Oracle JRockit Mission Control の概要

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JRockit Mission Control Client のアクセシビリティに関する注意点

Oracle ではユーザ補助機能が必要な場合にもご利用いただける高品質の情報テクノロジの提供に取り組んでいます。 この目的のために、Oracle JRockit Mission Control Client のアクセシビリティを確保する重要なプロジェクトに着手してきました。 これらの拡張機能を実装し、また、留意すべきアクセシビリティのすべての問題に継続して対処していきます。

このドキュメントの内容は以下のとおりです。

 


スクリーン リーダー

視覚障害のあるユーザの方々を支援するために、画面ベースの情報を音声に変換するテクノロジである、さまざまなスクリーン リーダーがサポートされています。

現在、Freedom Scientific, Inc. の JAWS™ スクリーン リーダーのコンフィグレーション オプションが使用可能です。この製品のコンフィグレーションについては、以下の Freedom Scientific スクリーン リーダーの Web サイトを参照してください。

http://www.freedomscientific.com/documentation/screen-readers.asp

注意 : JAWS の使用時は、タブとページの切り替えが予期したとおりに動作しないことをご了承ください。 回避策については、「タブ/ページ間を切り替える」を参照してください。

 


JRockit Mission Control アクセシビリティ モード

JRockit Mission Control Client では、ダイヤルとチャートを使用してパフォーマンス データが表示されます。 ほとんどのユーザにとっては、これらのチャートで傾向を表し、パフォーマンス メトリックの最大値と最小値の識別に役立つデータの価値のあるグラフィカルなビューが提供されます。ただし、チャートではスクリーン リーダーで読み上げることのできる形式で情報が伝達されません。 この問題に対処するため、ダイヤルとチャートのデータが表形式で提供されるように JRockit Mission Control Client のアクセシビリティ モードをコンフィグレーションできます。

アクセシビリティ モードのコンフィグレーション

アクセシビリティ モードのコンフィグレーションは、JRockit Mission Control Client の [Preferences] ウィンドウで行います。 有効にするには、次の手順に従います。

  1. JRockit Mission Control Console を実行し、[WindowsPreferences...] を選択します。
  2. [Preferences] ウィンドウが表示されます (図 1-1)。

    図 1-1 [Preferences] ウィンドウ


    [Preferences] ウィンドウ

  3. [アクセシビリティ オプション] ペインで [アクセシビリティ モードの使用] を選択し、その下で、有効にするアクセシビリティ オプションを選択します。
    • [ダイヤルをテーブルとして描画] は速度計に表示されたデータをテーブル データとして表示します。
    • [Render graphs as tables] はグラフに表示されたデータをテーブル データとして表示します。
  4. [OK] を選択します。
  5. コンソールを停止し、再起動します。
注意 : コンソールを実際に起動する前にアクセシビリティ モードをコンフィグレーションすると、コンソールの起動時に新しいコンフィグレーションが表示されます。

追加情報

スクリーン リーダーを使用してテーブル データを読み上げる際の重要な情報については、「スクリーン リーダーでテーブル データを読み上げる」を参照してください。

 


回避策

この節には、JRockit Mission Control のアクセシビリティ機能を使用してユーザの操作を拡張するための追加手順が含まれています。 これらの手順は、以下のとおりです。

タブ/ページ間を切り替える

JRockit Mission Control GUI のタブ コンポーネントにアクセスする際、JAWS によって「ページに切り替えるには〔Ctrl〕+〔Tab〕キーを押してください」という誤った指示がユーザに表示されます。 タブとページ間を切り替える正しい手順では、左右の矢印キーを使用します。

スクリーン リーダーでテーブル データを読み上げる

スクリーン リーダー ソフトウェアを使用して JRockit Mission Control のテーブル データをより効率的に読み上げるには、テーブル データをコピーしてテキスト エディタに貼り付け、そこから読み上げます。コピーして貼り付けるには、次の手順に従います。

  1. 読み上げるテーブルを右クリックしてコンテキスト メニューを開きます。
  2. [すべて選択] を選択してすべての項目を選択します。
  3. [コピー] を選択します。
  4. テキストをテキスト エディタに貼り付けます。

コンソールの [全般/概要] タブ データを読み上げる

スクリーン リーダー ソフトウェアを使用して JRockit Mission Control Console の [全般/概要] タブからデータを読み上げるには、[ウィンドウPreferencesJRockit Mission Control] を選択し、右のパネルから [ダイヤルをテーブルとして描画] と [チャートをテーブルとして描画] を選択します。

オンライン ヘルプのテキストのサイズを変更する

視覚障害のあるユーザの方々の場合、テキストのサイズを大きくしないと、JRockit Mission Control のスタンドアロン (RCP) バージョンのオンライン ヘルプ ドキュメントが読みにくい場合があります。 フォントのサイズを変更する必要がある場合は、別のブラウザでヘルプを表示する必要があります。

JRockit Mission Control ではオペレーティング システムで指定されたデフォルトの Web ブラウザを使用します。JRockit Mission Control 内で別のブラウザを指定することはできません。オペレーティング システムでのブラウザの指定方法はオペレーティング システムのバージョンによって異なります。

JRockit Mission Control ヘルプのデフォルトのビューアを変更するには、次の手順に従います。

  1. [ウィンドウPreferences] を選択します。
  2. [Preferences] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [Specify how help information is displayed] で、[Use external browser] を選択します。
  4. [Apply] または [OK] をクリックします。
注意 : Eclipse ヘルプ ビューアの制限により、現在はテキストのサイズを変更できません。テキストのサイズを変更する必要がある場合は、回避策として外部ブラウザを使用します。

 


JRockit Mission Control Client で使用される略語

JRockit Mission Control Client では、GUI およびドキュメントの領域を節約するために多数の略語および頭字語が使用されています。可能な限り、これらの略語および頭字語は最初の出現時にスペル アウトされますが、常にされるわけではありません。そのため、JRockit Mission Control Client で一般に使用される略語および頭字語のリストを「略語と頭字語」に示します。


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