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Oracle Business Intelligence Discoverer 管理ガイド
10gリリース2(10.1.2.1)
B25101-01
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Oracle Application ServerのコンポーネントとともにDiscovererを使用する方法

この章では、Oracle Application ServerのコンポーネントであるOracle Application Server Web CacheおよびOracle Application Server PortalなどとともにDiscovererを使用する方法について説明します。項目は次のとおりです。

DiscovererをOracle Application Server Controlとともに使用する方法

Oracle Application Server Controlは、Oracle Application Server中間層のWebコンポーネントを単一のツールで構成するための共通のルック・アンド・フィール、動作およびセキュリティのインフラストラクチャを提供します。すべてのOracle Application Serverコンポーネントに対して単一のツールを使用することにより、管理と構成にかかる時間を短縮できます。Oracle Application Server Controlを使用して、中間層のDiscoverer Webコンポーネントを構成できます。

詳細は、次のマニュアルを参照してください。

DiscovererをOracle Application Server Reportsとともに使用する方法

Discovererユーザーはワークブックを共有し、Oracle Application Server Reports(リリース7.0以上)へワークブックをエクスポートできるため、ReportsユーザーはDiscovererワークブックを開くことができます。ワークブックSQL、追加のフォーマット設定およびユーザー定義アイテムが、XMLベースのワークブックを使用してOracle Application Server Reportsに渡されます。ワークブックは、Oracle Application Server Reportsを使用して変更できるOracle Application Server Reports互換のフォーマットに変換されます。

Oracle Application Server Reportsでは元のDiscovererワークブックのルック・アンド・フィールが保持されるため、Oracle Application Server ReportsユーザーはスタンドアロンでReportsの作業を継続できます。つまり、OracleAS Reportsユーザーがファイルを拡張するために、Discovererサーバーに引き続き接続する必要はありません。

詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド』を参照してください。

DiscovererをOracle Application Server Web Cacheとともに使用する方法

Oracle Application Server Web Cacheを使用すると、Webサイトのパフォーマンス問題の改善に役立ちます。Oracle Web Cacheは、Webサイトのパフォーマンス、拡張性および可用性を向上する、コンテンツを意識したサーバー・アクセラレータで、Oracle Application ServerおよびOracle8i以上のデータベース上で実行されます。Oracle Application Server Web Cacheが提供する最新のキャッシング技術を採用することで、高速なアクセス可能性を達成できます。

Oracle Application Server Web Cacheを使用すると、頻繁にアクセスされるURLがメモリーに格納されるため、Webアプリケーション・サーバー上でこれらのURLに対するリクエストを繰り返し処理する必要がなくなります。静的な文書のみを扱うレガシー・プロキシ・サーバーとは異なり、Oracle Application Server Web Cacheでは、1台以上のWebアプリケーション・サーバーで静的および動的に生成されたコンテンツがキャッシュされます。Oracle Application Server Web Cacheではレガシー・プロキシ・サーバーよりも多くのコンテンツをキャッシュできるため、Webアプリケーション・サーバーに対する負荷が大幅に軽減され、最適なパフォーマンスが実現されます。

詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド』および『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』を参照してください。

Oracle Warehouse BuilderとともにDiscovererを使用する方法

Oracle Warehouse Builder(OWB)は、Discovererのメタデータを生成できます。OWBおよびDiscoverer Bridgeを使用してOWBのメタレイヤーにDiscoverer EULを作成後、Discovererのエクスポート・ファイル(.EEXファイル)を作成します。.EEXファイルは、Discoverer Administratorを使用してDiscoverer EULにインポートできます(詳細は、「インポート・ウィザードによるファイルからのEULオブジェクトのインポート方法」を参照)。DiscovererのEULに、OWBからのフォルダとアイテムの系統が保持されます。Discoverer Lineageワークブックを使用して、OWBからのフォルダとアイテムの系統を表示できます。

Oracle Warehouse Builderとともに使用するLineageワークブックをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. Discoverer AdministratorにDiscoverer EULスキーマ所有者としてログインします。

  2. lineage.eexファイルをインポートします。

  3. SQL*PlusにDiscoverer EULスキーマ所有者としてログインします。

    たとえば、次のようになります。

    > SQLPLUS myeul/myeul@myconnection

  4. lineage.sqlファイルを実行します。

    たとえば、次のようになります。

    SQL> start d:¥<ORACLE_HOME>¥discoverer¥lineage.sql

    このスクリプトでは、次の項目の入力および確認が必要です。

    • OWBのURL(Machine Name.Domain Name:Port)

      例: http://myserver.us.mycompany.com:7777

    • OWBのmod_plsqlへの仮想パス(デフォルトはpls)

      例: pls

    • OWBのデータベース・アクセス記述子(DAD)(デフォルトはportal30)

      例: portal30

    • OWBのブラウザ・スキーマ

      例: myowbinstall

    • OWBのホスト名(つまり、OWBリポジトリを実行するマシンの名前)

      例: myserver

      名前は、OWBのブラウザ登録で使用された名前と同一であることが必要です。

    • OWBのSID(つまり、データベース・インスタンス名)

      例: ASdB

    • OWBリポジトリが存在するOWBスキーマ

      例: owbrep

  5. OracleBI Discoverer Plus、OracleBI Discoverer ViewerまたはOracleBI Discoverer DesktopにEULスキーマ所有者としてログインし、Lineageワークブックを開きます。

EULをエクスポートして再度インポートした場合は、lineage.sqlを再実行する必要があります。

以前にEUL5.eexをインポートしている場合は、すでにLineageワークブックがデータベースに保存されています。その場合に必要な作業は、lineage.sqlの実行のみです。

DiscovererをOracle Application Server Login Serverとともに使用する方法

Oracle Application Server Login Serverは、Oracle Application Server Portalの内部または外部のWebベース・クライアントがOracleのSingle Sign-On(SSO)サービスを利用できるようにするフレームワークを提供します。Oracle Application Server Login Serverは、すべてのユーザー資格証明の格納と管理のための手段を提供するLDAPサーバーとともに使用することを目的としています。

DiscovererをOracle Application Server Portalとともに使用する方法

DiscovererのワークブックとワークシートをOracle Application Server Portalに迅速かつ簡単に公開できます。Oracle Application Server Portalの直観的なユーザー・インタフェースによって公開プロセスがステップごとに示されるため、強力なビジネス・インテリジェンス・ポータルを簡単に作成できます。

Oracle Application Server Portalへの公開の詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド』を参照してください。


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