Oracle Business Intelligence Tools インストレーション・ガイド 10g リリース2(10.1.2.1) for Microsoft Windows B25092-01 |
|
この章では、Oracle Business Intelligence Toolsコンポーネントのインストール手順について説明します。この章の項目は次のとおりです。
『Oracle Business Intelligence Toolsリリース・ノート』には、Oracle Business Intelligence ToolsのCD-ROM/DVDに収録されている製品の既知の問題と回避策が記載されています。
インストーラを起動したら、インストーラ画面をナビゲートするためのボタンに注意してください。「インストールされた製品」をクリックすると、コンピュータ上に既存のOracleソフトウェアを確認できます。 「戻る」または「次へ」が有効なときにクリックすると、インストーラの画面間を移動できます。また、「取消」をクリックすると、処理を停止してインストーラを終了できます。「インストール」ボタンが有効なときにクリックすると、ファイルのインストールが始まります。
「ようこそ」画面で「製品の削除」をクリックすると、既存のOracleソフトウェアをアンインストールできます。「インストールされた製品」および「製品の削除」オプションの詳細は、第3章「Oracle Business Intelligence Toolsのアンインストールおよび再インストール」を参照してください。
Oracle Universal Installerを使用してOracle Business Intelligence Toolsをインストールする手順は、次のとおりです。
setup.exe
を実行します。
Disk1¥setup.exe
を見つけて実行します。
インストール中にWindowsシステム・ファイルのエラーが検出された場合は、「OK」をクリックしてエラー・ダイアログを閉じます。その後、1.9.2項の手順に従ってください。
products.xml
ファイルまでのフルパスで、このファイルから製品がインストールされます。インストーラによって、インストール・プログラムのproducts.jar
ファイルのデフォルト値が検出され、使用されます。
「次へ」をクリックして続行します。
OracleBI Discovererの実行言語を選択するには、「製品の言語」をクリックして「言語の選択」画面を表示します。この画面から、グローバリゼーション・サポートに使用する複数の言語をインストールできます。NLS_LANG
環境変数を変更すると、コンポーネントを実行する前に言語を切り替えることができます。NLS_LANG
で指定した言語の翻訳がインストールされている場合は、指定した言語でコンポーネントが表示されます。そうでない場合は、英語が使用されます。コンポーネントのインストール後に別の翻訳を追加するには、コンポーネントをアンインストールし、再インストールする必要があることに注意してください。詳細は、2.3.2項「OracleBI DiscovererとNLS_LANG」を参照してください。
「次へ」をクリックして続行します。
「次へ」をクリックして続行します。
(JDeveloperの実行可能ファイルの場所ではなく)JDeveloperのインストール先ディレクトリまでのフルパスを指定します。
注意: BI Beansをインストールする前に、コンピュータにJDeveloperをインストールしておく必要があります。
送信メール・サーバー名(mymail.company.comなど)を指定します。 このフィールドを空白のままにしてインストールを続行できますが、この情報が構成されるまではレポートを電子メールで配布できません。 この情報はインストール後に構成できます。
インストール・プロセスを中止するには、「インストールの中止」をクリックします。製品のインストール全体を中止することを確認するメッセージが表示されます。
インストール・プログラムを終了するには、「終了」をクリックします。インストール・プログラムを終了することを確認するメッセージ・ダイアログが表示されます。終了するには「はい」、インストール・プログラムを続行するには「いいえ」をクリックします。
製品のインストールが正常に終了したら、2.3項「インストール後の一般的な作業」および2.4項「コンポーネント固有のインストール後の作業」に進んでさらに手順を実行します。
次に示す一般的なインストール後のチェックリストを確認し、実際のインストールおよび環境に該当する作業を実行してください。
エンド・ユーザーがDiscovererを使用できるように、そのユーザーによるクエリーの対象となるデータが格納されているデータベース(およびEULが別のデータベースにインストールされている場合はそのデータベース)について、tnsnames.oraファイルにエントリを追加する必要があります。
選択したインストール・タイプに応じて、tnsnames.ora
およびsqlnet.ora
ファイルがBIT_ORACLE_HOME
¥network¥ADMIN
ディレクトリにインストールされている場合があります。これらのファイルは、テキスト・エディタを使用して手動で更新するか、構成ツールのOracle Netコンフィギュレーション・アシスタントを使用して更新できます。 構成ツールの詳細は、Oracleデータベース・ドキュメント・ライブラリにある『Oracle Net Services管理者ガイド』を参照してください。
