オペレーション ガイド

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スマート検索を使用した操作設定の管理

Oracle Service Bus のスマート検索ユーティリティを使用して、プロキシ サービス、ビジネス サービス、サービス レベル アグリーメント (SLA) の違反に対するアラート ルール、アラート送り先などのリソースの検索と管理を行うことができます。このユーティリティを使用すると、Oracle Service Bus のロールに関係なく、さまざまな条件に基づいてリソースを検索できます。Oracle Service Bus の各ロールで実行できるタスクの詳細については、「Oracle Service Bus のロール」を参照してください。

また、検索の結果を使用して、サービス レベルの操作設定を変更できます。操作設定を実際に有効または無効にするには、グローバル レベルおよびサービス レベルの両方で設定を有効または無効にする必要があります。詳細については、「サービスの操作設定のコンフィグレーション方法」を参照してください。

スマート検索は、[オペレーション] ナビゲータ バーの [コンフィグレーション] モジュールからアクセスできます (図 4-1 を参照)。

図 4-1 スマート検索のアクセス

スマート検索のアクセス

Oracle Service Bus では、基本検索と詳細検索という 2 つのレベルのスマート検索を使用できます。基本検索では、基本条件であるタイプ、名前、およびパスを使用して検索できます。詳細検索では、追加のフィルタを使用して、各種の検索をカスタマイズできます。この節の内容は以下のとおりです。

 


基本検索の使用

基本検索では、リソース タイプ、リソース名などの基本条件を使用してリソースを検索できます。表 4-1 は、検索機能で使用できる基本条件を示します。

表 4-1 基本検索の条件
条件
使用法
種類
この検索条件は必須です。[種類] ドロップダウン リスト (図 4-2 参照) を使用してリソースのタイプを指定します。このドロップダウン リストには、次のオプションがあります。
  • [すべてのサービス] : プロキシ サービスとビジネス サービスの両方を検索するときに選択します。
  • [プロキシ サービス] : プロキシ サービスのみを検索するときに選択します。
  • [ビジネス サービス] : ビジネス サービスのみを検索するときに選択します。
  • [アラート送り先] : アラート送り先を検索するときに選択します。
  • [SLA アラート ルール] : SLA アラート ルールを検索するときに選択します。

注意 : 指定したタイプのリソースをすべて表示するには、[種類] ドロップダウン リストでリソース タイプを選択し、[すべて表示] をクリックします。

名前
省略可能です。検索するリソースの名前を入力します。
パス
省略可能です。[パス] フィールドに、リソースの場所 (パス) を入力します。

これらの条件は単独または組み合わせて使用できます (図 4-2 を参照)。

図 4-2 基本スマート検索

基本スマート検索

 


詳細検索の使用

追加条件で検索をコンフィグレーションする場合は、詳細検索を使用します。詳細検索フィルタを使用するには、[詳細検索フィルタを開く] アイコンをクリックします。以下の節では、スマート検索機能の詳細検索フィルタを使用して操作設定を管理する方法について説明します。

 


すべてのサービスの操作設定の管理

スマート検索のフィルタを使用して、Oracle Service Bus Console でプロキシ サービスやビジネス サービスを検索できます。この節では、プロキシ サービスとビジネス サービスの検索、表示、および編集について説明します。

検索フィルタを使用したサービスの検索

図 4-3 は、プロキシ サービスとビジネス サービスを検索するために使用できるフィルタです。

図 4-3 タイプ ベースのフィルタ : プロキシ サービスとビジネス サービス

タイプ ベースのフィルタ : プロキシ サービスとビジネス サービス

表 4-2 は、詳細フィルタを使用したプロキシ サービスとビジネス サービスの検索のカスタマイズを示します。

表 4-2 詳細フィルタを使用したプロキシ サービスとビジネス サービスの検索
フィルタ
使用法
サービス状態
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
サービスのモニタ
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
サービスの SLA アラート
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
サービスのメッセージ トレース
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。

