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Oracle Reportsチュートリアル
10g リリース2(10.1.2)
B19374-01
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用紙レポートの出力

予想完了時間: 15分

この章では、図8-1に示すように、作成したばかりのWebレポートの用紙レポートを出力する方法を説明します。ここでは、レポート・ウィザードを使用して、第2章「レポートへのデータの追加」で作成したデータ・モデルでペーパー・レイアウトを作成します。

レポート・ウィザードの使用方法をすでにご存知の場合は、クイック・リファレンス・ガイドとして、付録A.4「レポート・ウィザードのエントリ」を参照してください。

図8-1    JSPベースのWebレポートのデータ・モデルからの用紙レポートの出力


画像の説明

8.1 データ・モデルに基づいた用紙レポートの出力

この項では、第2章「レポートへのデータの追加」で作成したデータ・モデルに基づいて、ペーパー・レイアウトを出力する方法を説明します。


注意: 使用していた同一のデータベースに接続し、Human Resources(HR)スキーマにアクセスする必要があります。データベースの接続情報がわからない場合は、データベース管理者に連絡してください。 

レポート・ウィザードを使用して用紙レポートを出力するには

  1. オブジェクト・ナビゲータで、第6章「Webレポートのグラフの作成」で作成したレポートemprevb_自分のイニシャル.jspがオープンしていることを確認します。


    注意: JSPベースのWebレポートを最初に作成せずに、JSPベースのWebレポートのペーパー・レイアウトの出力方法のみを学習したい場合は、提供されたファイルemprevb.jspをオープンします。 

  2. オブジェクト・ナビゲータで、レポート名を右クリックします。

  3. ポップアップ・メニューから、「レポート・ウィザード」を選択します。

  4. ここでは、用紙レポートを出力するため、ペーパー・レイアウトを選択します。第3章「Webレポートのソース・コードの確認」ですでに終了しているので、Webレイアウトを選択する必要はありません。

    レポート・ウィザードの「レポート・タイプ」ページで、「ペーパー・レイアウトのみ作成」ラジオ・ボタンを選択します。

  5. 「スタイル」ページで「グループ上」ラジオ・ボタンが選択され、タイトルが「My Team's Salaries」であることを確認します。

  6. 「データ」タブをクリックします。

    第2章「レポートへのデータの追加」で作成したデータ・モデルが、「SQL問合せ文」フィールドに表示されます。

  7. 「フィールド」ページで、すべてのフィールドを「使用可能フィールド」リストに戻し、次のフィールドを選択し、「>」ボタンをクリックして「表示フィールド」リストに移動します。

    • emp_name

    • mgr_name

    • SALARY

    • SumSALARYPermgr_name

  8. 「ラベル」ページのemp_nameフィールドの「ラベル」フィールドで、「Employee Name」と入力します。

  9. mgr_nameフィールドの「ラベル」フィールドで、「Manager Name」と入力します。

  10. SumSALARYPermgr_nameフィールドの「ラベル」フィールドで、「Total Salary」と入力します。

  11. 「テンプレート」ページで、「Beige」テンプレートが選択されていることを確認します。

  12. 「終了」をクリックします。

    レポートが、次のようにペーパー・デザイン・ビューに表示されます。

    図8-2    最終的な用紙レポート


    画像の説明

  13. 「ファイル」「別名保存」を選択します。

  14. 名前をemprev_paper_自分のイニシャル.rdfに変更し、rdfが選択されていることを確認します。

  15. 「保存」をクリックします。

8.2 ペーパー・デザイン・ビューでのレポートの変更

Reports Builderでは、レポートのルック・アンド・フィールを変更するための数多くのツールがペーパー・デザイン・ビューに用意されています。実際のデータを編集できるため、レポートの仕上がりを確認できます。この項では、最も一般的に使用される次のような書式設定を使用して、レポートの外観を整える方法について説明します。

ペーパー・デザイン・ビューでレポートの外観を変更するには

  1. ペーパー・デザイン・ビューのツールバーにある「フレックス・オフ」ボタンをクリックします。

  2. タイトルとロゴの位置を合せます。

    レポート・タイトル「My Team's Salaries」をクリックしたまま、左へ1.5インチ、下へ0.25インチ移動します。

  3. オブジェクトを選択したまま、「書式」「フォント」の順にクリックし、「Arial」「太字」「12pt」を選択してテキストの書式を設定します。

    ヒント: テキストがオブジェクトの領域内に収まらない場合は、テキスト・オブジェクトをもう一度クリックし、アンカーの1つを右にドラッグします。 

  4. これで、レポートのタイトルは次のように表示されます。

    図8-3    書式が設定された用紙レポートのタイトル


    画像の説明

  5. 「Salary」ラベルの下の数値の列をクリックします。数値がすべて選択されます。

  6. ツールバーで、「通貨」ボタンをクリックし、「カンマ」ボタンをクリックし、「10進桁を追加」を2回クリックします。

  7. 数値を選択したまま、ツールバーの「右に整列」ボタンをクリックします。

  8. 「Salary」列は、次のように表示されます。

    図8-4    書式が設定された「Salary」列の数値


    画像の説明

  9. 給料の数値を右揃えに設定したため、「Salary」ラベルも右揃えに設定します。

    「Salary」ラベルをクリックし、ツールバーの「右に整列」ボタンをクリックします。

  10. 次に、「Total Salary」の数値も「Salary」の数値と同様に書式設定します。

  11. 「Manager Name」ラベルとマネージャの名前の間に空白を追加します。マネージャの名前(Greenberg,Nancyなど)をクリックします。オブジェクトを選択したまま、キーボードの右矢印キーを使用してそのフィールドを右に移動します。

    これで、レポートは次のように表示されます。

    図8-5    最終的な用紙レポートの仕上がり


    画像の説明

8.3 まとめ

お疲れ様でした。これで、JSPベースのWebレポートで作成したデータ・モデルに基づいて、用紙レポートを出力しました。この章では、次の手順を学習しました。

既存のデータ・モデルに基づいた用紙レポートの出力の詳細は、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプを参照してください。


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