2.1 AREA...PAGEコマンド
現在アタッチしているデータベースの領域内の記憶領域、スナップショット領域またはページを指定します。
RdbALTERで一度にアクセスできるのは1つの領域の1つのページのみです。このコマンドは、現在アタッチしているデータベース内でページを切り替えます。データベースにアタッチすると、RdbALTERによって自動的に、領域1が現在の領域、その領域のページ1が現在のページになります。その他の領域やページで作業するには、AREA...PAGEコマンドを使用する必要があります。
AREAを指定してPAGEを指定しないと、RdbALTERによって、指定した領域が現在の領域になり、その領域のページ1がフェッチされます。
AREAとPAGEの両方を指定すると、RdbALTERによって、指定した領域が現在の領域になり、指定したページが新しい現在の領域からフェッチされます。
存在しない領域またはページを指定した場合は、エラーが発生し、現在の領域とページは変更されません。
PAGEオプションを使用すると、現在の領域のあるページから、現在の領域の別のページに切り替わります。
storage-area-name
記憶領域名によって現在のデータベースの記憶領域を指定します。記憶領域名は、SQL CREATE STORAGE AREA文で定義された名前です。スナップショット領域を指定するには、area-numberパラメータを使用します。area-number
領域番号によって現在のデータベースの記憶領域またはスナップショット領域を指定します。領域番号は、データベースが作成されるときに割り当てられ、ページ表示の1行目に付けられます。page-number
変更する領域ページを指定します。1から領域内のページ数までの整数として表します。
例1次の例は、現在アタッチしているデータベースの領域JOBSを指定します。ページ番号が指定されないため、RdbALTERによってこの領域のページ1がフェッチされます。
RdbALTER> AREA JOBS
例2
次の例は例1と似ていますが、領域名ではなく領域番号で領域を指定しています。領域4がデータベースの領域JOBSである場合、どちらのコマンドも同じ結果になります。
RdbALTER> AREA 4
例3
次の例は、領域3、ページ100をフェッチします。
RdbALTER> AREA 3 PAGE 100