このセクションでは、アプリケーションを配置する方法を説明します。
内容は次のとおりです。
Oracle HTML DBを使用してアプリケーションを開発する際、次のように大きく異なる2つの開発方法を考慮する必要があります。
反復による、迅速なアプリケーション開発
計画され、段階を経る開発
1つ目の方法は、柔軟性がありすぎてプロジェクトが完成しない危険性があります。それとは対照的に2つ目の方法は、理論上は決められた要件を満たしていても、エンド・ユーザーのニーズに合わないアプリケーションが作成される可能性があります。
システム開発のライフ・サイクル(SDLC)は、定義された一連のステップを使用した、ソフトウェア開発全体のプロセスです。Oracle HTML DBには、アプリケーション開発に便利な多数のSDLCモデルがあります。
SDLCウォーターフォールは、最も有名なモデルでしょう。この方法では、開発プロセスは次の段階に分類されます。
プロジェクトのプランニング
要件の定義
設計
開発
統合およびテスト
インストールおよび採用
メンテナンス
この方法は、ある段階の出力結果が次の段階の入力内容になることから、ウォーターフォールと呼ばれます。この方法には、前の段階ですべての要件が確立されていることが前提となります。しかし、実際には、開発プロセスの途中で要件が変更されたり、新しい要件が加わることが多くあります。
Oracle HTML DBの開発環境を使用すると、開発において、より対話的な方法をとることができます。他の多くの開発環境とは異なり、プロトタイプの作成が容易です。Oracle HTML DBを使用すると、次のことが可能です。
組込みウィザードを使用して、アプリケーションのユーザー・インタフェースを簡単に設計できます。
ユーザーによる使用が可能なプロトタイプを容易に作成でき、フィードバックを収集できます。
変更をリアル・タイムに実装し、新しいプロトタイプを簡単に作成できます。
Oracle HTML DBでは、他に次の方法を使用できます。
あるOracle HTML DBインスタンスから別のOracle HTML DBインスタンスへアプリケーションを配置するには、次の2つのステップがあります。
はじめに、サポートしているデータベース・オブジェクトを移動します。データベースの依存性レポートを確認し、どのオブジェクトを移動するかを決定します。「データベース・オブジェクトの依存性レポート」を参照してください。
次に、アプリケーション定義およびすべての関連付けられたファイルを移動します。詳細は、「他のOracle HTML DBインスタンスへのアプリケーションの配置方法」を参照してください。
Oracle HTML DBでアプリケーションを開発する場合は、特定の作業領域内でアプリケーションを作成します。各作業領域には、一意のIDと名前があります。通常は、開発インスタンスでアプリケーションを作成し、本番インスタンスでアプリケーションを配置します。
配置プロセスでは、アプリケーションID、作業領域、データベースまたはOracle HTTP Serverに既存のものを使用するか、新規に作成するかを、それぞれに判断する必要があります。考慮する配置オプションには、次のものがあります。
Do nothing: URLおよびログイン情報をユーザーに送信します。この方法は、ユーザー数が許容数以下の小規模なアプリケーションに有効です。
Same workspace and same schema: アプリケーションをエクスポートしてからインポートし、別のアプリケーションIDを使用してインストールします。この方法は、基礎になるオブジェクトに対する変更は少ないが、アプリケーションの機能に対して頻繁に変更がある場合に有効です。
Different workspace and same schema: アプリケーションをエクスポートしてから別の作業領域にインポートします。この方法は、開発者によって本番アプリケーションが変更されないようにするために有効です。
Different workspace and different schema: アプリケーションをエクスポートしてから別の作業領域にインポートし、異なるスキーマを使用してインストールします。
Different database with all its variations: アプリケーションをエクスポートしてから別のOracle HTML DBインスタンスにインポートし、異なるスキーマおよびデータベースを使用してインストールします。
既存の作業領域をコピーするかどうかは、設定の問題です。完成版では関係するすべてのオブジェクトへのアクセスが必要であることを覚えておいてください。たとえば、次のような場合に作業領域をコピーする必要があります。
アプリケーションを作業領域内の他のオブジェクトにサブスクライブする場合。
アプリケーションでOracle HTML DB認証を行う場合。作業領域をコピーすると、自動的にすべての必要なユーザー・データが移行されます。
データベースをコピーするかどうかを判断する際、アプリケーションが実行されるスキーマは、開発インスタンスと同じオブジェクトにアクセスする必要があることを覚えておいてください。スキーマの実際の名前は重要ではありません。スキーマ名は、インポート・プロセスで変更できます。
開発バージョンと本番バージョンのアプリケーションで、アプリケーションIDを一致させる必要はありません。 実際は、アプリケーションIDをアプリケーション内にハード・コードしないことをお薦めします。 かわりにアプリケーションの別名(「アプリケーション属性の編集」ページで定義される)を使用するか、または組込み置換文字列(APP_ID