OracleBI Discovererユーザー・インタフェースは、インストール時に選択した任意の言語で表示できます。 表示言語を設定するには、HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE¥NLS_LANG
レジストリ・キーを設定します。
NLS_LANG
によって、コンポーネントで使用される言語、地域依存の規則およびキャラクタ・セットが制御されます。NLS_LANG
を別の値に変更するまで、OracleBI Discovererではその設定が使用されます。
NLS_LANG
には、言語、地域およびキャラクタ・セットの3つの要素があります。これらは次のフォーマットで設定します。
<
言語
>_<
地域
>.<
キャラクタ・セット
>
たとえば、値Japanese_Japan.JA16EUC
を使用してNLS_LANG
を設定すると、コンポーネントが日本語で実行され、日本の文化にあわせた規則が使用され、データ操作にはEUCキャラクタ・セットが使用されます。
NLS_LANG
の詳細は、『Oracle Application Serverグローバリゼーション・ガイド』(Oracle Application Serverのドキュメント・ライブラリに含まれる)を参照してください。
注意: Windowsでは、NLS_LANGを環境変数として設定できます。 ただし、この設定によりNLS_LANGレジストリ設定がオーバーライドされます。
インストール時に製品言語セットを選択すると、JDKで言語を正しく表示できるように、フォントが自動的にインストールされます。フォントはBIT_ORACLE_HOME
/jdk/jre/lib/fonts
ディレクトリにインストールされます。
その後、インストール時に選択しなかった言語でテキストを表示する必要が出てくる場合もあります。たとえば、Oracle JDeveloperなどのJava依存コンポーネントを使用する際に、Javaで必要なフォントがない場合は、そのフォントを手動でインストールすることで問題を解決できます。
表2-1に、Oracle Business Intelligence Toolsに付属のフォントを示します。
フォントをインストールするには、表から必要なフォント名を選択し、次の手順を実行します。
/extras/fonts
サブディレクトリに移動します。DVD: DVDのルート・ディレクトリに移動し、/bi/extras/fonts
サブディレクトリに移動します。
BIT_ORACLE_HOME
/jdk/jre/lib/fonts
にコピーします。
インストール後のOracle Business Intelligence Toolsコンポーネントでスクリーン・リーダーなどのアシスティブ・テクノロジを使用するには、Java Access Bridgeをインストールして構成する必要があります。詳細は、D.2項「インストール済Oracleコンポーネントで使用するためのJava Access Bridgeの設定」を参照してください。
コンポーネント固有のインストール後のチェックリストを確認し、必要な作業をすべて実行してください。
Spreadsheet Add-Inのデータベース要件はBI Beansと同じです。アドインを使用する前に、2.4.3.1項「データベースに関する考慮事項」の手順に従っていることを確認してください。
Spreadsheet Add-Inに固有の、インストール後の要件は他にありません。
旧バージョンのDiscoverer Administrator(旧称Discoverer Administration Edition)がコンピュータ上にある場合は、Discoverer Administratorを使用して管理作業を実行する前に、End User Layerをアップグレードする必要があります。詳細は、Oracle Developer Suiteのドキュメント・ライブラリにある『Oracle Business Intelligence Discoverer 管理ガイド』の第24章「以前のリリースのDiscovererからのアップグレード」を参照してください。
ユーザーの環境に適したインストール後の作業を実行します。次の点に注意してください。
DBA
ロール権限を使用してデータベース・ユーザーにアクセスする必要があります。
BI Beansでは、Oracle9iリリース2データベースまたはOracle Database 10g Enterprise Editionに格納されているデータがサポートされます。 ただし、サポート対象となるのは特定のリリースおよびパッチのみです。1.5項「データベース要件」を参照してください。
BI Beansアプリケーションの接続先データベースのバージョンに応じて、次のいずれかの項を参照してください。
Oracle9iリリース2データベースと併用する場合は、次の作業を実行します。
注意: データベース・クライアントをインストールする際には、必ず別のOracleホーム・ディレクトリにインストールしてください。
http://www.oracle.com/technology
)から入手できます。また、Oracle Enterprise ManagerのOLAP管理ツール(メタデータの作成に使用するツール)のヘルプ・システムも参照できます。代替手段として、OracleBI Warehouse Builderを使用してメタデータを作成することも可能です。適切なメタデータを定義しないと、OLAPクエリーを作成できなくなります。
