Oracle Collaboration Suiteリリース・ノート 10gリリース1(10.1.2) for Solaris Operating System(SPARC) B25675-05 |
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この章では、Oracle Calendarのコンポーネント関連のリリース・ノートの問題が、次の項にまとめられています。
注意: このドキュメントは2007年2月23日に更新されました。追加の更新および新しい情報については、http://metalink.oracle.comでNote 415183.1を参照してください。 |
この項では、Oracle Calendar 10gリリース1(10.1.1以上)の管理機能の変更点について説明します。
この項では、Oracle Calendar 10gリリース1の新機能について説明します。
注意: その他の新しい機能は、Oracle Calendar Server 10.1.2.x累積パッチを適用すると使用できます。これらの新機能は、2.2「Oracle Calendar Server累積パッチ」に記載されています。 |
自動ユーザー・プロビジョニング
Oracle Calendarへのユーザーのプロビジョニング方法を構成および制御します。
ユーザーのプロビジョニング解除
uniuser
ユーティリティを使用してユーザーをOracle Calendarからプロビジョニング解除します。
構成可能な自動ログ・ローテーション
Oracle Calendarログ・ファイルの自動ローテーションを構成します。
サービス・レジストリおよび検出
他のOracle Collaboration Suiteコンポーネントのサービス・レジストリおよび検出をサーバー起動時に自動的に行います。
Oracle Process Manager and Notification Serverの統合
Oracle Process Manager and Notification Serverを使用してOracle Calendarを停止および起動します。
Oracle Enterprise Managerの統合
Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendarを構成します。
Oracle Contacts
ユーザーは、Oracle Calendarクライアントや他のOracle Collaboration Suiteコンポーネントのクライアントから同じ連絡先にアクセスできます。
DoS攻撃に対する防御
DoS攻撃に対して警告を発し、防御できるようにOracle Calendarを構成します。
メモリー情報ユーティリティ
unimem
ユーティリティを使用して、メモリー使用量に関する情報を表示します。
ユーティリティ・パスワード・オプションの排除
SYSOPパスワードは、Oracle Calendar Serverユーティリティの実行後、要求された場合にのみ入力します。
Oracle Calendar 10gリリース1(10.1.2)の新機能の詳細は、『Oracle Calendar管理者ガイド』の第1章のリリース1の新機能に関する項を参照してください。
表5-1に、Oracle Calendar Serverの解決済の問題を示します。
表5-1 Oracle Calendar Serverの解決済の問題
説明 | 解決したリリース | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Connector for Outlookを使用したWeb会議の作成時に、件名がシングルバイト文字で75文字より長い場合、Oracle Web Conferencingの通知には、崩れたテキストが含まれていました。 |
10.1.2 |
4084521 |
Oracle Calendarの通知では多数言語のデータが正しく表示されませんでした。 関連バグ: 3127410、3598093、4297334 |
10.1.2 |
4323889 |
特定の状況において、Oracle Calendar Webクライアントを使用して添付ファイル付きの繰返しイベントを作成した場合、リモート・ノードの参加者は添付ファイルにアクセスできませんでした。 |
10.1.2 |
4352947 |
Oracle Connector for Outlookを使用してOracle Web会議に関連する会議を更新すると、Oracle Web会議のIDが保留された場合にはエラー・メッセージが生成されていました。 |
10.1.2 |
4408779 |
ワークスペース・メンバーが別のメンバーのイベントへの招待を制限している場合、Oracle Workspacesユーザーはワークスペース内にイベントを作成できませんでした。 |
10.1.2 |
4490195 |
|
10.1.2 |
4531341 |
Oracle Calendar SDKを使用してワークスペース会議のインスタンスの優先度を変更しても、Oracle Calendar Serverに優先度を格納することはできませんでした。 |
10.1.2 |
4475632 |
SNCデーモンに接続できなかった場合、Oracle Calendar Serverでは、 |
10.1.2 |
4534466 |
IP転送が使用されている環境では、Oracle Calendar Serverのホストの別名ダイアログが原因でインストールできませんでした。 |
10.1.2 |
4518254 |
Oracle Process Management and Notification(OPMN)によってOracle Calendar Serverの |
10.1.2 |
4594342 |
Oracle Calendar Serverでログ・ローテーション機能が有効化されている場合、ログ情報は短期間保存されませんでした。 |
10.1.2. |
4594874 |
Calendarユーザー用のOracle Collaboration Suiteプロビジョニング・コンソールを使用して、別の電子メール・アドレスのフィールドの消去を試行すると、「プラグイン後エラー。」というエラー・メッセージが表示されて失敗していました。 |
10.1.2 |
4592884 |
Oracle Calendar Serverで |
10.1.2 |
4599274 |
Oracle Connector for Outlookユーザーは、 |
10.1.2 |
4282382 |
|
10.1.2 |
4357047 |
Oracle Calendar Syncクライアント・ユーザーは、 |
10.1.2 |
4370072 |
Oracle Calendar Serverでは、特定の状況において、タイト・ループ内で |
10.1.2 |
4425837 |
Oracle Connector for Outlookを使用して作成された定期的なイベントに対する修正済の例外が、Oracle Mobile Data Syncを使用して、PocketPCデバイスと同期化されませんでした。 |
10.1.2 |
4466622 |
|
10.1.2 |
4474970 |
Oracle Calendar Administratorを使用してノードを起動する際に「ホスト名」テキスト・ボックスにENGポートが含まれていると、エラー・メッセージが返され、不正なポート番号の結果として起動が失敗しました。 |
10.1.2 |
4478457 |
-nオプションをallに設定して |
10.1.2 |
4481182 |
特定の状況において、パイプ・エラーのために、 |
10.1.2 |
4481592 |
-hオプションを使用して |
10.1.2 |
4486004 |
大きなイベントに対する多数のレプリケーション・リクエストがキュー内に同時に存在する場合、Oracle Calendar ServerのCWSキュー処理速度が遅くなりました。 |
10.1.2 |
4489137 |
Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendar Serverを構成しているとき、Oracle Calendarの2つのインスタンスが使用可能である場合、「次へ」ボタンを選択した後、誤ったエラー・メッセージが返されました。 |
10.1.2 |
4508613 |
コンテナがOracle Internet Directoryのデフォルトの場所にないとき、共通アドレス帳の同期化に失敗しました。 |
10.1.2 |
4510464 |
Calendar Serverデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントが、意図する推奨値ではなく、オプション値に設定されました。 |
10.1.2 |
4511892 |
Oracle Calendar Serverの構成後、Oracle Enterprise Managerの確認ページに、Oracle Internet DirectoryのSSLポートではなく、非SSLポートが表示されました。 |
10.1.2 |
4514721 |
特定の状況において、Calendarコンフィギュレーション・アシスタントが失敗してもOracle Calendar Serverが停止しませんでした。 |
10.1.2 |
4515562 |
Oracle Calendar Serverのアップグレード後、Oracle Calendar Serverに対してプロビジョニングされたことのないユーザーについて、Oracle Internet Directoryのプロビジョニング・ステータス属性が |
10.1.2 |
4520378 |
-charsetオプションの使用時、 |
10.1.2 |
4525516 |
特定の状況において、サービスが使用できない結果として、CWSデーモンによりコア・ファイルが生成されました。 |
10.1.2 |
4531184 |
CWSアクティビティ・ロギングが有効なとき、特定の状況において、生成される |
10.1.2 |
4536790 |
|
10.1.2 |
4538754 |
OCAL構成解除ツールで、Oracle Calendar Administratorに関連付けられたエントリが削除されませんでした。 |
10.1.2 |
4540263 |
接続文字列が239文字を超えていたためOracle Calendar Serverの構成を試みて、Oracle Universal Installerによりエラー・メッセージが生成されました。 |
10.1.2 |
4540312 |
AIXでは、メモリー制限のため、 |
10.1.2 |
4554113 |
特定の状況において、-absyncオプションを使用して |
10.1.2 |
4569315 |
-transferオプション付きで |
10.1.2 |
4589987 |
次の項では、Oracle Calendar Serverの既知の制限および回避策について説明します。
5.1.3.5「Oracle Mobile Collaborationで構成可能なOracle Calendarのワイヤレス・アラーム」
5.1.3.9「Oracle Calendar Server 9.0.3.1からのアップグレード後にSMS通知が配信されない」
5.1.3.10「スタンドアロン・モードのOracle Calendar Serverをアップグレードする際にUNISON.INI構成ファイルから削除される情報」
Oracle Calendar Serverのインストール時に、以前のOracle Calendar Serverのインストールで構成したインフラストラクチャ層を指定する場合は、新規インストールを開始する前にすべてのOracle Calendar Serverを実行しておく必要があります。
Oracle Calendarの通知のリスナーURLが正しく登録されていないため、SSL環境ではユーザーはSMS通知を受信できません。SSL環境でOracle Calendar ServerからSMS通知が配信されない場合のみ、関連する回避策を適用します。
回避策:
$ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.ini
ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
$ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.ini
ファイルを開きます。
ファイルの[NOTIFY]
セクションを探し、該当するパラメータを次の値に変更します。
alert_url = x-oracle-calendarNotificationListener://<ApplicationsTierHost>:<WirelessNotificationEngPort>?protocolVersion=2 alert_sms = TRUE alert_sms_auto = FALSE alert_url_auto = FALSE
注意: <WirelessNotificationEngPort> の値は、アプリケーション層の$ORACLE_HOME/install/portlist.ini 構成ファイルでPIM通知ディスパッチャ・ポートを探すと見つかります。 |
Oracle Calendar Serverを再起動します。Oracle Calendar Serverの再起動の詳細は、『Oracle Calendar管理者ガイド』の第5章のCalendar Serverの起動および停止に関する項を参照してください。
10gリリース1(10.1.1以上)のOracle Calendar Serverでは、Kerberos 4またはKerberos 5認証用のACEプラグインであるaut_sasl
の使用はサポートされなくなりました。
回避策:
Kerberos 5は、認証用のaut_gssapi
ACEプラグインとともに使用します。Oracle Calendar ServerをKerberos 5認証用に構成する方法の詳細は、『Oracle Collaboration Suiteセキュリティ・ガイド』の第2章のOracle CalendarでのKerberos 5認証に関する項を参照してください。
Oracle WorkspacesでのCalendar関連の問題については、12.3「Oracle Workspacesの既知の制限および回避策」を参照してください。
Oracle Calendarのワイヤレス・アラームは、アプリケーション層の$ORACLE_HOME/ocal/etc/reminder
ディレクトリからは構成できなくなりました。Oracle Calendarのワイヤレス・アラームは、現在Oracle Mobile Collaborationから構成できます。
Oracle Calendarのワイヤレス・アラームの構成の詳細は、『Oracle Mobile Collaboration管理者ガイド』の第2章の通知用メッセージング・サーバーの構成に関する項を参照してください。
Oracle Calendar Server 10gリリース1をアップグレードし、ユーザーのアドレス帳が共通アドレス帳に移行されると、アドレス帳のエントリの一部が重複することがあります。これは、Oracle Collaboration Suiteのデプロイにのみ当てはまります。
