Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(32-bit) B25257-03 |
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この付録では、次のトラブルシューティングについて説明します。
この付録に示すトラブルシューティングの手順を実行する前に、次を実行してください。
http://www.oracle.com/technology/index.html
この項の内容は、次のとおりです。
Oracle Universal Installerを最初に実行すると、システムにインストールされる製品のインベントリと他のインストール情報を記録するために、DRIVE_LETTER
:
¥
ORACLE_BASE
¥
ORACLE_HOME
¥
Inventory¥logs
ディレクトリが作成されます。
ログ・ファイルの名前はinstallActions
date_time
.log
で、date_time
はインストールの日付と時刻です。たとえばinstallActions2004-055-14_09-00-56-am.log
などです。
インストール済コンポーネントのリストは、Oracle Universal Installerのウィンドウで「インストールされた製品」をクリックしても確認できます。
Oracle HTML DBをインストールすると、Oracle Universal Installerは、ネーミング規則installYYYY-MM-DD_HH24-MI-SS.log
を使用してhtmldb
ディレクトリにログ・ファイルを作成します。インストールが正常な場合は、次のテキストがログ・ファイルに書き込まれます。
Thank you for installing Oracle HTML DB. Oracle HTML DB is installed in the FLOWS_010600 schema.
ログ・ファイルにエラーがある場合でも、インストールに失敗したわけではありません。許容されるエラーは、ログ・ファイルにそのように記録されます。
「Oracle HTTP Serverの起動、停止または再起動」に従ってOracle HTTP Serverを停止します。
次の各項に進んで処理を実行します。
インストールに失敗した場合は、インストール中にOracle Universal Installerによって作成されたファイルを削除し、Oracleホーム・ディレクトリを削除する必要があります。ファイルを削除するには、次のようにします。
companion
ディレクトリに移動します。あるいは、インストール・ファイルをダウンロードまたはコピーしたディレクトリに移動します。setup.exe
をダブルクリックし、Oracle Universal Installerを起動します。
Oracle HTML DBの正常なインストールでは、次のバナーがインストールの終了時に表示されます。
Thank you for installing Oracle HTML DB. Oracle HTML DB is installed in the FLOWS_010600 schema.
ただし、インストールに失敗すると、Oracle Universal InstallerでOracle HTML DBコンポーネントを削除する以外に、インストール・タイプによって1つまたは2つのデータベース・スキーマを再インストールする前に削除する必要があります。
アップグレードに失敗した場合は、最初にOracle HTML DBをリリース1.5に戻し、リリース1.6に関連したスキーマを削除します。
Oracle HTML DBをリリース1.5に戻すには、次のようにします。
リリース1.6のスキーマを削除するには、次のようにします。
SYS
またはSYSTEM
としてインストールされているデータベースに接続します。
DROP user FLOWS_010600 CASCADE;
新しいインストール失敗後にスキーマを削除するには、次のようにします。
SYS
またはSYSTEM
としてインストールされているデータベースに接続します。
drop user FLOWS_010600 cascade; drop user FLOWS_FILES cascade;
サイレントまたは非対話型インストールが正常に実行されたかどうかを判断するには、DRIVE_LETTER
:¥Program Files¥Oracle¥Inventory¥logs
ディレクトリにあるsilentInstallActions
date_time
.log
ファイルを調べます。
サイレント・インストールは、次の場合に失敗します。
たとえば、製品固有のデータは正しく指定しているが、ステージング領域の位置の指定が誤っていることがよくあります。このような場合は、FROM_LOCATION
変数をチェックし、インストール・メディアにあるproducts.xml
ファイルを指していることを確認します。このproducts.xml
は、インストール・メディアのcompanion¥stage
にあります。
Oracle Universal Installerまたはコンフィギュレーション・アシスタントは、実行時にレスポンス・ファイルの妥当性を検査します。妥当性検査に失敗すると、インストールまたは構成プロセスは終了します。コンテキスト、形式または型が不正な場合、そのパラメータ値は、ファイルに指定されていないとみなされます。
Oracle HTML DBのイメージが正しく表示されない場合は、イメージが格納されているディレクトリの位置指定に問題がある可能性があります。イメージ用ディレクトリの位置は、marvel.conf
ファイルに別名で格納されます。この問題を処理する方法は、次のとおりです。
ORACLE_BASE
¥
ORACLE_HOME
¥Apache¥modplsql¥conf
にあるmarvel.conf
ファイルを開きます。
images
ディレクトリへの別名を検索します。
Alias /i/ C:/oracle/product/10.2.0/db_HTMLDB/htmldb/images
ユーザーが仮想ホストを介してOracle HTML DBにアクセスしている場合、オンライン・ヘルプは動作しません。次の例について考えてみます。
internal.server.com
で、ポートが7777
であるとします。
external.server.com
とポート80
が表示されます。
この例では、ユーザーがinternal.server.com
にアクセスできない場合、Oracle HTML DBのオンライン・ヘルプは動作しません。この問題を解決するには、Oracle HTML DBのデータベース・アクセス記述子(DAD)に次の行を追加して、CGI環境変数のSERVER_NAME
およびSERVER_PORT
を上書きします。
PlsqlCGIEnvironmentList SERVER_NAME=external.server.com PlsqlCGIEnvironmentList SERVER_PORT=80
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