やAPP_ALIAS
など)を使用します。置換文字列は、アプリケーションの機能に影響なくアプリケーションIDを変更できるため、置換文字列の使用をお薦めします。
付属のCDからOracle HTML DBをインストールすると、別のOracleホームに新しいOracle HTTP Serverがロードされます。また、インストーラは、mod_plsql
データベース・アクセス記述子(DAD)を使用してOracle HTTP Serverを適切に構成し、すべての仮想ディレクトリ・マッピングを作成します。
異なるOracle HTTP Server構成を使用するには、追加の設定が必要です。たとえば、次の構成を使用する場合があります。
Oracle HTML DBでインストールする以外のOracle HTTP Serverを使用する場合
Oracle Application Serverリリース10g でインストールするOracle HTTP Serverを使用する場合
Oracle9i Application ServerでインストールするOracle HTTP Serverを使用する場合
いずれの場合も手動でmod_plsql
DADを構成し、Oracle HTML DBがイメージを取得するディレクトリをマップする必要があります。
単一のOracle HTTP Serverを使用して複数のOracle HTML DBインスタンスにページを表示することもできます。この構成では、すべてのOracle HTML DBインスタンスは、同じバージョンであり、同じイメージ・ディレクトリにマップされ、一意のmod_plsql
DADが使用されている必要があります。
アプリケーションを他の作業領域に移動するか、コピーを作成するのみかにかかわらず、配置プロセスでは次のステップを実行します。
サポートしているデータベース・オブジェクトを移動します(適切な場合)。データベースの依存性レポートを確認し、どのオブジェクトを移動するかを決定します。「データベース・オブジェクトの依存性レポート」を参照してください。
アプリケーション定義およびすべての関連ファイルをエクスポートします。詳細は、「アプリケーションおよび関連ファイルのエクスポート」を参照してください。
エクスポートされたファイルをターゲットのOracle HTML DBインスタンスにインポートします。詳細は、「エクスポート・ファイルのインポート」を参照してください。
ターゲット・インスタンスが別のスキーマである場合は、必要なデータベース・オブジェクトをエクスポートおよびインポートする必要もあります。
エクスポートされたファイルをエクスポート・リポジトリからインストールします。詳細は、「エクスポート・ファイルのインストール」を参照してください。
アプリケーションは、アプリケーションが開発された作業領域以外にもインポートできます。
アプリケーションと適切な関連ファイルをエクスポートする前に、アプリケーションによって参照されるデータベース・オブジェクトも移行する必要があるかどうかを判断する必要があります。移動するデータベース・オブジェクトがわからない場合は、データベース・オブジェクトの依存性レポートを確認します。
ターゲットのOracle HTML DBスキーマが、開発環境で使用されたスキーマと異なる場合は、アプリケーションによって参照されるデータベース・オブジェクトを移行する必要があります。多くの場合、Oracleデータベースのエクスポート・ユーティリティおよびインポート・ユーティリティを使用して、開発環境からターゲットのOracle HTML DBインスタンスにアプリケーション・スキーマをコピーするだけでこれを行うことができます。次に、この方法が適切でない一般的なケースを示します。
オブジェクト開発スキーマが、ターゲット・インスタンス・スキーマがアクセス権を持たない表領域を参照している場合
開発インスタンス・スキーマに、ターゲット・インスタンス・スキーマに移行しないサンプル・データが含まれている場合
データベース管理者またはOracle HTML DB管理者がOracle HTML DBアプリケーションのエクスポートを行う場合、それらの管理者と連絡して、次のことを明示しておく必要があります。
アプリケーションのエクスポート時に、すべてのデータを含める必要がある
指定した特定の表のデータを含めない
「エクスポート」ページの上部にある「作業領域」、「アプリケーション」、「CSS」、「イメージ」、「スクリプト・ファイル」、「テーマ」および「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」ボタンを使用して、アプリケーション定義とすべての関連ファイルをエクスポートおよびインポートします。
このセクションの構成は次のとおりです。
アプリケーションのエクスポート時に、Oracle HTML DBによってPL/SQL APIコールを含むテキスト・ファイルが生成されます。
アプリケーションをエクスポートするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「新しいビルド・ステータス」から、次のいずれかの項目を選択します。
アプリケーションの実行のみ: 開発者は、アプリケーションの実行のみができます。
アプリケーションの実行および構築: 開発者は、アプリケーションを実行および編集できます。
「アプリケーションの実行のみ」を選択することは、他の開発者によってアプリケーションが変更されないようにするために有効な方法です。「アプリケーションの実行のみ」を選択すると、引数p_trace
