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EAI Domain テンプレート

エンタープライズ アプリケーション統合 (EAI) Domain テンプレートを使用して、WebLogic Integration Business Process Management (BPM)、Data Integration、および Application Integration の機能をサポートするドメインを作成できます。

この節では、EAI Domain テンプレートについて説明し、EAI Domain テンプレートに基づいて実用的なドメインをコンフィグレーションするのに必要な情報を示します。

この節では、以下のトピックについて説明します。

 


テンプレートの解説

EAI Domain テンプレートでは、以下に示す WebLogic Integration 機能をサポートするドメインを作成できます。

EAI Domain テンプレートでは、[コンフィグレーション] ウィザードで指定する以下の 4 種類のサーバのうち 2 種類のみサポートされます。

EAI Domain テンプレートでは、以下に示すサーバはサポートされません。

注意: これらのオプションは、EAI Domain テンプレートの使用には対応していません。[Admin Server with Managed Server(s)] オプションまたは [Managed Server] オプションを選択した場合、無効なコンフィグレーションになります。

用途

EAI Domain テンプレートは、BPM、Data Integration、および Application Integration の機能を使用するアプリケーションの開発とテストをサポートするドメインを作成することを目的として提供されるものですが、B2B Integration、WebLogic Portal、または WebLogic Workshop の機能を使用することは必須ではありません。

 


EAI Domain テンプレートに基づくドメインの作成

この節では、EAI Domain テンプレートに基づいて実用的なドメインを作成する方法について説明します。以下のトピックがあります。

手順の概要

図8-1 で、スタンドアロン サーバまたはクラスタ化されたサーバのドメインを、EAI Domain テンプレートに基づいて作成する手順を概説します。

図8-1 EAI Domain テンプレートに基づくドメインの作成


 

注意: [コンフィグレーション] ウィザードの [スタンドアロン/管理サーバのコンフィグレーション] ダイアログ ボックスにデフォルトのサーバ名である myserver が表示されます。デフォルトのサーバ名をそのまま使用することをお勧めします。管理サーバ名を変更する場合、DOMAIN_HOME/applications/DefaultWebApp_myserverDOMAIN_HOME/applications/DefaultWebApp_servername に変更する必要があります。

ここで、DOMAIN_HOME は、[コンフィグレーション] ウィザードで作成したカスタム ドメインのルート ディレクトリ (たとえば c:¥bea¥user_projects¥mydomain) であり、servername はダイアログ ボックスで管理サーバに割り当てた名前です。

[コンフィグレーション] ウィザードのプロンプトの詳細については、以下の URL にある『コンフィグレーション ウィザードの使い方』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/confgwiz/
index.html

以降の節では、クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションの完全な実行のために Database Wizard を実行する際に必要な事項について説明します。

注意: Database Wizard の実行、クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションを実行するために必要な変更、または管理サーバの起動を行う前に、DOMAIN_HOME/config.xml ファイルのバックアップを作成することをお勧めします。バックアップがあれば、元のコンフィグレーションを簡単に復元できます。また、EAI Domain テンプレートによって作成された config.xml 内の一部のコメントは、Database Wizard の実行または管理サーバの起動により失われます。

Database Wizard の実行

[コンフィグレーション] ウィザードを使用して EAI Domain テンプレートに基づいてドメインを作成すると、ドメイン固有のバージョンの Database Wizard が DOMAIN_HOME ディレクトリにインストールされます。必要なテーブルとシステム データが格納されているデータベース リポジトリを初期化するために、対象となるドメインに対応した Database Wizard を実行する必要があります。手順については、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』の「WebLogic Integration のカスタマイズ」の「データベース ウィザードの使用法」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/config/custom.htm

Database Wizard を使用して WebLogic Integration データベースを初期化するまでは、新しいドメインではどのサーバも起動できません。

クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションを完了する

[ Admin Server with Clustered Managed Server(s)] オプションを選択した場合、コンフィグレーションをすべて完了するためにいくつかの作業が必要です。

以下の表で、必要なコンフィグレーション作業を一覧で示し、詳細な手順のクロスリファレンスも示します。この内容は、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration ソリューションのデプロイメントの「クラスタ デプロイメントのコンフィグレーション」にも記載されています。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/deploy/config.htm

