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WebLogic Platform のインストール

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インストール後の作業

次の節では、WebLogic Platform ソフトウェアのインストールとライセンス登録を終了した後に必要な作業について説明します。

 


QuickStart の使用

グラフィカルモード インストールを使用した WebLogic Platform のインストールが完了すると、デフォルトで、QuickStart アプリケーションが自動的に起動します。インストール処理が完了したときに QuickStart を実行しない場合は、[インストール完了] ウィンドウの [QuickStart を実行] チェック ボックスのチェックをはずします。QuickStart は、コンソールモード インストールやサイレントモード インストールでは起動されません。

QuickStart は、初めてのユーザが WebLogic Platform を評価、学習、使用するときに役立つように設計されています。完全インストールで WebLogic Platform をインストールした場合や、カスタム インストールで特定のコンポーネントやサンプルをインストールした場合に、インストールされたサンプル ドメインは、PointBase データベース (WebLogic Server と共にインストールされるデータベース) と共に実行されるように、自動的にコンフィグレーションされます。QuickStart からは、WebLogic Platform ツアーなどのインストールされたサンプル、コンフィグレーション ウィザード、その他の開発ツール、オンライン ドキュメントにすばやくアクセスできます。

注意 : WebLogic Platform ツアーは、WebLogic Platform の完全インストールを実行した場合や、カスタム インストールで WebLogic Platform のすべてのコンポーネントをインストールした場合にのみ使用できます。

QuickStart の [Launcher Console] には、起動済みのサンプル アプリケーションや WebLogic Platform コンポーネントに関する情報が次のように表示されます。

インストール後に、次の手順で QuickStart を起動できます。

 


他のデータベースへの切り替え

WebLogic Platform をインストールしたとき、すべてのサンプル ドメインは、PointBase データベースを使用するようにコンフィグレーション済みです。ただし、Oracle など、動作確認されている他のデータベースを使用することもできます。ドメインで PointBase 以外のデータベースを使用するには、新しいドメインをコンフィグレーションして、新しいデータベースを初期化する必要があります。別のデータベースを使用するようにドメインをコンフィグレーションする方法の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/examples.html#createdomain_diffdb にある『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「別のデータベースを使用したドメインの作成方法」を参照してください。

使用しているプラットフォームでサポートされているデータベースおよび関連する制約や制限の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/suppconfigs/configs81/81_over/supported_db.html にある『WebLogic Platform 8.1 でサポート対象のコンフィグレーション』の「サポート対象のデータベース コンフィグレーション」を参照してください。

 


TIBCO Rendezvous イベント ジェネレータの使用

WebLogic Integration の TIBCO Rendezvous コントロールおよびイベント ジェネレータ サブコンポーネントをインストールした場合、まず TIBCO RV イベント ジェネレータ アプリケーション ファイル TibRVEG.ear を WebLogic Integration ドメインにデプロイする必要があります。一度このアプリケーション ファイルをデプロイすると、WebLogic Integration Administration Console から TIBCO RV イベント ジェネレータを作成できます。

TibRVEG.ear ファイルは次のディレクトリにあります。

WL_HOME/integration/lib

詳細については、次の URL から入手できる『TIBCO Rendezvous Control and Event Generator User Guide』にある「TIBCO Rendezvous Event Generator」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/tibcorv/tibcoeg.html

注意 : WebLogic Integration ドメインにクラスタが含まれている場合、TIBCO Rendezvous イベント ジェネレータ アプリケーションは管理サーバにのみデプロイしてください。

 


使用している SDK バージョンの確認

使用している SDK のバージョンを確認するには、コマンドを発行するか、サーバに関して作成されたログ ファイルの内容を調べます。表 5-1 では、これらの手順について説明します。

表 5-1 SDK バージョンの確認 

SDK バージョンの確認方法   

手順   

コマンドラインを使用

    1. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、次のディレクトリに移動する。

WL_HOME¥server¥bin (Windows の場合)

WL_HOME/server/bin (UNIX の場合)

WL_HOME は WebLogic Platform をインストールしたディレクトリである。

    2. プロンプトに次のコマンドを入力し、環境が設定されていることを確認する。

setWLSenv.cmd (Windows の場合)

setWLSenv.sh (UNIX の場合)

    3. プロンプトに次のコマンドを入力する。

java -version

BEA JRockit を使用している場合は、出力に BEA WebLogic JRockit(TM) と表示される。

サーバ ログ ファイルを使用

    1. テキスト エディタで、ドメインのサーバ ログ ファイルを開く。

サーバ ログ ファイルの場所は場合によって異なる。一部のドメインでは、ログ ファイル名は weblogic.log となり、domain_name\logs ディレクトリにある。domain_name は、コンフィグレーション ウィザードを使用してドメインを作成したときに指定したドメイン名またはサンプル ドメイン名のいずれかになる。