Oracle Calendarアドレス帳を共通アドレス帳と一致させるとき、Oracle Calendar Serverでは、Oracle Calendarアドレス帳と共通アドレス帳の両方で、姓と名に基づいて既存の連絡先を問い合せます。一致するものが見つかると、両方のアドレス帳のエントリにある属性が比較されます。すべての属性値が等しい場合、Oracle Calendar Serverにより2つのエントリはマージされます。逆に属性値が異なる場合、データ損失を防ぐために、新規の連絡先が作成され、その結果、重複するエントリが作成されます。
注意: アップグレード後、Oracle Calendarのアドレス帳が共通アドレス帳に移行されるのは一度のみです。したがって、アドレス帳の移行によるエントリの重複は、一度しか発生しません。 |
共通アドレス帳の詳細は、『Oracle Calendar管理者ガイド』の第6章の共通アドレス帳(CAB)に関する項を参照してください。
Oracle Calendarではアラビア語はサポートされていません。
Oracle Calendarのワイヤレス通知は、デフォルトでは有効になっていません。XMSセンターでは次の回避策が必要です。
回避策:
Oracle Enterprise Managerにログインします。
アプリケーション層リンクをクリックします。
「ワイヤレス」リンクをクリックします。
「サイト管理」タブをクリックします。「コンポーネント構成」セクションが開かれていない場合は、プラス記号をクリックして開きます。
「XMS構成」をクリックします。
「XMSセンター」の下で、「XMSCの有効化」が選択されていることを確認します。
「EM」→「ワイヤレス」に移動します。
「通知エンジン」を選択します。
ワイヤレス・コンポーネントを再起動します。
Oracle Calendar Server 9.0.3.1からのアップグレード後、以前はSMS通知を受信していたユーザーがモバイル機器でSMS通知を受信できなくなります。
回避策:
SMS通知を受信できなくなったすべてのユーザーは、次の手順に従う必要があります。
次のURLにアクセスし、影響を受けたユーザー・アカウントでOracle Mobile Collaborationの「プリファレンス」ページにログインします。
http://<ApplicationsTier>:<port>/ocsmobile/welcome.uix
注意: デプロイの適切なアプリケーション層およびポートを指定してください。 |
「モバイル・アクセス・アカウントID」フィールドに正しい情報が表示されていることを確認します。情報が正しくない場合は、フィールドを適切な情報で変更します。
「適用」をクリックします。
「詳細」ボタンをクリックします。「連絡ルール」表にあるルールのリストから、「外出中」ラジオ・ボタンが選択されていることを確認します。選択されていない場合は、「外出中」ラジオ・ボタンを選択し、「適用」ボタンをクリックします。
「外出中」ラジオ・ボタンが選択されている状態で、「連絡ルール」表の上部にある「編集」ボタンをクリックします。
「メッセージ」ドロップダウン・リストから「携帯電話番号」が選択されていること、および「通知チャネル」ドロップダウン・リストから「メッセージ」が選択されていることを確認します。
これらのオプションのいずれか、または両方が正しく構成されていない場合は、該当するドロップダウン・リストの適切なオプションを修正します。
「OK」ボタンをクリックします。
「通信デバイス」表から「携帯電話番号」ラジオ・ボタンを選択し、表の上部にある「編集」ボタンをクリックします。
「携帯電話番号」フィールドに正しい情報が表示されていることを確認します。電話番号の前にプラス記号(+)が表示されます。フィールドの情報が正しくない場合は、適切な情報に更新します。
「OK」ボタンをクリックします。
ブラウザの右上にある「ログアウト」をクリックします。
次のURLにアクセスし、影響を受けた同じユーザー・アカウントでOracle Calendar Webクライアントにログインします。
http://<ApplicationsTier>:<port>/ocas-bin/ocas.fcgi?sub=web
注意: デプロイの適切なアプリケーション層およびポートを指定してください。 |
ブラウザの右上隅にある「プリファレンス」をクリックしてから、「ワイヤレス」タブをクリックします。
「ワイヤレス・サービスの有効化」および「エントリの作成時または変更時に自動で通知」チェック・ボックスを選択解除します。
「OK」ボタンをクリックします。
ブラウザの右上隅にある「プリファレンス」を再度クリックし、「ワイヤレス」タブをクリックします。
「ワイヤレス・サービスの有効化」および「エントリの作成時または変更時に自動で通知」チェック・ボックスを選択します。
「OK」ボタンをクリックします。
これで、SMS通知が配信されます。
スタンドアロン・モードのOracle Calendar Server 9.0.4.2.Xをアップグレードすると、$ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.ini
構成ファイルの[DOMAIN]
セクションにコメント記号(#
)が含まれている場合、アップグレード処理中に[DOMAIN]
セクションが削除されます。
注意: unison.ini ファイルからセクションおよび関連パラメータが削除されても、明らかな機能の欠落はありません。 |
回避策:
Oracle Calendar Serverをアップグレードする前に、次を実行します。
$ORACLE_HOME/ocal/misc/unison.ini
構成ファイルを開きます。
[DOMAIN]
セクションからコメント記号(#
)をすべて削除します。
アップグレードを実行します。
Oracle Calendar Serverを起動する前に、手順2で削除したコメント記号(#
)を元に戻します。
次の表に、Oracle Calendar Serverの既知の問題を示します。
注意: 既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.html ファイルが含まれています。 |
表5-2 Oracle Calendar Serverの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Workspaces Webクライアントの使用時に、Oracle Calendar Serverノード間でユーザーを移動した後、既存の会議を更新しようとすると、「カレンダ操作{CAPI_STAT_DATA_ICAL_NOTANATTENDEE}の実行中に例外が発生しました。」というエラーが表示されます。変更は行われますが、そのユーザーが宛先ノードに移動される前に作成した会議を変更するたびにエラー・メッセージが表示され続けます。 |
なし。 |
4460500 |
unimvuserユーティリティを使用してイベント所有者をノード間で移動すると、Oracle Connector for Outlookで作成した定期的なイベントの例外の変更済テキスト詳細が、一連の繰返しのテキスト詳細で上書きされます。 |
ユーザーを別のOracle Calendar Serverノードに移動する前に、Oracle Connector for Outlookで、ローカル・デスクトップにある変更済の例外のテキスト詳細を保存します。 |
4435117 |
$ORACLE_HOME環境変数のパスが122文字(UNIX)または74文字(Windows)より長い場合、Oracle Calendar Serverが起動しないことがあります。 |
$ORACLE_HOME環境変数で表されるパスを、UNIXでは122文字以下、Windowsでは74文字以下にすることをお薦めします。 |
4260717 |
次の表に、Oracle Calendar Serverのグローバリゼーション関連の問題を示します。
注意: 既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.html ファイルが含まれています。 |
このコンポーネントには既知のドキュメント関連の問題はありません。
Oracle Calendar Administratorでは、英語のみがサポートされています。
(これ以上このアプリケーションについてのリリース・ノート情報はありません。)
次の項では、Oracle Calendar SDKのリリース・ノート情報について説明します。
この項では、Oracle Calendar SDKの新機能について説明します。
ATTACHプロパティがサポートされるようになりました。
次の構成設定が追加されるか、使用可能になりました。
apitime
connect_on_startup
host
log_debug
log_filename
log_modulenames
log_state
log_trace
min_caldomain
min_masternode
min_sysop
min_user
server
tmpDirectoryPath
vCard CLASSプロパティがサポートされるようになりました。
CSDK_FLAG_FETCH_RESOURCES_WITHOUT_ADDRESSESフラグおよびCSDK_FLAG_FETCH_USERS_WITHOUT_ADDRESSESフラグが、イベントのフェッチ用に追加されました。
リモート代理がサポートされるようになりました。
次の明示的な終了メソッドがOracle Calendar SDK Java APIに追加され、アプリケーションでSession、RequestResult、HandleおよびQueryの各クラスのインスタンスにより保持されるネイティブ・リソースを破棄できるようになりました。これらのクラスのファイナライザがすぐに実行されるという保証がないからです。
次のメソッドが、リリース2(9.0.4)のみならず、このリリースのOracle Calendar SDKにも追加されました。
Session.dispose()
RequestResult.dispose()
Handle.dispose()
Query.dispose()
表5-4に、Oracle Calendar SDKの解決済の問題を示します。
次の表に、Oracle Calendar SDKの既知の問題を示します。
表5-5 Oracle Calendar SDKの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
vCard CLASSプロパティの値としてPRIVATEとPUBLICのみがサポートされています。vCardの値CONFIDENTIALは、PRIVATEにマップされます。 |
CONFIDENTIALのかわりにPRIVATEを使用します。 次のリストは、vCard CLASSプロパティの可能な値と、それらがマップされるOracle Calendar Serverの値を示しています。
|
3760865 |
この項では、リリース・ノートのOracle Calendarアプリケーション・システムとそのコンポーネント関連の問題がまとめられています。
次の項では、Oracle Calendarアプリケーション・システムのすべてのコンポーネントに共通のリリース・ノート情報について説明します。
表5-6に、Oracle Calendarアプリケーション・システム全体に共通の解決済の問題を示します。
次の項では、Oracle Calendarアプリケーション・システムの既知の制限および回避策について説明します。
Oracle Calendarアプリケーション・システムではアラビア語はサポートされていません。
すべてのコンポーネントと同様に、Oracle Calendar ServerとOracle Calendarアプリケーション・システムは、構成することを選択しなくても、インストール時に$ORACLE_HOMEにコピーされます。その後、Oracle Calendar Serverが構成されていないシステム上で、Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendarアプリケーション・システム・コンポーネントを構成した場合、操作はエラーなしで完了し、Oracle Calendarアプリケーション・システムが起動されます。ただし、ユーザーはこのインスタンスにログオンできず、Oracle Calendarアプリケーション・システムはOracle Calendar Serverに接続できません。(4466400)
Oracle Calendar Serverグループ・コンフィギュレーション・アシスタントを使用して、問題を修正します。コンフィギュレーション・アシスタントを実行する前に、次のようにシステムに環境変数を設定します。
LD_LIBRARY_PATH
を$ORACLE_HOME/ocal/lib;$ORACLE_HOME/lib32
に設定します。
環境変数を設定した後、次のコマンドを1行で入力します。
$ORACLE_HOME/jdk/bin/java -classpath $ORACLE_HOME/ocal/jlib/ocal_clnt.jar:$ORACLE_HOME/jlib/ojmisc.jar:$ORACLE_HOME /lib/xmlparserv2.jar:$ORACLE_HOME/jlib/ldapjclnt10.jar oracle.calendar.server.configuration.OCalGConf -path $ORACLE_HOME -DSmgrp Password_of_DSmgrdn -DSmgrdn cn=orcladmin
次の表に、Oracle Calendarアプリケーション・システム全体に共通の既知の問題を示します。
注意: 既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.html ファイルが含まれています。 |
表5-7 Oracle Calendarアプリケーション・システムの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Calendarアプリケーション・システムを停止、起動または再起動すると、そのステータスがOracle Enterprise Managerで更新されるまでに3分から5分かかります。 |
Oracle Enterprise Managerに最新情報が反映されていないように思われる場合は、コマンドラインを使用して、Oracle Calendarアプリケーション・システムのステータスを確認してください。 |
4347435 |
Oracle Calendar Serverが構成されていないシステムでOracle Enterprise Managerを使用してOracle Calendarアプリケーション・システム・コンポーネントを構成すると、問題の原因になります。 |
問題と回避策の詳細な説明は、5.4.1.2.2「Oracle Calendar Serverが構成されていないシステムでのコンポーネントの構成」を参照してください。 |
4466400 |
管理者がログアウトすると、すべての |
なし。 |
4752849 |
次の項では、Oracle Calendar Webクライアントのリリース・ノート情報について説明します。
検索
検索機能が改善されました。また、新しい拡張検索機能を使用すると、より正確かつ厳密な検索が可能になります。
プリファレンス
より多くの詳細が予定表ビューに表示されます。また、印刷および表示の詳細レベルをカスタマイズできます。
「プリファレンス」で、エントリを詳細な表形式で出力する印刷設定が行えるようになりました。
