Oracle JRockit Mission Control の概要

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Oracle JRockit Mission Control Client の概要

Oracle JRockit Mission Control Client ツール スイートは、Oracle JRockit JVM R26.0.0 で導入されました。Java アプリケーションのモニタ、管理、プロファイリング、メモリ リークの解消などを行うツールが含まれています。この種のツールにつきもののパフォーマンスのオーバーヘッドは発生しません。

JRockit Mission Control のパフォーマンス オーバーヘッドが低いのは、JRockit JVM の通常の適応性のある動的な最適化の一部として収集されるデータを使用するためです。これにより、バイト コード インスツルメンテーションを使用するツールがシステムの実行特性を変えるときに発生する可能性のある Heisenberg 異常の問題も解消されます。JRockit Mission Control の機能は必要に応じて常に利用可能で、ツールの実行中にのみわずかなパフォーマンス オーバーヘッドが発生します。

この節の内容は以下のとおりです。

 


サポートに関する声明

JRockit Mission Control Client は、R26.4 から自身が付属するリリースまでのすべての JRockit JVM のバージョンに接続します。 古いバージョンの JRockit JVM への接続も可能な場合がありますが、公式にはサポートされていません。

JRockit Mission Control Client では、R26.4 から自身が付属するリリースまでのすべての JRockit JVM のバージョンで作成された JRA 記録が開かれます。 一部の機能 (レイテンシ記録など) は、古い記録で実装されていないため使用できない場合があります。

 


インストール情報

インストール ガイドについては、「Oracle JRockit Mission Control のインストール」を参照してください。

 


JRockit Mission Control Client の起動

JRockit Mission Control Client の実行可能ファイルは JROCKIT_HOME/bin にあります。このディレクトリがシステム パスに登録されている場合は、コマンド (シェル) プロンプトで jrmc と入力するだけで JRockit Mission Control を起動できます。

そうでない場合は、以下のように、実行ファイルのフル パスを入力する必要があります。

JROCKIT_HOME\bin\jrmc.exe (Windows)

JROCKIT_HOME/bin/jrmc (Linux)

Windows では、[スタート] メニューから JRockit Mission Control を起動できます。

 


JRockit Mission Control FAQ

このトピックでは、JRockit Mission Control についてのよくある質問とその回答を記載しています。

JRockit Mission Control Client に接続できません。考えられる原因には何がありますか?

以下のことを考慮してください。

JRockit Mission Control に接続しようとすると、JRockit Mission Control が不明な IP またはホスト名を使って通信しようとしていることを示すスタック トレースが出力されます。

RMI で、使用するアドレスを特定する際に問題が発生することがあります。この問題には、次の原因が考えられます。

問題が解決しない場合は、java.rmi.server.hostname システム プロパティを指定してみてください。ただし、この操作により、JVM で実行中のアプリケーションが影響を受ける可能性があります。

起動時に、クラスが見つからないという例外が表示されます。

JRockit Mission Control Client を起動するために正しいランチャを使用しているかどうかを確認します。使用できるのは JROCKIT_HOME/bin/jrmc のみです

JRockit Mission Control で、ローカル JVM が 1 つも見つかりません。

JRockit Mission Control Client を起動するために正しいランチャを使用しているかどうかを確認します。使用できるのは JROCKIT_HOME/bin/jrmc のみです

JRA の記録にメソッド プロファイリング情報が何も表示されません。どうしてですか?

バージョン 3.1.0 以前では、JRockit Mission Control Client でタブにデータが記録されていない場合、デフォルトでタブは表示されませんでした。バージョン 3.1.0 以前の製品を使用している場合、JRA の記録でメソッド プロファイリングが有効になっていることと、このアプリケーションに負荷がかかっていることを確認します。JRockit JVM では、スレッドのいずれもどの処理も行われていない場合、サンプルは記録されません。メソッド サンプリングの JRA 記録を低い負荷で作成したい場合は、サンプリングの頻度を増やしてください。

Memory Leak Detector を使用しているときに、[傾向] テーブルの [増加] 列に何も表示されません。

アルゴリズムが動作するには 3 つ以上のデータ ポイントを必要とし、データは、ガベージ コレクションの古い領域のマーク フェーズの一部として回収されます。データが何も表示されない場合は、このようなコレクションを開始するのに十分なガベージが回収されていない可能性があります。プロセスを迅速化するには、Memory Leak アプリケーションのツールバーのごみ箱をクリックして、3 回連続してガベージ コレクションを行ってください。その際、次のコレクションを開始する前に、短い休止時間を置いてください。

 


JRockit Mission Control ドキュメント

JRockit Mission Control 1 のドキュメントについては、eDocs

http://edocs.bea.com/jrockit/tools/index.html を参照してください。

JRockit Mission Control 2 および 3 のドキュメントについては、ツールのインストールに含まれるオンライン ヘルプと、eDocs の PDF を参照してください。

http://edocs.bea.com/jrockit/tools/index.html

注意 : eDocs にある JRockit Mission Control 2 の PDF は完全版ではありません。完全なドキュメントは [ヘルプ] メニューから参照してください。

 


JRockit Mission Control のサポート

サポートについては、エンタープライズ ライセンスの規定に従うものとします。

 


JRockit Mission Control について話し合えるフォーラムはありますか?

質問があれば、Oracle JRockit の一般的な問題に関するニュースグループまでに共有できます。このニュースグループは Oracle JRockit エンジニアリング チームによってモニタされています。ニュースグループにアクセスするには、以下に移動してください。

http://forums.oracle.com/forums/forum.jspa?forumID=561

 


JRockit Mission Control 開発チームへのフィードバックの提供

弊社では、JRockit Mission Control の改良方法に関するご提案や開発環境における一般的な使用方法などの情報をお待ちしております。これらの情報は将来的なツールの向上に役立ちます。

Oracle JRockit Mission Control に関するフィードバックや改良に関するアイデアを電子メールで下記の宛先までお送りください。

jrockit-improve@oracle.com

お送りいただいたフィードバックやアイデアを基にして、製品の改良に努め、よりいっそう使いやすい製品を実現します。Oracle の目標は、タスクを簡素化し、最高の機能を提供することにあります。


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