WebLogic Platform のインストール
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WebLogic Platform 配布キットを実行するには、有効な製品ライセンスが必要です。次の節では、WebLogic Platform ライセンスを取得、インストール、更新する方法を説明します。
WebLogic Platform では、license.bea という XML 形式のライセンス ファイルを使用します。このライセンス ファイルは、対象システムの BEA ホーム ディレクトリに保存され、その BEA ホーム ディレクトリにインストールされている BEA WebLogic Platform 製品で使用されます。WebLogic Platform では、実行時にこのファイルをチェックして、どのソフトウェア コンポーネントについてユーザが使用権限を持つかを判別します。
注意 : システム上に BEA ホーム ディレクトリが複数ある場合は、BEA ホームごとに、そのディレクトリに関連付けられている製品の使用を認可する license.bea ファイルが必要です。
ライセンスはリリースごとに異なります。WebLogic Platform 8.1 を使用するには、8.1 のライセンス ファイルが必要です。8.1 以前の license.bea ファイルを WebLogic Platform 8.1 の license.bea ファイルに変換する方法については、「以前の WebLogic Platform リリースのライセンスのアップグレード」を参照してください。
license.bea ファイルとして使用できるライセンス ファイルのタイプおよび技術的な制限事項について、次の表で説明します。
注意 : 具体的なライセンスの条項および条件については、BEA ソフトウェア ライセンス契約を参照してください。
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WebLogic Platform 8.1 (Service Pack 3) 以降をインストールすると、2 つの有効期限のないライセンス ファイルがシステムにインストールされます。開発ライセンス (license.bea) と範囲が限定されたライセンス (license_scale_limited.bea) です。
注意 : 範囲が限定されたライセンスは、8.1 SP2 用もダウンロードできます。SP2 用の範囲が限定されたライセンスのダウンロードおよびインストールの詳細については、次の URL にある「範囲が限定されたライセンスを SP2 にダウンロードおよびインストールする」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/sp_notes/sp_notes.html#scale_limited_license.
製品は、初めてインストールした後にすぐに使い始めることができます。これは、WebLogic Platform のデフォルトでは、BEA ホーム ディレクトリにインストールされる開発ライセンスが使用されるためです。
注意 : ソフトウェアにバンドルされている license.bea ファイルは、XML の文法の定義に準拠しています。XML 定義 (<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>) は license.bea ファイルの先頭に指定する必要があります。XML 定義の前にスペースや改行を入れることはできません。
WebLogic Platform ライセンス ファイルでサポートされている製品の詳細については、次の URL にある WebLogic Platform の『Licensing』ページを参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/interm/license.html
WebLogic Platform をインストールすると、WebLogic Platform ソフトウェアで使用する開発用の license.bea ファイルが生成され、BEA ホーム ディレクトリにインストールされます。
注意 : 以前のリリースの WebLogic Platform が組み込まれた既存の BEA ホームにインストールする場合は、WebLogic Platform 8.1 開発ライセンスが既存の license.bea ファイルに自動的に追加されます。ただし、既存のコンポーネントの WebLogic Platform 8.1 プロダクション ライセンスが既に組み込まれている BEA ホームに WebLogic Platform 8.1 製品コンポーネントを追加する場合、追加のコンポーネントの開発ライセンスは license.bea ファイルに追加されません。追加のコンポーネントを使用するには、これらのコンポーネントのプロダクション ライセンスを既存の license.bea ファイルに結合するか、別の BEA ホーム ディレクトリにコンポーネントをインストールする必要があります。
次の少なくとも 1 つがあてはまる場合は、インストール処理とは別に、license.bea ファイルを更新する必要があります。
いずれの場合も、BEA から新しいライセンス ファイルを受け取ります。ファイルの内容は、対象の BEA ホーム ディレクトリの license.bea ファイルに格納する必要があります。ライセンス更新処理を簡単にするために、BEA では UpdateLicense ユーティリティを提供しています。このユーティリティを使用すると、BEA ホーム ディレクトリ内の既存のライセンスに新しいライセンスがマージされ、期限切れまたは重複しているエントリはすべて削除されます。
license.bea ファイルの更新方法を決定する際、次のことに注意する必要があります。
UpdateLicense ユーティリティを使用することを推奨する。一般に、これらのライセンスは、既存の license.bea ファイルを置き換えてインストールする必要があります。WebLogic Platform 8.1 の範囲が限定されたライセンスは、他の WebLogic Platform 8.1 開発ライセンスやプロダクション ライセンスとはマージしないでください。範囲が限定されたライセンスのインストールのライセンス ファイルのインストール方法については、「license.bea ファイルの置換」を参照してください。license.bea ファイルに結合する場合は、すべての開発エントリが削除される。たとえば、WebLogic Server 8.1 プロダクション ライセンスを WebLogic Platform 8.1 開発ライセンスと結合すると、残りの WebLogic Platform 8.1 コンポーネント製品のすべての開発エントリが削除されます。 http://elicense.bea.com にある BEA eLicense システムを使用する必要があります。license.bea ファイルを新規の license.bea ファイルに置き換えることができるが、これを行うと、既存のライセンス ファイルで有効になっている製品使用権が失われるおそれがある。 注意 : license.bea ファイルは手動で編集しない。手動で編集すると、現在インストールされている BEA Products の動作に問題が発生することがあります。または、将来、メンテナンス アップグレードのために BEA Products をインストールする際に問題が発生することがあります。
license.bea ファイルを更新するには、次の手順を実行します。
license.bea 以外の名前で、対象の BEA ホーム ディレクトリに保存します。たとえば、new_license.bea という名前で保存します。このファイルは、手順 4 で license_update_file として使用します。特定の状況では、既存の license.bea ファイルを、範囲が限定されたライセンスなどの新しいライセンス ファイルに置き換える必要があります。この作業を行うには、次の手順を実行します。
注意 : 範囲が限定されたライセンスには有効期限がなく、SP2 後に発行され、同じ BEA ホーム ディレクトリにインストールされている WebLogic Platform 8.1 の更新リリースに対しても引き続き有効です。
license.bea ファイルのフォーマットは、WebLogic Platform のリリースごとに変更されます。以前の WebLogic Platform リリースから現行バージョンのライセンスに license.bea ファイルをアップグレードするには、次の手順を実行します。
注意 : この Web サイトにログインするには、BEA eLicense アカウントが必要です。BEA eLicense アカウントがない場合は、カスタマ サポート サイトで [Register] リンクをクリックして、アカウントを登録します。
license.bea ファイルを更新するには、「UpdateLicense ユーティリティを使用した license.bea の更新」を参照してください。
BEA では、プロモーション目的で、ソフトウェアの CD を配布する場合があります。この CD に含まれているインストーラでは、開発ライセンス キーは自動的に生成されません。CD ケースに記載されている BEA Web サイトにアクセスし、CD ケースに記載されているコードを入力すると、開発ライセンス ファイルを入手できます。入手したライセンス ファイルを使用すると、ソフトウェアをすぐに使用でき、表 6-1 で開発ライセンスに関して説明されている使用権を得ることができます。
BEA からこのライセンス ファイルを受け取ったら、次の手順を実行します。
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