を「はい」に設定できないことに注意してください。また、「ビルド・ステータス」を上書きした後、それを変更できるのは、Oracle HTML DBの「管理サービス」のみであることにも注意してください。
事前に定義されたとおりにアプリケーションをエクスポートするには、「現在から」フィールドを使用します。表示されるフィールドに、時間を分単位で指定します。
このユーティリティは、DBMS_FLASHBACK
パッケージを使用します。システム変更番号(SCN)マッピングへのタイムスタンプが約5分ごとにリフレッシュされるため、検索しているバージョンの検出にはそれと同じ時間がかかる場合があります。元に戻す情報が保持される時間は、起動パラメータUNDO_RETENTION
(デフォルトは3時間)に影響されます。ただし、このパラメータはUNDO表領域のサイズにのみ影響します。2つのデータベースに同じUNDO_RETENTION
パラメータが含まれている場合でも、トランザクション数が少ないデータベースでは、UNDO表領域が一杯ではなく、以前のデータが強制的にアーカイブされるため、より前の時点に戻ることができます。
「アプリケーションのエクスポート」をクリックします。
実際のアプリケーション・ファイルをエクスポートするのみでなく、カスケード・スタイルシート、イメージ、スクリプト・ファイルなど、その他の関連ファイルもエクスポートする必要がある場合があります。
ページ定義で「エクスポート」ボタンをクリックすることによって、アプリケーション内の特定のページをエクスポートできます。ページをエクスポートする場合は、次のことに注意してください。
エクスポートされたページは、同一のアプリケーションIDと作業領域IDを持っている場合にのみ、正常にインポートできます。
一部のページは、共有コンポーネントを参照している可能性があります。アプリケーションの共有コンポーネントおよびアプリケーション内のすべてのページをエクスポートするには、アプリケーション全体をエクスポートする必要があります。
アプリケーションのページをエクスポートするには、次のステップを実行します。
該当するページ定義にナビゲートします。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
ページを選択します。
ページ定義が表示されます。
ページ定義で、ページの上部の「エクスポート」をクリックします。
「ページ」で、エクスポートするテーマを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
事前に定義されたとおりにページをエクスポートするには、「現在から」フィールドを使用します。表示されるフィールドに、時間を分単位で指定します。
このユーティリティは、DBMS_FLASHBACK
パッケージを使用します。システム変更番号(SCN)マッピングへのタイムスタンプが約5分ごとにリフレッシュされるため、検索しているバージョンの検出にはそれと同じ時間がかかる場合があります。元に戻す情報が保持される時間は、起動パラメータUNDO_RETENTION
(デフォルトは3時間)に影響されます。ただし、このパラメータはUNDO表領域のサイズにのみ影響します。2つのデータベースに同じUNDO_RETENTION
パラメータが含まれている場合でも、トランザクション数が少ないデータベースでは、UNDO表領域が一杯ではなく、以前のデータが強制的にアーカイブされるため、より前の時点に戻ることができます。
「ページのエクスポート」をクリックします。
「カスケード・スタイルシートのエクスポート」ユーティリティを使用して、インポートしたカスケード・スタイルシートをエクスポートします。
関連するカスケード・スタイルシートをエクスポートするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「CSS」をクリックします。
「カスケード・スタイルシートのエクスポート」ページで、次のステップを実行します。
カスケード・スタイルシートを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「スタイルシートのエクスポート」をクリックします。
「イメージのエクスポート」ユーティリティを使用して、インポートしたイメージをエクスポートします。
関連するイメージをエクスポートするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「イメージ」をクリックします。
「イメージのエクスポート」ページで、次のステップを実行します。
イメージのエクスポート元となるアプリケーションを選択します。
「作業領域イメージ」を選択した場合、特定のアプリケーションに関連付けられていないリポジトリ内のイメージのみがエクスポートされることに注意してください。すべてのイメージが特定のアプリケーションに関連付けられている場合、作業領域イメージのエクスポート・ファイルは空になります。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「イメージのエクスポート」をクリックします。
「静的ファイルのエクスポート」ユーティリティを使用して、インポートした静的ファイルをエクスポートします。
関連する静的ファイルをエクスポートするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「ファイル」をクリックします。
