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WebLogic Platform のインストール

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Service Pack とローリング パッチのインストール

Smart Update (推奨) またはダウンロード可能なアップグレード インストーラのいずれかを使用して、WebLogic Platform をアップグレードできます。次の節では、いずれかの方法を使用してソフトウェアをアップグレードする方法について説明します。

 


Service Pack とローリング パッチについて

BEA は、WebLogic Platform の Service Pack またはローリング パッチを定期的にリリースしています。Service Pack は、既存のリリースに対する更新で、既知の問題のソリューションや、その他の製品の機能強化が含まれています。Service Pack は、WebLogic Platform インストールの代わりではなく、変更や追加を含むパッケージです。Service Pack 更新の間に発行されるローリング パッチは、個別のコンポーネントのバグ修正用です。ローリング パッチでは、製品の機能強化は行われません。

注意 : 登録済みのサポート顧客だけが、パスワード保護された Web サイトから Service Pack とローリング パッチをダウンロードできます。これらの製品更新をダウンロードするには、eSupport のユーザ名とパスワードを使用してログインする必要があります。eSupport アカウントを持っていない場合は、http://support.bea.com にアクセスして取得します。

Service Pack とローリング パッチは、次のいずれかの方法でインストールできます。

Smart Update とパッケージ アップグレード インストーラのどちらを使用した場合でも、現在のインストールのメディア状態およびアップグレード中に追加されたファイルの情報が格納されたバックアップ ファイルが作成されます。このバックアップ ファイルは、インストール中にエラーが発生した場合や、アップグレード インストールをアンインストールまたはロールバックするときに、システムの状態を復元するために使用します。

WebLogic Platform の標準アップグレード インストール (つまり、WebLogic Platform コンポーネント製品をすべてインストールする場合) では、250MB 以上の空きディスク スペースが必要です。

注意 : アップグレード インストーラで更新されるのは、WebLogic Platform インストール プログラムでインストールしたファイルのみです。ユーザが作成したファイルや、コンフィグレーション ウィザードを使用して作成したディレクトリ (デフォルトでは user_projects) は更新されません。

一時パッチは、複数のバージョンの Service Pack に対応するものではありません。一時パッチをインストールして、そのパッチを参照するようにクラスパスを更新している場合は、そのパッチに対する参照をすべてクラスパスから削除しなければならない場合があります。

クラスタ環境でノード マネージャを使用する場合の重要な注意事項

クラスタ環境でノード マネージャを使用してサーバを管理している場合は、現在のインストールをアップグレードする前に、ノード マネージャを実行しているすべてのコンピュータで次のディレクトリおよびファイルをバック アップする必要があります。

Windows の場合
WL_HOME¥common¥nodemanager
WL_HOME¥server¥bin¥startNodeManager.cmd

UNIX の場合
WL_HOME/common/nodemanager
WL_HOME/server/bin/startNodeManager.sh

WL_HOME は、WebLogic Platform のインストール先のルート ディレクトリ (たとえば、c:¥bea¥weblogic81) です。

アップグレードのインストールが完了したら、これらのファイルを復元する必要があります。

ノード マネージャの詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/adminguide/nodemgr.html にある『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「ノード マネージャの概要」を参照してください。

 


Smart Update を使用した Service Pack とローリング パッチのインストール

Smart Update 機能を使用すると、入手可能なソフトウェア更新を定期的にチェックできます。Smart Update を起動すると、インストールされている製品 (現在の BEA ホーム ディレクトリに関連付けられているもの) のバージョン番号がチェックされ、BEA Web サイトに接続して入手可能な Service Pack がチェックされます。[Smart Update] ウィンドウには、次の 3 つのペインがあります。

注意 : Smart Update を実行すると、現在の BEA ホーム ディレクトリに関連付けられている製品だけがチェックされます。システムに BEA ホーム ディレクトリが複数存在する場合は、使用可能な Service Pack を各ホーム ディレクトリにインストールするために、ホーム ディレクトリごとに Smart Update を実行する必要があります。BEA ホーム ディレクトリの詳細については、「BEA ホーム ディレクトリの選択」を参照してください。

