOutlookデータ・タイプ(カレンダ、タスク、電子メール・メッセージ、連絡先など)のOutlookデータ・フォルダを任意のIMAPフォルダ内に作成し、共有するための記憶域が追加されました。この機能を使用するためには、Oracle Collaboration Suite 10g Connector for OutlookをOracle Collaboration Suite 10gメール・サーバーに接続する必要があります。

    次のような制限があります。

    • 作成したデータ・フォルダに電子メール・メッセージとして格納されている会議に対して、Web会議はサポートされません。

    • これらのOutlookデータ・フォルダに作成された会議出席依頼は、Oracle Calendar Serverでは追跡されません。Outlookのデフォルトの「予定表」フォルダで、外部参加者のステータスを手動で追跡できます。受信者は電子メール・メッセージでのみ通知され、Outlookの会議出席依頼は受信しません。

    • IMAPベースのOutlookデータ・フォルダに格納された時間指定イベントを終日イベントに、終日イベントを時間指定イベントに変換できます。これは、Outlookのデフォルトの「予定表」フォルダの場合と異なります。デフォルトの「予定表」フォルダではこのような変換はできません。

    • デフォルトの「予定表」フォルダの場合とは異なり、ユーザーを必須参加者または任意参加者として会議に招待できます。Outlookデータ・フォルダはOracle Calendar Server上にないため、参加者のステータス設定が保存されます。ただし、「返信状況」設定を手動で変更しないかぎり、参加者の返信は追跡できません。

    • Outlookデータ・タイプにかかわらず、連絡先へのリンクはOutlookデータ・フォルダに保存されません。連絡先名のみが表示されます。

    • Outlookデータ・タイプにかかわらず、別のDLへのDLの挿入はOutlookデータ・フォルダではサポートされません。

5.5.4 Oracle Connector for Outlook 10.1.2の既知の問題

次の表に、Oracle Connector for Outlook 10.1.2の既知の問題を示します。


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

表5-15 Oracle Connector for Outlook 10.1.2の既知の問題

説明 操作 バグ番号

Oracle Connector for OutlookをMicrosoft Outlook 2003とともに使用する場合、「迷惑メール」フォルダに関連した一部の機能が働きません。

なし。

3274595

特定のシナリオで、GALダウンロードを取り消すとGALが部分的にダウンロードされ、一部のエントリが欠落する結果になります。

GALダウンロードを取り消すと、同期化が中断されるため、部分的にダウンロードされたGALの一部のエントリが欠落するのは自然なことです。

4311524

Oracle WebMailの「住所2」フィールドは、Oracle Connector for Outlookの連絡先の「住所」フィールドと同期化されません。

このフィールドが同期化されないのは、Oracle Connector for Outlookの連絡先に対応する「住所2」フィールドがないためです。

4475047


5.6 Oracle Connector for Outlook 10.1.3

Oracle Connector for Outlook 10.1.3は2006年の夏にリリースされ、いくつかの新機能とバージョン10.1.2から強化された機能を含んでいます。Oracle Collaboration Suiteユーザーには、Oracle Connector for Outlook 10.1.3にアップグレードすることをお薦めしますが、10.1.2を使用し続けることもできます。