設定した条件を使用してすべてのサービスを検索する場合は [検索] をクリックし、すべてのサービスを表示する場合は [すべて表示] をクリックします。

操作設定の表示と編集

プロキシ サービスやビジネス サービスの検索結果は、[すべてのサービスの概要] テーブルで確認できます (図 4-4 参照)。

このテーブルを使用して、ビジネス サービスやプロキシ サービスのサービス、モニタ、および SLA アラート機能を有効または無効にします。また、このテーブルを使用すると、プロキシ サービスのメッセージ トレース、パイプライン アラート、メッセージ レポート、実行トレース、およびパイプライン ロギングを有効または無効にできます。有効または無効にするには、適切なフィールドのチェック ボックスを選択し、[更新] をクリックします。

これらの設定による実行時の影響は、グローバル レベルでの対応する設定にも依存します。グローバル設定の詳細については、「グローバル レベルの操作設定のコンフィグレーション方法」を参照してください。このテーブルを使用すると、1 つ以上のサービスの情報を同時に更新できます。

図 4-4 すべてのサービスの概要

すべてのサービスの概要

すべてのサービスに対して以下の情報が表示されます。

表 4-3 すべてのサービスの概要について
プロパティ
説明
名前
サービスに割り当てられた名前。名前は、[プロキシ サービスの表示] ページ (プロキシ サービスの場合) または [ビジネス サービスの表示] ページ (ビジネス サービスの場合) にリンクされている。
パス
サービスに関連付けられたプロジェクト。サービスがプロジェクト フォルダにある場合は、そのフォルダも表示される。パスは以下の形式で表示される。
project-name/root-folder/ . . ./parent-folder
このパスは [プロジェクト エクスプローラ] の対応するパスにリンクされている。
種類
親サービスのタイプ : プロキシ サービスまたはビジネス サービス。
状態
サービスの状態 - 有効または無効。
モニタ
サービスのモニタ状態。有効または無効、および有効なレベル :
  • サービスのモニタ
  • パイプラインのモニタ
  • アクションのモニタ
SLA アラート
SLA アラートの状態 - 有効または無効、および有効なレベル :
  • 通常 (N)
  • 警告 (W)
  • 軽度 (Mn)
  • 重要 (Mj)
  • 重大 (C)
  • 致命的 (F)
メッセージ トレース
メッセージ トレースの状態 - 有効または無効。
パイプライン アラート
プロキシ サービス専用。
パイプライン アラートの状態 - 有効または無効、および有効なレベル :
  • 通常 (N)
  • 警告 (W)
  • 軽度 (Mn)
  • 重要 (Mj)
  • 重大 (C)
  • 致命的 (F)
レポート
プロキシ サービス専用。
サービスのメッセージ レポートの状態 : 有効または無効。
ログ
プロキシ サービス専用。
ロギングの状態 - 有効または無効、および有効な重大度 : デバッグ (D)、情報 (I)、警告 (W)、または エラー (E)。
実行トレース
プロキシ サービスおよび分割-結合専用。
トレースの状態 - 有効または無効。
アクション
プロキシ サービスの場合 : [メッセージ フローの表示] アイコンはプロキシ サービスのパイプラインにリンクされている。

[リセット] をクリックすると、概要テーブルの変更が破棄され、現在保存されている設定でページが更新されます。

注意 : ロールの特権に応じて操作設定を編集できます。ロールの詳細については、「Oracle Service Bus のロール」を参照してください。

 


プロキシ サービスの操作設定の管理

スマート検索のフィルタを使用して、Oracle Service Bus Console でプロキシ サービスを検索できます。この節では、プロキシ サービスの検索、表示、および編集について説明します。

検索フィルタを使用したプロキシ サービスの検索

図 4-5 は、プロキシ サービスで使用できるさまざまなタイプのフィルタです。

図 4-5 タイプ ベースのフィルタ : プロキシ サービス

タイプ ベースのフィルタ : プロキシ サービス

表 4-4 は、詳細フィルタを使用したプロキシ サービスの検索のカスタマイズを示します。

表 4-4 詳細フィルタを使用したプロキシ サービスの検索
フィルタ
使用法
状態
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
モニタ
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
SLA アラート
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
メッセージ トレース
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
パイプライン アラート
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
レポート
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
ログ
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
実行トレース
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。