Smart Update を使用して Service Pack またはローリング パッチをインストールするには

  1. WL_HOME で作成したファイルまたはアプリケーションのバックアップ コピーを作成します (アップグレード手順の一環として、このディレクトリで作成したファイルはアプリケーションも含めてすべてインストール プログラムによって自動的に上書きされます)。WL_HOME ディレクトリの詳細については、「製品インストール ディレクトリの選択」を参照してください。
  2. 注意 : 場合によっては、新しいサービス パックの config.xml ファイルに変更が加えられることがあります。後でアップグレード インストールをロールバックまたはアンインストールする場合に備えて、ユーザが作成したすべてのドメインの config.xml ファイルのバックアップ コピーも作成できます。

  3. 実行中のサーバがある場合は、シャットダウンします。Service Pack またはローリング パッチのホット インストールはサポートされていません。
  4. 次の表の説明に従って、Smart Update を起動します。
  5. 表 7-1 Smart Update の起動

    Smart Update を起動するプラットフォーム   

    手順   

    Windows

    [スタート] メニューを使用する場合

    • [スタート|プログラム|BEA WebLogic Platform 8.1|Smart Update] を選択する。

    MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウを使用する場合

      1. BEA_HOME¥utils¥bsu ディレクトリに移動する。BEA_HOME は、更新する WebLogic Platform が存在するディレクトリである。

      2. プロンプトに次のコマンドを入力する。

    bsu.cmd

    [Smart Update] ウィンドウが表示される。

    UNIX

    注意 : UNIX システムで Smart Update を実行するには、ソフトウェアのアップグレードを実行するマシンに付属のコンソールで Java ベースの GUI がサポートされる必要がある。

      1. UNIX システムにログインする。

      2. BEA_HOME/utils/bsu ディレクトリに移動する。BEA_HOME は、更新する WebLogic Platform が存在するディレクトリである。

      3. 次のコマンドを入力する。

    bsu.sh

    [Smart Update] ウィンドウが表示される。


     
  6. [Smart Update] ウィンドウの [インストールされている製品] ペインで、更新する製品のリリースを選択します。
  7. 使用できる Service Pack またはローリング パッチがある場合は、このウィンドウの [アップグレードのオプション] ペインに表示されます。

  8. [アップグレードのオプション] ペインで、インストールする Service Pack またはローリング パッチを選択し、[OK] をクリックします。
  9. [Enter eSupport Identification] ダイアログ ボックスが表示されます。

  10. 有効な eSupport ユーザ名とパスワードを入力し、[Verify] をクリックします。
  11. 注意 : Smart Update を使用して Service Pack またはローリング パッチをインストールする場合は、有効な eSupport アカウントが必要です。eSupport アカウントをお持ちでない場合は、http://support.bea.com で登録してアカウントを取得してください。

    BEA インストール プログラムの [ようこそ] ウィンドウが表示されます。

  12. [次へ] をクリックしてインストールを続行します。[終了] をクリックすると、いつでもインストールを取り消すことができます。
  13. [Downloading Archive Information] ウィンドウが短時間表示され、その後 [Specify Download Options] ウィンドウが表示されます。

  14. ソフトウェアをダウンロードする場合のプリファレンスを次のように指定します。
    • ソフトウェア アップグレード ソース ファイルをダウンロードするストレージ ディレクトリを指定する。
    • 注意 : ストレージ ディレクトリを指定済みの場合は、そのディレクトリ名が表示されます。ストレージ ディレクトリを指定していない場合は、システムの一時ディレクトリがデフォルトとして指定されます。アーカイブ ファイルとインストール プログラムを十分に格納できるスペースが一時ディレクトリにあることを確認してください。インストール プログラムに必要な一時スペースの詳細については、「一時ディスク スペースの要件」を参照してください。

    • インストール完了後にダウンロードしたファイルを削除するかどうかを、該当するチェック ボックスをチェックして指定する。このチェック ボックスをチェックしないと、ダウンロードしたファイルは指定したストレージ ディレクトリに保存されます。
    • ダウンロードで HTTP プロキシ サーバを使用するかどうかを、該当するチェック ボックスをチェックして指定する。HTTP プロキシ サーバを使用する場合は、次の情報を入力します。
    • ホスト - プロキシ サーバの名前または IP アドレスを入力する。