次の項では、Oracle Connector for Outlook 10.1.3のリリース・ノート情報について説明します。

5.6.1 Oracle Connector for Outlook 10.1.3の新機能

構成およびデプロイ

  • プロファイル内における一意のサービスの認識のサポート

  • POPメール・サーバーのサポート

  • オフライン・フォルダの自動更新を構成するための複数オプション

  • 「バージョン情報」ダイアログ・ボックス、または更新可能な時期を通知する新しいシステム・トレイ・アイコンから自動更新をインストールする機能

  • サーバーのステータス情報を表示する新しいシステム・トレイ・アイコン

トラブルシューティング

  • ログの生成と、Oracleサポート・サービスへのフィードバックが可能な新しいインタフェース

  • エラー診断用ログ・ファイルの詳細な記述を有効にするオプション

  • レポート・パッケージの生成時に使用可能な追加の詳細情報

機能

  • Outlookと動作するサード・パーティ製品のサポートの改善

  • Microsoft Exchangeを使用したOutlookで使用可能な機能の追加サポート

  • 個人フォルダをリセットする前にバックアップするオプション

  • 強化されたユーザー・フィードバックの対話型のプログレス・バー

  • オフラインで作業中にメッセージを送受信する機能

  • カレンダ・フォルダの表示範囲をカスタマイズする機能

  • リンク・オブジェクトと埋め込みオブジェクトのメッセージへの添付のサポート

  • 電子メールおよび会議出席依頼で配信リストを拡張する機能

  • Outlookのすべてのデータ・ファイル・タイプの添付および転送のサポート

  • メッセージの自動プレビューのサポート

  • サイズの大きいメッセージを開くことを取り消す機能

  • リッチ・テキストで送信した電子メールの書式を保存する機能

  • オプションを構成するためのインタフェースのナビゲート性の向上

パフォーマンスの最適化

  • 電子メールとカレンダ・サーバーを同時にアクセスする機能

  • オフライン用に開いたメッセージを自動的に同期化する機能

  • 名前解決を取り消す機能

  • グローバル・アドレス一覧(GAL)またはメッセージ・ヘッダーのダウンロード中にOutlookでの作業(メッセージを開くなど)を続行する機能

  • 複数のメール・フォルダを同時にロードする機能

  • 最初に最新のメッセージをダウンロードする機能

5.6.2 Oracle Connector for Outlook 10.1.3の解決済の問題

次の表に、Oracle Connector for Outlook 10.1.3の解決済の問題を示します。

表5-16 Oracle Connector for Outlook 10.1.3の解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

Oracle Connector for Outlookで送信されたマルチバイト文字のメッセージが、一部のサード・パーティの電子メール・アプリケーションで解読できませんでした。

10.1.3.0.6

5585870

携帯情報端末(PDA)とOracle Connector for Outlookを同期させると、予測不可能な結果となることがありました。

10.1.3.0.6

5690424

マルチバイト・メッセージが、プレーン・テキストで送信され、UTF-8でエンコードされた場合、Oracle Connector for Outlookでは解読できませんでした。

10.1.3.0.6

5569764

ISO-2022-JPでエンコードされたメッセージ本文が、Oracle Connector for Outlookで解読できない場合がありました。

10.1.3.0.6

5691187

トラブルシューティング・レポートを生成すると、デフォルトで最初のログ・ファイルが選択されます。これは、ファイルが選択されていない場合に発生する問題を回避するためです。

10.1.3.0.6

5687706

iCalの添付ファイルを含む招待状に応答すると、突然Oracle Connector for Outlookが停止しました。

10.1.3.0.6

5685571

サーバーが構成されていないエントリ(24時間以上にわたる会議など)をアップロードしようとしても、エラー・メッセージが表示されませんでした。

10.1.3.0.6

5685778

IMAP4サーバー上のメッセージ本文で日本語のテキストを検索できませんでした。

10.1.3.0.6

5706427

Outlookのconduitを使用するPalmデバイスは、Oracle Connector for Outlook 10.1.3と同期できませんでした(以前は10.1.2と同期できました)。

10.1.3.0.6

5672198

マルチバイト文字が含まれ、8ビット文字エンコードでエンコードされたテキストを含む受信電子メール・メッセージは解読できませんでした。

10.1.3.0.6

5042240

特定のシナリオで、Outlookの英語以外のバージョンを使用する際に、Oracle Connector for Outlookの旧バージョンからアップグレードする場合、アップグレードによって、Outlookの特殊なフォルダをIMAP4フォルダにマップする既存の設定が無効になることがあります。

10.1.3

5436819

特定のシナリオで、グローバル・アドレス一覧(GAL)のダウンロードを取り消すとGALが部分的にダウンロードされ、一部のエントリが欠落する結果になります。

10.1.3

4311524

「Oracle Calendar Appointmentフォーム」の「出席者の予定」タブ、または「メッセージ受信者」リストでグローバル・アドレス一覧(GAL)配信リストを拡張できません。

10.1.3

3973306


5.6.3 Oracle Connector for Outlook 10.1.3の既知の問題

次の表に、Oracle Connector for Outlook 10.1.3の既知の問題を示します。

表5-17 Oracle Connector for Outlook 10.1.3の既知の問題

説明 操作 バグ番号

繰返し例外を変更することでスケジューリング・エラーが発生する場合、会議の詳細に関する電子メール通知が送信されることがあります。

なし。

5391513

大量のメッセージを同時に移動、コピーまたは削除すると、動作が遅くなることがあります。

なし。

5350297

特定のシナリオで、Oracle Calendar Server 9.0.4.xを使用している場合、スヌーズ設定したポップアップ・アラームが予定より早くポップアップすることがあります。

なし。

5412080


5.6.4 Oracle Connector for Outlook 10.1.3のグローバリゼーション関連の問題

次の表に、Oracle Connector for Outlook 10.1.3のグローバリゼーション関連の問題を示します。

表5-18 Oracle Connector for Outlook 10.1.3のグローバリゼーション関連の問題

Oracle Connector for Outlookの英語以外のオンライン・ヘルプ・システムには、翻訳または操作性の問題が含まれている可能性があります。

なし。

5407153


5.7 Oracle Calendarデスクトップ・クライアント

この項には、次のOracle Calendarデスクトップ・クライアントに関連したリリース・ノートの問題がまとめられています。

5.7.1 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linux

次のトピックではOracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxのリリース・ノート情報について説明します。