表8-1 クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションを完了する

作業内容

参照先

WLI-BPM Plugin Manager (wlpi-master-ejb.jar) と BPM EventTopic JMS Topic (com.bea.wlpi.EventTopic) のターゲットが単一の管理対象サーバになるように、config.xml ファイルを編集する。

手順 4. 1 台の管理対象サーバ用に BPM リソースをコンフィグレーションする

イベント ルータ WAR ファイルのターゲットが単一の管理対象サーバとなるように、config.xml ファイルを編集する。

手順 5. アダプタ用にイベント ルータ WAR ファイルをコンフィグレーションする

管理サーバ用に StartWeblogic コマンドで -Dweblogic.management.discover パラメータを true に設定する。

手順 8. startWeblogic コマンド ファイルを編集する

管理サーバから見てリモートであるマシン上でコンフィグレーションされた管理対象サーバの場合、以下の作業を行う。

    1. リモート マシンに WebLogic Platform をインストールする。少なくとも、WebLogic Integration のインストールが必要。

    2. 管理対象サーバの起動に必要なファイルを、管理サーバの DOMAIN_HOME ディレクトリから、その管理対象サーバをホストしているマシン上の対応するディレクトリにコピーする。必要に応じてファイルを更新する。

手順 9. ドメイン用に管理対象サーバをセットアップする


 

最低限、この表に記載された作業を行う必要があります。ドメインの使用目的によっては、さらに別の手順が必要な場合があります。別の手順が必要となるのは、RDBMS セキュリティ レルムのコンフィグレーション、ソフトウェア ルータのコンフィグレーション、サーバ環境のセキュリティ保護、自動再起動にするためのサーバのコンフィグレーション、または、障害ノードから正常ノードへのリソースの移行を行う場合です。詳細については、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration ソリューションのデプロイメントの「クラスタ デプロイメントのコンフィグレーション」を参照してください。

 


セキュリティの互換性

EAI Domain テンプレート用のデフォルト セキュリティ モードは、互換性モード (FileRealm) の WebLogic Server 6.x ファイル ベースのレルムです。WebLogic Integration 機能は、新しい WebLogic Server 7.0 LDAP ベースのレルムではサポートされません。

WebLogic Integration 2.1 RDBMS レルムから移行する場合、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration 移行ガイドの「WebLogic Integration 2.1 から WebLogic Integration 7.0 への移行」にある「RDBMS レルムから移行する」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs70/migrate/berlin.htm

WebLogic Platform セキュリティの詳細については、以下の URL にあるWebLogic Platform 7.0 セキュリティの紹介』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/secintro/
index.html

 


コンフィグレーション ファイルとサポート ファイル

以下の表で、EAI Domain テンプレートに基づいてドメイン内に作成されるコンフィグレーション ファイルとサポート ファイルを要約します。

表8-2 EAI Domain のディレクトリとファイル

ファイル

解説


ドメインのルートには、config.xml ファイル、Windows 版と UNIX 版の startWebLogic コマンド
(管理サーバの起動に必要なコマンド)、wliconfig コマンド (Database Wizard の起動に必要なコマンド)、などの WebLogic Integration 固有のコマンドがある。詳細については、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズの「
WebLogic Integration サンプル コンフィグレーション ファイル」と「WebLogic Integration コマンド」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/
docs70/config/index.htm


初期状態のアプリケーション ディレクトリには、DefaultWebApp_myserver ディレクトリのみがある。myserver 以外の管理サーバ名に変更した場合、このディレクトリ名を DefaultWebApp_servername に変更するまではサーバを起動しないこと。


dbInfo ディレクトリには、Database Wizard によってドメインのデータベース リポジトリの作成と値の設定に使用されるコマンドがある。

setDBVars およびそれに関連するコマンドの詳細については、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズの「WebLogic Integration コマンド」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/
docs70/config/keycmd.htm


スクリプト ディレクトリには、Database Wizard によって、コンフィグレーションを新しいデータベースに更新するのに使用される SwitchBB.xml ファイルがある。

wlai ディレクトリには、wlai.properties ファイルと deploy ディレクトリがある。


 

 


アプリケーションとリソース

この節では、ドメイン内で EAI Domain テンプレートに基づいてコンフィグレーションされる、アプリケーションとリソースについて概説します。示されているターゲットは初期コンフィグレーションを表します。[Admin Server with Clustered Managed Server(s)] を選択した場合、WLI-BPM Plugin Manager、BPM EventTopic JMS Topic およびイベント ルータ WAR ファイルに対するコンフィグレーションを変更して、それらのターゲットを単一の管理対象サーバにする必要があります。クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションを完了するを参照。

