インストール ガイド

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Oracle Service Bus のインストール

この節では、Windows および UNIX での Oracle Service Bus のインストールについて説明します。内容は以下のとおりです。

 


インストール プログラムの起動

Oracle Service Bus をインストールするためのインストール プログラムの名前は以下のとおりです。

この節では、Windows および UNIX でインストールを開始する方法について説明します。

インストールを開始する前に、『インストール ガイド』の「作業開始前の注意」をお読みください。

グラフィカル モードでインストールを開始する方法の詳細については、以下を参照してください。

コンソール モードでインストールを開始する方法の詳細については、以下を参照してください。

サイレント モードでインストールを開始する方法の詳細については、以下を参照してください。

 


グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行

GUI をサポートする Windows システムおよび UNIX システムで、グラフィカル モードで Oracle Service Bus をインストールできます。グラフィカル モードでインストールを実行する方法の詳細については、『インストール ガイド』の「グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」にある「インストール プログラムの実行」を参照してください。

システムにインストール可能なコンポーネントについては、「製品コンポーネント」を参照してください。

注意 : コンポーネントをインストール対象として選択したり、選択を解除したりすると、コンポーネント間の依存関係のチェックが行われ、選択されたコンポーネントのリストがチェックの結果に基づいて自動的に変更されます。たとえば、Oracle WebLogic Server コンポーネントのチェック ボックスを選択解除すると、残りのコンポーネントは Oracle WebLogic Server がないと実行できないため、残りのコンポーネントのチェック ボックスも選択解除されます。

インストールするコンポーネントを選択したら、新しい Eclipse ホームに Eclipse をインストールするか、または、既存の Eclipse ホームのパスを指定する必要があります。既存の Eclipse ホームを使用するための要件の詳細については、「既存の Eclipse インストールを使用するための要件」を参照してください。

[次へ] をクリックして、製品のディレクトリの場所を選択します。

注意 : Oracle Service Bus と Oracle WebLogic Server は、BEA_HOME 内のデフォルトの場所にインストールする必要があります。また、デフォルトの製品ディレクトリ名を保持することも必要です。このディレクトリ名は、Oracle Service Bus では osb_10.3、Oracle WebLogic Server では wlserver_10.3、Workshop for WebLogic では workshop_10.3 です。

『インストール ガイド』の「グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」にある表の指示に従って、インストールを続行します。

注意 : Mercury プロファイリング ツールはサポートされなくなったため、インストーラに含まれません。

インストールを完了する方法の詳細については、『インストール ガイド』の「グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」にある「グラフィカル モード インストールの実行」を参照してください。

 


コンソール モードでのインストールの実行

オペレーティング システムが GUI をサポートしていない場合は、コンソール モードで Oracle Service Bus をインストールする必要があります。コンソール モード インストールの詳細については、『インストール ガイド』の「コンソール モードでのインストール プログラムの実行」にある「コンソール モード インストールの実行」を参照してください。

注意 :

インストールするコンポーネントを選択したら、新しい Eclipse ホームに Eclipse をインストールするか、または、既存の Eclipse ホームのパスを指定する必要があります。

既存の Eclipse ホームを使用するための要件の詳細については、「既存の Eclipse インストールを使用するための要件」を参照してください。

Choose Products Directory プロンプトで、ソフトウェアをインストールするディレクトリを指定します。

注意 : Oracle Service Bus と Oracle WebLogic Server は、BEA_HOME 内のデフォルトの場所にインストールする必要があります。また、デフォルトの製品ディレクトリ名を保持することも必要です。このディレクトリ名は、Oracle Service Bus では osb_10.3、Oracle WebLogic Server では wlserver_10.3、Workshop for WebLogic では workshop_10.3 です。
注意 : Mercury プロファイリング ツールはサポートされなくなったため、インストーラに含まれません。

インストールを完了する方法の詳細については、『インストール ガイド』の「コンソール モードでのインストール プログラムの実行」にある「コンソール モード インストールの実行」を参照してください。

 


サイレント モードでのインストールの実行

オペレーティング システムが GUI をサポートしていない場合、または、クラスタ環境で複数のインストールを実行する場合は、サイレント モードで Oracle Service Bus をインストールする必要があります。サイレント モード インストールの詳細については、『インストール ガイド』の「サイレント モードでのインストール プログラムの実行」にある「サイレント モード インストールの概要」および「サイレント モード インストールの使用 : 主な手順」を参照してください。

サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成

Oracle ソフトウェアをサイレント モードでインストールする際、インストール プログラムは XML ファイル (silent.xml) を使用して、実行するインストール オプションを決定します。したがって、サイレント モードでインストール プログラムを実行する前に、silent.xml を作成して、実行するインストール オプションを指定する必要があります。

silent.xml ファイル内に不正なエントリがあると、インストールが失敗することがあります。失敗の原因を特定しやすくするために、インストールの開始時にログ ファイルを作成することをお勧めします。

サイレント モードのインストール プロセスで使用する silent.xml ファイルを作成するには、次の手順に従います。

  1. 対応しているブラウザで、サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルのサンプルを表示します。このサンプル ファイルは、http://download.oracle.com/docs/cd/E13159_01/osb/docs10gr3/install/scripts/silent.xml にあります。
  2. このサンプル silent.xml ファイルは、この節の後半にも掲載されています。「サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルのサンプル」を参照してください。

  3. サンプル XML ファイルを silent.xml という名前で、インストール プログラムと同じディレクトリに保存します。
  4. 注意 : XML 定義は、<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?> である必要があります。これは、silent.xml ファイルの先頭に記述する必要があります。XML 定義より前に、スペースや改行を入れないでください。
  5. silent.xml ファイルで、表 2-1 に示されているキーワードの値を編集し、コンフィグレーションを反映させます。
  6. 注意 : 値を修正するときは、文字に関する次の XML ガイドラインに従う必要があります。たとえば、<、>、[、] などの XML 用に予約されている文字は使用できません。

 


表 2-1 silent.xml 用のパラメータ
データ値名
入力値
BEAHOME
選択した BEA ホーム ディレクトリの完全パス。
BEA ホーム ディレクトリについては、「BEA ホーム ディレクトリの選択」を参照してください。
WLS_INSTALL_DIR
Oracle WebLogic Server をインストールするディレクトリの完全パス。
BEAHOME 内にインストールし、wlserver_10.3 の名前を使用する必要があります。
詳細については、「製品インストール ディレクトリの選択」を参照してください。
ALSB_INSTALL_DIR
Oracle Service Bus をインストールするディレクトリの完全パス。
BEAHOME 内にインストールする必要があります。BEAHOME 内のサブディレクトリには任意の名前を使用できます。デフォルト名は osb_10.3 です。
詳細については、「製品インストール ディレクトリの選択」を参照してください。
COMPONENT_PATHS
システムにインストールするコンポーネントとサブコンポーネントを指定します。
Oracle Service Bus をインストールするには、以下の値を使用します。
    <data-value name="COMPONENT_PATHS" value="Oracle Service Bus/Service Bus Examples" />
値の入力方法の詳細については、『インストール ガイド』の「サイレント モードでのインストール プログラムの実行」にある「コンポーネント選択のガイドライン」を参照してください。
INSTALL_NODE_MANAGER_SERVICE
(Windows プラットフォームのみ)
  • yes を設定した場合、Windows サービスとして Oracle WebLogic Server Node Manager をインストールします。詳細については、「Windows サービスとしての Node Manager のインストール」を参照してください。
  • no を設定した場合、Windows サービスとしての Oracle WebLogic Server Node Manager のインストールを省略します。デフォルトは no です。
  • 注意 :  
    • Node Manager を Windows サービスとしてインストールするには、管理者特権が必要です。
    • UNIX ベースのプラットフォームに Oracle Service Bus をインストールする場合、このパラメータは無視されます。
NODEMGR_PORT
Node Manager のリスン ポート。
ポート番号を指定しない場合は、インストーラによりデフォルト ポート 5556 が使用されます。
このポート番号が使用中の場合は、インストーラが次に使用可能なポートをスキャンし、見つかったポートに Node Manager を割り当てます。

注意 : INSTALL_NODE_MANAGER_SERVICE オプションを、yes に設定する必要があります。

インストール プロセスの完了時に、指定したポートを使用して Node Manager が起動します。
INSTALL_SHORTCUT_IN_ALL_USERS_FOLDER
  • true または yes を設定した場合、[All Users] フォルダにショートカットを作成します。デフォルトは true です。
  • false または no を設定した場合、ローカル ユーザのフォルダにショートカットを作成します。
このインストールを実行するユーザは、[All Users] フォルダに [スタート] メニューのショートカットを作成する管理者特権が必要です。詳細については、「管理者特権」を参照してください。

サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルのサンプル

silent.xml ファイルのサンプル (コード リスト 2-1) は、ディレクトリ C:\bea\osb_10.3 に Oracle Service Bus をインストールするようにコンフィグレーションされています。この例では、Oracle WebLogic Server が C:\bea\wlserver_10.3 にすでにインストールされています。
コード リスト 2-1 サンプル silent.xml ファイル
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<bea-installer>
    <input-fields>
        <data-value name="BEAHOME" value="C:\bea" />
        <data-value name="WLS_INSTALL_DIR" value="C:\bea\wlserver_10.3"/>
        <data-value name="ALSB_INSTALL_DIR" value="C:\bea\osb_10.3" />
        <data-value name="COMPONENT_PATHS" value="Oracle Service Bus/Service Bus Examples" />
        <data-value name="INSTALL_NODE_MANAGER_SERVICE" value="yes"  />
        <data-value name="NODEMGR_PORT" value="5559" />
        <data-value name="INSTALL_SHORTCUT_IN_ALL_USERS_FOLDER" value="yes"/>
    </input-fields>
</bea-installer>

サイレント モードでインストールを開始する方法の詳細については、『インストール ガイド』の「インストール プログラムの起動」にある「サイレント モードでのインストールの開始」を参照してください。

終了コードを生成して、インストールの成功または失敗を示すことができます。詳細については、『インストール ガイド』の「サイレント モードでのインストール プログラムの実行」にある「コンソールへの終了コードの戻り値」を参照してください。

注意 : 既存の Eclipse ホームを使用する場合は、「既存の Eclipse インストールを使用するための要件」を参照してください。

 


Oracle Service Bus と Oracle WebLogic Integration のインストール

Oracle WebLogic Integration と共に Oracle Service Bus を使用する場合は、以下のインストール シナリオの手順に従ってください。

Oracle Service Bus と Oracle WebLogic Integration の詳細については、Oracle WebLogic Integration を参照してください。

Oracle WebLogic Integration の上に Oracle Service Bus をインストールする

インストール済みのバージョンの Oracle WebLogic Integration の上に Oracle Service Bus をインストールするには、次の手順に従います。

  1. マシンに Oracle WebLogic Integration 10.2 がインストールされていることを確認します。これより前のバージョンの Oracle WebLogic Integration がインストールされている場合は、Oracle WebLogic Integration 10.2 にアップグレードします。詳細については、Oracle WebLogic Integration を参照してください。
  2. Oracle WebLogic Integration 10.2 がすでにインストールされている同じ BEA_HOME ディレクトリに Oracle Service Bus をインストールします。詳細については、「インストール プログラムの起動」を参照してください。
  3. Oracle Service Bus ドメインを拡張して Oracle WebLogic Integration を含める前に、Oracle Service Bus をインストールした Oracle WebLogic Server を起動します。

Oracle Service Bus の上に Oracle WebLogic Integration をインストールする

インストール済みのバージョンの Oracle Service Bus の上に Oracle WebLogic Integration をインストールするには、次の手順に従います。

  1. マシンに Oracle Service Bus 10.3 がインストールされていることを確認します。これより前のバージョンの Oracle Service Bus がインストールされている場合は、Oracle Service Bus10.3 にアップグレードします。詳細については、「アップグレード情報」を参照してください。
  2. Oracle Service Bus10.3 がすでにインストールされている同じ BEA_HOME ディレクトリに Oracle WebLogic Integration をインストールします。詳細については、Oracle WebLogic Integration を参照してください。

 


ソフトウェアのアンインストール

以下のモードでソフトウェアをアンインストールできます。

ソフトウェアのアンインストールおよび再インストールついては、『インストール ガイド』の「ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。

以前にインストールした製品を上書きして、同じ BEA ホーム ディレクトリや同じファイルの場所に、同じバージョンの Oracle Products を再インストールすることはできません。ただし、既存のインストールに製品や製品コンポーネントを追加することは可能です。たとえば、まず Oracle WebLogic Server をインストールしてから、Oracle Service Bus を追加することができます。

同じ場所に同じバージョンの製品コンポーネントまたは Oracle Products 配布全体を再インストールするには、以前にインストールした製品を最初にアンインストールする必要があります。

すでに完全インストールが含まれている BEA ホーム ディレクトリに Oracle Products ソフトウェアの完全コピーをインストールしようとすると、エラー メッセージが表示されます。[OK] をクリックするか入力して、[BEA ホーム ディレクトリの選択] プロンプトに戻ります。

プロンプトで、以下のオプションのいずれかを選択します。

その後で、「インストール プログラムの起動」の手順に従って、ソフトウェアのインストールを開始します。


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