5.7.1.1 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの新機能

スケジューリング

  • Oracle Web会議をスケジュールできます。

  • 外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。

  • 参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。

  • 複数日にわたるメモおよび終日イベントをサポートします。*


    注意:

    *この機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。

検索

  • 予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。

  • 予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。

インスタンスごとの機能

  • 予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*

  • 予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*


    注意:

    *これらの機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。

オフライン機能

  • Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。

  • オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。

プリファレンス

  • 電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。

  • 起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。

  • エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。

  • エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。

  • デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。

  • 参加者の状態を印刷できます。

5.7.1.2 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの解決済の問題

表5-19に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの解決済の問題を示します。

表5-19 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされませんでした。

  • 一般タブの住所の下の全フィールド

  • 「勤務先」タブの「役職」「会社」「部署」および「オフィス」

10.1.2

4452943

イベント・エディタを介して休日に返信すると、アプリケーションが突然終了していました。

10.1.2

4652502

ポインタがメモに合っている時にマウスをスクロールすると、ポップアップ・ウィンドウが複数表示されていました。

10.1.2

4647634

参加者リストが空の時に「Remove」ボタンをクリックしても、アプリケーションが応答しませんでした。

10.1.2

4639729

特定のシナリオで、繰返し会議の1つ以上のインスタンスの開始時間または所要時間を変更できませんでした。

10.1.2

4626025

特定のシナリオで、アプリケーション・ウィンドウを最小化しても、その日の予定のビューが表示されませんでした。

10.1.2

4609998

特定のシナリオで、会議を表示して「Advanced」メニューから「Linked Tasks」を選択すると、デスクトップ・クライアントにより警告が表示されました。

10.1.2

4594948

Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxでの作業中に、予定表のエントリでスクロールできませんでした。

10.1.2

4580000

プリファレンスで名前の書式がリソース番号を表示するように構成されていても、イベント・エディタにリソース番号が表示されませんでした。

10.1.2

4505044

イベント・カレンダとしてログインしているときにグループの作成を試行すると、モジュール・エラーが発生していました。

10.1.2

4460415

特定のシナリオで、別のユーザーのカレンダで代理として作業している際は、会議をエクスポートできませんでした。

10.1.2

4446520

エントリに対して初めて「Repeating」ダイアログ・ボックスが表示された場合、オプションが正しく構成されていても、週末の日には日付が生成されませんでした。

10.1.2

4177907


5.7.1.3 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの既知の制限および回避策

Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxでは、英語のみがサポートされています。

5.7.1.4 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの既知の問題

次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの既知の問題を示します。

表5-20 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの既知の問題

説明 操作 バグ番号

「開始日」「終了予定日」または「完了日」が指定されていないタスクは、iCalendarファイルにエクスポートされません。

なし。

4345096

「<Entry>」ダイアログ・ボックスのサイズを変更すると、アプリケーションが突然終了します。これは断続的に発生します。

なし。

4222318

オフラインGALファイルの現在の場所は変更できません。ファイルは新しい場所にはコピーされず、同じディレクトリに残ります。

なし。

4301703

Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域がないのに、「Installation completed」というメッセージがまだ表示されます。

システム要件をチェックし、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域があることを確認します。

4081802

Oracle Calendar Serverのunison.iniファイルで[LIMITS]メール・パラメータがFALSEに設定されていても、「<エントリ>」ダイアログ・ボックスの「アラーム」タブに「電子メール」チェック・ボックスが表示されます。

なし。

4030578

「<エントリ>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。

なし。

4189176

ディレクトリ検索の実行中に、アドレス帳の連絡先の名前が解決されません。

なし。

3883421

イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。

なし。

3406309

受信トレイに表示されるスクロール・バーがマウスと連動しません。

なし。

4311927


5.7.2 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintosh

次の項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshのリリース・ノート情報について説明します。

5.7.2.1 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの新機能

スケジューリング

  • Oracle Web会議をスケジュールできます。

  • 外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。

  • 参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。

  • 複数日にわたるメモおよび終日イベントをサポートします。*


    注意:

    *この機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。

検索

  • 予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。

  • 予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。

インスタンスごとの機能

  • 予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*

  • 予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*


    注意:

    *これらの機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。

オフライン機能

  • Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。

  • オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。

プリファレンス

  • 電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。

  • 起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。

  • エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。

  • エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。

  • デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。

  • 参加者の状態を印刷できます。

5.7.2.2 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの解決済の問題

表5-21に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの解決済の問題を示します。

表5-21 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

イベント・エディタで休日に返信を試行すると、アプリケーションが突然終了していました。

10.1.2

4652505

特定のシナリオで、アドレスのプリファレンスの「Personal Address Book」オプションは、変更されると適切な結果が表示されませんでした。

10.1.2

4634370

複数インスタンスのエントリをオフラインで変更して繰返す日付を追加し、元のインスタンスを削除すると、モジュール・エラーが表示されていました。

10.1.2

4601916

デフォルト以外のスヌーズ・タイムの設定を試行すると、フィールドに任意の数値を入力した際にフィールドのテキスト全体が選択されていました。

10.1.2

4549904

複数のユーザーを返すディレクトリ検索を実行して、リストされたユーザーのいずれかをダブルクリックしても、「User Information」ダイアログ・ボックスは表示されませんでした。