      ポート - プロキシ サーバのポート番号を入力する。

      ユーザ名 - 使用している HTTP プロキシ サーバにサーバ側認証が必要な場合は、有効なユーザ名を入力する。

      パスワード - ユーザの有効なパスワードを入力する。

  15. [次へ] をクリックします。
  16. [Archive Download] ウィンドウが表示されます。

  17. チェック ボックスをチェックするか、チェックをはずして、ダウンロード完了後に自動的にインストールを続行するかどうかを指定します。このチェック ボックスは、デフォルトで選択されています。チェックをはずした場合、ダウンロード完了後にインストールを続行するときに、[次へ] をクリックします。
  18. 何らかの理由でダウンロードを中断する場合は、[休止] をクリックします。ダウンロードが中断され、[休止] ボタンが [再開] ボタンに変わります。ダウンロードを続行するときは、[再開] をクリックします。

    ダウンロードが完了すると、[Archive Integrity Check] ウィンドウが表示され、ダウンロードしたアップグレード アーカイブ ファイルの整合性が検証されます。

    アーカイブの検証が完了すると、[Confirm Product Directory] ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、BEA ホーム ディレクトリのパスおよび WebLogic Platform ソフトウェアの更新が行われる製品ディレクトリのパスが表示されます。

  19. [次へ] をクリックしてアップグレードを続行します。
  20. ステータス ウィンドウに、インストールの進行状況が表示されます。インストールが終了すると、[インストール完了] ウィンドウが表示されます。

  21. [インストール完了] ウィンドウで [完了] をクリックします。
  22. [Smart Update] ウィンドウが表示されます。ウィンドウの [インストールされている製品] ペインには、アップグレード リリース レベルが表示されます。[ファイル|終了] を選択して [Smart Update] ウィンドウを閉じます。

 


ダウンロード可能なアップグレード インストーラを使用した Service Pack とローリング パッチのインストール

メンテナンス リリースを使用できる場合は、http://support.bea.com にある BEA カスタマ サポート Web サイトからパッケージ アップグレード インストーラをダウンロードすることができます。

注意 : 登録済みのサポート顧客だけが、パスワード保護された Web サイトから Service Pack とローリング パッチをダウンロードできます。これらの製品更新をダウンロードするには、eSupport のユーザ名とパスワードを使用してログインする必要があります。eSupport アカウントをお持ちでない場合は、BEA カスタマ サポート Web サイトで登録して取得してください。

パッケージ アップグレード インストーラには、WebLogic Platform の全コンポーネントに対応する WebLogic Platform アップグレード インストーラと、WebLogic Server および WebLogic Workshop のみに対応する WebLogic Server アップグレード インストーラの 2 つがあります。2 つのプログラムの機能は同じです。この節で説明する手順はすべて、両方のインストーラに該当します。

これらのインストーラでは、システムにすでにインストールされているコンポーネントのみがアップグレードされます。たとえば、WebLogic Platform 8.1 の WebLogic Server、WebLogic Workshop、WebLogic Portal のコンポーネントで構成されているインストールの場合、アップグレード インストーラでアップグレードされるのは、これらのコンポーネントのみです。

WebLogic Platform アップグレード インストーラを使用して、WebLogic Integration などの別のコンポーネントをインストールすることはできません。別のコンポーネントをインストールするには、「WebLogic Platform の配布方法」で説明されているように、ネット インストーラまたはパッケージ インストーラを使用します。

アップグレード インストーラは、UNIX と Windows の両プラットフォームで、次のモードで実行できます。

注意 : グラフィカルモード インストールを実行するには、使用するコンソールで Java ベースの GUI がサポートされる必要があります。インストール プログラムで、Java ベースの GUI がサポートされていないと判断された場合は、自動的にコンソールモード インストール プログラムが起動されます。

