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Oracle Service Bus と Oracle Tuxedo を相互運用して、各製品に用意されているサービスを使用できます。Tuxedo 転送を使用すると、Oracle Service Bus から Tuxedo ドメインへの、安全で保証された、高パフォーマンスの双方向アクセスが可能になります。Tuxedo 転送では、Tuxedo ドメインからサービスを呼び出すことも、Tuxedo ドメインにあるサービスを呼び出すこともできます。
Tuxedo 転送は、Oracle Service Bus Console でコンフィグレーションします。特定のパラメータによって、プロキシ サービスとビジネス サービスの両方を定義します。Tuxedo 転送のコンフィグレーションを有効にするには、1 つのローカル アクセス ポイントおよび 1 つのリモート アクセス ポイントを含む、基本的な WebLogic Tuxedo Connector (WTC) コンフィグレーションが必要です。トランザクション コンテキストとセキュリティ コンテキストもサポートされます。
Oracle Service Bus のネイティブな Tuxedo 転送では、以下の機能が使用できます。
ネイティブな Tuxedo 転送は、Oracle Service Bus のコンフィグレーション、管理、およびモニタ コンソールに完全に統合されています。Tuxedo ビジネス サービスと Tuxedo プロキシ サービスの両方をコンフィグレーション、管理、およびモニタできます。
Oracle Service Bus は、SOAP、JMS、または他のサービスと Tuxedo 間の仲介として機能します。Tuxedo 転送により、Oracle Service Bus のビジネス サービスとして Tuxedo ATMI サービスへのアクセスが可能になります。また、Tuxedo で、Oracle Service Bus のプロキシ サービスを別の ATMI サービスとして表示できるようになります。
XML メッセージを Tuxedo バッファ タイプに、また Tuxedo バッファ タイプを XML に変換できます。すべての標準の Tuxedo バッファ タイプがサポートされており、変換は自動的および透過的に行われます。詳細については、「Tuxedo 転送のバッファ変換」を参照してください。
Tuxedo 転送により、着信メッセージと発信メッセージのトランザクションの整合性を実現します。Tuxedo サービスを、「必ず 1 回」のサービス品質 (QoS) が可能なグローバル トランザクションのコンテキスト内で呼び出すことができます。Tuxedo アプリケーションは、トランザクションを開始し、Oracle Service Bus ベースのサービスを呼び出すことができ、XA トランザクション コンテキストは Oracle Service Bus、パイプラインに送信され、最終的に目的の転送に送信されます。詳細については、「Tuxedo 転送のトランザクション処理」を参照してください。
メッセージ フローの最初で確立されたセキュリティ コンテキストは、Tuxedo クライアントまたは Oracle Service Bus クライアントのいずれかから、もう一方のシステムに伝播します。つまり、受信した、認証が必要な Oracle Service Bus への SOAP over HTTP 要求は、Oracle Service Bus によって認証されます。トランザクションと同様に、このサポートも完全に双方向であるため、Tuxedo に対し認証されたクライアントは、Oracle Service Bus サービスにも、再度認証を必要とせずに要求を行うことができます。
WTC コンフィグレーションによって Oracle Service Bus と Tuxedo 間の接続を暗号化し、2 つのシステム間の通信のセキュリティとプライバシーを確保できます。
Oracle Service Bus と Tuxedo ドメインの接続の要件は、単一のネットワーク接続のみです。ただし、マシンまたはネットワーク障害の場合は複数の接続が必要になる場合があります。ロード バランシングのために、単一のドメインまたは複数のドメインに、複数の接続を確立できます。
以下のシナリオのコンフィグレーションの詳細については、次の節を参照してください。
以下の関連マニュアルに、この環境について詳しく記載されています。
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