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BPM Domain テンプレート

Business Process Management (BPM) Domain テンプレートを使用して、WebLogic Integration Business Process Management (BPM) と Data Integration の機能をサポートするドメインを作成できます。

この節では、BPM Domain テンプレートについて説明し、BPM Domain テンプレートに基づいて実用的なドメインをコンフィグレーションするのに必要な情報を示します。

この節では、以下のトピックについて説明します。

 


テンプレートの解説

BPM Domain テンプレートでは、以下に示す WebLogic Integration 機能をサポートするドメインを作成できます。

BPM Domain テンプレートでは、[コンフィグレーション] ウィザードで指定する以下の 4 種類のサーバのうち 2 種類のみサポートされます。

BPM Domain テンプレートでは、以下に示すサーバはサポートされません。

注意: これらのオプションは、BPM Domain テンプレートの使用には対応していません。[Admin Server with Managed Server(s)] オプションまたは [Managed Server] オプションを選択した場合、無効なコンフィグレーションになります。

用途

BPM Domain テンプレートは、BPM および Data Integration の機能を使用するアプリケーションの開発とテストをサポートするドメインを作成することを目的として提供されるものですが、Application Integration、B2B Integration、WebLogic Portal、または WebLogic Workshop の機能を使用することは必須ではありません。

 


BPM Domain テンプレートに基づくドメインの作成

この節では、BPM Domain テンプレートに基づいて実用的なドメインを作成する方法について説明します。以下のトピックがあります。

手順の概要

図9-1 で、スタンドアロン サーバまたはクラスタ化されたサーバのドメインを、BPM Domain テンプレートに基づいて作成する手順を概説します。

図9-1 BPM Domain テンプレートに基づくドメインの作成


 

注意: [コンフィグレーション] ウィザードの [スタンドアロン/管理サーバのコンフィグレーション] ダイアログ ボックスにデフォルトのサーバ名である myserver が表示されます。デフォルトのサーバ名をそのまま使用することをお勧めします。管理サーバ名を変更する場合、DOMAIN_HOME/applications/DefaultWebApp_myserverDOMAIN_HOME/applications/DefaultWebApp_servername に変更する必要があります。

ここで、DOMAIN_HOME は、[コンフィグレーション] ウィザードで作成したカスタム ドメインのルート ディレクトリ (たとえば c:¥bea¥user_projects¥mydomain) であり、servername はダイアログ ボックスで管理サーバに割り当てた名前です。

[コンフィグレーション] ウィザードのプロンプトの詳細については、以下の URL にあるコンフィグレーション ウィザードの使い方を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/confgwiz/
index.html

以降の節では、クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションの完全な実行のために Database Wizard を実行する際に必要な事項について説明します。

注意: Database Wizard の実行、クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションを実行するために必要な変更、または管理サーバの起動を行う前に、DOMAIN_HOME/config.xml ファイルのバックアップを作成することをお勧めします。バックアップがあれば、元のコンフィグレーションを簡単に復元できます。また、BPM Domain テンプレートによって作成された config.xml 内の一部のコメントは、Database Wizard の実行または管理サーバの起動により失われます。

Database Wizard の実行

[コンフィグレーション] ウィザードを使用して BPM Domain テンプレートに基づいてドメインを作成すると、ドメイン固有のバージョンの Database Wizard が DOMAIN_HOME ディレクトリにインストールされます。必要なテーブルとシステム データが格納されているデータベース リポジトリを初期化するために、対象となるドメインに対応した Database Wizard を実行する必要があります。手順については、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズの「WebLogic Integration のカスタマイズ」の「データベース ウィザードの使用法」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/config/custom.htm

Database Wizard を使用して WebLogic Integration データベースを初期化するまでは、新しいドメインではどのサーバも起動できません。

クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションを完了する

[ Admin Server with Clustered Managed Server(s)] オプションを選択した場合、コンフィグレーションをすべて完了するためにいくつかの作業が必要です。

以下の表で、必要なコンフィグレーション作業を一覧で示し、詳細な手順のクロスリファレンスも示します。この内容は、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration ソリューションのデプロイメントの「クラスタ デプロイメントのコンフィグレーション」にも記載されています。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/deploy/config.htm

表9-1 クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションを完了する

作業内容

参照先

WLI-BPM Plugin Manager (wlpi-master-ejb.jar) と BPM EventTopic JMS Topic (com.bea.wlpi.EventTopic) のターゲットが単一の管理対象サーバになるように、config.xml ファイルを編集する。

手順 4. 1 台の管理対象サーバ用に BPM リソースをコンフィグレーションする

管理サーバ用に StartWeblogic コマンドで -Dweblogic.management.discover パラメータを true に設定する。

手順 8. startWeblogic コマンド ファイルを編集する

管理サーバから見てリモートであるマシン上でコンフィグレーションされた管理対象サーバの場合、以下の作業を行う。

    1. リモート マシンに WebLogic Platform をインストールする。少なくとも、WebLogic Integration のインストールが必要。

    2. 管理対象サーバの起動に必要なファイルを、管理サーバの DOMAIN_HOME ディレクトリから、その管理対象サーバをホストしているマシン上の対応するディレクトリにコピーする。必要に応じてファイルを更新する。

手順 9. ドメイン用に管理対象サーバをセットアップする


 

最低限、この表に記載された作業を行う必要があります。ドメインの使用目的によっては、さらに別の手順が必要な場合があります。別の手順が必要となるのは、RDBMS セキュリティ レルムのコンフィグレーション、ソフトウェア ルータのコンフィグレーション、サーバ環境のセキュリティ保護、自動再起動にするためのサーバのコンフィグレーション、または、障害ノードから正常ノードへのリソースの移行を行う場合です。詳細については、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration ソリューションのデプロイメントの「クラスタ デプロイメントのコンフィグレーション」を参照してください。