アップグレード インストール プログラムの実行には、Java 実行時環境 (Java run-time environment : JRE) が必要です。JRE は、Windows インストール プログラムと一部の UNIX インストール プログラムにバンドルされています (ファイル名の末尾が .bin です)。その他の UNIX プラットフォームの場合、WebLogic Platform インストール プログラムには Java 2 SDK が含まれていません。これらのインストール プログラムのファイル名は .jar で終わります。.jar インストール プログラムを実行するには、適切なバージョンの Java 2 SDK がシステムにインストールされ、PATH システム変数の先頭に Java 2 SDK の bin ディレクトリが指定されている必要があります。

注意 : インストール処理で JAVA_HOME と関連の変数がこのディレクトリをポイントするよう再設定されるため、SDK を使用することは重要です。デフォルトでは、サンプル アプリケーション、コンフィグレーション ウィザード、その他の WebLogic 開発ツールを起動するスクリプトなど、WebLogic Platform に付属のすべてのスクリプトで、この SDK が使用されます。

グラフィカルモードでのアップグレード インストーラの使用

UNIX および Windows システム上で、グラフィカルモードでアップグレード インストールを実行するには

  1. WL_HOME で作成したファイルまたはアプリケーションのバックアップ コピーを作成します (アップグレード手順の一環として、このディレクトリで作成したファイルはアプリケーションも含めてすべてインストール プログラムによって自動的に上書きされます)。WL_HOME ディレクトリの詳細については、「製品インストール ディレクトリの選択」を参照してください。
  2. 注意 : 場合によっては、新しいサービス パックの config.xml ファイルに変更が加えられることがあります。後でアップグレード インストールをロールバックまたはアンインストールする場合に備えて、ユーザが作成したすべてのドメインの config.xml ファイルのバックアップ コピーも作成できます。

  3. http://support.bea.com にある BEA カスタマ サポート Web サイトからプラットフォームに適したアップグレード インストーラをダウンロードします。
  4. 注意 : 更新をダウンロードするには、eSupport ユーザ名とパスワードを使用してログインする必要があります。eSupport アカウントをお持ちでない場合は、BEA カスタマ サポート Web サイトで登録して取得してください。

  5. 実行中のサーバがある場合は、シャットダウンします。Service Pack またはローリング パッチのホット インストールはサポートされていません。
  6. 次の表の説明に従って、アップグレード インストーラを起動します。
  7. 表 7-2 グラフィカルモードでのアップグレード インストーラの起動 

    アップグレード インストーラを起動するプラットフォーム   

    手順   

    Windows

      1. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動し、filename.exe をダブルクリックする。filename.exe は、BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたインストール ファイルの名前である (たとえば、platformXXX_upgrade_win32.exe)。XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号である。

    インストール プログラムによって、アップグレードのインストールが開始される。

      2. 手順 5 に進む。

    UNIX

    ファイル名の末尾が .bin のインストーラの場合

      1. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール プロシージャを呼び出す。

    chmod a+x filename.bin
    ./
    filename.bin

    filename.bin は BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストール プログラムの名前である (たとえば、platformXXX_upgrade_solaris.bin)。XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号である。

    インストール プログラムによって、アップグレードのインストールが開始される。

      2. 手順 5 に進む。

    ファイル名の末尾が .jar のインストーラの場合

      1. 対象システムの PATH 変数定義の先頭に、適切な Java 2 SDK の bin ディレクトリを指定する。たとえば、次のように入力する。

    PATH=JAVA_HOME/bin:$PATH
    export PATH

    JAVA_HOME は、Java 2 SDK ディレクトリの絶対パスである。

      2. インストール ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール プロシージャを呼び出す。

    java -jar filename.jar

    filename.jar は BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストール プログラムの名前である (たとえば、pj_platformXXX_upgrade_generic.jar)。XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号である。

    インストール プログラムによって、アップグレードのインストールが開始される。

      3. 手順 5 に進む。


     
  8. [ようこそ] ウィンドウでテキストを確認し、[次へ] をクリックします。
  9. [BEA ホーム ディレクトリの選択] ウィンドウが表示されます。

  10. アップグレードする WebLogic Platform のリリースが存在する BEA ホーム ディレクトリを選択し、[次へ] をクリックします。
  11. [Confirm Product Directory] ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、BEA ホーム ディレクトリのパスおよび WebLogic Platform ソフトウェアの更新が行われる製品ディレクトリのパスが表示されます。