10.1.2

4542052

特定のシナリオで、受信トレイから複数インスタンスのエントリに返信すると、エラーが表示されていました。

10.1.2

4514690

エントリ数を示すドック内のアイコンが、受信トレイの「New Entries」フォルダの横の数値と対応していませんでした。

10.1.2

4504587

次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされませんでした。

  • 一般タブの住所の下の全フィールド

  • 「勤務先」タブの「役職」「会社」「部署」および「オフィス」

10.1.2

4452944

「Agenda」ビューで時間帯を選択して文字を入力し、予定表の任意の場所をクリックしても、会議が作成されませんでした。

10.1.2

4443970

一部のインスタンスから添付ファイルを削除しても、エントリのすべてのインスタンスに添付ファイルが添付されたままでした。これは、エントリの作成時にのみ発生していました。

10.1.2

4429685

オフラインGALファイルの現在の場所は変更できませんでした。ファイルは新しい場所にはコピーされず、同じディレクトリに残っていました。

10.1.2

4301701

特定のシナリオで、別のユーザーの予定表で休日を作成しても、ビューをリフレッシュするまで休日が表示されませんでした。

10.1.2

2989871

マスター・ノード・サーバーに接続中にディレクトリ検索を実行すると、リモート・ノードのユーザーの隣に(R)が表示されていました。

10.1.2

2941681

出力のレイアウトの名前を変更すると、名前の変更前の修正内容がすべて失われました。

10.1.2

2892512

アドレス帳のカテゴリが正しく機能しませんでした。

10.1.2

2830426


5.7.2.3 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの既知の制限および回避策

Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshでは、英語のみがサポートされています。

5.7.2.4 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの既知の問題

次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの既知の問題を示します。

表5-22 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの既知の問題

説明 操作 バグ番号

新規エントリのポップアップ通知が機能しません。

なし。

2872763

「Password」フィールドにユーロ記号を含め、別のプラットフォームを使用してOracle Calendarデスクトップ・クライアントにサインインを試みると、エラー・メッセージが表示されます。

なし。

2871974

長時間バックグラウンドで実行されているアプリケーションを終了すると、予期しない動作が発生することがあります。

なし。

3024063

イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。

なし。

3406309

内部および外部の参加者をコピーし、エントリに貼り付けると、「Details」タブで参加者全員がリストに表示される必要があるときに、内部参加者のみが表示されます。

なし。

3936388

「<エントリ>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。

なし。

4189177


5.7.3 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solaris

次の項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisのリリース・ノート情報について説明します。

5.7.3.1 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの新機能

スケジューリング

  • Oracle Web会議をスケジュールできます。

  • 外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。

  • 参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。

  • 複数日にわたるメモおよびイベントをサポートします。*


    注意:

    *この機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。

検索

  • 予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。

  • 予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。

インスタンスごとの機能

  • 予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*

  • 予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*


    注意:

    *これらの機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。

オフライン機能

  • Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。

  • オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。

プリファレンス

  • 電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。

  • 起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。

  • エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。

  • エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。

  • デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。

  • 参加者の状態を印刷できます。

5.7.3.2 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの解決済の問題

表5-23に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの解決済の問題を示します。

表5-23 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされませんでした。

  • 一般タブの住所の下の全フィールド

  • 「勤務先」タブの「役職」「会社」「部署」および「オフィス」

10.1.2

4452943

イベント・エディタを介して休日に返信すると、アプリケーションが突然終了していました。

10.1.2

4652502

参加者リストが空の時に「Remove」ボタンをクリックしても、アプリケーションが応答しませんでした。

10.1.2

4639729

特定のシナリオで、アプリケーション・ウィンドウを最小化しても、その日の予定のビューが表示されませんでした。

10.1.2

4609998

プリファレンスで名前の書式がリソース番号を表示するように構成されていても、イベント・エディタにリソース番号が表示されませんでした。

10.1.2

4505044

イベント・カレンダとしてログインしているときにグループの作成を試行すると、モジュール・エラーが発生していました。

10.1.2

4460415

特定のシナリオで、別のユーザーのカレンダで代理として作業している際は、会議をエクスポートできませんでした。

10.1.2

4446520

エントリに対して初めて「Repeating」ダイアログ・ボックスが表示された場合、オプションが正しく構成されていても、週末の日には日付が生成されませんでした。

10.1.2

4177907


5.7.3.3 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの既知の制限および回避策

Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisでは、英語のみがサポートされています。

5.7.3.4 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの既知の問題

次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの既知の問題を示します。

表5-24 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの既知の問題

説明 操作 バグ番号

「開始日」「終了予定日」または「完了日」が指定されていないタスクは、iCalendarファイルにエクスポートされません。

なし。

4345096

オフラインGALファイルの現在の場所は変更できません。ファイルは新しい場所にはコピーされず、同じディレクトリに残ります。

なし。

4301703

Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域がないのに、「Installation completed」というメッセージがまだ表示されます。