Oracle Database 10g Enterprise Editionと併用する場合は、次の作業を実行します。
注意: データベース・クライアントをインストールする際には、必ず別のOracleホーム・ディレクトリにインストールしてください。
http://www.oracle.com/technology
)から入手できます。適切なメタデータを定義しないと、OLAPクエリーを作成できなくなります。次のいずれかのツールを使用して、メタデータを定義します。
データベースの準備の他、ユーザーの環境に応じて次の作業を行ってください。
..¥..¥jdk
ディレクトリにあるものと想定されます。JDKがデフォルトの場所にない場合は、BIT_ORACLE_HOME
/jdev/bin/jdev.conf
を編集して、SetJavaHomeオプションの設定を変更する必要があります。
詳細は、BI Beansヘルプ・システムのBI Beansクライアント構成の検証に関する項を参照してください。
ユーザーはDiscoverer Desktopの使用を開始する前に、Oracle Business Intelligence ToolsのCD-ROM/DVDで提供されるバージョンのDiscoverer Administratorで作成(またはアップグレード)された、EULへのアクセス権を持っている必要があります。
Oracle Business Intelligence Toolsコンポーネントを起動する前に、前述の各項の説明に従って、一般的およびコンポーネント固有のインストール後の作業を完了していることを確認してください。
コンポーネントのインストール後の手順とアップグレード手順を完了後、次の説明に従ってコンポーネントを起動します。
Microsoft Excelの設定は、インストーラによって自動的に行われます。Spreadsheet Add-Inを使用するには、Microsoft Excelを起動し、「OracleBI」メニューからOLAP機能にアクセスします。
Microsoft Excelを起動しても「OracleBI」メニューが表示されない場合は、Excelのアドイン・リストを手動で更新する必要があります。
Excelのアドイン・リストを手動で更新する手順は、次のとおりです。
BIT_ORACLE_HOME
ディレクトリのoraolapxl
サブディレクトリからOLAP4XL.xla
ファイルを選択します。
WindowsでDiscoverer Administratorを起動する手順は、次のとおりです。
注意: Oracle Applications EULへの接続を可能にするには、「ツール」→「オプション」を選択し、「Oracle Business Intelligence Discovererに接続」ダイアログに「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスを表示するように選択します。
Windowsの場合、BI Beansで作業するにはプログラムBIT_ORACLE_HOME
¥jdev¥bin¥jdevw.exe
を実行してJDeveloperを起動します。 メッセージを確認できるように、コンソール・ウィンドウを表示した状態でJDeveloperを実行する場合は、BIT_ORACLE_HOME
¥jdev¥bin¥jdev.exe
を実行します。
Discoverer Desktopでワークブックを新規作成したり、既存のワークブックを開くには、End User Layerが事前に存在(つまりDiscoverer Administratorを使用して作成)している必要があります。
WindowsでDiscoverer Desktopを起動する手順は、次のとおりです。
注意: Oracle Applications EULへの接続を可能にするには、「ツール」→「オプション」を選択し、「Oracle Business Intelligence Discovererに接続」ダイアログに「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスを表示するように選択します。
WindowsでOracle Reports Developerを起動する手順は、次のとおりです。
LinuxおよびSolarisでOracle Reports Developerを起動する手順は、次のとおりです。
すべてのコンポーネントには、そのコンポーネントとともにインストールされたオンライン・ヘルプが備わっています。 コンポーネントの使用方法の詳細は、オンライン・ヘルプを参照してください。
コンポーネントによっては追加ドキュメントが提供されており、Oracle Technology Network http://www.oracle.com/technology/products/bi
で入手できます。このサイトでは、ホワイト・ペーパーや最新版ドキュメントなどの資料も提供されています。
次のOracle Business Intelligenceドキュメントは、Oracle Business IntelligenceのCD-ROM/DVDに収録されています。
Oracle Business Intelligence ToolsのドキュメントをCD-ROM/DVDから直接表示する手順は、次のとおりです。
doc
ディレクトリにあるindex.htmファイルを開きます。
インストールが完了した後、次の作業に進みます。
|
Copyright © 2005 Oracle Corporation. All Rights Reserved. |
|