「静的ファイルのエクスポート」で、次のステップを実行します。
エクスポートするファイルを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「ファイルのエクスポート」をクリックします。
エクスポートおよびインポート・タスクを使用して、選択したスクリプトを現行のスクリプト・リポジトリから別の作業領域内のスクリプト・リポジトリに送信できます。
スクリプト・ファイルをエクスポートするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「SQLワークショップ」をクリックします。
「SQLスクリプト」をクリックします。
「タスク」リストから「エクスポート」を選択します。
適切なスクリプト・ファイルを選択し、「エクスポートに追加」をクリックします。
ファイル名を確認し、「すべてのエクスポート」をクリックします。
スクリプトを削除するには、「削除」チェック・ボックスを選択します。
「テーマのエクスポート」ユーティリティを使用して、Oracle HTML DBの1つの開発インスタンスからファイルにテーマをエクスポートします。
「エクスポート」ページからアプリケーション・テーマをエクスポートするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「テーマ」をクリックします。
「アプリケーション・テーマのエクスポート」ページで、次のステップを実行します。
エクスポートするテーマを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「テーマのエクスポート」をクリックします。
「テーマ」ページからアプリケーション・テーマをエクスポートするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
「ユーザー・インタフェース」で、「テーマ」を選択します。
「テーマ」ページが表示されます。
「タスク」リストから「テーマのエクスポート」を選択します。
「エクスポート」ページが表示されます。
ページの上部の「テーマ」をクリックします。
「アプリケーション・テーマのエクスポート」ページで、次のステップを実行します。
エクスポートするテーマを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「テーマのエクスポート」をクリックします。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポートは、ターゲット・マシンでの開発を予定している場合に便利です。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートする場合は、選択したスキーマに対するすべてのユーザー・インタフェースのデフォルト値が、1つのSQL*Plusスクリプトにエクスポートされます。プロンプトが表示されたら、このファイルをハードディスク・ドライブに保存してください。このファイルには、アプリケーションのPL/SQL APIにコールして表のヒントを作成するAPIコールが含まれています。このファイルを使用して、ユーザー・インタフェースのデフォルト値を別のデータベースおよびOracle HTML DB インスタンスにインポートできます。
「エクスポート」ページからユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「エクスポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
ページの上部の「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」をクリックします。
「ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポート」ページで、次のステップを実行します。
「スキーマ」から、ユーザー・インタフェースのデフォルト値に関連付けられた表を所有するスキーマを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「エクスポート」をクリックします。
「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」ページからユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
「ユーザー・インタフェース」で、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」を選択します。
「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」ページが表示されます。
「エクスポート」をクリックします。
「エクスポート」ページが表示されます。
ページの上部の「テーマ」をクリックします。
「ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポート」ページで、次のステップを実行します。
「スキーマ」から、ユーザー・インタフェースのデフォルト値に関連付けられた表を所有するスキーマを選択します。
「ファイル形式」から、エクスポート・ファイルの行を形式化する方法を選択します。
UNIXを選択すると、改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