システム要件をチェックし、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域があることを確認します。

4081802

Oracle Calendar Serverのunison.iniファイルで[LIMITS]メール・パラメータがFALSEに設定されていても、「<エントリ>」ダイアログ・ボックスの「アラーム」タブに「電子メール」チェック・ボックスが表示されます。

なし。

4030578

「<エントリ>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。

なし。

4189176

ディレクトリ検索の実行中に、アドレス帳の連絡先の名前が解決されません。

なし。

3883421

イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。

なし。

3406309


5.7.4 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windows

次の項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsのリリース・ノート情報について説明します。

5.7.4.1 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの新機能

スケジューリング

  • Oracle Web会議をスケジュールし、参加できます。

  • 外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。

  • 参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。

  • 参加者またはアドレス帳の連絡先にインスタント・メッセージを送信できます。

  • 複数日にわたるメモおよびイベントをサポートします。*

  • 個人アドレス帳を使用するかどうかを「オプション」ダイアログ・ボックスで選択できます。


    注意:

    *この機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。

検索

  • 予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。

  • 予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。

インスタンスごとの機能

  • 予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*

  • 予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*


    注意:

    *これらの機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。

オフライン機能

  • Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。

  • オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。

プリファレンス

  • 電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。

  • 起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。

  • エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。

  • エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。

  • デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。

  • 参加者の状態を印刷できます。

5.7.4.2 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの解決済の問題

表5-25に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの解決済の問題を示します。

表5-25 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

タイトルのないWeb会議に関連する会議には返信できませんでした。

10.1.2

4590262

日本語でデスクトップ・クライアントを使用すると、「元のパスワードが無効です」というエラー・メッセージが常に表示されていました。

10.1.2

4564873

特定のシナリオで、会議を作成すると、リソースの設定で競合が発生しました。

10.1.2

4524495

特定のシナリオで、オフラインで行われた変更の更新を試行しても、調整ダイアログ・ボックスが表示されませんでした。

10.1.2

4489034

複数インスタンスのエントリをオフラインで変更して繰返す日付を追加し、元のインスタンスを削除すると、モジュール・エラーが表示されていました。

10.1.2

4463963

適切なアクセス権を付与されていない場合に代理としてタスクの作成を試行すると、不正なエラー・メッセージを受信しました。

10.1.2

4460682

オフライン作業中は個人メモが予定表ビューに表示されませんでした。

10.1.2

4459972

「ファイル」メニューの印刷選択オプションが、「アドレス帳」ビューで機能しませんでした。

10.1.2

4452882

次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされませんでした。

  • 一般タブの住所の下の全フィールド

  • 「勤務先」タブの「役職」「会社」「部署」および「オフィス」

10.1.2

4447725

一部のインスタンスから添付ファイルを削除しても、エントリのすべてのインスタンスに添付ファイルが添付されたままでした。これは、エントリの作成時にのみ発生していました。

10.1.2

4429704

タイムゾーンの変更後に既存のエントリから電子メールを送信すると、「メール・メッセージ」ダイアログ・ボックスのメッセージ・テキストに、間違った日付が表示されることがありました。

10.1.2

4421639

ユーザー名の書式に冗長なカンマがあると不適切な名前になりました。

10.1.2

4407656

ログイン時にオフライン・ファイルを使用するかどうかを尋ねられた時に「いいえ」を選択しても、「オプション」ダイアログ・ボックスの個人アドレス帳チェック・ボックスが選択されたままでした。

10.1.2

4248780


5.7.4.3 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の制限および回避策

この項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の制限および回避策について説明します。

アップグレード

旧リリースのOracle Calendarデスクトップ・クライアントからのアップグレードは、元のプロファイル(つまり、当初アプリケーションをインストールしたユーザー)を使用して行う必要があります。インストール内容を正しくアップグレードするために、元のアカウントを使用してアップグレードしてください。元のアカウントを使用してアップグレードしない場合は、元のアカウントを使用してOracle Calendarデスクトップ・クライアントをアンインストールしてから再インストールする必要があります。

言語サポート

Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsでは、英語、フランス語、ドイツ語および日本語のみがサポートされています。