「プリファレンス」で、デフォルトのカレンダ・ビューを選択できるようになりました。
「プリファレンス」で、タスクのデフォルト開始時間および終了予定時間を設定できます。
スケジューリング
スケジューラに様々な改善が加えられています。ツールチップが改善されました。スケジューラ・グリッドに最新のリソース検索結果を自動的に挿入できるようになりました。ユーザーおよびリソースの名前をクリックすると、詳細情報を表示できます。時間帯をクリックすると、その時間帯のエントリを表示できます。
アイコンをクリックすると、エントリの詳細の表示やイベントの返信ステータスの変更ができるようになりました。
「リスト表示(日)」および「時間割表示(日)」は、「日表示」の「リスト・モード」および「プランナ・モード」という名称に変わりました。「リスト表示(週)」および「時間割表示(週)」の名称も同様に変わりました。
日付制御バーに今日の日付へのリンクが組み込まれました。
複数日にわたる終日イベントおよびメモを作成できます。
注意: この機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。 |
リソースを予約する際、会議の「場所」フィールドにリソース名を自動的に入力できます。
インスタンスごとの機能
エントリ内、または繰返しエントリの選択したインスタンス内に、個人メモ(自分または代理のみが参照できる情報)を作成できます。
繰返しイベントのインスタンスにファイルを添付できます。
注意: これらの機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。 |
その他の機能
リソース、イベント・タイトルおよび場所に従来よりも長い名前を付けることができます。
管理者は、リモート・ユーザーをインジケータ(アルファベットのRなど)で強調表示するかどうかを構成できます。
Microsoft Powerpoint(PPT)およびAdobe Acrobat(PDF)の添付ファイルのダウンロードがサポートされるようになりました。
注意:
|
表5-8に、Oracle Calendar Webクライアントの解決済の問題を示します。
表5-8 Oracle Calendar Webクライアントの解決済の問題
説明 | 解決したリリース | バグ番号 |
---|---|---|
簡体字中国語の添付ファイル名は、ダウンロード中に判読できませんでした。 |
10.1.2 |
4680104 |
添付ファイル名のマルチバイト文字が判読できませんでした。 |
10.1.2 |
3535598、4080694 |
ダウンロードの際、英語以外のASCIIの添付ファイルが破損しました。 |
10.1.2 |
4158325 |
Internet Explorerのみ: UTF-8の英語以外の添付ファイル名が判読できませんでした。 |
10.1.2 |
4290725 |
マルチバイトのファイル名を持つ添付ファイルをアップロードできませんでした。 |
10.1.2 |
4293139 |
デスクトップ・クライアントで特定のタイムゾーンが設定されていると、Oracle Calendar Webクライアントにサインインできませんでした。 |
10.1.2 |
4447677 |
リスト・モードでは、メモおよび終日イベントの添付ファイル・アイコンが正しく表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4452439 |
重要ではない繰返し期限のエラー・メッセージが表示されました。 |
10.1.2 |
4460917 |
スタンドアロン・システムで、サインインの最大試行数を超えると内部サーバー・エラーが発生しました。 |
10.1.2 |
4477892 |
「日付と時間の提案」機能で、複数の終日イベントとメモをブロッキングとして処理していました。 |
10.1.2 |
4539299 |
PPTおよびPDFファイルのダウンロードがサポートされるようになりました。 |
10.1.2 |
4623955、4514575 |
HTTPDエラー・ログ・ファイルに次のエラーが記録されていました。 OH$/OCS1011/ocas/htdocs/ocas//stylesheet/swcada.css 14 0.02% File does not exist: |
10.1.2 |
4554138 |
月ごとの印刷可能なページでは長いタイトルが正しく表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4444212 |
Oracle Calendarによって送信される電子メール通知では、連絡先名ではなく、送信者の電子メール・アドレスのみが表示されていました。 |
10.1.2 |
2819777 |
配信リストの電子メール・アドレスを含む会議を参加者として変更すると、配信リストの電子メール・アドレスからドメインが削除されていました。 |
10.1.2 |
4619925 |
Oracle Connector for Outlookで作成された定期的な会議には、添付ファイルのアイコンが表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4587606 |
Oracle Calendarアプリケーション・システムおよびocheckletのポート番号が、Enterprise Managerコンソールに正しく報告されていませんでした。 |
10.1.2 |
4524511 |
デスクトップ・クライアントで作成された繰返しイベントの詳細を、Oracle Calendar Webクライアントで削除できませんでした(ただし、変更は可能でした)。この状況は、1つまたはすべてのインスタンスを更新した場合に発生しました。 |
10.1.2 |
4355667 |
Oracle Calendar Serverでサポートされているリソース名の完全な長さが、Oracle Calendar Webクライアントでもサポートされています。 |
10.1.2 |
3413063 |
グローバリゼーション: トルコ語のOracle Calendar Webクライアントでは、標準版のオンライン・ヘルプへのリンクは、実際にはアクセス可能なバージョンのヘルプにリンクしていました。 |
10.1.2 |
4391625 |
グローバリゼーション: トルコ語のオンライン・ヘルプでは、不適切に太字になっている部分がありました。 |
10.1.2 |
4359292 |
グローバリゼーション: 韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語およびロシア語のオンライン・ヘルプでは、著作権の期間が間違っていました。 |
10.1.2 |
4359056 |
Oracle Calendar Webクライアントの一部のセキュアな構成では、(セキュリティおよびプライバシ上の理由で)添付ファイルがクライアントのディスクでキャッシュされない場合があります。Internet Explorerの不具合のため、ブラウザを使用して添付ファイルをインラインで開くことができません。たとえば、エントリからテキストの添付ファイルを開くことはできません(デフォルトのテキスト・エディタ・アプリケーションは起動しますが、ファイルが見つからないというエラーが生成されます)。(4704943)
SSLをデプロイしている場合、添付ファイルをディスクにダウンロードしようとしても失敗します。
Microsoft Internet Explorerの不具合の詳細に関する次のドキュメントは、Microsoft社のナレッジ・ベース記事の中にあります。
『"Internet Explorer Cannot Download" Error Message When You Use an HTTPS URL to Open an Office Document or PDF File:』
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;812935
『INFO: Prevent Caching When You Download Active Documents over SSL:』
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;815313
『Internet Explorer file downloads over SSL do not work with the cache control headers:』
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;323308
この問題の回避策は2つあります。1つは別のブラウザを使用すること、もう1つはキャッシュの設定を緩やかにすることです。キャッシュの設定を緩やかにする方法の詳細は、『Oracle Collaboration Suiteセキュリティ・ガイド』の第2章の「Microsoft Internet Explorerに関するセキュリティの問題」を参照してください。
次の表に、Oracle Calendar Webクライアントの既知の問題を示します。
注意: 既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.html ファイルが含まれています。 |
表5-9 Oracle Calendar Webクライアントの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
「アラームと通知の配信」チェック・ボックスを選択していて、配信間隔の開始と終了を午前12:00に設定していると、ワイヤレス・アラームが配信されません。 |
この問題には、次の2つの回避策があります。 回避策1: 配信間隔の開始と終了を午前12:00に設定しているときに、ワイヤレス・アラームを有効にするには、「アラームと通知の配信」チェック・ボックスの選択を解除します。 回避策2: 「アラームと通知の配信」チェック・ボックスを選択しているときに、ワイヤレス・アラームを有効にするには、配信間隔を別の値に設定します。たとえば、配信間隔の開始を午前12:00に、終了を午後11:59に設定します。 |
4561312 |
Netscape 7.1およびMozilla 1.6では、添付ファイルを右クリックしてディスクに保存することはできません。 |
添付ファイルを左クリックし、直接開きます。 |
3793972 |
添付ファイルの削除を選択した後、「取消」をクリックしても、添付ファイルは削除されます。 |
なし。 |
4475371 |
標準の繰返し会議を繰返しのWeb会議に変更すると、エラーが発生することがあります。特に、変更対象が外部参加者のいる会議であり、管理者がWeb会議に外部ユーザーを招待できないようにしている場合は、エラーが発生します。 |
会議から外部参加者を削除し、会議を更新します。その後、Web会議になるよう会議を変更します。 |
4307391 |
イベントの個人情報(アラームや個人メモなど)を変更すると、電子メール通知がイベントの全参加者に送信されることがあります。(これらの通知には、個人情報は含まれません。) |
「プリファレンス」の「電子メールを参加者に送信」の下にある「エントリの編集時」オプションを選択解除します。 |
4378484 |
12時間制(午前/午後)の時間形式を使用している場合、スケジューラで会議の開始時間として午前12:30を選択できないことがあります。 |
24時間制の時間形式を使用します。 |
4334695 |
「グループの管理」では、結果を1つしか返さない検索の後にも、不要な2つ目の情報のボタンが表示されます。このボタンを選択するとエラーが表示されます。 |
なし。 |
4680304 |
次の表に、Oracle Calendar Webクライアントのグローバリゼーション関連の問題を示します。
注意: 既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.html ファイルが含まれています。 |
表5-10 Oracle Calendar Webクライアントのグローバリゼーション関連の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
会議を作成して「電子メールを参加者に送信」を選択した場合、メールの送信時にマルチバイトの表示名が正しく表示されません。 |
|
4659913、3321244、4323889 |
異なるロケールのシステムにダウンロードすると、ASCII以外の添付ファイル名が判読できなくなることがあります。 |
なし。 |
5160775 |
Oracle Calendar Webクライアントによって送信されたマルチバイト文字のICSおよびVCS添付ファイルが破損することがあります。 |
なし。 |
3481521、4275399 |
ハンガリー語のオンライン・ヘルプでは、用語集および索引がアルファベット順にソートされません。 |
なし。 |
4359263 |
トルコ語、簡体字中国語、韓国語、日本語、ハンガリー語およびギリシャ語では、タイムゾーン表がソートされません。 |
なし。 |
4359370 |
簡体字中国語の添付ファイル名は、ダウンロード中に判読できません。 |
なし。 |
4680104 |
Internet Explorerで文字コード5cを含む日本語の添付ファイルのダウンロード中は、ファイル名を判読できません。 |
添付ファイルのダウンロードにはMozilla Firefoxを使用してください。 |
4713762 |
ローカライズ版のOracle Calendar Webクライアントのヘルプに、Web会議キーはクライアントが指定しなければ自動的に生成されるという記述がありません。(4367351)
次の項では、Oracle Calendar Webサービスのリリース・ノート情報について説明します。
この項では、Oracle Calendar Webサービスの新機能について説明します。
プロキシ認証が完全に文書化されました。
Summary SOAP操作が追加されました。
Search SOAP操作にUltra Search機能が追加されました。
Search SOAP操作に次のオプション・プロパティが追加されました。
x-oracle-limitattendees
x-oracle-overlap
CalendarデータのXMLデータ形式にOracle Real-Time CollaborationのxCalプロパティが追加されました。たとえば、Web会議を作成できるようになりました。
追加のモジュールおよびエラー・コードが加わりました。
現時点で、Oracle Calendar Webサービスに関して文書化された解決済の問題はありません。更新については、http://www.oracle.com/pls/cs101/installでOracle Collaboration Suiteの最新版のリリース・ノートをチェックしてください。
次の表に、Oracle Calendar Webサービスの既知の問題を示します。
注意: 既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.html ファイルが含まれています。 |
次の項では、Oracle Mobile Data Syncのリリース・ノート情報について説明します。
この項では、Oracle Mobile Data Syncの新機能について説明します。