 


セキュリティの互換性

WLI Domain テンプレート用のデフォルト セキュリティ モードは、互換性モード (FileRealm) の WebLogic Server 6.x ファイル ベースのレルムです。WebLogic Integration 機能は、新しい WebLogic Server 7.0 LDAP ベースのレルムではサポートされません。

WebLogic Integration 2.1 RDBMS レルムから移行する場合、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration 移行ガイドの「WebLogic Integration 2.1 から WebLogic Integration 7.0 への移行」にある「RDBMS レルムから移行する」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/migrate/berlin.htm

WebLogic Platform セキュリティの詳細については、以下の URL にあるWebLogic Platform 7.0 セキュリティの紹介を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/secintro/
index.html

 


コンフィグレーション ファイルとサポート ファイル

以下の表で、BPM Domain テンプレートに基づいてドメイン内に作成されるコンフィグレーション ファイルとサポート ファイルを要約します。

表9-2 BPM Domain のディレクトリとファイル

ファイル

解説


ドメインのルートには、config.xml ファイル、Windows 版と UNIX 版の startWebLogic コマンド (管理サーバの起動に必要なコマンド)、wliconfig コマンド (Database Wizard の起動に必要なコマンド)、などの WebLogic Integration 固有のコマンドがある。詳細については、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズの「WebLogic Integration サンプル コンフィグレーション ファイル」と「WebLogic Integration コマンド」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/
docs70/config/index.htm


初期状態のアプリケーション ディレクトリには、DefaultWebApp_myserver ディレクトリのみがある。myserver 以外の管理サーバ名に変更した場合、このディレクトリ名を DefaultWebApp_servername に変更するまではサーバを起動しないこと。


dbInfo ディレクトリには、Database Wizard によってドメインのデータベース リポジトリの作成と値の設定に使用されるコマンドがある。

setDBVars およびそれに関連するコマンドの詳細については、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズの「WebLogic Integration コマンド」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/
docs70/config/keycmd.htm


スクリプト ディレクトリには、Database Wizard によって、コンフィグレーションを新しいデータベースに更新するのに使用される SwitchBB.xml ファイルがある。


 

 


アプリケーションとリソース

この節では、ドメイン内で BPM Domain テンプレートに基づいてコンフィグレーションされる、アプリケーションとリソースについて概説します。示されているターゲットは初期コンフィグレーションを表します。[Admin Server with Clustered Managed Server(s)] を選択した場合、WLI-BPM Plugin Manager、および BPM EventTopic JMS Topic に対するコンフィグレーションを変更して、それらのターゲットを単一の管理対象サーバにする必要があります。クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションを完了するを参照。

表9-3 BPM Domain コンフィグレーションの概要

リソース

[Single Server (Standalone Server)] を選択した場合

[Admin Server with Clustered Managed Server(s)] を選択した場合


シングル サーバである myserver がコンフィグレーションされる。

管理サーバである myserver と、1 台以上の管理対象サーバが、[コンフィグレーション] ウィザードで定義したとおりに作成される。


クラスタは作成されない。

[コンフィグレーション] ウィザードで指定された名前でシングル クラスタが作成される。定義されたすべての管理対象サーバがそのシングル クラスタに割り当てられる。


以下の WebLogic Integration コンポーネントのターゲットは管理サーバ。

以下の WebLogic Integration コンポーネントのターゲットはクラスタ。

以下のコンポーネントのターゲットは管理サーバとクラスタの両方。

注意: ナビゲーション ツリーに表示される多数の WebLogic Integration の JAR ファイルと WAR ファイルは、初期状態の DOMAIN_HOME/config.xml ファイルで定義されていないので、これらのコンポーネントのターゲットは定義されていません。これらの JAR ファイルと WAR ファイルが表示される理由は、WLI_HOME/lib/META-INF/application.xml ファイルにある WebLogic Integration アプリケーションの定義に含まれているためです。


すべての JDBC サービスのターゲットは管理サーバ。

すべての JDBC サービスのターゲットはクラスタ。


単一の JMS サーバである WLIJMSServer が定義される。

すべての JMS サービスのターゲットは管理サーバ。

以下の JMS サービスのターゲットはクラスタ。

JMS サーバは各管理対象サーバに対して定義される。
(例 : WLIJMSServer_managed)ターゲットは、JMS サーバが定義済みであり移行可能な管理対象サーバ。


WLPIXML_Registry のターゲットは管理サーバ。

WLPIXML_Registry のターゲットは管理サーバ。


wlpiMailSession のターゲットは管理サーバ。

wlpiMailSession のターゲットはクラスタ。


セキュリティ コンフィグレーションは、選択したサーバの種類に依存しない。セキュリティの互換性で説明されているように、BPM Domain テンプレート用のデフォルト セキュリティ モードは、互換性モード (FileRealm) における WebLogic Server 6.x ファイル ベースのレルムである。

WebLogic Integration ソリューション用のセキュリティのセットアップと管理の詳細については、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration ソリューションのデプロイメントの「WebLogic Integration セキュリティの使い方」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/
docs70/deploy/secure.htm


 

注意: 新しいドメイン用の管理サーバをいったん起動すると、WebLogic Administration Console で、アプリケーション コンポーネント (EJB、Web アプリケーション、コネクタ コンポーネントなど) を種類別に表示できます。

 

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