  12. [次へ] をクリックします。
  13. アップグレード インストール中に、進行状況ウィンドウが表示されます。インストールが終了すると、[インストール完了] ウィンドウが表示されます。

  14. [インストール完了] ウィンドウで [完了] をクリックし、インストール プログラムを終了します。

コンソールモードでのアップグレード インストーラの使用

UNIX および Windows システム上で、コンソールモードでアップグレード インストールを実行するには

注意 : この節では、/home1/bea/weblogic81 のように、UNIX 区切り文字であるスラッシュ (/) をパス名に使用します。Windows システムでパス名を入力する場合は、スラッシュを Windows のパス名の区切り文字である円記号 (¥) に置き換えてください。したがって、/home1/bea/weblogic81 の代わりに、Windows システムでは「C:¥bea¥weblogic81」と入力します。

  1. WL_HOME で作成したファイルまたはアプリケーションのバックアップ コピーを作成します (アップグレード手順の一環として、このディレクトリで作成したファイルはアプリケーションも含めてすべてインストール プログラムによって自動的に上書きされます)。
  2. 注意 : 場合によっては、新しいサービス パックの config.xml ファイルに変更が加えられることがあります。後でアップグレード インストールをロールバックまたはアンインストールする場合に備えて、ユーザが作成したすべてのドメインの config.xml ファイルのバックアップ コピーも作成できます。

  3. http://support.bea.com にある BEA カスタマ サポート Web サイトからプラットフォームに適したアップグレード インストーラをダウンロードします。
  4. 注意 : 更新をダウンロードするには、eSupport ユーザ名とパスワードを使用してログインする必要があります。eSupport アカウントをお持ちでない場合は、BEA カスタマ サポート Web サイトで登録して取得してください。

  5. 実行中のサーバがある場合は、シャットダウンします。Service Pack またはローリング パッチのホット インストールはサポートされていません。
  6. 次の表の説明に従って、アップグレード インストーラを起動します。
  7. 表 7-3 コンソールモードでのアップグレード インストーラの起動

    アップグレード インストーラを起動するプラットフォーム   

    手順   

    Windows

      1. MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウを開く。

      2. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール プロシージャを呼び出す。

    filename.exe -mode=console

    filename.exe は BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストーラの名前である (たとえば、platformXXX_upgrade_win32.exe)。
    XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号である。

    アップグレード インストーラによって、WebLogic Platform メンテナンス リリースのインストールが開始される。

      3. 手順 5 に進む。

    UNIX

    ファイル名の末尾が .bin のインストーラの場合

      1. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール プロシージャを呼び出す。

    chmod a+x filename.bin

    ./filename.bin -mode=console

    filename.bin は BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストーラの名前である (たとえば、platformXXX_upgrade_solaris.bin)。XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号である。

    インストール プログラムによって、アップグレードのインストールが開始される。

      2. 手順 5 に進む。


    ファイル名の末尾が .jar のインストーラの場合

      1. 対象システムの PATH 変数定義の先頭に、適切な Java 2 SDK の bin ディレクトリを指定する。たとえば、次のように入力する。

    PATH=JAVA_HOME/bin:$PATH
    export PATH

    JAVA_HOME は、Java 2 SDK ディレクトリの絶対パスである。

      2. インストール ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール プロシージャを呼び出す。

    java -jar filename.jar -mode=console

    filename.jar は BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストーラの名前である (たとえば、pj_platformXXX_upgrade_generic.jar)。XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号である。

    インストール プログラムによって、アップグレードのインストールが開始される。

      3. 手順 5 に進む。


     

    注意 : コマンドラインに -log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成されます。たとえば、次のように入力します。

    platformXXX_upgrade_solaris.bin -mode=console -log=/home/bea/logs/platform_install.log

    XXX は、インストールするソフトウェアのバージョン番号です。詳細については、「詳細なインストール ログの生成」を参照してください。

  8. [ようこそ] プロンプトで next と入力するか、〔Enter〕を押して、インストール プロセスを続行します。
  9. [BEA ホーム ディレクトリの選択] プロンプトが表示されます。