注意: その他の新しい機能は、Oracle Calendar Server 10.1.2.x累積パッチを適用すると使用できます。これらの新機能は、2.2「Oracle Calendar Server累積パッチ」に記載されています。 |
新しいデバイス認証
Nokia 6020、6021、6230i、6260、6680、6822、7260、7270、7610、9300
Siemens C65、CX65、S65、S66、SX1
Sony Ericsson K700i、K750i、S700i、S710a、Z600、Z500、Z800i
Blackberry 6200、7200
インスタンスごとの詳細および個人メモのサポート
Oracle Mobile Data Syncに、インスタンスごとの会議詳細を追加できる機能が加わりました。定期的な会議を作成する際、会議の予定表などの詳細をインスタンスごとにカスタマイズできます。また、自分が所有していない会議に個人メモを追加できます。追加した個人メモは、次回Oracle Calendar Serverと同期化したときにも、自分のデバイスに保持されます。
複数日にわたるイベントを複数のOracle Calendarクライアントに一貫して表示
Oracle Connector for Outlookでスケジュールされた複数日にわたるイベントが、すべてのOracle Calendarクライアントに正しく表示されるようになりました。したがって、参加者の予定表の時間がイベントでふさがっているように見えることはありません。この機能はデバイスの機能に基づいたものですので注意してください。
新しい認証方法
以前のバージョンのOracle Mobile Data Sync(旧Oracle Sync Server)では、ユーザーの認証にSingle Sign-Onパスワードが使用されていました。Oracle Mobile Data Sync 10gでは、Oracle Mobile Collaborationのワイヤレスの数値PINを使用した認証がサポートされています。ユーザーは、Oracle Mobile Collaborationの「ワイヤレス: プリファレンス」ページでこのPINを作成できます。
Oracle Collaboration Suite 10gリリース1へのアップグレード時、Single Sign-On認証は有効なままです。新しいOracle Collaboration Suite 10gリリース1インストールでは、デフォルトでPIN認証が使用されます。管理者は、Oracle Calendar Serverのunison.ini
ファイルのsyncml_authcredlabel
パラメータを編集することで、2つの認証方法を切り替えできます。syncml_authcredlabel
パラメータの詳細は、『Oracle Calendarリファレンス・マニュアル』のサーバーの動作の制御に関する項を参照してください。
注意: (Oracle Calendarアプリケーション・システムの一部としての)スタンドアロン・インストールのOracle Mobile Data Syncでは、PIN認証を使用しません。ユーザーは、Oracle Calendar Serverのパスワードを使用してサインインする必要があります。 |
表5-12に、Oracle Mobile Data Syncの解決済の問題を示します。
表5-12 Oracle Mobile Data Syncの解決済の問題
説明 | 解決したリリース | バグ番号 |
---|---|---|
すべてのデバイス Oracle Mobile Data Syncの安定性が増しました。 |
10.1.2 |
4655698、4654968、4630413 |
すべてのデバイス どのデバイスでも、繰返し会議のインスタンスを別のインスタンスとして同じ日時に移動しても、Mobile Data Syncサーバーではイベントは移動されていないと認識され、すべてのインスタンスが破損されずに維持されました。ただし、同期後も、デバイスではイベントは移動中と表示されました。 |
10.1.2 |
4546814 |
すべてのデバイス すべてのデバイスで、間違ったパスワードを使用して同期化しようとすると、エラーが発生し、アカウントがロックされることがありました。 |
10.1.2 |
4473869 |
すべてのデバイス すべてのデバイスで、タイムゾーンがUTCに対してプラスの場合(たとえば、オーストラリアのシドニーのタイムゾーンは、7月中はUTC + 10時間)、定期的な終日イベントは重複することがありました。 |
10.1.2 |
4376222 |
すべてのデバイス 連絡先の名前で特定の句読点を使用すると、同期化エラーとパフォーマンスの問題が発生することがありました。 |
10.1.2 |
4602595 |
すべてのデバイス デバイスからサーバーに対して同期化すると、月次の定期的な会議が週次になりました。 |
10.1.2 |
4491907 |
すべてのデバイス 改行文字( |
10.1.2 |
4528730 |
Blackberry Consilient社のBlackberry 7200および6200シリーズのクライアントが動作保証されました。 |
10.1.2 |
4301300 |
Blackberry
|
10.1.2 |
4460983 |
Blackberry Calendar Administratorで作成した休日はBlackberryデバイスと同期化されませんでした。 |
10.1.2 |
4463213 |
Blackberry Blackberryデバイスで、 |
10.1.2 |
4583044 |
Blackberry Blackberryデバイスで、デスクトップ・クライアントを使用して繰返し会議や終日イベントのインスタンスを変更すると、前に変更した他のインスタンスが元の設定に戻りました。これにより、同期化エラーも発生しました。 |
10.1.2 |
4536977 |
Blackberry Blackberryデバイスで、同期化の範囲外で作成された定期的なインスタンスを移行すると、同期化されませんでした。 |
10.1.2 |
4583211 |
Blackberry Blackberryデバイスで、デスクトップ・クライアントを使用して繰返しの終日イベントのインスタンスを変更すると、そのインスタンスが複数出現しました。 |
10.1.2 |
4574500 |
Pocket PC 会議のすべてのインスタンスをサーバーから削除し、1つのインスタンスをPocket PCデバイスから削除して同期化を実行すると、サーバーが優先され、すべてのインスタンスがデバイスから削除されますが、デバイスが同期化直前のままでした。 |
10.1.2 |
4596661 |
Pocket PC カレンダ・イベントとSynthesis Pocket PCデバイスの同期化が不完全なことがありました。 |
10.1.2 |
4579962 |
Pocket PC 連絡先WebサイトのURLはPocket PCデバイスからサーバーに対して同期化されませんでした。 |
10.1.2 |
4425611 |
Nokia Nokia 6021が動作保証されました。 |
10.1.2 |
4432816 |
Nokia 3650(ファームウェア3.16) Nokia 3650(ファームウェア3.16)では、改行が予期しない文字に変換されていました。 |
10.1.2 |
4605268 |
Nokia 6021 Nokia 6021デバイスでは、同期化に時間がかかるために、名、ミドル・ネームおよび姓からなる連絡先が重複しました。重複した連絡先の姓は、元の連絡先のミドル・ネームと姓を組み合せたものでした。 |
10.1.2 |
4453077 |
Nokia Nokia 6021では、週次の定期的な会議をデバイスからサーバーに対して同期化できませんでした。 |
10.1.2 |
4447530 |
すべてのデバイス デバイスからサーバーに対する年次の定期的な会議の同期化に問題がありました。 |
10.1.2 |
4473728 |
Nokia 7250 誕生日がデバイスからサーバーへ2日間のイベントとして同期されていました。 |
10.1.2 |
4596578 |
Nokia 9500 Nokia 9500のタイムゾーン・サポートが最新のデバイス・ファームウェアに合せて調整されました。 |
10.1.2 |
4552200 |
Synthesisを使用するデバイス バージョン2.5.0.46のSynthesis SyncML Clientが動作保証されました。 |
10.1.2 |
4542060 |
Synthesisを使用するデバイス 連絡先のプライベート・プロパティが同期されませんでした。 |
10.1.2 |
3750155 |
Nokia 40シリーズ(6020、6021、6800、6810、6820、7250、7260、7650) 定期的なイベントのインスタンスがNokia 40シリーズのデバイスで変更されると、インスタンスのステータスが同期後に「仮予約」に変わりました。 |
10.1.2 |
4463694 |
Blackberry 繰返しの終日イベントのインスタンスがBlackberryデバイスで移動(シフト)されると、そのシフトがその他すべてのインスタンスに適用されました。 |
10.1.2 |
4480309 |
Blackberry 繰返し会議のインスタンスがBlackberryデバイスで変更されると、その変更は同期化されず、インスタンスは前の状態に戻りました。 |
10.1.2 |
4536431 |
次の表にOracle Mobile Data Syncの既知の問題を示します。
注意: 既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.html ファイルが含まれています。 |
表5-13 Oracle Mobile Data Syncの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
すべてのデバイス すべてのデバイスで、タスクになんらかの変更を加えてから同期化すると、サーバーの完了率が0にリセットされることがあります。 |
なし。 |
4447063 |
Blackberry Blackberryデバイスで作成されたイベントは、Oracle Calendarクライアントを使用して変更し、デバイスを使用すると、重複することがあります。 |
なし。 |
4417008 |
Nokia 9300 定期的なイベントのインスタンスをサーバーから削除したとき、Nokia 9300デバイスでは同期後にその一部がまだ表示されています。これはデバイスの問題です。 |
なし。 |
4325073 |
Nokia 9300 Nokia 9300デバイスでは、連絡先がサーバーで変更され、デバイスに対して同期化された場合、デバイスで重複した電子メール・アドレスが作成されます。これはデバイスの問題です。 |
なし。 |
4340937 |
Palm Palmデバイスでは、同期化に時間がかかるために、24時間会議が重複します。 |
なし。 |
4316054 |
Palm Treo650などの最近のPalmデバイスでは「場所」フィールドをサポートしていますが、Palm用のSynthesis同期クライアントはサポートしていません。 |
なし。 |
4438224 |
Pocket PC 2002 Synthesis SyncML Clientのバージョン2.1を使用するPocket PC 2002デバイスでは、同期化を試みると、Synthesisクライアントが応答しなくなることがあります。これはSynthesisの問題です。 |
Synthesis SyncML Clientのバージョン2.5を使用します。これが不可能な場合は、手動でインターネットに接続し(たとえば、GPRSを使用)、もう一度同期化を試みます。同期化は成功します。 |
4338100 |
Siemens C65 Siemens C65デバイスでは、イベント・アラームの発行後に同期化を行うと、そのイベントはUTC時間に対して重複します。これはデバイスの問題です。 |
なし。 |
4379151 |
Siemens C65およびS65 Siemens C65およびS65デバイスでは、終日イベントの同期化はサポートされていません。これはデバイスの問題です。 |
なし。 |
4332441、4332428、4332497 |
Sony Ericsson S700i Sony Ericsson S700iデバイスでは、タスクの終了予定日がサーバーに対して同期化されません。これはデバイスの問題です。 |
なし。 |
4345002 |
次の項では、Oracle Connector for Outlook 10.1.2のリリース・ノート情報について説明します。
インストール
24の言語でインストーラを実行できます。
インストール後に言語を追加できます。
PRFファイルを使用して、インストール後にプロファイルを追加作成できます。
インストールおよび構成の手順が簡略化されました。
より高度なシステム権限でインストールできます。
修復ウィザードを使用してインストールを修復できます。
構成およびデプロイ
プロファイル作成ウィザード
PRFファイル作成ウィザード
Oracle Connector構成ウィザードでPRFファイルを使用してプロファイル構成を迅速化するオプション
ローミング・プロファイルのサポート
Citrix認証
IMAPネームスペース接頭辞
IMAPフォルダ・マッピング
トラブルシューティング
オラクル社カスタマ・サポート・センターに送信可能なログ・ファイルおよびレポートを生成できます。
クライアントUIを介してロギング・パラメータおよびログ・レベルを構成します。
機能
グローバル・アドレス一覧(GAL)における配信リストの参照をサポートします。
DLのメンバーシップを表示できます。
ユーザー、リソースおよび配信リストの名前解決が改善されました。
ユーザー・プロパティ・ページを使用して組織の階層をナビゲートできます。
リソース・プロパティ・ページに追加情報が表示されます。
GALの容量を64K超に増やすことができます。
複数日にわたる終日イベントをサポートします。
イベントのインスタンスごとの詳細および個人メモをサポートします。
定期的なWeb会議に関する通知が簡素化されました。
サーバー側ルールをインポートおよびエクスポートできます。
Outlook 2000および2002でメッセージ・グループ(Microsoft Outlookのグループ化機能)を使用できます(これまで使用できたのはOutlook 2003ユーザーのみでした)。
連絡先を共有できます。
すべてのOutlookデータ・タイプ(カレンダ、タスク、電子メール・メッセージ、連絡先など)のOutlookデータ・フォルダを任意のIMAPフォルダ内に作成し、共有できます。
ナビゲーション・ペインで所有者別にグループ化された新しい共有フォルダ・リストにより、別のユーザーのフォルダを簡単に開けるようになりました。
連絡先から短縮ダイアル・リストを作成できます。
連絡先に写真を追加できます。*
カレンダを並べて表示できます。*
電子メール送信時にOracle Connector for Outlook以外のサービス・プロバイダを選択できます。
注意: *これらの機能はOutlook 2003でのみ使用可能です。 |
パフォーマンスの最適化
サイズの大きな電子メールを送信する際のUIの応答速度が改善されました。
GALによるRAM使用量が減少しました。
GALのダウンロードを取り消すことができます。
IMAPトラフィックが最適化されました。
