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Oracle Rdb for OpenVMS Oracle RMUリファレンス・マニュアル
リリース7.2
E06177-01
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2.14 MAKE CONSISTENTコマンド

領域の非一貫性標識フラグをリセットして、データベースを使用できるようにします。

説明

記憶領域を領域ごとにバックアップ・ファイルからリストアすると、バックアップ操作以降に更新されたデータは反映されません。リストアされた領域のトランザクション・レベルは、データベースのトランザクション・レベルではなくバックアップ・ファイルのトランザクション・レベルを反映します。このため、リストアされた領域のトランザクション・レベルがデータベースのトランザクション・レベルと異なります。Oracle Rdbによって、記憶領域ファイルにフラグが設定され、この領域は一貫性がない状態としてマークされます。

領域ごとにリカバリを実行して、リストアされた領域のトランザクション・レベルをデータベースのトランザクション・レベルにアップグレードすることができます。(領域ごとにリストアするにはアフター・イメージ・ジャーナルを有効にする必要があります。)バックアップ操作以降にデータベースが更新されていないことが明らかであれば、RdbALTERのMAKE CONSISTENTコマンドを使用して、フラグの設定を非一貫性から一貫性に変更します。

注意

Oracle Rdbリリース6.0以降では、このコマンドで提供される機能がRMU Set Corrupt_Pagesコマンドでも提供されています。RdbALTER MAKE CONSISTENTコマンドは、Oracle Rdbの将来のバージョンから削除される可能性があります。このため、これらの機能が必要な場合には、RdbALTER MAKE CONSISTENTコマンドではなくRMU Set Corrupt_Pagesコマンドの使用をお薦めします。


形式



コマンドのパラメータ

storage-area-name

記憶領域名を使用して記憶領域を指定します。記憶領域名は、SQL CREATE STORAGE AREA文で定義された名前です。

storage-area-number

記憶領域番号を使用して記憶領域を指定します。領域番号は、データベースが作成されるときに割り当てられ、ページ表示の1行目に付けられます。

例1

次の例は、領域JOBSの標識フラグを非一貫性から一貫性にリセットします。


RdbALTER> MAKE CONSISTENT JOBS

                ***** WARNING! *****

 BEWARE ATTEMPTING TO MAKE CONSISTENT A STORAGE
 AREA WITHOUT FIRST VERIFYING IT USING THE
 RMU/VERIFY COMMAND.

 AN RdbALTER ROLLBACK COMMAND WILL LEAVE THIS
 AREA MARKED INCONSISTENT.

Area JOBS now marked consistent.