  10. 更新する WebLogic Platform インストールに関連付けられている BEA ホーム ディレクトリを選択します。現在のマシンに WebLogic Platform が 1 つしかインストールされていない場合は、BEA ホーム ディレクトリが 1 つだけリストに表示されます。BEA ホーム ディレクトリの詳細については、「BEA ホーム ディレクトリの選択」を参照してください。
  11. 次のプロンプトが表示されます。

    Choose BEA Home Directory:
    ->1| /home/bea
    2| /home1/beahome2
    Enter index number to select OR [Exit][Previous][Next]>

    Enter〕を押して選択されている BEA ホーム ディレクトリを使用するか、選択する BEA ホーム ディレクトリの番号を入力します。

    選択されている BEA ホーム ディレクトリを使用する場合にも、別の BEA ホーム ディレクトリを指定する場合にも、次のようなプロンプトで選択内容を確認します。

    BEA ホーム ディレクトリの選択:


    ->1| はい、この BEA ホーム ディレクトリを使用します [/home/bea]
    2| いいえ、BEA ホーム ディレクトリの選択に戻ります

    選択するインデックス番号を入力してください、または [Exit][Previous][Next]>

    選択内容を確認するには、1 と入力するか〔Enter〕を押します。選択内容を変更する場合は、2 と入力して、[BEA ホーム ディレクトリの選択] パネルに戻ります。

    適切な BEA ホーム ディレクトリを選択して確認すると、[Confirm Product Directory] パネルが表示されます。

  12. [Confirm Product Directory] パネルに、WebLogic Platform ソフトウェアの更新が行われるフォルダが示されます。たとえば、次のようになります。
  13. 製品ディレクトリの確認 :

    製品インストール ディレクトリ : [home/bea/weblogic81]

    /home/bea/weblogic81 内のファイルが 8.1.x.0 メンテナンス レベルにアップグレードされます。

    Enter [Exit][Previous][Next]>

    〔Enter〕を押すか、next と入力して続行します。次のテキストが表示されます。

  14. 製品ディレクトリを確認した後、特定のファイルのバックアップ コピーが以前のインストールから作成され、その後これらのファイルの新しいバージョンがインストールされます。
  15. インストールが完了すると、次のプロンプトが表示されます。

    Installation Complete

    Congratulations!WebLogic Platform 8.1.x.0
    has been successfully installed to
    /home/bea/weblogic81
    Press any key to continue OR [Exit]>
  16. 任意のキーを押してインストール プログラムを終了します。

サイレントモードでのアップグレード インストーラの使用

サイレントモードでインストールをアップグレードする際には、アップグレード インストール開始前に作成した XML ファイルで設定を定義します。サイレント アップグレード インストール プロセスの過程で、インストール プログラムが XML ファイルからコンフィグレーションした設定を読み取ります。インストール プログラムからは、インストール処理中にコンフィグレーション オプションは何も表示されません。サイレントモード アップグレード インストールは、Windows システムと UNIX システムの両方で機能します。

サイレントモードでのインストールのアップグレード プロセスは、サイレントモード インストールの場合と同様です。サイレントモード インストールの詳細については、「サイレントモード インストールを使用した WebLogic Platform のインストール」を参照してください。

UNIX および Windows システム上で、サイレントモードでアップグレード インストールを実行するには

  1. サイレントモード アップグレード インストール用の XML ファイルを作成する」の説明に従ってサイレントモード用の XML ファイルを作成します。
  2. WL_HOME で作成したファイルまたはアプリケーションのバックアップ コピーを作成します (アップグレード手順の一環として、このディレクトリで作成したファイルはアプリケーションも含めてすべてインストール プログラムによって自動的に上書きされます)。WL_HOME ディレクトリの詳細については、「製品インストール ディレクトリの選択」を参照してください。
  3. 注意 : 場合によっては、新しいサービス パックの config.xml ファイルに変更が加えられることがあります。後でアップグレード インストールをロールバックまたはアンインストールする場合に備えて、ユーザが作成したすべてのドメインの config.xml ファイルのバックアップ コピーも作成できます。