表5-14に、Oracle Connector for Outlook 10.1.2の解決済の問題を示します。
表5-14 Oracle Connector for Outlook 10.1.2の解決済の問題
説明 | 解決したリリース | バグ番号 |
---|---|---|
Outlook 2003 SP2を使用して参加者が会議を承認すると、その会議が削除されてコピーが作成されました。 |
10.1.2 |
4650084 |
異なるタイムゾーンで作成された休日を承認すると、エラーが表示されていました。 |
4486544 |
|
Oracle Connector for Outlookでボイスメールの「応答メッセージ」オプションを選択したときに、このタイプの応答メッセージが記録されていなかった場合は、予期しないエラーが発生していました。 |
10.1.2 |
4332433 |
日本語文字のために、電子メール本体で切捨てが発生する行がありました。 |
10.1.2 |
4347951 |
Oracle Connector for Outlookを使用し、別のユーザーの編集者として、他のユーザーにかわって会議に個人メモを追加し、予定表をリフレッシュすると、一定の条件の下で、会議が予定表のビューから消えることがありました。 |
10.1.2 |
4300760 |
ローカルに作成された配信リストにMicrosoft WordやExcelから添付ファイルを送信すると、エラーが発生しました。 |
10.1.2 |
4541598 |
特定のシナリオで、共有フォルダについて表示されるメール・サーバーの割当て制限の値が誤っていました。 |
10.1.2 |
4303825 |
Oracle Connector for OutlookをMicrosoft Outlook 2000とともに使用して「予定表」フォルダ内の項目を検索しようとした場合、検索条件の入力後に得られる結果は正しくありませんでした。テキスト文字列に一致する会議だけではなく、すべての会議が表示されました。 |
10.1.2 |
4422517 |
GMT +9.30(アデレード)タイムゾーンでメモまたは終日イベントを作成すると、Oracle Connector for Outlookではエントリが正しい日付で表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4443313 |
代理は、日表示から共有カレンダを印刷できませんでした。 |
10.1.2 |
4551609 |
別のユーザーの受信フォルダを開くと、会議出席依頼が期間14日間まで表示されました。 |
10.1.2 |
4550149 |
特定のシナリオで、EML添付ファイルを含む電子メールを転送できませんでした。 |
10.1.2 |
4531177 |
特定のシナリオで、電子メールの再送信の際にメール・リストIDが追加され、電子メールが配信されませんでした。 |
10.1.2 |
4580523 |
Oracle Connector for Outlookの「プロファイルの設定」ダイアログ・ボックスで、「IMAP4」タブの「設定」をクリックすると「ローカル・メールボックス・キャッシュ」ダイアログ・ボックスに表示される、「フォルダ選択時にメッセージの変更および削除をチェック」オプションのデフォルト値がtrue(選択)になりました。 |
10.1.2 |
4582942 |
特定のシナリオで、オフラインで作成された電子メール・フォルダが、アップロードすると表示されなくなりました。 |
10.1.2 |
4594970 |
「ツール」メニューの「IMAP4フォルダ」サブメニューで、デフォルトの表示オプションが、「プライベート」フォルダについては「すべて表示」に、「パブリック」および「共有」フォルダについては「サブスクライブ済」に設定されていました。 |
10.1.2 |
4607563 |
異なるタイムゾーンで作成された定期的な会議のiCalendar通知が、適切な時間で保存されませんでした。 |
10.1.2 |
4610774 |
Oracle Connector for OutlookでのGnuPG暗号化ができませんでした。 |
10.1.2 |
4568350 |
管理者は、ユーザーのカレンダ・フォルダに使用する時間範囲を上書きできませんでした。 |
10.1.2 |
4614017 |
同じフォルダ階層が、ルートと受信ボックス下の2回表示されました。 |
10.1.2 |
4627895 |
特定の条件において、複数の添付ファイルを含む受信ボックス内の電子メールから添付ファイルを削除しようとすると、誤った添付ファイルが削除されました。 |
10.1.2 |
3450389 |
特定のシナリオで、Oracle Connector for Outlookをアップグレードすると、「パスワードを保存」チェック・ボックスを無効にするINI設定が失われました。 |
10.1.2 |
4630375 |
ワシントン大学のIMAP4サーバーに関連する特定のシナリオで、メール・サーバーにフォルダ階層を作成できませんでした。 |
10.1.2 |
4038714 |
特定のPC構成で、MAPISVC.INFを検出できないためにOracle Connector for Outlookインストールが失敗しました。 |
10.1.2 |
4658394 |
この項では、Oracle Connector for Outlook 10.1.2の既知の制限および回避策について説明します。
GAL DLメンバーは、Oracle Calendar Serverアカウントを持っている場合にのみ表示されます。
「Oracle Calendar Appointmentフォーム」の「出席者の予定」タブ、または「メッセージ受信者」リストでGAL DLを拡張できません。DLのメンバーのリストを表示するには、DLを選択し、「プロパティ」をクリックします。DLを会議に招待することもできます。会議をスケジュールした後、連絡先に追加可能な個々のメンバーを表示できます。
複数のGALエントリに同じ電子メール・アドレスを割り当てると、会議をスケジューリングしたときに予期しない結果になることがあります。各GALエントリの電子メール・アドレスが一意であることを確認してください。
すべてのOutlookデータ・タイプ(カレンダ、タスク、電子メール・メッセージ、連絡先など)のOutlookデータ・フォルダを任意のIMAPフォルダ内に作成し、共有するための記憶域が追加されました。この機能を使用するためには、Oracle Collaboration Suite 10g Connector for OutlookをOracle Collaboration Suite 10gメール・サーバーに接続する必要があります。
次のような制限があります。
作成したデータ・フォルダに電子メール・メッセージとして格納されている会議に対して、Web会議はサポートされません。
これらのOutlookデータ・フォルダに作成された会議出席依頼は、Oracle Calendar Serverでは追跡されません。Outlookのデフォルトの「予定表」フォルダで、外部参加者のステータスを手動で追跡できます。受信者は電子メール・メッセージでのみ通知され、Outlookの会議出席依頼は受信しません。
IMAPベースのOutlookデータ・フォルダに格納された時間指定イベントを終日イベントに、終日イベントを時間指定イベントに変換できます。これは、Outlookのデフォルトの「予定表」フォルダの場合と異なります。デフォルトの「予定表」フォルダではこのような変換はできません。
デフォルトの「予定表」フォルダの場合とは異なり、ユーザーを必須参加者または任意参加者として会議に招待できます。Outlookデータ・フォルダはOracle Calendar Server上にないため、参加者のステータス設定が保存されます。ただし、「返信状況」設定を手動で変更しないかぎり、参加者の返信は追跡できません。
Outlookデータ・タイプにかかわらず、連絡先へのリンクはOutlookデータ・フォルダに保存されません。連絡先名のみが表示されます。
Outlookデータ・タイプにかかわらず、別のDLへのDLの挿入はOutlookデータ・フォルダではサポートされません。
次の表に、Oracle Connector for Outlook 10.1.2の既知の問題を示します。
注意: 既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.html ファイルが含まれています。 |
表5-15 Oracle Connector for Outlook 10.1.2の既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Connector for OutlookをMicrosoft Outlook 2003とともに使用する場合、「迷惑メール」フォルダに関連した一部の機能が働きません。 |
なし。 |
3274595 |
特定のシナリオで、GALダウンロードを取り消すとGALが部分的にダウンロードされ、一部のエントリが欠落する結果になります。 |
GALダウンロードを取り消すと、同期化が中断されるため、部分的にダウンロードされたGALの一部のエントリが欠落するのは自然なことです。 |
4311524 |
Oracle WebMailの「住所2」フィールドは、Oracle Connector for Outlookの連絡先の「住所」フィールドと同期化されません。 |
このフィールドが同期化されないのは、Oracle Connector for Outlookの連絡先に対応する「住所2」フィールドがないためです。 |
4475047 |
Oracle Connector for Outlook 10.1.3は2006年の夏にリリースされ、いくつかの新機能とバージョン10.1.2から強化された機能を含んでいます。Oracle Collaboration Suiteユーザーには、Oracle Connector for Outlook 10.1.3にアップグレードすることをお薦めしますが、10.1.2を使用し続けることもできます。
次の項では、Oracle Connector for Outlook 10.1.3のリリース・ノート情報について説明します。
構成およびデプロイ
プロファイル内における一意のサービスの認識のサポート
POPメール・サーバーのサポート
オフライン・フォルダの自動更新を構成するための複数オプション
「バージョン情報」ダイアログ・ボックス、または更新可能な時期を通知する新しいシステム・トレイ・アイコンから自動更新をインストールする機能
サーバーのステータス情報を表示する新しいシステム・トレイ・アイコン
トラブルシューティング
ログの生成と、Oracleサポート・サービスへのフィードバックが可能な新しいインタフェース
エラー診断用ログ・ファイルの詳細な記述を有効にするオプション
レポート・パッケージの生成時に使用可能な追加の詳細情報
機能
Outlookと動作するサード・パーティ製品のサポートの改善
Microsoft Exchangeを使用したOutlookで使用可能な機能の追加サポート
個人フォルダをリセットする前にバックアップするオプション
強化されたユーザー・フィードバックの対話型のプログレス・バー
オフラインで作業中にメッセージを送受信する機能
カレンダ・フォルダの表示範囲をカスタマイズする機能
リンク・オブジェクトと埋め込みオブジェクトのメッセージへの添付のサポート
電子メールおよび会議出席依頼で配信リストを拡張する機能
Outlookのすべてのデータ・ファイル・タイプの添付および転送のサポート
メッセージの自動プレビューのサポート
サイズの大きいメッセージを開くことを取り消す機能
リッチ・テキストで送信した電子メールの書式を保存する機能
オプションを構成するためのインタフェースのナビゲート性の向上
パフォーマンスの最適化
電子メールとカレンダ・サーバーを同時にアクセスする機能
オフライン用に開いたメッセージを自動的に同期化する機能
名前解決を取り消す機能
グローバル・アドレス一覧(GAL)またはメッセージ・ヘッダーのダウンロード中にOutlookでの作業(メッセージを開くなど)を続行する機能
複数のメール・フォルダを同時にロードする機能
最初に最新のメッセージをダウンロードする機能
次の表に、Oracle Connector for Outlook 10.1.3の解決済の問題を示します。
表5-16 Oracle Connector for Outlook 10.1.3の解決済の問題
説明 | 解決したリリース | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Connector for Outlookで送信されたマルチバイト文字のメッセージが、一部のサード・パーティの電子メール・アプリケーションで解読できませんでした。 |
10.1.3.0.6 |
5585870 |
携帯情報端末(PDA)とOracle Connector for Outlookを同期させると、予測不可能な結果となることがありました。 |
10.1.3.0.6 |
5690424 |
マルチバイト・メッセージが、プレーン・テキストで送信され、UTF-8でエンコードされた場合、Oracle Connector for Outlookでは解読できませんでした。 |
10.1.3.0.6 |
5569764 |
ISO-2022-JPでエンコードされたメッセージ本文が、Oracle Connector for Outlookで解読できない場合がありました。 |
10.1.3.0.6 |
5691187 |
トラブルシューティング・レポートを生成すると、デフォルトで最初のログ・ファイルが選択されます。これは、ファイルが選択されていない場合に発生する問題を回避するためです。 |
10.1.3.0.6 |
5687706 |
iCalの添付ファイルを含む招待状に応答すると、突然Oracle Connector for Outlookが停止しました。 |
10.1.3.0.6 |
5685571 |
サーバーが構成されていないエントリ(24時間以上にわたる会議など)をアップロードしようとしても、エラー・メッセージが表示されませんでした。 |
10.1.3.0.6 |
5685778 |
IMAP4サーバー上のメッセージ本文で日本語のテキストを検索できませんでした。 |
10.1.3.0.6 |
5706427 |
Outlookのconduitを使用するPalmデバイスは、Oracle Connector for Outlook 10.1.3と同期できませんでした(以前は10.1.2と同期できました)。 |
10.1.3.0.6 |
5672198 |
マルチバイト文字が含まれ、8ビット文字エンコードでエンコードされたテキストを含む受信電子メール・メッセージは解読できませんでした。 |
10.1.3.0.6 |
5042240 |
特定のシナリオで、Outlookの英語以外のバージョンを使用する際に、Oracle Connector for Outlookの旧バージョンからアップグレードする場合、アップグレードによって、Outlookの特殊なフォルダをIMAP4フォルダにマップする既存の設定が無効になることがあります。 |
10.1.3 |
5436819 |
特定のシナリオで、グローバル・アドレス一覧(GAL)のダウンロードを取り消すとGALが部分的にダウンロードされ、一部のエントリが欠落する結果になります。 |
10.1.3 |
4311524 |