表8-3 EAI Domain コンフィグレーションの概要

リソース

[Single Server (Standalone Server)] を選択した場合

[Admin Server with Clustered Managed Server(s)] を選択した場合


シングル サーバである myserver がコンフィグレーションされる。

管理サーバである myserver と、1 台以上の管理対象サーバが、[コンフィグレーション] ウィザードで定義したとおりに作成される。


クラスタは作成されない。

[コンフィグレーション] ウィザードで指定された名前でシングル クラスタが作成される。定義されたすべての管理対象サーバがそのシングル クラスタに割り当てられる。


すべての BEA_POWERENTERPRISE_3_0 コンポーネントのターゲットは管理サーバ。

すべての BEA_POWERENTERPRISE_3_0 コンポーネントのターゲットはクラスタ。

注意: クラスタ化されたドメインをコンフィグレーションするには、BEA_POWERENTERPRISE_3_0_EventRouter Web アプリケーションのターゲットを単一の管理対象サーバに変更する必要がある。クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションを完了するを参照。

BEA WebLogic Adapter for Power.Enterprise!(BEA_POWERENTERPRISE_3_0) では BEA EDI Connect for WebLogic Integration (Power.Enterprise! として別売) との連携により、EDI メッセージの変換、転送、および受信の機能を持つ EDI Integration が提供される。詳細については、以下の URL にあるWebLogic Integration EDI ユーザーズ ガイドを参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/
docs70/edi/index.htm

注意: BEA WebLogic Adapter for Power.Enterprise! 3.0 は Power.Enterprise! のバージョン 3.0 と 3.1 をサポートする。


すべての BEA_WLS_DBMS_ADK コンポーネントのターゲットは管理サーバ。

すべての BEA_WLS_DBMS_ADK コンポーネントのターゲットはクラスタ。

注意: クラスタ化されたドメインをコンフィグレーションするには、DbmsEventRouter Web アプリケーションのターゲットを単一の管理対象サーバに変更する必要がある。クラスタ化されたドメインのコンフィグレーションを完了するを参照。


以下に示したコンポーネントを除いて、すべての WebLogic Integration コンポーネントのターゲットは管理サーバ。

以下のコンポーネントのターゲットはない (ターゲットが未定義)。

以下のコンポーネントを除いて、すべての WebLogic Integration コンポーネントのターゲットはクラスタ。

以下のコンポーネントのターゲットはない (ターゲットが未定義)。


WLI_AI Admin Only コンポーネントはスタンドアロン サーバにデプロイされない。

WLI_AI Admin Only コンポーネントのターゲットは管理サーバ。


すべての JDBC サービスのターゲットは管理サーバ。

すべての JDBC サービスのターゲットはクラスタ。


単一の JMS サーバである WLIJMSServer が定義される。

すべての JMS サービスのターゲットは管理サーバ。

以下の JMS サービスのターゲットはクラスタ。

JMS サーバは各管理対象サーバに対して定義される。
(例 : WLIJMSServer_managed)ターゲットは、JMS サーバが定義済みであり移行可能な管理対象サーバ。


WLPIXML_Registry のターゲットは管理サーバ。

WLPIXML_Registry のターゲットは管理サーバ。


wlpiMailSession のターゲットは管理サーバ。

wlpiMailSession のターゲットはクラスタ。


セキュリティ コンフィグレーションは、選択したサーバの種類に依存しない。セキュリティの互換性で説明されているように、EAI Domain テンプレート用のデフォルト セキュリティ モードは、互換性モード (FileRealm) における WebLogic Server 6.x ファイル ベースのレルムである。

WebLogic Integration ソリューション用のセキュリティのセットアップと管理の詳細については、以下の URL にあるBEA WebLogic Integration ソリューションのデプロイメントの「WebLogic Integration セキュリティの使い方」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/
docs70/deploy/secure.htm


 

注意: 新しいドメイン用の管理サーバをいったん起動すると、WebLogic Administration Console で、アプリケーション コンポーネント (EJB、Web アプリケーション、コネクタ コンポーネントなど) を種類別に表示できます。

 

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