設定した条件を使用してすべてのプロキシ サービスを検索する場合は [検索] をクリックし、すべてのサービスを表示する場合は [すべて表示] をクリックします。

操作設定の表示と編集

プロキシ サービスの検索結果は、[プロキシ サービスの概要] テーブルで確認できます (図 4-6 参照)。

図 4-6 プロキシ サービスの概要

プロキシ サービスの概要

[プロキシ サービスの概要] には、[状態]、[モニタ]、[SLA アラート]、[メッセージ トレース]、[パイプライン アラート]、[レポート]、[ログ]、[実行トレース]、[パス]、[種類]、[名前]、および [アクション] が表示されます。プロキシ サービスの概要に表示されるフィールドの詳細については、「操作設定の表示と編集」を参照してください。

このテーブルを使用して、プロキシ サービス、モニタ、SLA アラート、メッセージ トレース、パイプライン アラート、メッセージ レポート、パイプライン ロギング、および実行トレースを有効または無効にします。有効または無効にするには、適切なフィールドのチェック ボックスをクリックし、[更新] をクリックします。これらの設定による実行時の影響は、グローバル レベルでの対応する設定にも依存します。グローバル設定の詳細については、「グローバル レベルの操作設定のコンフィグレーション方法」を参照してください。このテーブルを使用すると、1 つ以上のプロキシ サービスの情報を同時に更新できます。

[リセット] をクリックすると、概要テーブルの変更が破棄され、現在保存されている設定でページが更新されます。

注意 : ロールの特権に応じてパイプライン メッセージ フローを編集できます。ロールの詳細については、「Oracle Service Bus のロール」を参照してください。

 


ビジネス サービスの操作設定の管理

スマート検索のフィルタを使用して、Oracle Service Bus Console でビジネス サービスを検索できます。この節では、ビジネス サービスの検索、表示、および編集について説明します。

検索フィルタを使用したビジネス サービスの検索

図 4-7 は、ビジネス サービスで使用できるさまざまなタイプのフィルタです。

図 4-7 タイプ ベースのフィルタ : ビジネス サービス

タイプ ベースのフィルタ : ビジネス サービス

表 4-5 は、ビジネス サービスの検索をカスタマイズするために使用できるフィルタを示します。

表 4-5 詳細フィルタを使用したビジネス サービスの検索
フィルタ
使用法
サービス状態
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
サービスのモニタ
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
サービスの SLA アラート
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
サービスのメッセージ トレース
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。

設定した条件を使用してすべてのサービスを検索する場合は [検索] をクリックし、すべてのサービスを表示する場合は [すべて表示] をクリックします。

操作設定の表示と編集

ビジネス サービスの検索結果は、[ビジネス サービスの概要] テーブルで確認できます (図 4-8 参照)。

図 4-8 ビジネス サービスの概要

ビジネス サービスの概要

[ビジネス サービスの概要] には、[状態]、[モニタ]、[SLA アラート]、[メッセージ トレース]、[名前]、[パス]、および [種類] が表示されます。ビジネス サービスの概要に表示されるフィールドの詳細については、「操作設定の表示と編集」を参照してください。

このテーブルを使用して、サービス、モニタ、SLA アラート、およびメッセージ トレースを有効または無効にします。有効または無効にするには、適切なフィールドのチェック ボックスを選択し、[更新] をクリックします。これらの設定による実行時の影響は、グローバル レベルでの対応する設定にも依存します。グローバル設定の詳細については、「グローバル レベルの操作設定のコンフィグレーション方法」を参照してください。このテーブルを使用すると、1 つ以上のビジネス サービスの情報を同時に更新できます。

[リセット] をクリックすると、概要テーブルの変更が破棄され、現在保存されている設定でページが更新されます。

注意 : ロールの特権に応じて、ビジネス サービスの操作設定を編集できます。ロールの詳細については、「Oracle Service Bus のロール」を参照してください。

 


分割-結合の操作設定の管理

スマート検索のフィルタを使用して、Oracle Service Bus Console で分割-結合を検索できます。この節では、分割-結合の検索、表示、および編集について説明します。

検索フィルタを使用した分割-結合の検索

図 4-9 では、分割-結合のために使用できるさまざまなフィルタのタイプを示します。

図 4-9 タイプ ベースのフィルタ : 分割-結合

タイプ ベースのフィルタ : 分割-結合

表 4-6 では、分割-結合の検索をカスタマイズするために使用できるフィルタを示します。

表 4-6 詳細フィルタを使用した分割-結合の検索
フィルタ
使用法
ログ
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
実行トレース
ドロップダウン リストから [有効] または [無効] を選択します。このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。