「Oracle Calendar Appointmentフォーム」の「出席者の予定」タブ、または「メッセージ受信者」リストでグローバル・アドレス一覧(GAL)配信リストを拡張できません。 |
10.1.3 |
3973306 |
次の表に、Oracle Connector for Outlook 10.1.3の既知の問題を示します。
この項には、次のOracle Calendarデスクトップ・クライアントに関連したリリース・ノートの問題がまとめられています。
次のトピックではOracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxのリリース・ノート情報について説明します。
スケジューリング
Oracle Web会議をスケジュールできます。
外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。
参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。
複数日にわたるメモおよび終日イベントをサポートします。*
注意: *この機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。 |
検索
予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。
予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。
インスタンスごとの機能
予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*
予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*
注意: *これらの機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。 |
オフライン機能
Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。
オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。
プリファレンス
電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。
起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。
エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。
エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。
デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。
参加者の状態を印刷できます。
表5-19に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの解決済の問題を示します。
表5-19 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの解決済の問題
説明 | 解決したリリース | バグ番号 |
---|---|---|
次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされませんでした。
|
10.1.2 |
4452943 |
イベント・エディタを介して休日に返信すると、アプリケーションが突然終了していました。 |
10.1.2 |
4652502 |
ポインタがメモに合っている時にマウスをスクロールすると、ポップアップ・ウィンドウが複数表示されていました。 |
10.1.2 |
4647634 |
参加者リストが空の時に「Remove」ボタンをクリックしても、アプリケーションが応答しませんでした。 |
10.1.2 |
4639729 |
特定のシナリオで、繰返し会議の1つ以上のインスタンスの開始時間または所要時間を変更できませんでした。 |
10.1.2 |
4626025 |
特定のシナリオで、アプリケーション・ウィンドウを最小化しても、その日の予定のビューが表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4609998 |
特定のシナリオで、会議を表示して「Advanced」メニューから「Linked Tasks」を選択すると、デスクトップ・クライアントにより警告が表示されました。 |
10.1.2 |
4594948 |
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxでの作業中に、予定表のエントリでスクロールできませんでした。 |
10.1.2 |
4580000 |
プリファレンスで名前の書式がリソース番号を表示するように構成されていても、イベント・エディタにリソース番号が表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4505044 |
イベント・カレンダとしてログインしているときにグループの作成を試行すると、モジュール・エラーが発生していました。 |
10.1.2 |
4460415 |
特定のシナリオで、別のユーザーのカレンダで代理として作業している際は、会議をエクスポートできませんでした。 |
10.1.2 |
4446520 |
エントリに対して初めて「Repeating」ダイアログ・ボックスが表示された場合、オプションが正しく構成されていても、週末の日には日付が生成されませんでした。 |
10.1.2 |
4177907 |
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxでは、英語のみがサポートされています。
次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの既知の問題を示します。
表5-20 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Linuxの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
「開始日」、「終了予定日」または「完了日」が指定されていないタスクは、iCalendarファイルにエクスポートされません。 |
なし。 |
4345096 |
「<Entry>」ダイアログ・ボックスのサイズを変更すると、アプリケーションが突然終了します。これは断続的に発生します。 |
なし。 |
4222318 |
オフラインGALファイルの現在の場所は変更できません。ファイルは新しい場所にはコピーされず、同じディレクトリに残ります。 |
なし。 |
4301703 |
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域がないのに、「Installation completed」というメッセージがまだ表示されます。 |
システム要件をチェックし、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域があることを確認します。 |
4081802 |
Oracle Calendar Serverのunison.iniファイルで[LIMITS]メール・パラメータがFALSEに設定されていても、「<エントリ>」ダイアログ・ボックスの「アラーム」タブに「電子メール」チェック・ボックスが表示されます。 |
なし。 |
4030578 |
「<エントリ>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。 |
なし。 |
4189176 |
ディレクトリ検索の実行中に、アドレス帳の連絡先の名前が解決されません。 |
なし。 |
3883421 |
イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。 |
なし。 |
3406309 |
受信トレイに表示されるスクロール・バーがマウスと連動しません。 |
なし。 |
4311927 |
次の項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshのリリース・ノート情報について説明します。
スケジューリング
Oracle Web会議をスケジュールできます。
外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。
参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。
複数日にわたるメモおよび終日イベントをサポートします。*
注意: *この機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。 |
検索
予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。
予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。
インスタンスごとの機能
予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*
予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*
注意: *これらの機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。 |
オフライン機能
Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。
オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。
プリファレンス
電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。
起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。
エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。
エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。
デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。
参加者の状態を印刷できます。
表5-21に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの解決済の問題を示します。
表5-21 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの解決済の問題
説明 | 解決したリリース | バグ番号 |
---|---|---|
イベント・エディタで休日に返信を試行すると、アプリケーションが突然終了していました。 |
10.1.2 |
4652505 |
特定のシナリオで、アドレスのプリファレンスの「Personal Address Book」オプションは、変更されると適切な結果が表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4634370 |
複数インスタンスのエントリをオフラインで変更して繰返す日付を追加し、元のインスタンスを削除すると、モジュール・エラーが表示されていました。 |
10.1.2 |
4601916 |
デフォルト以外のスヌーズ・タイムの設定を試行すると、フィールドに任意の数値を入力した際にフィールドのテキスト全体が選択されていました。 |
10.1.2 |
4549904 |
複数のユーザーを返すディレクトリ検索を実行して、リストされたユーザーのいずれかをダブルクリックしても、「User Information」ダイアログ・ボックスは表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4542052 |
特定のシナリオで、受信トレイから複数インスタンスのエントリに返信すると、エラーが表示されていました。 |
10.1.2 |
4514690 |
エントリ数を示すドック内のアイコンが、受信トレイの「New Entries」フォルダの横の数値と対応していませんでした。 |
10.1.2 |
4504587 |
次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされませんでした。
|
10.1.2 |
4452944 |
「Agenda」ビューで時間帯を選択して文字を入力し、予定表の任意の場所をクリックしても、会議が作成されませんでした。 |
10.1.2 |
4443970 |
一部のインスタンスから添付ファイルを削除しても、エントリのすべてのインスタンスに添付ファイルが添付されたままでした。これは、エントリの作成時にのみ発生していました。 |
10.1.2 |
4429685 |
オフラインGALファイルの現在の場所は変更できませんでした。ファイルは新しい場所にはコピーされず、同じディレクトリに残っていました。 |
10.1.2 |
4301701 |
特定のシナリオで、別のユーザーの予定表で休日を作成しても、ビューをリフレッシュするまで休日が表示されませんでした。 |
10.1.2 |
2989871 |
マスター・ノード・サーバーに接続中にディレクトリ検索を実行すると、リモート・ノードのユーザーの隣に(R)が表示されていました。 |
10.1.2 |
2941681 |
出力のレイアウトの名前を変更すると、名前の変更前の修正内容がすべて失われました。 |
10.1.2 |
2892512 |
アドレス帳のカテゴリが正しく機能しませんでした。 |
10.1.2 |
2830426 |
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshでは、英語のみがサポートされています。
次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの既知の問題を示します。
表5-22 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
新規エントリのポップアップ通知が機能しません。 |
なし。 |
2872763 |
「Password」フィールドにユーロ記号を含め、別のプラットフォームを使用してOracle Calendarデスクトップ・クライアントにサインインを試みると、エラー・メッセージが表示されます。 |
なし。 |
2871974 |
長時間バックグラウンドで実行されているアプリケーションを終了すると、予期しない動作が発生することがあります。 |
なし。 |
3024063 |
イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。 |
なし。 |
3406309 |
内部および外部の参加者をコピーし、エントリに貼り付けると、「Details」タブで参加者全員がリストに表示される必要があるときに、内部参加者のみが表示されます。 |
なし。 |
3936388 |
「<エントリ>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。 |
なし。 |
4189177 |
次の項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisのリリース・ノート情報について説明します。
スケジューリング