例 : C:¥bea¥user_projects¥mydomain¥logs¥weblogic.log。サーバ ログ ファイルの詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/logging.html にある Administration Console オンライン ヘルプの「サーバ ログ」を参照。

注意 : サーバ ログ ファイルは、サーバを初めて起動したときに作成される。

    2. ログ ファイル内で次の値を検索する。

java.vm.version

java.vm.vendor

ログ ファイルのこれらのエントリは、JVM のビルド バージョンと JVM ベンダ (Sun Microsystems Inc. や BEA Systems, Inc. など) を示す。


 

 


WebLogic Platform の Windows ショートカットについて

Windows システムに WebLogic Platform をインストールすると、スタート メニューにショートカット ファイルが自動的に作成されます。スタート メニューのオプションは、どのコンポーネントをインストールするかによって異なります。

BEA WebLogic Platform 8.1 フォルダ ([スタート|プログラム|BEA WebLogic Platform 8.1]) には、次の図に示すショートカット ファイルが含まれます。

図 5-1 WebLogic Platform 8.1 のスタート メニュー

WebLogic Platform 8.1 のスタート メニュー


 

 


WebLogic Platform 製品ディレクトリ構造について

WebLogic Platform のインストール時には、BEA ホーム ディレクトリと製品のインストール ディレクトリを選択または作成するよう求められます。BEA ホーム ディレクトリの詳細については、「BEA ホーム ディレクトリの選択」を参照してください。完全インストールの場合は、WebLogic Platform ソフトウェア専用のディレクトリ構造が作成されます。このディレクトリ構造は、BEA ホーム ディレクトリの内部または外部に配置できます。次の図は、WebLogic Platform を完全インストールした場合のディレクトリ ツリー構造を示しています。

製品のディレクトリ構造


 

表 5-2 では、各ディレクトリの内容を説明します。

注意 : インストール プログラムでは、インストールしないコンポーネントのディレクトリは作成されません。たとえば、WebLogic Server インストーラを使用して完全インストールを実行した場合、integrationp13nportal の各ディレクトリは作成されません。

表 5-2 製品インストール ディレクトリの構造 

ディレクトリ   

内容   

weblogic81

WebLogic Server、WebLogic Integration、WebLogic Portal、WebLogic Workshop で共有されるファイルのフォルダ。

common

該当するマシンで実行されているすべての WebLogic ドメインに共通の環境変数を設定するときに使用するスクリプト、コンフィグレーション ウィザードでドメインを作成するときに使用するテンプレート jar ファイル、サードパーティ ベンダ製の評価ソフトウェアを含む、WebLogic Platform のコンポーネントで共有されるファイル。

integration

WebLogic Integration のプログラム ファイル。

lib サブディレクトリに作成される次のファイルに注意する。

  • BPEL インポートおよびエクスポート ツールをインストールした場合は、bpelexport.jar ファイルが追加される。

  • Tibco RV コントロールおよびイベント ジェネレータをインストールした場合は、ファイル TibRVEG.ear が追加される。

注意 : TibRVControl.zip ファイルは、BEA_HOME/ext_components ディレクトリに追加される。

javelin

Workshop IDE などの開発ツールで生成された java やその他のソース ファイルをコンパイルするときに WebLogic Platform のコンポーネント製品で使用される 100% Java/JSP コンパイラ。

p13n

WebLogic Portal パーソナライゼーションのライブラリおよびファイル。

portal

WebLogic Portal のプログラム ファイル。

samples

WebLogic Platform ソフトウェアを使用した独自のアプリケーションの開発方法を学習するときに役立つ、サンプル コード、リソース、コンフィグレーション済みのサンプル ドメイン。サンプルは、システムにインストールされているコンポーネントで構成される。たとえば、このディレクトリ内の platform フォルダには、WebLogic Platform ツアーを実行するためのソース コードがある。同様に、server フォルダには、examplesmedrec というサンプル アプリケーションがある。

server

WebLogic Server のプログラム ファイル。

uninstall

WebLogic Platform ソフトウェアをアンインストールするときに必要なコード。

workshop

WebLogic Workshop のアプリケーションおよびドキュメント ファイル。

BPEL インポートおよびエクスポート ツールをインストールした場合は、extensions サブディレクトリに次のファイルが作成される点に注意する。

  • bpelexportExtension.jar

  • bpelImportExtension.jar


 

 

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