設定した条件を使用してすべてのサービスを検索する場合は [検索] をクリックし、すべてのサービスを表示する場合は [すべて表示] をクリックします。

操作設定の表示と編集

分割-結合の検索結果は、[分割-結合の概要] テーブルで確認できます (図 4-10を参照)。

図 4-10 分割-結合の概要

分割-結合の概要

[分割-結合 の概要] には、[名前]、[パス]、[タイプ]、[ログ]、および [実行トレース] が表示されます。このテーブルを使用して、分割-結合コンフィグレーションの詳細を表示し、操作設定を変更し、ログおよび実行トレースを有効または無効にします。有効または無効にするには、適切なフィールドのチェック ボックスを選択し、[更新] をクリックします。これらの設定による実行時の影響は、グローバル レベルでの対応する設定にも依存します。グローバル設定の詳細については、「グローバル レベルの操作設定のコンフィグレーション方法」を参照してください。このテーブルを使用すると、1 つ以上の 分割-結合の情報を同時に更新できます。

[リセット] をクリックすると、概要テーブルの変更が破棄され、現在保存されている設定でページが更新されます。

注意 : ロールの特権に応じて、分割-結合の操作設定を編集できます。ロールの詳細については、「Oracle Service Bus のロール」を参照してください。

 


アラート送り先の操作設定の管理

スマート検索の詳細フィルタを使用して、Oracle Service Bus Console でアラート送り先を検索できます。スマート検索では、アラート送り先の表示と削除を行うことができます。

検索フィルタを使用したアラート送り先の検索

図  4-11 は、アラート送り先の検索に使用できるさまざまなタイプのフィルタを示します。

図  4-11 タイプ ベースのフィルタ : アラート送り先

タイプ ベースのフィルタ : アラート送り先

表  4-7 は、アラート送り先の検索をカスタマイズするために使用できるフィルタを示します。

表 4-7 詳細フィルタを使用したアラート送り先の検索
フィルタ
使用法
対象
以下のいずれかのオプションを選択できます。
  • SNMP トラップ
  • レポート
  • 電子メール
  • JMS
1 つ以上の対象が選択されているアラート送り先のみが表示されます。デフォルトでは、[対象] フィルタは適用されません。
検索パターン
ここに指定した文字列で、アラート送り先のすべての [説明] フィールドと電子メールおよび JMS 送り先の特定の詳細フィールドが検索されます。該当する文字列がアラート送り先のいずれかのフィールドに存在すれば、検索条件に一致するアラート送り先が表示されます。
設定した条件を使用してすべてのアラート送り先を検索する場合は [検索] をクリックし、すべてのアラート送り先を表示する場合は [すべて表示] をクリックします。アラート送り先の詳細については、「アラート送り先とは」を参照してください。

アラート送り先の表示と削除

アラート送り先の検索結果は、[アラート送り先の概要] テーブルで確認できます (図  4-12 を参照)。

図  4-12 アラート送り先の概要

アラート送り先の概要

表  4-8 は、[アラート送り先の概要] テーブルに表示される情報を示します。

表 4-8 アラート送り先の概要
カラム名
説明
名前
検索条件を満たすアラート送り先の名前が表示されます。
パス
Oracle Service Bus ドメインのリソースの場所が表示されます。
オプション
アラート送り先で実行できるアクションが表示されます。このフィールドからアラート送り先を削除できます。

このテーブルを使用すると、1 つ以上のアラート送り先を同時に削除できます。アラート送り先を削除するには、アラート送り先と関連付けられたチェック ボックスをクリックし、[削除] をクリックします。

注意 :

 


SLA アラート ルールの操作設定の管理

スマート検索の追加フィルタを使用して、Oracle Service Bus Console で SLA アラート ルール検索できます。この節では、スマート検索を使用したアラート ルールの検索、表示、およびコンフィグレーションについて説明します。