Oracle Web会議をスケジュールできます。
外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。
参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。
複数日にわたるメモおよびイベントをサポートします。*
注意: *この機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。 |
検索
予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。
予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。
インスタンスごとの機能
予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*
予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*
注意: *これらの機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。 |
オフライン機能
Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。
オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。
プリファレンス
電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。
起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。
エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。
エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。
デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。
参加者の状態を印刷できます。
表5-23に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの解決済の問題を示します。
表5-23 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの解決済の問題
説明 | 解決したリリース | バグ番号 |
---|---|---|
次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされませんでした。
|
10.1.2 |
4452943 |
イベント・エディタを介して休日に返信すると、アプリケーションが突然終了していました。 |
10.1.2 |
4652502 |
参加者リストが空の時に「Remove」ボタンをクリックしても、アプリケーションが応答しませんでした。 |
10.1.2 |
4639729 |
特定のシナリオで、アプリケーション・ウィンドウを最小化しても、その日の予定のビューが表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4609998 |
プリファレンスで名前の書式がリソース番号を表示するように構成されていても、イベント・エディタにリソース番号が表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4505044 |
イベント・カレンダとしてログインしているときにグループの作成を試行すると、モジュール・エラーが発生していました。 |
10.1.2 |
4460415 |
特定のシナリオで、別のユーザーのカレンダで代理として作業している際は、会議をエクスポートできませんでした。 |
10.1.2 |
4446520 |
エントリに対して初めて「Repeating」ダイアログ・ボックスが表示された場合、オプションが正しく構成されていても、週末の日には日付が生成されませんでした。 |
10.1.2 |
4177907 |
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisでは、英語のみがサポートされています。
次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの既知の問題を示します。
表5-24 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Solarisの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
「開始日」、「終了予定日」または「完了日」が指定されていないタスクは、iCalendarファイルにエクスポートされません。 |
なし。 |
4345096 |
オフラインGALファイルの現在の場所は変更できません。ファイルは新しい場所にはコピーされず、同じディレクトリに残ります。 |
なし。 |
4301703 |
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域がないのに、「Installation completed」というメッセージがまだ表示されます。 |
システム要件をチェックし、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントをインストールするコンピュータに十分な領域があることを確認します。 |
4081802 |
Oracle Calendar Serverのunison.iniファイルで[LIMITS]メール・パラメータがFALSEに設定されていても、「<エントリ>」ダイアログ・ボックスの「アラーム」タブに「電子メール」チェック・ボックスが表示されます。 |
なし。 |
4030578 |
「<エントリ>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。 |
なし。 |
4189176 |
ディレクトリ検索の実行中に、アドレス帳の連絡先の名前が解決されません。 |
なし。 |
3883421 |
イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。 |
なし。 |
3406309 |
次の項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsのリリース・ノート情報について説明します。
スケジューリング
Oracle Web会議をスケジュールし、参加できます。
外部参加者の電子メール・アドレスを使用するか、グローバル・アドレス一覧(GAL)または個人アドレス帳で外部参加者を選択して、外部参加者を予定表のエントリに組み込むことができます。
参加者名からアドレス帳に新規連絡先を追加できます。
参加者またはアドレス帳の連絡先にインスタント・メッセージを送信できます。
複数日にわたるメモおよびイベントをサポートします。*
個人アドレス帳を使用するかどうかを「オプション」ダイアログ・ボックスで選択できます。
注意: *この機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。 |
検索
予定表のエントリにユーザーを追加する際、Oracle Calendar Serverに加えてGALおよび個人アドレス帳を検索できます。
予定表やタスクを開く、エントリにユーザーを追加する、ユーザーを検索するといった場合の名前のオート・コンプリート・オプション。
インスタンスごとの機能
予定表のエントリに対してインスタンスごとの詳細を作成できます。*
予定表の任意のエントリに対してインスタンスごとの個人メモを作成できます。*
注意: *これらの機能は、Oracle Calendar Serverのリリース10.1.1以上でのみ使用可能です。 |
オフライン機能
Oracle Calendar Serverにアクセスできないときはオフラインに切り替えるよう促し、カレンダ・サーバー接続がリストアされると再接続するよう促します。
オフライン・パスワードをオンライン・パスワードと同期化できます。
プリファレンス
電子メールによるアラームおよび通知を代替電子メール・アドレスに送信できます。
起動時のポップアップ・アラームを有効化または無効化するプリファレンス。
エントリへの返信をエントリ作成時に設定できます(空き時間情報を含む)。
エントリの所有者が外部参加者への返信ステータスを設定できます。
デフォルトで時間指定のないタスクを作成できます。
参加者の状態を印刷できます。
表5-25に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの解決済の問題を示します。
表5-25 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの解決済の問題
説明 | 解決したリリース | バグ番号 |
---|---|---|
タイトルのないWeb会議に関連する会議には返信できませんでした。 |
10.1.2 |
4590262 |
日本語でデスクトップ・クライアントを使用すると、「元のパスワードが無効です」というエラー・メッセージが常に表示されていました。 |
10.1.2 |
4564873 |
特定のシナリオで、会議を作成すると、リソースの設定で競合が発生しました。 |
10.1.2 |
4524495 |
特定のシナリオで、オフラインで行われた変更の更新を試行しても、調整ダイアログ・ボックスが表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4489034 |
複数インスタンスのエントリをオフラインで変更して繰返す日付を追加し、元のインスタンスを削除すると、モジュール・エラーが表示されていました。 |
10.1.2 |
4463963 |
適切なアクセス権を付与されていない場合に代理としてタスクの作成を試行すると、不正なエラー・メッセージを受信しました。 |
10.1.2 |
4460682 |
オフライン作業中は個人メモが予定表ビューに表示されませんでした。 |
10.1.2 |
4459972 |
「ファイル」メニューの印刷選択オプションが、「アドレス帳」ビューで機能しませんでした。 |
10.1.2 |
4452882 |
次の連絡先フィールドはvCardファイルにインポートされませんでした。
|
10.1.2 |
4447725 |
一部のインスタンスから添付ファイルを削除しても、エントリのすべてのインスタンスに添付ファイルが添付されたままでした。これは、エントリの作成時にのみ発生していました。 |
10.1.2 |
4429704 |
タイムゾーンの変更後に既存のエントリから電子メールを送信すると、「メール・メッセージ」ダイアログ・ボックスのメッセージ・テキストに、間違った日付が表示されることがありました。 |
10.1.2 |
4421639 |
ユーザー名の書式に冗長なカンマがあると不適切な名前になりました。 |
10.1.2 |
4407656 |
ログイン時にオフライン・ファイルを使用するかどうかを尋ねられた時に「いいえ」を選択しても、「オプション」ダイアログ・ボックスの個人アドレス帳チェック・ボックスが選択されたままでした。 |
10.1.2 |
4248780 |
この項では、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の制限および回避策について説明します。
アップグレード
旧リリースのOracle Calendarデスクトップ・クライアントからのアップグレードは、元のプロファイル(つまり、当初アプリケーションをインストールしたユーザー)を使用して行う必要があります。インストール内容を正しくアップグレードするために、元のアカウントを使用してアップグレードしてください。元のアカウントを使用してアップグレードしない場合は、元のアカウントを使用してOracle Calendarデスクトップ・クライアントをアンインストールしてから再インストールする必要があります。
言語サポート
Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsでは、英語、フランス語、ドイツ語および日本語のみがサポートされています。
次の表に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の問題を示します。
表5-26 Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Windowsの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
予定表のサイズによっては、初回のダウンロードに時間がかかることがあります。 |
なし。 |
4429644 |
Macintosh上のiCalアプリケーションで生成された一部のICSファイルは、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにはインポートできません。 |
なし。 |
3608386 |
Oracle Calendar Serverのunison.iniファイルで[LIMITS]メール・パラメータがFALSEに設定されていても、「<エントリ>」ダイアログ・ボックスの「アラーム」タブに「電子メール」チェック・ボックスが表示されます。 |
なし。 |
4030583 |
「<エントリ>」ダイアログ・ボックスから1人以上の参加者を選択してアドレス帳に追加したときに、選択した参加者がアドレス帳に存在している場合は、連絡先が重複します。 |
なし。 |
4189175 |
異なるタイムゾーンで作成されたiCalendarファイルをインポートしたときに、サーバーにまだ存在する休日がそのファイルに含まれている場合は、予期しないサーバー・エラーが発生します。 |
なし。 |
4191756 |
オフライン作業中に、複数日にわたる終日イベントを含むiCalendarファイルをエクスポートし、同じICSファイルをインポートすると、エントリが重複します。 |
なし。 |
4219372 |
次の方法でデータを転送しようとすると、パラメータが正しくないというエラーが発生します。
|
なし。 |
4392879 |
「開始日」、「終了予定日」または「完了日」が指定されていないタスクは、iCalendarファイルにエクスポートされません。 |
なし。 |
4446768 |
オフラインでの作業中に、タスクをインポートできません。 |
なし。 |
4390609 |
イベント・カレンダの代理が完全にサポートされていません。 |
なし。 |
3406309 |
この項には、次のOracle Calendar Syncクライアント関連のリリース・ノートの問題がまとめられています。
次の項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshのリリース・ノート情報について説明します。
このリリースのOracle Calendar Sync for Palm for Macintoshには新機能はありません。
現時点で、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshに関して文書化された解決済の問題はありません。更新については、http://www.oracle.com/pls/cs101/installでOracle Collaboration Suiteの最新版のリリース・ノートをチェックしてください。