  4. http://support.bea.com にある BEA カスタマ サポート Web サイトからプラットフォームに適したアップグレード インストーラをダウンロードします。
  5. 注意 : 更新をダウンロードするには、eSupport ユーザ名とパスワードを使用してログインする必要があります。eSupport アカウントをお持ちでない場合は、BEA カスタマ サポート Web サイトで登録して取得してください。

  6. 実行中のサーバがある場合は、シャットダウンします。Service Pack またはローリング パッチのホット インストールはサポートされていません。
  7. 以下の表の説明に従って、サイレントモード アップグレード インストール処理を開始します。
  8. 注意 : silent.xml ファイルのエントリが不適切な場合は、インストール エラーが発生するおそれがあります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ ファイルを作成することをお勧めします。

    表 7-4 サイレントモードでのアップグレード インストーラの起動 

    アップグレード インストール処理を開始するプラットフォーム   

    手順   

    Windows

      1. MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウを開く。

      2. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール プロシージャを呼び出す。

    filename.exe -mode=silent -silent_xml=path_to_silent_xml

    filename.exe は BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストーラの名前であり、path_to_silent.xmlsilent.xml テンプレート ファイルの絶対パス名である。

    注意 : コマンドラインに -log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成される。例 :

    platformXXX_upgrade_win32.exe -mode=silent -silent_xml=C:¥silent.xml -log=C:¥logs¥platform_install.log

    XXX は、インストールするソフトウェアのバージョン番号である。詳細については、「詳細なインストール ログの生成」を参照。

    アップグレード インストーラによって、WebLogic Platform メンテナンス リリースのインストールが開始される。

    UNIX

    ファイル名の末尾が .bin のインストーラの場合

      1. インストール ファイルがあるディレクトリに移動する。

      2. 次のコマンドを入力して、アップグレード インストールを開始する。

    chmod a+x filename.bin

    ./filename.bin -mode=silent -silent_xml=/path_to_silent.xml

    filename.bin は WebLogic Platform のアップグレード インストール プログラム名であり、path_to_silent.xmlsilent.xml テンプレート ファイルの絶対パス名である。

    注意 : コマンドラインに -log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成される。例 :

    platformXXX_upgrade_solaris.bin -mode=silent -silent_xml=/home/silent.xml -log=/home/logs/platform_install.log

    XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号である。ログ ファイル作成の詳細については、「詳細なインストール ログの生成」を参照。

    インストール プログラムがアップグレードのインストールを開始する。


    ファイル名の末尾が .jar のインストーラの場合

      1. 対象システムの PATH 変数定義の先頭に、適切な Java 2 SDK の bin ディレクトリを指定する。たとえば、次のように入力する。

    PATH=JAVA_HOME/bin:$PATH
    export PATH

    JAVA_HOME は、Java 2 SDK ディレクトリの絶対パスである。

      2. インストール ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストール プロシージャを呼び出す。

    java -jar filename.jar -mode=silent
    -silent_xml=/
    path_to_silent.xml

    filename.jar は BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストーラの名前 (pj_platformXXX_upgrade_generic.jar など。XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号) であり、path_to_silent.xmlsilent.xml テンプレート ファイルの絶対パスである。

    注意 : コマンドラインに -log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成される。例 :

    pj_platformXXX_upgrade_generic.jar -mode=silent -silent_xml=/home/silent.xml -log=/home/logs/platform_install.log

    詳細については、「詳細なインストール ログの生成」を参照。

    インストール プログラムがアップグレードのインストールを開始する。


     

サイレントモード アップグレード インストール用の XML ファイルを作成する

サイレントモードで WebLogic Platform をアップグレードする場合、インストール プログラムは XML ファイル (silent.xml) を使用して、アップグレード対象のインストールが存在する BEA ホーム ディレクトリを特定します。したがって、アップグレード インストール プログラムをサイレントモードで実行する前に、まず silent.xml ファイルを作成する必要があります。