検索フィルタを使用した SLA アラート ルールの検索

図  4-13 は、SLA アラート ルールの検索時に使用できるさまざまなタイプのフィルタです。

図  4-13 タイプ ベースのフィルタ : SLA アラート

タイプ ベースのフィルタ : SLA アラート

表  4-9 は、SLA アラート ルールの検索をカスタマイズするために使用できるフィルタを示します。

表 4-9 詳細フィルタを使用した SLA アラート ルールの検索
フィルタ
使用法
親サービス
SLA アラート ルールに関連付けられたプロキシ サービスまたはビジネス サービスに基づいて SLA アラート ルールを検索できます。基本検索で指定したパスをオーバーライドする場合にこのフィルタを使用します。
サービスの種類
親サービス条件の種類を指定できます。親サービスは、次のいずれかから選択できます。
  • [すべてのサービス] : 親サービスはプロキシ サービスまたはビジネス サービスです。
  • プロキシ サービス
  • ビジネス サービス

注意 : [サービスの種類] の値を指定すると、[親サービス] はリセットされます。

ルール状態
SLA アラート ルールの状態に基づいて検索をカスタマイズできます。SLA アラート ルールは、次のどちらかの状態です。
  • [有効] : 有効な SLA アラート ルールすべてを検索する場合に使用します。
  • [無効] : 無効な SLA アラート ルールすべてを検索する場合に使用します。
このフィルタを無視する場合は、[すべて] を選択します。
重大度
SLA アラートの重大度に基づいて検索をカスタマイズできます。これを実行するには、[重大度] ドロップダウン リストで重大度のレベルを設定します。

設定した条件を使用してすべてのサービスを検索する場合は [検索] をクリックし、すべてのサービスを表示する場合は [すべて表示] をクリックします。

注意 : [またはそれ以上] チェック ボックスを選択すると、検索は指定した一定の値以上の重大度に制限されます。重大度を制限の少ない順に並べると、[通常]、[警告]、[軽度]、[重要]、[重大]、[致命的] となります。たとえば、重大度が [重要]、[重大]、および [致命的] であるアラート ルールを検索するには、重大度を [重要] に設定し、[またはそれ以上] に関連付けられたチェック ボックスをクリックします。

SLA アラート ルールの表示とコンフィグレーション

SLA アラート ルールの検索結果は、[SLA アラート ルール] テーブルで確認できます (図  4-14 を参照)。このテーブルを使用すると、1 つ以上のアラート ルールの情報を同時に更新できます。アラート ルールを有効または無効にするには、関連付けられたチェック ボックスを選択し、[更新] をクリックします。

[リセット] をクリックすると、概要テーブルの変更が破棄され、現在保存されている設定でページが更新されます。

図  4-14 SLA アラート ルール

SLA アラート ルール

[SLA アラート ルールの概要] テーブルには、以下の情報が含まれます。

表 4-10 [SLA アラート概要] テーブル
プロパティ
説明
名前
アラート ルールの名前。名前をクリックすると、[アラート ルールの詳細の表示] ページに移動する。詳細については、「既存のアラート ルールをルックアップまたは編集する方法」を参照。
SLA 状態
アラート ルールの状態 : 有効または無効。
説明

注意 : このフィールドはデフォルトで非表示。

アラート ルールの説明。
サービス名
親サービスの名前。この名前は [操作設定] ページにリンクされている。
パス
アラート ルールの親サービスに関連付けられているプロジェクト。アラート ルールの親サービスがプロジェクト フォルダに存在する場合は、そのフォルダも表示される。パスは以下の形式で表示される。
project-name/root-folder/ . . ./parent-folder
このパスは [プロジェクト エクスプローラ] の対応するパスにリンクされている。
重大度
アラートの重大度は [通常]、[警告]、[軽度]、[重要]、[重大]、または [致命的] のいずれか。
集約間隔
集約間隔 (時間および分)。
有効期限
このアラート ルールが無効になる日付。
処理の停止

[はい] または [いいえ] を表示する。

注意 : このフィールドはデフォルトで非表示。

頻度
このアラートの頻度 :
  • 毎回
  • 1 回通知

注意 : ロールの特権に応じてアラート ルールを有効または無効にできます。ロールの詳細については「Oracle Service Bus のロール」を参照してください。アラート ルールを有効および無効にする方法の詳細については、「サービスの操作設定のコンフィグレーション方法」を参照してください。

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