DOSを選択すると、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれるファイルが生成されます。
「エクスポート」をクリックします。
アプリケーションおよびすべての関連ファイルをエクスポートしたら、それらをインストールする前に、ターゲットのOracle HTML DBインスタンスにインポートする必要があります。 一般的なルールとして、常にアプリケーションを先にインポートしてから、関連ファイルをインポートします。
アプリケーションおよび関連ファイルをインポートするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
タスクを選択するように求められたら、「インポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
「ファイルのインポート」で、次のステップを実行します。
「ファイルのインポート」で、インポートするファイルを指定します。
「ファイル・タイプ」からインポートするファイルのタイプを選択します。
ファイルをインポートすると、そのファイルをインストールするオプションが表示されます。ファイルは、エクスポート・リポジトリから後でインストールすることもできます。
ファイルのキャラクタ・セットが正しいことを確認します。
「次へ」をクリックします。
インポートしたファイルをインストールするには、「インストール」をクリックします。「アプリケーションのインストール」ページで、次のステップを実行します。
「解析スキーマ」からスキーマを選択します。
これが、アプリケーションのすべてのSQLおよびPL/SQLの解析対象となるスキーマです。
「新しいビルド・ステータス」から、次のいずれかの項目を選択します。
アプリケーションの実行のみ: ユーザーは、アプリケーションの実行のみができます。
アプリケーションの実行および構築: ユーザーはアプリケーションの実行、開発者はアプリケーションの実行と編集の両方ができます。
「アプリケーションの実行のみ」を選択することは、他の開発者によってアプリケーションが変更されないようにするために有効な方法です。「ビルド・ステータス」を上書きした後、それを変更できるのは、Oracle HTML DBの「管理サービス」のみであることに注意してください。
「次のアプリケーションとしてインストール」から、次のいずれかの項目を選択します。
新しいアプリケーションIDを自動割当て
エクスポート・ファイルからアプリケーションIDを再利用
アプリケーションIDを変更
これらのオプションは、アプリケーションIDの競合を回避するために使用します。 これらのオプションは、同じインスタンスに同じアプリケーションの2つのバージョンをインストールする必要がある場合に役立ちます。 たとえば、本番インスタンスにアプリケーションを移行しているが、まだ開発バージョンを保持する必要がある場合などです。
「アプリケーションのインストール」をクリックします
エクスポート・ファイルは、次の2つの方法でインストールできます。
エクスポート・ファイルをアプリケーション・ビルダーにインポートした後、エクスポート・リポジトリからインストールする方法
エクスポート・ファイルをSQL*Plusからインストールする方法
このセクションの構成は次のとおりです。
ターゲットのOracle HTML DBインスタンスにファイルをインポートした後、そのファイルがアプリケーション・ビルダーでアクティブまたは使用可能になる前にインストールする必要があります。
エクスポート・リポジトリに格納されたファイルをインストールするには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。
ページの下部にある「リポジトリの表示」を選択します。
インストールするファイルを選択し、該当するファイルの横にある「アクション」列の「インストール」をクリックします。
「解析スキーマ」からスキーマを選択します。
これが、アプリケーションのすべてのSQLおよびPL/SQLの解析対象となるスキーマです。
「ビルド・ステータス」から、次のいずれかの項目を選択します。
アプリケーションの実行のみ
アプリケーションの実行および構築
ターゲット・インスタンスでアプリケーションを実行するが、開発者に対してはアクセス不可にするには、「アプリケーションの実行のみ」を選択します。 詳細は、「アプリケーションのビルド・ステータスの変更」を参照してください。
「次のアプリケーションとしてインストール」から、次のいずれかの項目を選択します。
エクスポート・ファイルからアプリケーションIDを再利用
新しいアプリケーションIDを自動割当て
アプリケーションIDを変更
これらのオプションは、アプリケーションIDの競合を回避するために使用します。 これらのオプションは、同じインスタンスに同じアプリケーションの2つのバージョンをインストールする必要がある場合に役立ちます。 たとえば、本番インスタンスにアプリケーションを移行しているが、まだ開発バージョンを保持する必要がある場合などです。
「アプリケーションのインストール」をクリックします
このページを使用すると、ファイルのインストールのみでなく、エクスポート・リポジトリからファイルを削除することもできます。
エクスポート・リポジトリからファイルを削除するには、次のステップを実行します。
エクスポート・リポジトリにナビゲートします。
削除するファイルを選択し、「チェックした項目の削除」をクリックします。
エクスポート・ファイルは、SQL*Plusからもインストールできます。次の2つの制限があることに注意してください。