5.7.4.4 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の問題

次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の問題を示します。

表5-26 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の問題

説明 操作 バグ番号

予定表のサイズによっては、初回のダウンロードに時間がかかることがあります。

なし。

4429644

Macintosh上のiCalアプリケーションで生成された一部のICSファイルは、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにはインポートできません。

なし。

3608386

Oracle Calendar Serverのunison.iniファイルで[LIMITS]メール・パラメータがFALSEに設定されていても、「<エントリ>」ダイアログ・ボックスの「アラーム」タブに「電子メール」チェック・ボックスが表示されます。

なし。

4030583

「<エントリ>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。

なし。

4189175

異なるタイムゾーンで作成されたiCalendarファイルをインポートしたときに、サーバーにまだ存在する休日がそのファイルに含まれている場合は、予期しないサーバー・エラーが発生します。

なし。

4191756

オフライン作業中に、複数日にわたる終日イベントを含むiCalendarファイルをエクスポートし、同じICSファイルをインポートすると、エントリが重複します。

なし。

4219372

次の方法でデータを転送しようとすると、パラメータが正しくないというエラーが発生します。

  • CDドライブのCDにあるファイルから、会議にファイルを添付する。

  • Citrixサーバーに接続している場合に、ローカル・ドライブのファイルから、会議にファイルを添付する。

  • Citrixサーバーに接続している場合に、ローカル・コンピュータにファイルをダウンロードする。

なし。

4392879

「開始日」「終了予定日」または「完了日」が指定されていないタスクは、iCalendarファイルにエクスポートされません。

なし。

4446768

オフラインでの作業中に、タスクをインポートできません。

なし。

4390609

イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。

なし。

3406309


5.8 Oracle Calendar Syncクライアント

この項には、次のOracle Calendar Syncクライアント関連のリリース・ノートの問題がまとめられています。

5.8.1 Oracle Calendar Sync for Palm for Macintosh

次の項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのリリース・ノート情報について説明します。

5.8.1.1 Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの新機能

このリリースのOracle Calendar Sync for Palm for Macintoshには新機能はありません。

5.8.1.2 Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの解決済の問題

現時点で、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshに関して文書化された解決済の問題はありません。更新については、http://www.oracle.com/pls/cs101/installでOracle Collaboration Suiteの最新版のリリース・ノートをチェックしてください。

5.8.1.3 Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の制限および回避策

この項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の制限および回避策について説明します。

  • モバイル機器を1台のコンピュータとのみ同期化することをお薦めします。複数のコンピュータとモバイル機器を同期化すると、予期しない結果が生じる可能性があります。

  • アドレス帳を同期化する場合は、オフライン・ファイルをダウンロードする必要があります。同期化の前に一度Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにサインインし、指示に従いオフライン・ファイルをダウンロードします。

  • 同期化を実行する前に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにサインインしていないことを確認します。

  • Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの使用を開始する前に、Palmデバイスが正しい日付に設定されていることを確認します。日付が間違っていると、同期化の実行時に予期しない結果が生じます。

5.8.1.4 Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の問題

次の表に、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の問題を示します。

表5-27 Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の問題

説明 操作 バグ番号

アドレス帳の連絡先が、次のデバイスと正しく同期化されません。

  • Zire 72

  • Treo 600

Zire 72と同期化する場合、ローカル・ファイルに連絡先をダウンロードする必要があります。Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshでは、次のようにします。

  1. 「Oracle Calendar」メニューから「Preferences」を選択します。

  2. 「File」メニューから、「Download To Local File」を選択します。

  3. 同期化を再開します。

Treo 600と同期化する場合、オフライン・ファイルの場所を変更する必要があります。

  1. 「Oracle Calendar」メニューから「Preferences」を選択します。

  2. 「Offline」を選択し、「Location」タブを選択します。

  3. オフライン・ファイルの場所を入力します。

  4. 同期化を再開します。

4349811

Palmデバイスの繰返しエントリを同期化できません。

Oracle Calendar Serverでは、繰返しエントリを同期化できます。

なし。

「ハンドヘルドによるMacintoshの上書き」機能は使用できません。

なし。

なし。

Palmデバイスで時間指定のイベントを時間指定のないイベントに変更した(またはその逆の)場合、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにはその変更は表示されません。

なし。

なし。

Oracle Calendar Sync for Palmで完全にサポートされるのは、英語の同期化のみです。

なし。

なし。

Oracle Calendar Sync for Palmには、重複名で考えられる一致のリストは表示されません。

この問題を回避するには、組織単位など、できるだけ一意のユーザー情報を入力します。

なし。

Palmデバイスで様々なタイムゾーンがサポートされていない場合、Palmデバイスとデスクトップ・クライアントのタイムゾーンを一致させる必要があります。

Palmデバイスのタイムゾーンがカレンダ・アプリケーションのタイムゾーンと一致していることを確認します。

なし。


5.8.2 Oracle Calendar Sync for Palm for Windows

次の項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsのリリース・ノート情報について説明します。

5.8.2.1 Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの新機能

デバイス

  • 次のデバイスをサポートします。

    • Tungsten T3

    • Tungsten E

    • Treo 600

    • Treo 650

    • Zire 31

    • Zire 72

インスタンスごとの機能

  • 繰返しイベントの詳細および個人メモをインスタンスごとに設定できます。

プリファレンス

  • 「同期設定」ダイアログ・ボックスから、モバイル機器に対応した適切なタイムゾーンを設定できます。

  • Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する際、イベント・タイトルに参加者の状態を含めることができます。