注意 : WebLogic Platform を最初にインストールしたときに silent.xml ファイルを作成している場合は、安全な場所に格納するか、バックアップ コピーを作成して、アップグレード インストール用に作成する silent.xml ファイルで上書きされないようにする必要があります。アップグレード ファイルに silent_upgrade.xml など別の名前を付ける方法もあります。

silent.xml ファイルのエントリが不適切な場合は、インストール エラーが発生するおそれがあります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ ファイルを作成することをお勧めします。

サイレントモード アップグレード インストール処理で使用する silent.xml ファイルを作成するには

  1. サポートされているブラウザで、サイレントモード アップグレード インストール用の XML テンプレート ファイルを表示します。サンプル テンプレート ファイル silent_upgrade.xml は次の URL にあります。
http://e-docs.bea.com/platform/docs81/install/scripts/silent_upgrade.xml

このサンプルの silent_upgrade.xml ファイルは、次の節にも記載されています。「サイレントモード アップグレード インストール用のテンプレート ファイルのサンプル」を参照してください。

  1. 表示されたポップアップ ウィンドウで、[ファイル名前を付けて保存...] を選択する。
  2. ファイル名を silent_upgrade.xml と指定して、BEA カスタマ サポート Web サイトからダウンロードしたアップグレード インストール プログラムがあるディレクトリに保存する。
  3. 注意 : XML 定義 (<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>) はテンプレート ファイルの先頭に指定する必要があります。XML 定義の前にスペースや改行を入れることはできません。

  4. silent_upgrade.xml ファイルで、BEAHOME キーワードの値を、アップグレード対象の WebLogic Platform インストールに関連付けられている BEA ホーム ディレクトリの絶対パス名に置き換えて、ファイルを保存する。
  5. 注意 : 値を変更するときは、文字についての XML ガイドラインに従う必要があります。つまり、<>[] など、XML で予約済みの文字は使用できません。

サイレントモード アップグレード インストール用のテンプレート ファイルのサンプル

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<domain-template-descriptor>
<input-fields>
<data-value name="BEAHOME" value="c:¥bea" />
</input-fields>
</domain-template-descriptor>

 


Smart Update を使用したメンテナンス アップグレードのアンインストール

メンテナンス アップグレードのアンインストールが必要な場合があります。Smart Update を使用すると、次の方法で、システムのインストールを以前のリリース バージョンに戻すことができます。

注意 : WebLogic Platform コンポーネントをインストールまたはアンインストールすることによって、アップグレード後のインストールを変更した場合は、その製品を以前のバージョンにロールバックすることはできません。

標準のアンインストール処理を使用して、Service Pack またはローリング パッチをアンインストールすることもできます。詳細については、「WebLogic Platform のアンインストール」を参照してください。

Smart Update を使用して Service Pack またはローリング パッチをアンインストールするには

  1. 表 7-1 の説明に従って Smart Update を起動します。
  2. 左側のペインで、ロールバックする製品のリリースを選択します。
  3. アンインストール (ロールバック) できる Service Pack とローリング パッチがウィンドウの [ダウングレードのオプション] ペインに表示されます。

  4. [ダウングレードのオプション] ペインで、アンインストールする Service Pack またはローリング パッチを選択し、[OK] をクリックします。
  5. BEA アンインストール プログラムが起動し、[ようこそ] ウィンドウが表示されます。

  6. [次へ] をクリックして続行します。
  7. ステータス ウィンドウに、アンインストール処理の進行状況が表示されます。ロールバックまたはアンインストールが完了すると、メッセージが表示されます。

  8. ステータス ウィンドウで [完了] をクリックします。
  9. [Smart Update] ウィンドウが表示されます。[ファイル|終了] を選択して [Smart Update] ウィンドウを閉じます。

 


Web サーバ プラグインのアップグレード

WebLogic Platform を Web サーバにインストールしている場合は、最新のセキュリティ パッチとサポートをすべて確実に利用できるように、Web サーバを最新の状態に保つことが重要です。更新された Web サーバ プラグインは、WebLogic Server のインストールをアップグレードするときに組み込まれます。必須ではありませんが、Web サーバにインストールされている Web サーバ プラグインを、更新されたバージョンと置き換えることができます。

Web サーバ プラグインのインストールの詳細については、次の URL にある『Weblogic Server における Web サーバ プラグイン使用の概要』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/plugins/index.html

 

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