エクスポート・ファイルは、インストール先と同じ作業領域で作成されている必要があります。
エクスポート・ファイルがアプリケーションの場合は、アプリケーションIDが上書きされます。そのため、ターゲット作業領域は、インストールするアプリケーションのIDを所有している必要があります。
このセクションの構成は次のとおりです。
SQLコマンド・プロセッサで問合せを実行することによって、ソース作業領域IDとターゲット作業領域IDが同じであることを確認できます。
ソース作業領域IDとターゲット作業領域IDが同じであることを確認するには、次のステップを実行します。
ソース作業領域にログインします。
「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。
「SQLコマンド」をクリックします。
SQLエディタ・ペインで次のとおり入力し、「実行」をクリックします。
SELECT &WORKSPACE_ID. FROM DUAL
作業領域IDを書き留めます。
ターゲット作業領域にログインします。
ステップ2から5を繰り返し、作業領域IDが一致することを確認します。
アプリケーションの配置、データのロードおよびユーザーの作成が終了すると、本番URLを公開できます。
アプリケーションのホームページの「実行」アイコンにマウスを置くことにより、アプリケーションへのURLを判別できます。URLがページの下部のステータス・バーに表示されます。
「実行」アイコンは、「セキュリティ属性の編集」ページのホーム・リンク属性から値を取得します。このリンクを参照するのは、このアイコンと、Oracle HTML DBログインAPIを使用しないアプリケーションのみです。次に例を示します。
http://htmldb.oracle.com/pls/otn/f?p=11563:1:3397731373043366363
各要素の意味は次のとおりです。
htmldb.oracle.com
は、サーバーのURLです。
pls
は、mod_plsql
カートリッジを使用するためのインジケータです。
otn
は、DAD名です。
f?p=
は、Oracle HTML DBによって使用される接頭辞です。
11563
は、コールされているアプリケーションです。
1
は、表示されるアプリケーション内のページです。
3397731373043366363
は、セッション番号です。
このサンプル・アプリケーションを実行するには、次のURLを使用します。
http://htmldb.oracle.com/pls/otn/f?p=11563:1
各ユーザーは、ログインすると、一意のセッション番号を受け取ります。
ビルド・オプションを使用すると、アプリケーションで特定の機能を条件付きで表示できます。
ビルド・オプションは、INCLUDEまたはEXCLUDEという2つの値をとることができます。属性を含めるように指定すると、HTML DBエンジンは、実行時にその属性をアプリケーション定義の一部として認識します。逆に、属性を排除するように指定すると、HTML DBエンジンは、その属性を存在しないものとして処理します。
このセクションの構成は次のとおりです。
ビルド・オプションを作成するには、次のステップを実行します。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
「ロジック」で、「ビルド・オプション」を選択します。
新しいビルド・オプションを作成するには、「作成」をクリックします。
画面に表示されるステップに従います。
該当する属性ページで、ビルド・オプションの有効または無効を選択することができます。ほとんどの属性ページには、定義済のビルド・オプションを選択できる「構成」セクションが含まれています。
ビルド・オプションを作成すると、そのビルド・オプションは「ビルド・オプション」ページに表示されます。「ビュー」リストから選択して、「ビルド・オプション」ページの表示方法を制御します。使用可能なオプションは次のとおりです。
アイコン(デフォルト): 各ビルド・オプションを大きいアイコンとして表示されます。ビルド・オプションを編集するには、該当するアイコンをクリックします。
詳細: 各ビルド・オプションをレポートで1行に表示されます。各行には、アプリケーションID、ビルド・オプション名、ステータスおよびビルド・オプションの使用状況レポートへのリンクが含まれています。ビルド・オプションを編集するには、該当する名前をクリックします。
ビルド・オプションを作成すると、「ビルド・オプション」ページに「使用状況」ボタンが表示されます。このレポートには、カレント・アプリケーションでのビルド・オプションの使用状況が詳述されます。
注意: 「使用状況」ボタンは、ビルド・オプションを作成した後の「ビルド・オプション」ページにのみ表示されます。 |
ビルド・オプションの使用状況レポートを表示するには、次のステップを実行します。
「ビルド・オプション」ページにナビゲートします。
「作業領域」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション・ビルダーのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
「ロジック」で、「ビルド・オプション」を選択します。
「ビルド・オプション」ページが表示されます。
「ビルド・オプション」ページで、「使用状況」をクリックします。
ビルド・オプションの使用状況レポートが表示されます。