  • 参加者名の形式を決定し、イベントの「メモ」セクションに含めることができます。

  • Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する際、イベント・タイトルに場所を含めることができます。

  • 改善されたログ・ビューア・アプリケーションを使用して、ユーザーの介入なしに同期ログ情報を設定し、送信することができます。

スケジューリング

  • 複数日にわたる終日イベントをサポートできます。

同期

  • Tungsten T3、Tungsten E、Zire 31、Zire 72: 次の連絡先情報を同期化できます。

    • 生年月日

    • 自宅の住所およびその他の住所

    • メイン、携帯電話およびポケットベルの電話番号

    • Webページ

  • Tungsten T3、Tungsten E、Zire 31、Zire 72: タスクの終了予定日アラームを同期化できます。

  • 外部ユーザー参加者を同期化できます。


    注意:

    この機能は、Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する場合にのみサポートされます。逆の場合にはサポートされません。

5.8.2.2 Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの解決済の問題

現時点で、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsに関して文書化された解決済の問題はありません。更新については、http://www.oracle.com/pls/cs101/installでOracle Collaboration Suiteの最新版のリリース・ノートをチェックしてください。

5.8.2.3 Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の制限および回避策

この項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の制限および回避策について説明します。

  • モバイル機器を1台のコンピュータとのみ同期化することをお薦めします。複数のコンピュータとモバイル機器を同期化すると、予期しない動作が生じる可能性があります。

  • 最近のPalmデバイスを使用している場合、Date Book、To Do ListおよびAddressという3つのconduit(接続ソフトウェア)が、Calendar、TasksおよびContactsという形で重複していることに気付きます。2つのconduitを類似のデータと同期化することを選択すると、エラーが発生します。たとえば、CalendarとDate Bookを同期化しないでください。次の同期化を開始する前に、conduitの一方のセット(たとえば、Date Book、To Do ListおよびAddress)を無効にする必要があります。

  • 古いPalmオペレーティング・システム(Palm OS 3.1-5.0など)では、従来どおりファイルをDate Book、To Do ListおよびAddressの各conduitと同期化します。このオペレーティング・システムを使用するデバイスはTreo 600です。

  • 新しいPalmのオペレーティング・システム(Palm OS 5.2以上など)では、ファイルをCalendar、TasksおよびContactsの各conduitと同期化します。これらのオペレーティング・システムを使用するデバイスには、Tungsten T、Tungsten T3、Zire 31およびZire 72があります。

5.8.2.4 Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の問題

次の表に、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の問題を示します。

表5-28 Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の問題

説明 操作 バグ番号

Palmデバイスで定期的な会議を変更し、同期化を実行すると、Oracle Calendar Serverではその会議のステータスが「仮予約」になります。

なし。

3046081

AIM、MSN、Yahoo、AOL ICQおよびIMの各Webサイトは、Tungsten T3 Palmデバイスおよびその他の新しいデバイスでサポートされていますが、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsではこれらの特定のフィールドは同期化されません。

なし。

3372529

Palmデバイスで休日を削除し、同期化を実行すると、すべての予定表からその休日が削除されます。

適切なサーバー定義の権限があれば、休日を管理できますが、「ツール」メニューの休日の管理オプションを使用するのみです。

3666274

Palmデバイスで終日イベントを作成し、同期化を実行すると、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントでは、終日イベントのデフォルト・アラームのかわりに、メモのデフォルト・アラームが表示されます。

なし。

4444299

Oracle Calendar Sync for Palmのアラームは、終了予定時間ではなく、開始時間に設定されています。

なし。

3760829

デバイス上で「メモ」、「アラーム」および「アクセス・レベル」を変更すると、Oracle Calendar Serverとは同期化されないことがあります。Oracle Calendar Server 5.4を使用している場合、「詳細」も同期化されないことがあります。

なし。

2842611

デスクトップ・クライアントとPalmデバイスで同じ連絡先を変更し、ルール設定がモバイル機器の項目をOracle Calendar Serverの項目と置換するように設定されている場合、一部のフィールドが正しく同期化されないことがあります。

なし。

2851814

Oracle Calendar Sync for Palm for WindowsとOracle Calendar Sync for Pocket PCが同じコンピュータにインストールされていて、Oracle Calendar Sync for Pocket PCを削除した場合、Oracle Calendar Sync for Palmメニューから「設定」を選択すると、メッセージ・カタログ使用不可というエラーが発生します。

