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Oracle Rdb for OpenVMS Oracle RMUリファレンス・マニュアル
リリース7.2
E06177-01
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1.48 RMU Server Backup_Journal Suspendコマンド

すべてのデータベース・ノードで.aijバックアップ操作を一時停止できます。一時停止している間は、(RMU Backup After_Journalコマンドを使用して).aijファイルを手動でバックアップすることはできません。または、AIJバックアップ・サーバー(ABS)によって.aijバックアップ操作が実行されることもありません。

形式



説明

RMU Server Backup_Journal Suspendコマンドを発行すると、アフター・イメージ・ジャーナル(AIJ)のバックアップ操作が一時停止されます。ただし、一時停止状態はデータベース・ルート・ファイルには格納されません。このため、AIJバックアップ操作が一時停止されたノードで障害が発生すると、AIJバックアップ・サーバー(ABS)によるAIJバックアップ操作が自動的に再開されます(一時停止の前にABSが実行していた場合)。

RMU Server Backup_Journal Suspendコマンドの目的は、.aijファイルのバックアップのために後続のコマンドが正常に作動しない場合に、しばらくの間、AIJバックアップ操作を一時停止することです。たとえば、ホット・スタンバイ・データベースを使用している場合、マスター・データベースがバックアップされた時刻から、データベース・レプリケーションが開始するまでの時刻が長く空くことがあります。このとき、.aijバックアップ操作のためにレプリケーションの開始が妨げられている可能性があります。(ホット・スタンバイ・データベースの詳細は、『Oracle Rdb7 and Oracle CODASYL DBMS: Guide to Hot Standby Databases』を参照してください。

この問題を解決するには、RMU Server Backup_Journal Suspendコマンドを使用して、データベース・バックアップの開始直前からデータベース・レプリケーションの開始直後までAIJバックアップを一時停止します。

AIJバックアップ操作は、次のいずれかのイベントが発生するまで一時停止されます。


コマンドのパラメータ

root-file-spec

AIJバックアップ操作を一時停止するデータベース・ルート・ファイルを指定します。

コマンドの修飾子

Log

Nolog

コマンドの処理をSYS$OUTPUTに報告するかどうかを指定します。ログ出力をリクエストするにはLog修飾子、ログ出力を停止するにはNolog修飾子を指定します。どちらも指定しない場合は、DCL確認スイッチの現在の設定がデフォルトになります。(DCL SET VERIFYコマンドによってDCL確認スイッチが制御されます。)

使用上の注意


例1

次の例では、まず.aijバックアップ操作を一時停止し、その後、一時停止されていることを確認するためにRMU Show Usersコマンドを発行します。.aijバックアップ操作を試行すると、%RMU-F-LCKCNFLCTエラー・メッセージを受け取ります。


$ RMU/SERVER BACKUP_JOURNAL SUSPEND MF_PERSONNEL.RDB
$ RMU/SHOW USERS MF_PERSONNEL.RDB
...
    * After-image backup operations temporarily suspended
      from this node
...
$ RMU/BACKUP/AFTER_JOURNAL MF_PERSONNEL.RDB AIJ_BACKUP.AIJ
%RMU-F-LCKCNFLCT, lock conflict on AIJ backup