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Oracle Database Clientインストレーション・ガイド
10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(32-bit)

B25253-04
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5 Oracle Database Clientソフトウェアの削除

この章では、Oracle Database Clientソフトウェアの削除方法について説明します。

WindowsでのOracleサービスの停止

Oracleコンポーネントまたはレジストリ・エントリを削除する前に、まずOracle Windowsサービスを停止する必要があります。

関連項目

サービス停止の詳細は、Microsoftのオンライン・ヘルプを参照してください。 

Windowsのサービスを停止する手順は、次のとおりです。

  1. Windowsの「サービス」ユーティリティを開きます。「スタート」メニューから「プログラム」「管理ツール」「サービス」を選択します。

  2. Oracleのサービス(OracleまたはOraで始まる名前)が存在し、状態が「開始」である場合、各サービスを選択して、「停止」をクリックします。

  3. 「サービス」を終了します。

Oracle Universal Installerを使用したOracle Database Clientの削除

最初にOracle Universal Installerを使用して、コンピュータ上のインベントリからOracle Database Clientを削除します。残りのコンポーネントは、後から手動で削除する必要があります。この項の項目は次のとおりです。

Oracle Universal Installerを使用してOracle Database Clientを削除する際のガイドライン

次のガイドラインに従います。

Oracle Universal Installerを使用してOracle Database Clientを削除する手順

Oracle Universal Installerにより、インストール中にOracleコンポーネント用のWindowsサービスが作成されます。ただし、Oracle Universal InstallerではOracle Net Configuration Assistantで作成されたすべてのサービスは削除されません。

Oracle Universal Installerを使用してWindowsコンピュータでコンポーネントを削除する手順は、次のとおりです。

  1. まず、「WindowsでのOracleサービスの停止」の手順に従います。

  2. Oracle Universal Installerを起動します。起動方法は、インストールしているOracle Database Clientのバージョンによって異なります。

    1. 「管理者」、「ランタイム」または「カスタム」バージョンのOracle Database Clientをインストールした場合、Oracle Universal Installerもインストールされます。
      「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle -HOME_NAME
      「Oracle Installation Products」「Universal Installer」を選択します。Oracle Universal Installerの「ようこそ」ウィンドウが表示されます。

    2. 「InstantClient」バージョンのOracle Database Clientをインストールした場合、Oracle Universal Installerはインストールされません。かわりに、インストール・メディアか、ダウンロードまたはコピーしたインストール・ファイル用に作成したインストール・ディレクトリから実行します。

      そのためには、Oracle Databaseインストール・メディアを挿入してclientディレクトリにナビゲートします。あるいは、インストール・ファイルをダウンロードまたはコピーしたディレクトリにナビゲートします。次に、setup.exeをダブルクリックしてOracle Universal Installerを起動します。「ようこそ」ウィンドウで「製品のインストール/削除」をクリックします。

  3. 「製品の削除」ボタンをクリックします。

    「インベントリ」ウィンドウが表示されます。

  4. 削除するOracleホームを選択します。Oracleホームの選択したコンポーネントを削除する場合のみ、インストール済のコンポーネントのツリーを展開します。

    たとえば、「ランタイム」オプションでOracle Database Clientをインストールし、後から「カスタム」オプションで追加コンポーネントをインストールした場合、Oracleホーム・コンポーネントを展開して、Oracleホームにインストールされているすべてのコンポーネントを表示します。

  5. 削除するコンポーネントのボックスを選択します。

  6. 「削除」をクリックします。

    「確認」ウィンドウが表示されます。

  7. 「はい」をクリックして選択したコンポーネントを削除します。


    注意

    一部のコンポーネントを削除すると、他のコンポーネントが正常に機能しなくなる可能性があるというメッセージが表示される場合があります。 


    コンポーネントがコンピュータから削除されると、削除されたコンポーネントが含まれていない「インベントリ」ウィンドウが表示されます。

  8. 「閉じる」をクリックして、「インベントリ」ウィンドウを閉じます。

  9. 「取消」をクリックして、Oracle Universal Installerを終了します。

  10. 「はい」をクリックして、終了を確認します。

  11. Oracle Universal Installerを終了したら、次の項に進み、残りのOracle Database Clientコンポーネントを削除します。

残りのOracle Database Clientコンポーネントの手動による削除方法

Oracle Universal Installerでは、すべてのOracleコンポーネントは削除されません。Oracle Universal Installerを使用してOracleコンポーネントを削除した後、残ったレジストリ・キー、環境変数、「スタート」メニューのオプションおよびディレクトリを手動で削除する必要があります。