なし。

4438175


表5-29 Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsのデバイス関連の問題

説明 操作 バグ番号

アップグレード時に、レジストリから空の値を読み取ると、InstallShieldから、エラーのかわりに無作為の文字が返されます。

なし。

2872048

サマータイムの切替えにまたがる定期的な会議は、正しく同期化されないことがあります。切替えの前または後で、一部のインスタンスの終了時間が正しくない場合があります。

なし。

2842124


5.8.3 Oracle Calendar Sync for Pocket PC

次の項では、Oracle Calendar Sync for Pocket PCのリリース・ノート情報について説明します。

5.8.3.1 Oracle Calendar Sync for Pocket PCの新機能

インスタンスごとの機能

  • 繰返しイベントの詳細および個人メモをインスタンスごとに設定できます。

プリファレンス

  • 「同期設定」ダイアログ・ボックスから、モバイル機器に対応した適切なタイムゾーンを選択できます。

  • Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する際、イベント・タイトルに参加者の状態を含めることができます。

  • 参加者名の形式を決定し、イベントの「メモ」セクションに含めることができます。

  • 改善されたログ・ビューア・アプリケーションを使用して、ユーザーの介入なしに同期ログ情報を設定し、送信することができます。

スケジューリング

  • 複数日にわたる終日イベントをサポートできます。

同期

  • 外部ユーザー参加者を同期化できます。


    注意:

    この機能は、Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する場合にのみサポートされます。逆の場合にはサポートされません。

5.8.3.2 Oracle Calendar Sync for Pocket PCの解決済の問題

現時点で、Oracle Calendar Sync for Pocket PCに関して文書化された解決済の問題はありません。更新については、http://www.oracle.com/pls/cs101/installでOracle Collaboration Suiteの最新版のリリース・ノートをチェックしてください。

5.8.3.3 Oracle Calendar Sync for Pocket PCの既知の制限および回避策

モバイル機器を1台のコンピュータとのみ同期化することをお薦めします。複数のコンピュータとモバイル機器を同期化すると、予期しない動作が生じる可能性があります。

5.8.3.4 Oracle Calendar Sync for Pocket PCの既知の問題

次の表に、Oracle Calendar Sync for Pocket PCの既知の問題を示します。

表5-30 Oracle Calendar Sync for Pocket PCの既知の問題

説明 操作 バグ番号

Oracle Connector for OutlookとOracle Calendar Sync for Pocket PCの使用中にOracle Calendar Server 5.4に接続されていると、会議の定期ルールを変更し、同期化を実行すると、その会議はモバイル機器上では「仮予約」になります。ただし、会議のステータスは、OutlookでもOracle Calendarデスクトップ・クライアントでも「仮予約」にはなりません。

なし。

3009888

Oracle Calendar Sync for Palm for WindowsとOracle Calendar Sync for Pocket PCが同じコンピュータにインストールされていて、Oracle Calendar Sync for Palmを削除した場合、Oracle Calendar Sync for Pocket PCメニューから「設定」を選択すると、メッセージ・カタログ使用不可というエラーが発生します。

なし。

4438175

モバイル機器上で連絡先を作成したとき、Oracle Calendar Serverと同期化すると、接頭辞のフィールドは正しく転送されます。しかし、Oracle Calendar Server上で連絡先を作成すると、Oracle Connector for Outlookを介して、接頭辞のフィールドはデバイス上に表示されません。

また、接頭辞を変更した場合も、Oracle Calendar Sync for Pocket PCまたはOracle Connector for Outlookのどちらを使用しても、同期化後に変更が転送されません。

なし。

4464025

デスクトップ・クライアントとPocket PCデバイスで同じ連絡先を変更し、ルール設定がモバイル機器の項目をOracle Calendar Serverの項目と置換するように設定されている場合、一部のフィールドが正しく同期化されないことがあります。

なし。

2851814

デバイス上で「メモ」、「アラーム」および「アクセス・レベル」を変更すると、Oracle Calendar Serverとは同期化されないことがあります。Oracle Calendar Server 5.4を使用している場合、「詳細」も同期化されないことがあります。

なし。

2842611


表5-31 Oracle Calendar Sync for Pocket PCのデバイス関連の問題

説明 操作 バグ番号

アップグレード時に、レジストリから空の値を読み取ると、InstallShieldから、エラーのかわりに無作為の文字が返されます。

なし。

2872048

サマータイムの切替えにまたがる定期的な会議は、正しく同期化されないことがあります。切替えの前または後で、一部のインスタンスの終了時間が正しくない場合があります。

なし。

2842124


5.9 クライアントの共存に関する動作

この項では、異なるリリースのOracle Calendarクライアントと共同作業するユーザーのために、いくつかの既知の動作および回避策を説明します。