この項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の制限および回避策について説明します。
モバイル機器を1台のコンピュータとのみ同期化することをお薦めします。複数のコンピュータとモバイル機器を同期化すると、予期しない結果が生じる可能性があります。
アドレス帳を同期化する場合は、オフライン・ファイルをダウンロードする必要があります。同期化の前に一度Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにサインインし、指示に従いオフライン・ファイルをダウンロードします。
同期化を実行する前に、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにサインインしていないことを確認します。
Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの使用を開始する前に、Palmデバイスが正しい日付に設定されていることを確認します。日付が間違っていると、同期化の実行時に予期しない結果が生じます。
次の表に、Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の問題を示します。
表5-27 Oracle Calendar Sync for Palm for Macintoshの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
アドレス帳の連絡先が、次のデバイスと正しく同期化されません。
|
Zire 72と同期化する場合、ローカル・ファイルに連絡先をダウンロードする必要があります。Oracle Calendarデスクトップ・クライアントfor Macintoshでは、次のようにします。
Treo 600と同期化する場合、オフライン・ファイルの場所を変更する必要があります。
|
4349811 |
Palmデバイスの繰返しエントリを同期化できません。 |
Oracle Calendar Serverでは、繰返しエントリを同期化できます。 |
なし。 |
「ハンドヘルドによるMacintoshの上書き」機能は使用できません。 |
なし。 |
なし。 |
Palmデバイスで時間指定のイベントを時間指定のないイベントに変更した(またはその逆の)場合、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントにはその変更は表示されません。 |
なし。 |
なし。 |
Oracle Calendar Sync for Palmで完全にサポートされるのは、英語の同期化のみです。 |
なし。 |
なし。 |
Oracle Calendar Sync for Palmには、重複名で考えられる一致のリストは表示されません。 |
この問題を回避するには、組織単位など、できるだけ一意のユーザー情報を入力します。 |
なし。 |
Palmデバイスで様々なタイムゾーンがサポートされていない場合、Palmデバイスとデスクトップ・クライアントのタイムゾーンを一致させる必要があります。 |
Palmデバイスのタイムゾーンがカレンダ・アプリケーションのタイムゾーンと一致していることを確認します。 |
なし。 |
次の項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsのリリース・ノート情報について説明します。
デバイス
次のデバイスをサポートします。
Tungsten T3
Tungsten E
Treo 600
Treo 650
Zire 31
Zire 72
インスタンスごとの機能
繰返しイベントの詳細および個人メモをインスタンスごとに設定できます。
プリファレンス
「同期設定」ダイアログ・ボックスから、モバイル機器に対応した適切なタイムゾーンを設定できます。
Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する際、イベント・タイトルに参加者の状態を含めることができます。
参加者名の形式を決定し、イベントの「メモ」セクションに含めることができます。
Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する際、イベント・タイトルに場所を含めることができます。
改善されたログ・ビューア・アプリケーションを使用して、ユーザーの介入なしに同期ログ情報を設定し、送信することができます。
スケジューリング
複数日にわたる終日イベントをサポートできます。
同期
Tungsten T3、Tungsten E、Zire 31、Zire 72: 次の連絡先情報を同期化できます。
生年月日
自宅の住所およびその他の住所
メイン、携帯電話およびポケットベルの電話番号
Webページ
Tungsten T3、Tungsten E、Zire 31、Zire 72: タスクの終了予定日アラームを同期化できます。
外部ユーザー参加者を同期化できます。
注意: この機能は、Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する場合にのみサポートされます。逆の場合にはサポートされません。 |
現時点で、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsに関して文書化された解決済の問題はありません。更新については、http://www.oracle.com/pls/cs101/installでOracle Collaboration Suiteの最新版のリリース・ノートをチェックしてください。
この項では、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の制限および回避策について説明します。
モバイル機器を1台のコンピュータとのみ同期化することをお薦めします。複数のコンピュータとモバイル機器を同期化すると、予期しない動作が生じる可能性があります。
最近のPalmデバイスを使用している場合、Date Book、To Do ListおよびAddressという3つのconduit(接続ソフトウェア)が、Calendar、TasksおよびContactsという形で重複していることに気付きます。2つのconduitを類似のデータと同期化することを選択すると、エラーが発生します。たとえば、CalendarとDate Bookを同期化しないでください。次の同期化を開始する前に、conduitの一方のセット(たとえば、Date Book、To Do ListおよびAddress)を無効にする必要があります。
古いPalmオペレーティング・システム(Palm OS 3.1-5.0など)では、従来どおりファイルをDate Book、To Do ListおよびAddressの各conduitと同期化します。このオペレーティング・システムを使用するデバイスはTreo 600です。
新しいPalmのオペレーティング・システム(Palm OS 5.2以上など)では、ファイルをCalendar、TasksおよびContactsの各conduitと同期化します。これらのオペレーティング・システムを使用するデバイスには、Tungsten T、Tungsten T3、Zire 31およびZire 72があります。
次の表に、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の問題を示します。
表5-28 Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Palmデバイスで定期的な会議を変更し、同期化を実行すると、Oracle Calendar Serverではその会議のステータスが「仮予約」になります。 |
なし。 |
3046081 |
AIM、MSN、Yahoo、AOL ICQおよびIMの各Webサイトは、Tungsten T3 Palmデバイスおよびその他の新しいデバイスでサポートされていますが、Oracle Calendar Sync for Palm for Windowsではこれらの特定のフィールドは同期化されません。 |
なし。 |
3372529 |
Palmデバイスで休日を削除し、同期化を実行すると、すべての予定表からその休日が削除されます。 |
適切なサーバー定義の権限があれば、休日を管理できますが、「ツール」メニューの休日の管理オプションを使用するのみです。 |
3666274 |
Palmデバイスで終日イベントを作成し、同期化を実行すると、Oracle Calendarデスクトップ・クライアントでは、終日イベントのデフォルト・アラームのかわりに、メモのデフォルト・アラームが表示されます。 |
なし。 |
4444299 |
Oracle Calendar Sync for Palmのアラームは、終了予定時間ではなく、開始時間に設定されています。 |
なし。 |
3760829 |
デバイス上で「メモ」、「アラーム」および「アクセス・レベル」を変更すると、Oracle Calendar Serverとは同期化されないことがあります。Oracle Calendar Server 5.4を使用している場合、「詳細」も同期化されないことがあります。 |
なし。 |
2842611 |
デスクトップ・クライアントとPalmデバイスで同じ連絡先を変更し、ルール設定がモバイル機器の項目をOracle Calendar Serverの項目と置換するように設定されている場合、一部のフィールドが正しく同期化されないことがあります。 |
なし。 |
2851814 |
Oracle Calendar Sync for Palm for WindowsとOracle Calendar Sync for Pocket PCが同じコンピュータにインストールされていて、Oracle Calendar Sync for Pocket PCを削除した場合、Oracle Calendar Sync for Palmメニューから「設定」を選択すると、メッセージ・カタログ使用不可というエラーが発生します。 |
なし。 |
4438175 |
次の項では、Oracle Calendar Sync for Pocket PCのリリース・ノート情報について説明します。
インスタンスごとの機能
繰返しイベントの詳細および個人メモをインスタンスごとに設定できます。
プリファレンス
「同期設定」ダイアログ・ボックスから、モバイル機器に対応した適切なタイムゾーンを選択できます。
Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する際、イベント・タイトルに参加者の状態を含めることができます。
参加者名の形式を決定し、イベントの「メモ」セクションに含めることができます。
改善されたログ・ビューア・アプリケーションを使用して、ユーザーの介入なしに同期ログ情報を設定し、送信することができます。
スケジューリング
複数日にわたる終日イベントをサポートできます。
同期
外部ユーザー参加者を同期化できます。
注意: この機能は、Oracle Calendar Serverからモバイル機器にイベントを転送する場合にのみサポートされます。逆の場合にはサポートされません。 |
現時点で、Oracle Calendar Sync for Pocket PCに関して文書化された解決済の問題はありません。更新については、http://www.oracle.com/pls/cs101/installでOracle Collaboration Suiteの最新版のリリース・ノートをチェックしてください。
モバイル機器を1台のコンピュータとのみ同期化することをお薦めします。複数のコンピュータとモバイル機器を同期化すると、予期しない動作が生じる可能性があります。
次の表に、Oracle Calendar Sync for Pocket PCの既知の問題を示します。
表5-30 Oracle Calendar Sync for Pocket PCの既知の問題
説明 | 操作 | バグ番号 |
---|---|---|
Oracle Connector for OutlookとOracle Calendar Sync for Pocket PCの使用中にOracle Calendar Server 5.4に接続されていると、会議の定期ルールを変更し、同期化を実行すると、その会議はモバイル機器上では「仮予約」になります。ただし、会議のステータスは、OutlookでもOracle Calendarデスクトップ・クライアントでも「仮予約」にはなりません。 |
なし。 |
3009888 |
Oracle Calendar Sync for Palm for WindowsとOracle Calendar Sync for Pocket PCが同じコンピュータにインストールされていて、Oracle Calendar Sync for Palmを削除した場合、Oracle Calendar Sync for Pocket PCメニューから「設定」を選択すると、メッセージ・カタログ使用不可というエラーが発生します。 |
なし。 |
4438175 |
モバイル機器上で連絡先を作成したとき、Oracle Calendar Serverと同期化すると、接頭辞のフィールドは正しく転送されます。しかし、Oracle Calendar Server上で連絡先を作成すると、Oracle Connector for Outlookを介して、接頭辞のフィールドはデバイス上に表示されません。 また、接頭辞を変更した場合も、Oracle Calendar Sync for Pocket PCまたはOracle Connector for Outlookのどちらを使用しても、同期化後に変更が転送されません。 |
なし。 |
4464025 |
デスクトップ・クライアントとPocket PCデバイスで同じ連絡先を変更し、ルール設定がモバイル機器の項目をOracle Calendar Serverの項目と置換するように設定されている場合、一部のフィールドが正しく同期化されないことがあります。 |
なし。 |
2851814 |
デバイス上で「メモ」、「アラーム」および「アクセス・レベル」を変更すると、Oracle Calendar Serverとは同期化されないことがあります。Oracle Calendar Server 5.4を使用している場合、「詳細」も同期化されないことがあります。 |
なし。 |
2842611 |
この項では、異なるリリースのOracle Calendarクライアントと共同作業するユーザーのために、いくつかの既知の動作および回避策を説明します。
複数日にわたるメモと複数日にわたる終日イベント
以前のリリースのクライアントでは、複数日にわたるメモと複数日にわたる終日イベントは、1日の期間で表示されます。メモや終日イベントが1日より長く続くかどうかを知る必要のあるユーザーは、複数日にわたるメモまたは複数日にわたる終日イベントではなく、繰返しのメモまたは繰返しの終日イベントを使用する必要があります。
インスタンスごとの詳細とインスタンスごとの添付ファイル
以前のリリースのクライアントでは、会議ごとに1組の詳細および1つの添付ファイルのみをサポートします。インスタンスごとの詳細とインスタンスごとの添付ファイルは、以前のリリースのクライアントを使用するユーザーには表示されません。1つの会議の全インスタンスに同じ詳細または添付ファイルを含める場合は、「すべてに適用」ボタンを使用して、以前のリリースのクライアントのユーザーに表示されるようにしてください。