この項の項目は次のとおりです。

Windowsにおけるレジストリ エディタからのOracleキーの削除

Oracle Universal InstallerではOracle Net Configuration Assistantで作成されたすべてのサービスは削除されません。また、削除されないレジストリ・キーがその他にいくつかあります。次の各項のいずれかの手順に従い、存在するレジストリ・キーをすべて手動で削除する必要があります。

Oracle Net Servicesレジストリ・キーのみの削除

Oracle Net Servicesレジストリ・エントリが存在する場合、それのみを削除する手順は、次のとおりです。

  1. 管理者グループのメンバーとしてログインします。

  2. まず、「WindowsでのOracleサービスの停止」の手順に従います。

  3. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択し、次のコマンドを入力します。

    regedit
    
    
  4. HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Servicesに移動し、OracleHOME_NAMETNSListenerレジストリ・エントリを削除します。

    Oracle Universal Installerを実行してOracle Database Clientを削除した場合、他のすべてのOracle Net Servicesが削除されています。

  5. レジストリ エディタを終了します。

  6. コンピュータを再起動します。

すべてのOracleレジストリ・キーの削除

Oracleレジストリ・キーが存在する場合、すべてのキーをコンピュータから削除する手順は、次のとおりです。


注意

これらの手順により、Oracleのコンポーネント、サービスおよびレジストリ・エントリがすべてコンピュータから削除されます。レジストリ・エントリを削除する際は、細心の注意を払ってください。間違ったエントリを削除すると、システムが故障する可能性があります。これらの手順を完了した後、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥DB_NAMEの下のデータベース・ファイルを削除してください。  


  1. 管理者グループのメンバーとしてログインします。

  2. まず、「WindowsでのOracleサービスの停止」の手順に従います。

  3. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択し、次のコマンドを入力します。

    regedit
    
    
  4. HKEY_CLASSES_ROOTに移動します。

  5. 次で始まるキーを削除します。

  6. HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWAREに移動します。

  7. ORACLE Groupキーを削除します。

  8. Oracle Services for Microsoft Transaction Serverをインストールしている場合、
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services ¥Eventlog¥Applicationに移動します。

  9. Oracle Services for Microsoft Transaction Serverキーを削除します。

  10. HKEY_CURRENT_USER¥Softwareに移動します。

  11. Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Explorer¥MenuOrder¥Start Menu¥
    Programs
    の下にあるOracle-HOME_NAMEエントリなど、すべてのOracleキーを削除します。

  12. レジストリ エディタを終了します。

  13. コンピュータを再起動します。

PATH環境変数のパスの更新

PATH環境変数を確認し、すべてのOracleエントリを削除します。

  1. 「コントロール パネル」の「システム」を表示します。

  2. 「詳細」タブを選択し、「環境変数」をクリックします。

  3. システム変数PATHを選択して編集し、すべてのOracleエントリを削除します。

    たとえば、PATH変数にORACLE_BASE¥ORACLE_HOMEを含むOracleエントリを削除します。次のようなエントリを含むPATH変数があります。

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥bin;ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥1.4.2¥bin¥client;
    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥1.4.2¥bin
    
    
  4. 変更を保存して「システム」を終了します。

「スタート」メニューからのOracle Database Clientの削除

「スタート」メニューにOracle Database Clientエントリがないか確認し、あれば削除します。

次の手順を実行します。

  1. 「スタート」「プログラム」「Oracle - HOME_NAMEを選択します。

  2. 「Oracle - HOME_NAMEを右クリックして、メニューから「削除」を選択します。

次の方法を使用しても、Oracle Database Clientメニューのエントリを削除できます。

  1. 「スタート」ボタンを右クリックし、ポップアップ・メニューを表示します。

  2. 「エクスプローラ - All Users」オプションを選択します。

  3. 「Documents and Settings」の下で¥スタート メニュー¥プログラムフォルダを開きます。

  4. Oracle - HOME_NAMEフォルダを右クリックして削除します。

Oracle Database Clientディレクトリの削除

すべてのOracle Database Clientレジストリ・キーを削除し、コンピュータを再起動した後、存在するすべてのOracle Database Clientディレクトリおよびファイルを削除します。

  1. マイ コンピュータまたはWindowsのエクスプローラを使用して、
    SYSTEM_DRIVE:¥program files¥oracleディレクトリを削除します。

  2. マイ コンピュータまたはWindowsのエクスプローラを使用して、ハード・ドライブ上のすべてのORACLE_BASEディレクトリを削除します。


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